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坂ダ!

***坂道ダッシュ!☆EXOの妄想BL小説です。***

→僕のベクトル1

【ベッキョン】



_/_/_/ベッキョン_/_/_/








僕は片想いをしている。







片想いをしていると自覚があると


音楽や本、雑誌…


いろんなものの、片想いと言うフレーズに目がつく。






【究極の片想い!】と、謳った漫画を手に取った。



『片想いベクトル』



か…





ベクトルとは、向きつまり、矢印だ。

一方的なベクトルを片想いベクトルと言うらしい。


【A→B】

こんな感じ?




ちなみに、両想いベクトルはお互い向き合っているらしい。

【A→←B】

こんな感じ?






何が違うか?

矢印が一本増えただけ。







そう思う僕は…心底心がひねくれていると思う。

…わかってる。

本当はわかってるんだ。

こんなんじゃ駄目だって。





漫画の中のキャラクターはみんな片想いベクトルだらけ。

その中で、彼女は僕に似ている。

全然素直になれない。

むしろ、好きな人の応援をしてしまう。

ツンデレ損な彼女…





セフンに漫画を貸したら

セ「この子はモテないタイプでとぅね。」

と、言い切った。





「…なんで?」

なんか感情移入してしまい、言ってしまった。





かわいいし、直球じゃないか!

なんでモテない?!







セ「だって…主人公が見てないところで泣いてるから。」



「…」



セ「弱いところを見せないと、ただのツンツンでとぅよ。」






確かに…

だから、意識されないのかな?






一番側にいるはずなのに

彼のベクトルは僕に向いていない。








ベッキョンの片想いのお話です。
上の内容は、セフンとタオが以前読んでいた(読まされた?)マンガの話です。

セフン編→『whitecocoa11』
タオ編 →『フラッペ+カプチーノ0.5』

で、本の所有者はベクちゃんです。
ニョルニョルを再開する前にちょっと書いてみたいと思います。

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→僕のベクトル2

【ベッキョン】



_/_/_/ベッキョン_/_/_/




チャニョル
「カイ~(´ω`)」

カイ
「なんすか?」





「…」




絶賛片想い中のお話の前に…
ちょっとだけ昔の話にお付き合いいただきたい。





彼の名は、

パク・チャニョル


通称
ハッピーウィルス





またの名を

天性の人たらし!






そう、彼は人たらしである。


僕みたいに「あえて」ではなく
無意識のうちに彼は人を呼び集めることができる天性を持っているのだ。






初めて会ったときの好感度の良さといったら素晴らしかった。

疑り深い僕は、
必ず裏があるんだろうと本当の彼を見つけようとした。





が、





仲良くなればなるほど、
彼の聡明さしか見えてこないのだ。




こんなやつ。
出会ったことがない。




ちょっとばかり腹立たしくなった。
どうすればこんな綺麗なままなんだ?





おかしいだろ?





彼は別にすべて完璧というわけではない。
ダンスはどちらかと言えば苦手だ。





しかし、それを弱点にしない。





彼の明るさで、周りはいつのまにか笑顔になるんだ。
特別な存在になりたいと思うのは自然なことだと思う。





よく言う、『親友』 ってやつだな。





しかし、それを確かめるために僕がしたいつものパターンがいけなかった。





―部屋で二人きりの時―


「チャニョル~」

チ「ん?なに~ベッキョン??」

ゲームをしているチャニョルに声を掛けた。





彼はいつもの通り、俺が視線を雑誌に向けてても
こっちをちゃんと向いてくる。





…それにたいして、仕方なく僕が彼を見るのだ。





「僕さ~、お前のこと好きかも。」

チ「え?」





これは、好きな子に使うテク。
『かも。』と、濁し、相手の反応を見るんだけど。




結構…わかりやすい。




『嘘でしょ?』と言いつつ嬉しそうな顔をしたり
言葉に詰まったり・・・

それでだいたい満更じゃないんだな~って満足感を得る。
だって僕は『かも。』と言っただけで別に告白してるわけじゃない。

気持ちにも余裕があるしね。





…まぁ、チャニョルに対しては親友として、なんだけど。

一応確かめておきたかったんだ。





あれ?





ま、まさか!

か、勘違いしてんじゃないのか?!

こいつ!!




「チャニョ!違っ!」

チ「ベッキョ~ン!俺も大好きだよ!!」






は?







ガバッとハグされた。

チ「嬉しいな~ありがと(^v^)」

と、また、身体を放され、ゲームの続きをし始めた。




「ちょっ!僕は、好きなんて言ってない!かもっていっただけだろ?!」

チ「え~そうなの??(*_*)」





なんで、僕がどっ…ドキドキしなきゃいけないんだよ!!






僕のベクトルが彼に向いた瞬間だった。





【ベく→ニョル】でございます。
※いい意味で「人たらし」という言葉を使っています。

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→僕のベクトル3

【ベッキョン→チャニョル】



_/_/_/ベッキョン_/_/_/



あれから、特になにも変化はなかった。



僕も何かを求めているわけでもなかったし

このままの居心地の良さを気に入っていた。


**************





彼はいつも何かを書いている。

それは、日常の一部だった。





スケジュール帳だと思ったけど…

なんか違うみたい。





ペンと交換日記とか?

ま、まさか…

いや、人たらしのこいつならやりかねない!

トラブルになったら大変だ!!

やめさせねば!!





ちょっと覗いたら、

セフンがどうとか

ごはんがあーだこーだとか…





ぶっちゃけどーでもいいことばかり書いてあった。





日記かな?

内容は、ともかく…

チャニョルが目を真ん丸にして

一生懸命書いている姿もなんだかんだ見てしまうし





彼のミミズのような字も、

彼らしくて、見ているのは少しも飽きなかった。

多分、思ってることを忘れないうちに書きたいんだな…





チャニョルは、書いてるとほとんど、喋らない。

だから、すぐわかっちゃうんだよね。





でも、最近、何かを隠して書いていることに気付いた。

ってか、あんなに目をキョロキョロさせて周りを確認するもんだから






『俺、今から見せられないものをかっきまーす!』





って、言ってるようなもんだぞ?!

めちゃくちゃ気になる!




―車で移動中―



前の席に座っているチャニョル…



こそこそして…
またなんか書いてる!!




「…あのさぁ…いつも一生懸命何書いてんの?」


今気づいた素振りで、後ろから話しかける。





チ「うわああああ!!」





バチンッとダイアリーが勢いよく閉じられる。



「うるさ!」

耳痛ー!!





チャニョルの隣で

規則正しく寝息を立てているカイがもぞもぞと動いた。

カ「うるさい…です。スースー…」





カイ…お前の鼓膜大丈夫か?!この声で起きないって一体!!





チャニョルは、カイが眠っているのを確認したあと

チ「な、なんでもないよ…」

と、改めて言った。





「ふぅーーん…」

わかりやす!!






チ「俺ってさ、何でもメモするようにしてるんだよね!その日にあったときのこととか、気持ちとか!」

「…なるほど。」




それは、知ってるよ。
時々、チラッとみてるし。




でも、そのダイアリー違うよな?

なんだかんだ書いてると、集中してる…





そーと、みたら…

バレんないかも!!







そして、

僕は、見てしまったんだ。






『カイ』で埋め尽くされている

ダイアリーの中身を。




チャニョル視点→『ニョルのニョルによる奮闘記1』



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→僕のベクトル4

【ベッキョン→チャニョル】










ぽっか~ん。。。










ディオ
「ベクベク、あごあご。」

隣のディオに注意される。



「え?」

あ、口開いたままだったわ。

手を使ってパコッとしまうように閉じる。





あまりの予想外さに声も出なかったわ。





お笑いコメディが、いきなり悲劇なって

後味悪いエンディングに「え?」ってなった感じに似てる。




えーっと、要するに…




そうなの?





カイとチャニョルが席が隣なのは
僕が「邪魔」と言って押し込んだからだ。

基本、僕と隣に座るし…




今日は、カイは何かしてたか?

いや…ダンス以外、ほぼ寝てたぞ?

いや、よくわからないけど…それくらい印象薄かったぞ?





ってかなんでカイ?





いやいやいやいや

ないないないないない。



それくらい二人の接点はない。

特別仲良くも見えないし…?!




うーん…ダンス?みてたこともあったような…。




とか、考えてるうちに
宿舎前に着く。




チ「カイ~着いたぞ~」

カ「う~ん…」

むにゃむにゃっとして、
手をグーにして、目をこしこし擦るカイ・・・。

ホント失礼だけど、顔に似合わない仕草だな、おい。



ニョル
(´ω`)



え?

なんか今変な顔しなかったか?!




チ「はいはい、起きて~!」

カ「うん…」

ぽわぽわんと目をしばしばさせながら、やっと起きるカイ。



を、チャニョルは見届けずに、車から降りる。

チ「ドゥ~お腹すいたぁ」

後ろから、ディオをハグする。




デ「重いっ」

ぺいっと剥がされる。




うん、そうだよな。
そーゆー感じ。


いつも通りじゃん。
僕の勘違い!!




部屋に帰って、しうひょんがソッコー風呂に入って…。




チ「ひょ~ん、次予約します!」

シ「はいよ~」



って、いつも通りじゃん!!
やっぱり勘違いだよな!!





よし、最後の確認だ!!





ギターの練習をしようとしているチャニョルに

さりげなく…

着替えながら…



「今日さ…カイ」

チ「え?」



言ったわりには…カイの内容何もないぞ?

「寝過ぎだよな?夜寝れんのかな?」




なんだこのボールの投げ方!!

違和感ありすぎだろ!!





チ「そうだね~」


え?


終わり?
会話終了?!



そのままチャニョルは、ギターの練習を始めた。



「チャニョ…」

言葉が詰まる。




なんでさ…

こう、何でも決まっちゃうわけ?

スラッとした長い足を組んで、
左手でコードを押さえる動作がなんで
そんなかっこいいんだよ。






ったく。

本当、ムカつく。

イケメンなくせに、そんな雰囲気一切出さずに

一生懸命練習してさぁ・・・。






この、人たらしが!

僕は…いつのまにか彼に魅せられ

いろいろ追及することを忘れてしまっていた。



一生懸命なキリギリスニョル
※チャラそうで実は堅実・・・

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→僕のベクトル5

【ベッキョン→チャニョル】

ニョルのカイペン宣言→
『ニョルのニョルによる奮闘記5』


_/_/_/ベッキョン_/_/_/

チャニョルの、カイペン宣言!

―次の日の朝―





ぼぉーーーー。




チェン
「ベク~!」

セ「わー!ベクひょんこぼれてまとぅ!!」

「へ?」



コップに注いだ、のむヨーグルトが溢れて零れていた。



チェン
「大丈夫?!」

チェンが急いでティッシュを何枚か渡してくれて、

デ「はい」

ディオが台ふきんを渡してくれる。



ああ、もったいないことをしちゃったよ…



ティッシュは、ゴミ箱へ
台ふきんは、洗ってヨーグルトは排水溝へ…。




それもこれも…

チャニョルのせいだ!!




僕は、あの追及した日からカイダイアリーについて全く忘れていた。



チャニョルも、あの日以降ダイアリーを
目の前に出すことはなかったし、カイを見ているように思わなかったからだ。




なのに昨日は変だった!

何回声をかけても僕の声が聞こえないくらい!


ニヤニヤして一体何を考えてるんだ??

と、思ったら!





『俺、今日からカイペンになるわ。』




だもんな!!




カイも「は?」って言っちゃうくらいビックリしてたよ。

さらにみんなもぽかーんと、してたよ。





でもさ、誰かが収拾しなきゃ駄目だろ?!




…はぁ。




なんで僕が…チャニョルをフォローしなきゃなんないんだ。




いや、ちがう…。
そうじゃない。





なんで、僕はこんなにイライラしてるんだ?





チ「おはようございます~」

チャニョルが欠伸をしながらやって来た。

チェン
「おはよー」

ス「お前、ちょっと寝坊だぞ~」

チ「ベッキョンが起こしてくれなかったんだもん~」

「自分で起きろよ!」


いつも仕方なく起こしてあげてるだけなんだからな!


チ「冷たい~(TT)」





カ「ふあぁぁぁ~おはぁよぉございまふ…」




目をグーでコシコシしながら
むちゃくちゃ眠そうなカイがやってきた。

ス「おはよ~カイ」




カイは、スホひょんのとなりに座った。




チ「カイ~おはよ(´ω`)」

カ「あ、はよございます…」




あ、またあの顔だ。

なんか…微妙な距離感。

唐突なカイペン宣言から1日しかたってないしな。




カイも、何か喋ろうか迷ってるような…。





チャニョルは、カイの鶏冠みたいになってる寝癖を頬杖をつきながら見ている。


「…」



「チャニョッ!!」


ドンッ…





つるつる一杯の、のむヨーグルトを
目の前に置いた。




チ「ほえ?!」

「まだ、飲んでないだろ?どーぞ!」




べっ別に邪魔したいわけじゃないんだからな!!




チ「え?!ベッキョンが俺のために?!」

「え?あ、ああ…」


あ、あれ?


チ「わー!ありがと♪」

「…」




美味しそうにのむヨーグルトをごくごく飲んでいた。




僕ののむヨーグルトだったのにぃ!


もおおおおおおおおおおお!!






ツンツンしてますかね?
ビミョーにスホもカイ贔屓してます。

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