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坂ダ!

***坂道ダッシュ!☆EXOの妄想BL小説です。***

whitecocoa5

_/_/_/シウミン_/_/_/


12人の生活が始まった。



やはり、思っていた以上に煩い…



だから、早起きしてリビングで一人静かな時間を楽しむのが最近の日課だ。



一人、コーヒーを淹れてると、人の足音がする。

誰か、起きたのかな…?






セ「あ、おはようございます。」




「おはよう~早いな。」




セ「ちょっとお水を飲みに…」



お水、というフレーズを聞いたので冷蔵庫から水を取り出す。

食器棚からコップを出す。



「はい」



セ「ありがとうございます…」


「ついでだから大丈夫」


前みたいな、視線は感じない…


やっぱり、勘違いだったのかな…?


ちょっと安心した。



≪ピー≫



あ、お湯が沸いたみたい。



「あつっ!!」



ぼーっとしてたのか、やかんに指が触れてしまったらしい。










えーっと…冷やさなきゃ…


「!」


と、思ってたら、セフンが俺の手を掴んで蛇口をひねり手をかざしていた。


セ「何ぼーっとしてるんですか!」


「す、すまん…」


いつもは大して気にならないのに、至近距離にどきっとした。



セフンって、こんなに大きかったっけ…??


セ「ひょんは、意外に抜けてますね…」



はーと、軽くため息をつかれる。


「今日は、だ!。今日!!」


マンネにこんなこと言われて…ちょっと恥ずかしい。



冷やし終わり、セフンも水を飲む。


セ「おやすみなさい」



二度寝か…。



「ああ、ありがとな」



後ろ姿のまま、手をフリフリして部屋に戻っていった。






_/_/_/セフン_/_/_/



るぅひょんと同じ部屋割りになった。



るぅひょんはきれい好きだか、寝相が悪い。



今日も、バン!とか、もぞもぞしてる物音で起きてしまった…



いつもは二度寝するんだけど…



どうも眠れない。



リビングで水を飲もうとしたらしうひょんがお湯を沸かしていた。



コーヒーでも飲むのかな??



お水を飲みに…って言ったらコップと、水をささっと渡してくれた。






こーゆーところ、尊敬するなー


僕だったら相手が誰でもふーんって感じで見てるだけだから。


るぅひょんのことがなければ、ひょんとして、好きだな~って思う。


と、水をコップに注ごうとしたら




シ「あつっ!!」


と、声が聞こえた。


びっくりしてみたら、声の主はやはりしうひょんで…





あれ?


止まってる…??


しうひょんは、手を見つめたまま動かない。


咄嗟に体が動いた。


腕を掴んで、流水でしうひょんの手を


冷やしていた。



「何ぼーっとしてるんですか!」



シ「す、すまん」



目が合う。


こんなに小さかったっけ??


あ、僕の身長がのびたんだな…





しうひょんは、なんか思考停止してたみたい。


すでにいつものしうひょんに戻っていた。




「ひょんは、意外に抜けてますね…」

シ「今日は、だ!。今日!!」



と、ちょっと、声をあらげて返事をする。


あんまりムキになる姿を見ないので、珍しいなぁ。と思う。



水も飲んだのでまた、部屋に戻る。


るぅひょんの寝顔を見る。





スースー…





やっぱり可愛い。



寝相は悪くても天使だな。



そのまま、すぐに、眠りについた。






るはんさんは、寝顔も完璧なんでしょうなぁ…



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whitecocoa6

_/_/_/シウミン_/_/_/



あの、セフンとの一件以降、暫く一人のコーヒータイムは続いていた。



今日も、一人でコーヒーを飲んでいると…





ル「いいにおい~」



ルゥハンが、コーヒーの匂いに引き寄せられたのか起きてきた。



「飲む??」



まだ、一人分くらいは残っている。

ル「いいの??」




眠い目をこすりながら、リビングに向かってきた。


残っているコーヒーを、カップに注ぐ。


ルゥハンは、その様子をわくわくしてるような仕草で待っている。






やっぱり、かわいいって言われても、仕方ないと思う。



「砂糖と、ミルクは?」



ル「砂糖ちょうだい」




スティックを一本渡す。



ルゥハンはスプーンでゆっくりとコーヒーをかき混ぜながら飲んだ。




ル「しうちゃんの入れたコーヒー…美味しい(*^^*)」




「そうか?」




そんな風に言われると嬉しくないわけがない。



二人で他愛ない話をしながら、時間は過ぎていく。



ル「また、時々来るね♪」



「ああ」



ルゥハンは、あまり 早起きではないから、頻繁には来ないだろうな…



と、思いつつ軽く洗ったコップ を食器洗い機に置いた。




_/_/_/セフン_/_/_/


今日は、トークと歌の収録がある。


車の座席、僕はるぅひょんの隣にすわった。


るぅひょんは、一人でニヤニヤしている。





なんか、いいことあったのかな?



「ひょん、何かいいことあったんですか?」



ル「え~なんでもないよ(*^^*)」



なんでもないわけないだろ…


顔ニヤケ過ぎだし…



「ヒントは?!」



なんか本当に、気になってきた…


ル「え~」


上機嫌のるぅひょんは、本当に幸せそうだ…




ル「素敵なカフェを見つけちゃったって感じ??」




「へ~いいですね。」



そんなことで、笑顔になるなら今度探して一緒に行こうと誘ってみようかな?



なんて、大して気になっていなかった。



しかし、その"カフェ"を数日後に知ることになる。





_/_/_/シウミン_/_/_/


―翌日―




ル「しうちゃん~おはよー♪」



ルゥハンは、3日に一回?いや、2日に一回くらいは朝のコーヒータイムに来るようになった。




「おはよ」



何も言わなくてもコーヒーの用意をする。



ル「いつものね」



「はいはい」



コーヒーと砂糖スティック一本を出すと、ルゥハンは幸せそうにそのコーヒーをかき混ぜる。



「ルゥハンがコーヒー好きだとはおもわなかったな。」



ル「だって、しうちゃんのコーヒー美味しいからさ~」



「俺なんてまだまだだよ…」



ちょっと照れる…



なんだかんだ、好きなことを褒められるのはうれしい。



「俺のオススメのカフェ行く?多分、コーヒーがもっと好きになるよ。」




ル「え!?いいの?!」

目をぱあぁと、キラキラさせてルゥハンがこちらを見上げてくる。






う…やっぱり 、凄い威力だな…


女子だったら確実に好きになってる。

「もちろん、嫌じゃなければ…」



その目を見つめ続けることが出来ず、ふと、窓に顔を向ける。


ル「行く!絶対行く!」


「じゃあ、次の休みルゥハンが暇だったら誘うな」


ル「わかった~(*^^*)予定空けとくね♪」



そんなコーヒー好きだったら、もっと早く誘うべきだったなぁ…





(*´Д`)今更ですが、3月くらいのちょっと寒い時期設定・・・




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whitecocoa7

_/_/_/セフン_/_/_/



今日は、全体練習のあと、残ってダンス確認…

夕方から歌番組の収録がある。

しうひょん、レイひょん、カイも残っている。



練習しても練習しても、まだまだ足りない気がする。




カイやレイひょんに比べたら…


自分に酔うくらいになりたいなぁ…


まぁ、性格的に無理そうだけど。



視界に、しうひょんが目にはいる。



納得出来ないみたいで、同じパートを何度も繰り返している。



しうひょんはダンスのキレがいい。



中心で踊ることもあるのに、後でMVをみると、あまり写ってなかったりする。



多分、俺より少ない…



あんなに、練習する必要あるのかな…



なんて、かなり失礼だけど思ったりする。



休憩しているカイやレイひょんもしうひょんを見ていた。


カ「ミンソギひょん…」



ん?カイも同じことを思った?



レイ(以下、レ)
「かわいいよね…」



突拍子ないな!!




カ「レイひょんも?…あ~年下だったら間違いなく可愛がってたのに!!セフンもそう思っただろ~?」



「え?!あ、ああ…」



全く違うこと考えてたよ…

みたらしうひょんは、頭をフルフルさせている。





なんだ…あの動きは…?かわいいと言うより不思議だ。



カ「せめて、年齢が近かったらな~るぅひょんみたいに一緒にいるのにぃ」



レ「最近るぅひょんは、しうひょんにベッタリだよね…今日も朝からコーヒー飲んでたよ。」





え?




カ「え?そうなんですか?!」



レ「朝風呂入る時によくみかけるよ~」



こ、コーヒー??
しうひょんだけじゃなくて?



「それって、るぅひょんもですか?」



レ「うん、しうひょんがコーヒー入れてあげてたよ~」



カ「俺もいきたい!…でも、早起き無理…」





しらない間に、しうひょんとるぅひょんが二人の時間を楽しんでたなんて…



しうひょんを見る目が自然と鋭くなる…





_/_/_/シウミン_/_/_/


前に出る、ダンスパートの部分、どうしても納得出来ない。



あーもう少し、背が高かったらな…



もっとかっこよくなるんだけどなぁ…


と、思いつつ。ダンスを続ける。










…視線を感じる。



ふとみると、三人とも休憩してるみたいだった。



…全然気づかなかった!!



「もう、時間?」



レ「まだ、大丈夫ですよ~」


レイがニコニコしてこちらに向かってくる。


レ「あ、でもシャワーあびたいかも」


確かに、汗がびっしょりだ…





「そうだな、もう切り上げよっか。」



レ「はい。」



レイは自然と肩を組もうとしてきた。



「今、俺汗びっしょりだから…」


ちょっと困る…



レ「しうひょんの汗は綺麗だから大丈夫ですよ~(*^^*)」




…汗は汗じゃないのか??




とりあえず、汗をタオルで拭く。



肩を組まれながら、セフンとカイがいる方向に向かう。



後片付けをして、そのまま四人で出口に向かい、車に乗り込む。



真ん中の席に座る。



後ろはセフンとカイ。


隣はレイで、音楽を聞いている。


俺もなんか聞こうかな~なんて考えてると…





セ「しうひょん」



「何?」



振り向くと、セフンが何か言いたげな目で見つめている。



セ「え…あの…」




何か…言いにくいことか?




「また、いつでも聞くよ?」



セ「じゃ、じゃあ…それで。」



なんか不安だな…何の相談だろ…






EXOもうすぐ日本にきますね~(∩´∀`)∩わっしょいわっしょい!

それまでは、頑張って2時9時更新を無駄に頑張る・・・

ニクニク更新~



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whitecocoa8

_/_/_/セフン_/_/_/



しうひょんに、朝のコーヒーのことを聞きたかったが

いざ聞こうと思うと、なんて聞けばいいかわからずどもってしまった。




しうひょんは、何か察したんだろう。

いつでも聞くと言ってくれた。



でも、


【朝、なんで毎日るぅひょんとコーヒー飲んでるんですか?】



なんて、変だろ…



嫉妬丸出し。



なんか情けなくなる…



この前、るぅひょんから聞いた"素敵なカフェ"とは、まさかしうひょんと行ったのだろうか?



ああ、全く気付かなかった。



とにかく、明日朝早く起きて、
るぅひょんがしうひょんと一緒にコーヒーを飲んでるかこの目で確かめなくては…



なんて思ってたら、テレパシーのように


しうひょんに、朝のコーヒータイムに誘われた。





シ「まぁ、無理にとは言わないけど…」




「いえ、ありがとうございます。」



笑顔を向けた。



これで邪魔もの扱いはされない。



堂々と、朝行けるんだと思うとほっとした。





_/_/_/シウミン_/_/_/


車で話した時以来、セフンが相談してくることはなかった。



言われないなら、仕方ない。



無理矢理聞くのもどうかと思うし、もしかしたら他のメンバーに相談したのかも知れない。



ちょっと寂しい気もするけど…



解決してるならそれでいいし。



セフンって時々ぼーっとしてて、なに考えてるかわからないから
聞いてみたかった気もするんだけど…



まぁ、またの機会だな。


あ、そうだ…朝のコーヒーでも誘ってみようかな…??




仕事が終わり、車を降りるとセフンが前を歩いていたので、話しかけてみる。



「セフン、ちょっといい?」


セ「はい」



さりげなく、さりげなく…



「朝、コーヒーでも飲むか?」



セ「え?」


ちょっとびっくりしてる感じだった。




…もしかして、迷惑だったか?




「まぁ、無理にとは、言わないけど…」



セ「いえ、ありがとうございます。」



ほわっとした笑顔で、言われた。



言ってよかった…かな?








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whitecocoa9

_/_/_/シウミン_/_/_/



朝、いつも通り起床。



顔を洗い、髪の毛を軽くとかし…リビングに向かう。




今日は、もしかしたらセフンが来るかもしれない。



るぅは…来るかな?


多分…


まぁ、来てから考えよ。



やかんに、水を入れて、ガスコンロの火をつける。



ル「しうちゃん、おはよ^^」



目を擦りながらまだ眠そうなるぅが、起きてきた。




「今日は、いつもより早いな」




いつもは、コーヒーの匂いが漂ってから起きるのに…




ル「んふふ…」

と、含み笑いをする。




…上機嫌だな。




ル「あのね、昨日マネヒョンに聞いたんだけど…」


「うん?」


ル「今週中に休みもらえるかも~って!」


「え?!マジで?!」



ル「たまたま電話で話しているところを聞いちゃったんだ!」



ル「まだ、確実じゃないからみんなに言うな~って言われたんだけど、しうちゃんにはどうしても言いたくて(*^^*)」



それは、確かに駄目だと言われても誰かに言いたいよな。



るぅがとびきりの笑顔をみせるから、こっちもつられて笑顔になる。




ル「だからさ、だからさ!この前言ってたカフェ行こうよ!!」



「ああ、もちろん行こう」



ル「初デートだね♪」



「なんだそれ笑」



喋っていたら、お湯が沸いたようで、火を止める。



コーヒーメーカーにお湯を注ぐ。



こぽこぽと、音がなり、コーヒー独特の匂いがリビングを覆う。




セフンは、今日は来ないのかな?




部屋の方向に視線を向ける。




誰かいたような…



勘違いかな?



ル「誰か起きてきた?」


「いや、なんでもない。」



その日は、休みの日カフェのあとどこに行こうかという話で盛り上がった。





セフンは仕事の時間まで起きて来なかった。






_/_/_/セフン_/_/_/



るぅひょんが起きたあとにすぐに起きていた。


ただ、タイミングが掴めず、どうしていいかわからなかった。







そして、今わかった。



るぅひょんの

"素敵なカフェを見つけちゃったって感じ??"




の、意味を。




実際に、素敵なカフェに行ったわけではない。



しうひょんが、いれるコーヒーを飲むことがるぅひょんにとっての



"素敵なカフェ"だったんだ。



認めざるを得ない…



現実を受け入れなければならない。



るぅひょんは、多分、しうひょんを特別な意味で好きなんだ。



ずっと、家族としての愛情表現だと思うようにしていた。



わからないふりをしていた。









もう、限界だ…



るぅひょんは…しうひょんが好きなんだ…



幸せそうなるぅひょんをこれ以上見てられなかった。



足音を立てずに、部屋に戻る。



ル「だからさ、だからさ!この前言ってたカフェに行こうよ!!」



耳を塞いでも、るぅひょんの嬉しそうな声が聞こえる。






なんで、そんな笑顔を向けられるのが僕じゃないんだろう…


なんで?


胸がきゅーっと締め付けられる。



胸に手を当てる。



そして、グッと掴む。



痛みを、紛らわすように…





はぁ…


息するのも辛い…


ベッドになだれ込み、布団を被る。


二人の声が聞こえないように、ぎゅっと耳を塞いだ。


いつの間にか眠りについていた。








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