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坂ダ!

***坂道ダッシュ!☆EXOの妄想BL小説です。***

多分、これがハツコイ1

-EXOの名前を借りて小説-

【カイ・シウミン】(学生×家庭教師)



カイシウ不足で、一気に書きました…。

少しですが続きます。








春がやってきた。

花粉症の季節…俺には関係ないけど。




今年は少しピリピリしている。

中学三年、つまり受験生の…春だからだ。




だけど。




仲間とダンスをしてる方が
楽しくて、勉強なんか全然しなくなっていた。

でも、なんだかんだ上手くやっていた。





はずだった。





そんな俺に、俺の家族は

家庭教師を導入する。




「こ、こんにちは…」




自信なさげにきた、アイツは

最初からかあさん、ねーちゃん、に歓迎されていた。




「わ~ミンソクちゃん、いらっしゃい♪」

「丸くてかわいい~、あ、ケーキ食べる?」




「お、お構い無く。」

びくびくしながら、こっちに向かってくる。




かあさん、ねーちゃん達…

み~んな、この丸渕メガネをかけて

ちょっと丸い大学生に夢中みたいだ。






はん。

ムカつくやつ。





ちやほやされて
さぞ、楽しいだろうよ。






俺は、絶対歓迎しないからな!!






****************


「君が、カイ君?」


無視。

"カイ君"とか…寒気がするし!!


「まぁ、とりあえず答案みせて?」


ねーちゃん、の時はびくびくしてたのに

俺の前では思ったより堂々としている。


「やだ。俺は家庭教師なんかいらない。帰れよ。」





「…わかった。」




え?!

ビックリして彼を見てしまう。




「ただし、俺が作ったテスト、100点満点中50点とればな。」

「なっ…!!」

「もちろん、1科目でいいよ。」



50点?!

バカにしやがって!!





「そしたら、君の母親に

『彼は頭がいいから今後家庭教師はなんて必要ないです。』

って言ってやる。どうだ??」



俺のことスゲーバカだと思ってるな?!

残念だったな。

はっきり言ってテスト5科目350点超えはしてるし、50点なんて簡単だろう。




「乗った!!」




公式を覚えてれば大抵できる

数学を選択した。






が、あっさり撃沈。






「う、うそだ…」



そんなはずは…



まさかの

まさかの38点…

100点満点なのに…




「基礎はできてるけど、応用が出来てないみたいだな。」

「応用…」



「君のお姉さんから、事前に昔のテストとか見せてもらった。」




あんの…

バカ姉!!






「いや、俺が聞いたから…お姉さんのことは…」

「わかってるよ。で?」


どうせ、ねーちゃんに反抗しても

俺の立場はすごぶる悪い。



「何が?」

「俺が負けたけど。何が望み?」

「望み?」




「うーん…」

家庭教師は考えている。




どうせ、"授業受けて"だろ!仕方なく受けてやるよ!




「君はさ…家庭教師嫌なんだよな?」

「え…?!あ、ああ…」

「じゃあ、毎回テスト作ってくるから、50点とったらそこでやめるとかどうかな?」

「え?!マジで?!」




「ただし、俺は答えを教えない。」

「はぁ?!」

「だって、俺のこと必要ないんでしょ?答案返すから、どうにかして頑張れ。」




「…わかった。」





俺とカテキョの戦いが始まった。










カイ君は、家庭教師が来るのを知らなかったみたいで

物凄く不機嫌だった。

内心、そりゃそーだよなとちょっと同情した。



あーあ…

「ミンソク先生!」とか言ってかわいい男の子を想像していたのに…

中3ってこんな成長するもん?って…ガッカリ。





俺より大人びた顔をしていて、まるでモデル。

中身もさぞ大人なんだろうと思っていたが…

話しかけると…




「君が、カイ君?」

反発しているのか、無言。




「まぁ、とりあえず答案みせて?」

「やだ。俺は家庭教師なんかいらない。帰れよ。」




…思ったより子供だったみたいだ。

かわいくはないけど、どこか安心する。




「…わかった。」

彼はびっくりして振り向く。



「ただし、俺が作ったテスト、100点満点中50点とればな。」



カイ君が、この話に乗るように仕掛ける。

そうしないと、俺も給料もらえないし…



頑張って作った問題ももったいない。

…本当は、じっくり授業した後にしてもらう用のテストだったけど。





仕方ない・・・。





「乗った!!」

簡単に俺の挑発にも乗っちゃうし…


-テスト後-


「う、うそだ…」


彼の大敗…

まぁ…授業受けてからやってもらおうと
思ってたから当たり前なんだけど…



思ったより負けず嫌いだったみたい。

これからもテストして、○つけのみの家庭教師をしなくてはならないらしい。



挑発したのは、俺なんだけど…

嫌々勉強しても成績なんて上がらないと思うし…。




俺が一生懸命作った

問題用紙は、グシャグシャにされて






ぽいってされた。





俺への当てつけかもしないけど…

胸が痛かった。






切ないのか甘いのか…?私のカイシウ不足にお付き合いください。



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多分、これがハツコイ2

【カイ・シウミン】

生徒×家庭教師





俺のカテキョのイメージは…

胸がでかくて、かわいくって…



『全問正解したらぁ、キスしてあげるね♪』

なーんて、俺の勉強意欲が上がるようなことを言う感じだった。





『…もっといいことしよっか??』




そうそう…

そんな美味しい展開に…





「あと、10分」




…一気に現実に引き戻られる。




くっそぅ…

これ、あってんのか?



全然自信ない。

今まで、70点はとれていたので一問くらいわからなくても

ミスしてもいーやくらいだったのに!!

このテストは、一問さえも命とり…





「はい、終了。」




丸渕メガネが、○付けしている。



遺伝子的に、ねーちゃんはモデル並のスタイルだからか

どちらかといえば、胸がでかくて、かわいい系の女の子が好みである。

どうせ来るならそんなカテキョがよかった…。




「はい。」

答案用紙を突き付けられる。




42点?!




「んじゃ、お疲れ様。」

帰り自宅を始めるカテキョ。



「お、おい!!」

「何?」



相変わらず、冷たそうな瞳…

ムカつく…!



「解説は?!」

これってカテキョじゃないだろ?!




「俺に教わる気になったの?」

「ない!」




なんで、俺からそんなこと言わなきゃいけないんだよ!




「じゃ、自力で。」

あっさり、俺をすり抜ける。





「ふざけんなよ、合ってるかもわからないだろーが!!」




ぐしゃぐしゃにしてゴミ箱に捨てた。

それをみたカテキョ…




「はぁ…学校の先生にでも、聞いてたら?」





な、なるほど!!

その手があったか!!





****************

-次の日-



早速、担任に聞くことにした。

職員室にノックして入る。



「スホ先生~」

「おお、カイついに勉強に目覚めたのか?!」



「俺だってやるときゃやるんだよ!!

で、この答えあってるか教えて。」



家庭教師に、もらった問題用紙、答案用紙を

スホ先生に見せる。



「へ~!家庭教師かぁ…」



スホ先生は、問題をささっとみたあと

「これ、間違えてないよ。42点。」


なんだ、つまんねーの。

ネツゾウしてるのかと思った。



「マジか…先生解説してよ。」

「家庭教師は?」

「教えてくれない…」



「そんなわけないだろ?!」

「嘘じゃねぇし!!」



「教わる気ない!」とは、って言ったけどさ!!

解説くらいしてもいいんじゃね?!

あんの丸渕!!



「だって、お前のために毎回テストつくってくれてるんだろ?

解説がないわけない。」

「なっ…」





そ、そうなのか…?




「どーせ、お前が聞かないだけだろ?」


・・・・・・。

ぐしゃぐしゃの問題用紙で、ばれてる気がする。



「今からでも、教えてほしいって言いなさい。」




確かにそうかもしれないけど…!!

負けた気がする!!



どうしても、アイツに頭を下げて

教えてほしいなんて言いたくなくて…グッと黙っていると。



「家庭教師さんは、これお前の為に作ったんだろぉ?」

「そんなん、当たり前だろ?!」




カテキョなんだから!!




「いやいや、普通教材使うから、そこまでしないよ。」



「そ、そうなんすか?」





丸渕め…

やりおるな。




「あーあ…かわいそうな問題たち、解かれずに捨てられちゃうなんて…

それ、俺が責任もって解くわ。くれよ。」



「え?」

「どうせ、捨てるんだろ?」



スホ先生は、その紙を取ろうとした




俺のために、丸渕が??




俺のために…

丸渕が…!





が、とられないように自分のほうに瞬時に引き寄せた。




「だっ、ダメです!!俺が解きます!!」

「お、そーかそーか!よかった!!」




はっ!!

なんか…うまく乗せ得られた気がする!!








今日は、家庭教師の日…


「こ、こんにちは…」



「ミンソクちゃん、いらっしゃい♪」

「カイが来るまで、1階に居なよ。」



彼のお母さんと、お姉さん達は俺より背が高くて、綺麗で…
なのに、お高く留まらずに俺にやさしくしてくれる。


が、苦手だ。

なんて反応すればいいかからない。


彼の成績が上がらなかったら…
多分こんな厚い待遇されないんだろうな…




彼は、階段の上から俺を見下ろしている。

俺にお姉さん達が近寄るのが嫌なんだろうな。

俺が階段を登り始めると…バタンと、ドアを閉める。




…可愛くねー。




でも、なんだかんだ家庭教師の日は部屋に居てくれる。

嫌だったら、放棄すればいいと思うんだけど…

根は真面目なんだな。





「今日もテストでいいのか?」

「…。」




問題用紙、答案用紙を渡す。

いつもは、つまらなそうに見るのに

今日は、俺の作った問題をじっと見ている。




「どうした?」

「べ、別に!」

「じゃあ、時間は50分、始めて。」




ほんと、可愛くない。








アイツは、ねーちゃんが苦手なんだろうか?

いっつもビクビクしている。



・・・ってか、女経験なさそ。



俺は毎日見慣れてるけど

見た目が綺麗な、ねーちゃんが苦手なんだな。
(中身は、悪魔だぞ?)



階段に上ろうとしたのに気付いて

バタンと、ドアを閉める。




ああ、そうだ。

今日は…解説…

聞かないといけないんだ。




あんな、女とチュー、ましては手を繋いだこともなさそうな

アイツになんで聞かなきゃいけないんだ…

くそぅ…



「今日もテストでいいのか?」



分かってんだろ、そんなん。

いちいち聞くなし。



丸渕は、問題用紙と答案用紙

を渡してきた。



その、問題を見つめる。



今まで…

どうでもよかったはずなのに…




"家庭教師さんは、これお前の為に作ったんだろぉ?"


俺の為に、丸渕が…

わざわざ?





「どうした?」

「べ、別に!」




「じゃあ、時間は50分、始めて。」



えぇ?!ちょっと!!

マジかよ!!





…やっぱり嫌な奴!!






本日21時に「For my sweetheat26」投下しますね^^(少ないけど…)



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多分、これがハツコイ3

【カイ・シウミン】

生徒×家庭教師





「はい、40点ね。」

「…。」




やっぱし、ダメだった…。

ガックリと、項垂れる・・・




「お疲れ様。」

赤ペンをペンケースにしまい、帰り支度をすませ立ち上がる。




ああ、行ってしまう!!

今日こそ、言わないと!!






「お、おい!!」


グイッ・・・

腕を咄嗟に引っ張った。



「わぁ!」



アイツはビクッとして、力が抜けたように椅子にストンって座った。

腕を握ると、ぷにっと柔らかなさわり心地でビックリした。

ちょっと…ぽっちゃりしてるからか?




「あ、あの…えっと…」

「何?」




問題用紙を、押し付ける。

「これ…解説を…




「…俺に、教わる気になったの?」

睨んでくる丸渕…

どうやら、引っ張ったのが気に入らなかったらしい。




「はい!」と、言いたくなくて

コクコク頷いた。




あー、とうとう降伏してしまった…。

嫌みの一つや二つ覚悟していた。




けど、




「よかったぁ。」

って、言われた。




「え?」


「なんだかんだ50点とられちゃうと思ってひやひやしてた。」


「え?」


「あとさ、俺いきなり解説しろって言われてもできないから…」




なんだよ、考えてなかったじゃん丸渕!!

スホ先生のバカ!





「事前に、全部書いてきた。」

「え!?」




問題用紙のコピーに

文字がびっしり書いてある。




解説…

するかわからないのに…

ゴミ箱に、ぽいしてたのに…



なんなんだ?
なんなんだこの気持ちは!!





「全部、俺のため…すか?」





ぶはっと笑った。

「当たり前だろ?

今からだけど、頑張ろうな?」





初めてみた、笑顔が

大学生とは到底思えないほどかわいくて…





きゅんとした。





「君は、今からでも間に合うよ。」

「…カイです。」

「君じゃなくて…カイって呼んで。」




「あ、ああ…カイ」

「ありがと、ミンソク先生。」




「!」




先生って呼ばれてはにかみつつ少し嬉しそうな顔…


なんなのこの人…

さっきまで冷たい、睨まれてるって思ってた視線が…

優しく、見つめられてるように感じる。



「んじゃ、今日は一時間延長な。」

「は、はい…」



また、笑顔をみた。

その時




ぼぅと熱っぽいような身体のだるさ、

むず痒さを感じた。





それは、いわゆる花粉症のような

症状だった。










そろそろ、俺もこの状況苦しいなぁと思っていた。

睨まれて、問題用紙はグシャグシャにされて…



多分、このまま続けていれば、50点なんて取れるだろうし

違う家庭教師と交換したほうがいいのかと相談しようって

思っていた。



そんな時に、彼から教えて欲しいと言ってくれた。




「よかったぁ。」




って、本音が出てしまった。

やっぱり嬉しかったから。



俺のその反応にびっくりしたみたいで

いつもの反抗的ではない彼が見えてきた。



俺が、冷たくみえてから、彼も冷たかったんだろうか?

お互いの見えない氷が溶けていくように感じた。



「…カイです。」

「君じゃなくて…カイって呼んで。」



唐突なお願いに戸惑ってしまう。



「あ、ああ…カイ」

「ありがと、ミンソク先生。」

ふにゃっと笑った。





末っ子の彼は…

やはり甘え上手だと思った。







******************


-数ヶ月後-


カイ…が、授業を受けたいと言ってくれて数ヶ月が経つ。




今まで、可愛くないと思ってたけど…




「ミンソク先生、ここわかんない。」

「どこ?」





「うおおぉ!!わかったあぁ!!」




…か、かわいい。

今まで、酷かった分可愛く思える。




「ミンソク先生、ミンソク先生ぇ」

「近いから聞こえて…」



ぷにっ…


振り返ると、ほっぺにカイの指が刺さっている…




「わーひっかかったぁ!」

「もー、からかうなよ!」




「だってさ、先生の肌もちもちしてお餅みたい。」

「…もー、うるさい!」

「す、すみません…」




俺の目を見て真剣に謝ってくる。

そして、俯く。




「怒ってないよ。」

「本当?」

「本当だよ。」




なんでこんなに可愛くなっちゃったんだろうか?

今まで、散々怒らせてたくせに。

調子が狂ってしまう。



「じゃ、もっと触っていい?」

「ダーメ!」



末っ子体質なのは・・・

相変わらずだけど。








最近、俺は先生のことをずっと見てしまう。




丸渕メガネの奥の瞳は

クリクリしていて、大きい。

そんな瞳が、俺を真っ直ぐに見つめるんだ。




ドキドキ…

先生が、女の子だったらなぁ…なんて。




「もー!聞いてんのか?」

「はっ…すみません!」




唇をむぅっと、尖らせたミンソク先生。

はぅ!

唇もぷにぷにしてる…!!





か、可愛い…!!




「もう少ししたら、期末テストだろ?」

「え?…あ、はい。」


そういえば…

確かに。


「5科目400点以上、目指そうか?」

「む、無理!!」



いきなり+50点?!有り得ねぇ!!



「諦めるの早っ!最初の勢いはどうした?!」

「あれは、先生がやめるって言ったから!!」



「え?」



はっ!

誤解されてしまう!!




「い、今はやめたらダメです!!」

必死にさっきの言葉をかき消す。




「…ご褒美が必要ってこと?」




ご、ご褒美?!




「そ、そうです!それです!!」

「ふーん…、じゃなんか考えといて」

「え?!は、はい…!」


おお、なんか頑張れそうな気がする!!


「あ、高額なものとか無理だからな。」





ご褒美…!

どうしよ!!

楽しみすぎる!!





勉強意欲に火が付いた。






上手く乗せられましたね。



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多分、これがハツコイ4

【カイ・シウミン】

生徒×家庭教師





「最近付き合い悪くねぇ?」

ダンス仲間であり、幼馴染のテミンと一緒にガッコから帰宅中。



「そーか?…デデデデッ苦しいっ!」

テミンがぎゅむむむと、抱きついてくる。



なんだかんだ、ダンスもいつも通りやってるし

両立できてると思ってたんだけど…



「終わったらそっこー帰る時あるじゃん!」

「今日は、帰ってないじゃん。」



家庭教師とか・・・

できれば言いたくない。



「・・・カイのお母さんから聞いたよ、家庭教師でしょ?」

「え?!・・・う、うん。」



な、なんだ・・・知ってたのか。



「かあさんがさぁ…勝手に頼んだんだよ。」

「可愛いんだろぉ??笑」

「え?」




そ、そこまで喋ってんの?!

かあさんに口止めすればよかった・・・



「かわいくねぇよ。男だし…」


かわいいけど…すっごくかわいいけど!

それは言わない。



「男ぉ?」

訝しげに見つめるテミン。


「そーゆーんじゃねーの!すっごく丁寧に教えてくれて

すんげー優しいんだよ。」



ついでに、笑顔もかわいい。




「ふーん。」

訝しげに見るテミン2




「なんだよ!お前だって、かわいいかわいい。って女子に言われてるだろ!!」

「ふーん…かわいいんだ♪」



「な、違う、可愛くない!!全然可愛くないから!!」

「えー、見たい♪いつくんの?」

「教えない!」



なんて、言ってると、俺の玄関前に先生がいた。

「み、ミンソク先生?!」

「あれ、今帰ってきたの?」


小さい手をふりふりしている・・・。


「今日は、ダンス練延長するからって

明日に変更してほしいっていったじゃないすかぁ…」

「あ…そだった。まちがえた。」

あはは、って空笑いして恥ずかしがってる…




「あ、友達?」

あ。テミン・・・居たんだった。



「こんにちは…?」

「テミンです。こんにちはぁ^^」



テミンのやつぅ…

いつもの以上のスマイルしてぇ…




「ミンソク先生!もう、いいから!とりあえず上がって!!」

「え?!帰るけど…?」



「お願いします!!」



無理やり家に上がらせた。

テミンがニヤニヤして見ていた。



後でラインで

『カイは、ちょい丸いのが好みなんだねぇ。

確かにちょっと可愛かったかも??』

ってきた。




失礼な!!


丸渕で、ちょっと丸いからじゃなくて、
ミンソク先生だからいいんだよ!


って、え?!かわいい?!




それはそれで困る・・・!

だって先生は・・・!




先生は、俺の特別だから。









授業でもないのにカイの部屋に来てしまった。

何やってんだ俺。

授業は明日でいいって言われるし・・・



今日は、カイのベットに座り、カイもその横に座る。



とりあえず、さっき会ったカイの友達について話してみた。

「カイの友達、かわいいなぁ。」

何となくカイに似てるし・・・



「俺は、可愛くないってこと?!」

ドンッと、ジュースを置かれた。



「え?いや…そーゆーことじゃなくて…」


あ、あれ?


「もう、いいです!」



なんか…怒ってる?

なんで??



「カイももちろん可愛いよ?本当に弟が出来たみたい。」



と、いったら

さっきよりは機嫌は落ち着いたみたいだった。




「友達見られたくなかった??・・・ごめんな。」

プライベートとか見られたくなかったのかな??




「逆です。」

「え?」

「俺のこと、もっと知ってください。」




カイが、真っ直ぐに俺を見る。




子どもらしかったカイが

少し大人に見えて

少し緊張する。






「先生のことも、もっと知りたい。」











”本当に弟が出来たみたい。”




そう言われて嬉しかった。

嬉しかったけど…



違うんだ、なんか違う。

そうじゃなくて…

もっと、もっと特別な、何か。




「知りたい?充分知ってるだろ??」

キョトンとしたミンソク先生。




「先生、彼女いますか?」

「え?なんでそんな…」

「知りたいんです。」



いるわけない!って思ってるのにいざ聞くのは

緊張する。



「…いるように見える?」


見えないけど・・・

いるかもしれないじゃん。


「…いないんですね?」


ほっ・・・


「じゃあ、キスしたことある?」

「もー、そーゆー質問は答えない!」


先生は、顔が真っ赤になってた。

恥ずかしかった…のかな?

かわいい・・・キスくらいで。



でも、知りたいんだ。

先生のこと、全部全部しりたい。

先生が嫌がる恥ずかしいことも全部。





だって、

弟じゃ嫌なんだ。




先生の特別になりたい。




先生が…好きだ。

好きなんだ。







「先生、期末テスト5科目400点以上必ずとります。」

「え?」

「俺、頑張りますから。」




「ハグさせてください。」




抱きしめられるんじゃなくて・・・

先生を、すっぽりと包み込んでみたい。










「先生、彼女いますか?」



カイは、冗談ではなく、真剣に聞いてきた。

なので、戸惑ってしまう。

「え?なんでそんな…」

「知りたいんです。」


なんで、そんなこと中学生に言わなきゃいけないんだよ。

正直、嫌だった。


ジリジリと近付いてくるカイ

いつもの様子と違うので、緊張してしまう。



た、堪えられない!!



「…いるように見える?」

「…いないんですね?」



・・・もう、やだ。

なんでこんなことさらけ出さないといけないんだ??



「じゃあ、キスしたことある?」


ほんと・・・

思春期って多感だな!!



「もー、そーゆー質問は答えない!」



この雰囲気をどうしても変えたかった。

そういえば、いつものカイに戻ってくれると思った。



でも、



「先生、期末テスト5科目400点以上必ずとります。」

「え?」

「俺、頑張りますから。」



そういえば・・・

何か、餌が必要かと思って”ご褒美”企画してたな。





「ハグさせてください。」




「ハグって・・・抱きしめる?」

「はい。」



「・・・そんなんでいいの?」

「はい。」





大丈夫か?

なんか嫌なことでもあったのか?

「そんなの、今でもしてあげるよ。」

「え??」




ぎゅぅぅぅぅぅ・・・・

って抱きしめてあげた。




そしたら・・・

カイの手が、下から絡みついてきて、

俺の腰をすっぽりと・・・抱きしめた。

抱きしめ方が・・・ちょっと・・・

なんか、こう・・・女性を抱きしめているように撫で回されてる気がする。

くすぐったくて、身じろいだ。


「カイ・・・?」







「先生・・・好きです。」




いつの間にか、ベットに押し倒されていた。







ってことで、通常営業に戻ります。
年内には続きを書きますね!!
カイシウはとりあえず短編まとめに置いときます。
→カテゴリ作りました。




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多分、これがハツコイ5

【カイ・シウミン】


家庭教師×生徒







す、好き…?!




俺は、なんで押し倒されてるんだ?!

カイの顔がどんどん近付いてくる。






こ、声が出ない。





咄嗟に手でカイの顔を押さえた。



むにっ



手に、カイの唇が当たる。

その手首を捕まれて…

防御するものがなくなった。




え?

ええ?




どんどん近づくカイ…


最後の最後で

顔を横にして避けた。



チュッ

頬にキスされたのを感じる。




「なにするんだよ!

やめろよ!」





や、やっと言葉がでた!!




「やっぱり、今はダメですか?」

「ダメ!」




う、そんな顔するなよ…

俺が悪いみたいじゃないか。




ん?

ってか、今なんて言った??



「じゃあ、この先はテストの結果次第ってことっすね。」





え?





「わかりました。頑張ります。」

「あ、あの…」




この先?

この先って何?




「じゃあ、今から勉強しますんで。」


なんだよ、帰れってこと??





「わかったよ。また、明日な。」



好きだの。なんだの言ってたのって

なんだったんだ?

勘違いか??

ドアを開けて帰ろうとした時





「わぁっ!!」





後ろからぎゅうって抱き締められた。



「あ、あの…俺ら、両思いってことですよね?」

「え?!」




抱き締める力が緩まり、カイと向い合わせにされる。




「か、カイ…あ、あの…」

「嬉しいです。」




耳まで真っ赤な、カイが

本当に嬉しそうに俺を見ていた。




"違う、勘違いだ。"




なんて…言えなかった。



****************


ー次の日ー



今日は、ちゃんと訂正しよう。

って思う。



俺は、家庭教師なんだから…

そんな関係にはなっちゃいけない。

ちゃんと訂正して、気まずくなってしまうなら

教師をチェンジしなくては…



ピンポーンと、ベルを鳴らすと

カイのお母さんが玄関にやってくる。



「ミンソクちゃん、いらっしゃい。」

「すみません、ちょっと早く着過ぎてしまって。」



本当は、話をするためにわざと早くきた。


でも、


「まだ、カイ帰ってないの。ごめんなさいね。

ソファーに座って待ってて。」

「は、はい…」



本当に

早く来すぎてしまった。

俺も、緊張してるんだな。




「はい、コーヒーどうぞ。」

「ありがとうございます。」




「ミンソクちゃん、いつもカイのことありがとうございます。」

「え?」

「ダンスしか興味なかったのに、今は自分から勉強してるのよ。」

「そ、そうなんですか。」



「お夜食持っていった時にね…

あんなに、楽しそうに勉強してたのはじめてみたわ。」



え…。



「ミンソクちゃんのこと、本当に慕ってるのねぇ。」


…そうなんだ。


「これからも、よろしくお願いしますね。」

「…はい。」




「たーだいまー」

カイの声が聞こえた。

「お帰りぃ。」



「かあさん、俺とせんせの分おやつ買ってきたーって…せんせ?!」

「お、おかえり。」



俺のおやつ…カイがわざわざ

買ってきてるのか…?



「た、ただいま…き、着替えてくる!」

かあああ…と、赤くなるカイ。






…俺、本当に訂正できる?








「せ、せんせ、早すぎるよ!」

急いで着替えて一階に降りた。




「ご、ごめん。」

「ミンソクちゃんは、私とお話してたのよぉ。」



かあさんなに話したんだ?

なんか楽しそうだし…

先生は、なんか話辛そうだし…・



「もー、ミンソク先生、二階いこ?」

二人っきりがいい。

「あ、ああ…」




パタン

二人きりになる。




「ねぇ、かあさんと何を話してたの?」




「え?あ、いや…」

しどろもどろな先生…

「俺に言えないようなこと?」



疚しいこととか?

いやいや…それはない。



「いや…えっと、カイが勉強頑張ってるって話。」




え?!

俺のこと??



かあぁぁぁぁぁ…

恥ずかしい…

お母さんに妬いてしまったなんて。





「なんか、カイがそんな頑張ってるって聞いて嬉しい。」

「そ、そうですか?」




完全ご褒美目当てなんだけど。

照れてる…?

なんか先生の顔が赤い。




「でさ、あの…」

「なんですか?」




「いや、…志望高は変えなくていいのか?」

「え?」




「全国テストの成績も良かったし…

俺も、もっと頑張るよ?カイのために。」









カイが行きたい高校に行けるようにサポートしたい。

何となく始めた家庭教師だったけど

生徒が自分を信頼してついてきてくれるなら…





頑張んなきゃ!って思った。





好きだ、好きじゃないとかは…

うん、後で考えよ。




多分、カイも受験でそれどこれじゃなくなるだろうし…。





「先生…俺頑張ります!

先生のために!」




なんて言ってカイは俺を抱き締めてきた。



「うん、頑張ろうな…」



俺の為とか言ってるけど

多分、自分の糧になるだろうから…




背中をポンポンと叩いた。








…なんて考えが甘かったことは

テスト返却日、俺との授業で明らかになる。










とりあえずどこまで続くか分かりませんが再開…



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