
暗い…
切ないというか、後味が悪い…
それでもみたい方はどうぞ↓
【セフン・シウミン】
しうひょんが、貴金属がついた指を上に向ける…
「へへ…」
明らかに嬉しそうな顔…
答えはもう、わかりきっている。
「彼女ですか?」
「ああ…」
ニヤつきが止まらないみたい。
幸せそうな顔…
「もう、何年でしたっけ?」
「…えっと、練習生のときに付き合ったから…」
「…4年ですかね?」
「そうだな~…」
絶対忘れてないくせに…
その忘れたフリは、なんなんですかね?
しうひょんの、彼女がいる年月は、僕の片想いの期間でもある。
一緒に居られない期間もあったけど…
ずっと、側にいた…。
少なくとも、彼女なんかよりも。
絶対、奪えると思ったんだ。
必ず、振り向かせるって…
でも…タイムリミットは近づいているらしい…
貴方の笑顔は
貴方のその指は…
すべてあの、彼女のものなんですね…?
改めて考えると、無性に苦しくなってきた。
怒りではなく、痛さ。
痛くて痛くてたまらない…
ピリピリと身体の皮膚が剥がれるような…
しうひょんの指に光るアレ…。
こんな貴金属ごときで、何を縛れるというんだ…
こんなもので…
こんなものが欲しくて欲しくてたまらないなんて…
「シンプルでさ、いいだろ?アイツが俺に似合うだろう?って、選んでくれたんだ」
指輪にチュッとキスをするしうひょん…
ああ、
今すぐに貴方の指輪を奪い…
飲み込んでしまいたい。
そして、貴方は僕に怒りをぶつければいいんだ…そして、僕を嫌いになればいい。
貴方に怒りを向けられるだけで、
嫌悪感を抱かれるだけで…
こんなにも僕が嬉しいと…
貴方はわかりますか?
貴方の中に、少しでも僕がいるという喜びが…
「そうですね…」
「だろ?」
この気持ちは…
多分報われない…。
END
つい、書きたくなってしまいました。

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