
-EXOの名前を借りて小説-
【カイ・シウミン】(学生×家庭教師)
カイシウ不足で、一気に書きました…。
少しですが続きます。
春がやってきた。
花粉症の季節…俺には関係ないけど。
今年は少しピリピリしている。
中学三年、つまり受験生の…春だからだ。
だけど。
仲間とダンスをしてる方が
楽しくて、勉強なんか全然しなくなっていた。
でも、なんだかんだ上手くやっていた。
はずだった。
そんな俺に、俺の家族は
家庭教師を導入する。
「こ、こんにちは…」
自信なさげにきた、アイツは
最初からかあさん、ねーちゃん、に歓迎されていた。
「わ~ミンソクちゃん、いらっしゃい♪」
「丸くてかわいい~、あ、ケーキ食べる?」
「お、お構い無く。」
びくびくしながら、こっちに向かってくる。
かあさん、ねーちゃん達…
み~んな、この丸渕メガネをかけて
ちょっと丸い大学生に夢中みたいだ。
はん。
ムカつくやつ。
ちやほやされて
さぞ、楽しいだろうよ。
俺は、絶対歓迎しないからな!!
****************
「君が、カイ君?」
無視。
"カイ君"とか…寒気がするし!!
「まぁ、とりあえず答案みせて?」
ねーちゃん、の時はびくびくしてたのに
俺の前では思ったより堂々としている。
「やだ。俺は家庭教師なんかいらない。帰れよ。」
「…わかった。」
え?!
ビックリして彼を見てしまう。
「ただし、俺が作ったテスト、100点満点中50点とればな。」
「なっ…!!」
「もちろん、1科目でいいよ。」
50点?!
バカにしやがって!!
「そしたら、君の母親に
『彼は頭がいいから今後家庭教師はなんて必要ないです。』
って言ってやる。どうだ??」
俺のことスゲーバカだと思ってるな?!
残念だったな。
はっきり言ってテスト5科目350点超えはしてるし、50点なんて簡単だろう。
「乗った!!」
公式を覚えてれば大抵できる
数学を選択した。
が、あっさり撃沈。
「う、うそだ…」
そんなはずは…
まさかの
まさかの38点…
100点満点なのに…
「基礎はできてるけど、応用が出来てないみたいだな。」
「応用…」
「君のお姉さんから、事前に昔のテストとか見せてもらった。」
あんの…
バカ姉!!
「いや、俺が聞いたから…お姉さんのことは…」
「わかってるよ。で?」
どうせ、ねーちゃんに反抗しても
俺の立場はすごぶる悪い。
「何が?」
「俺が負けたけど。何が望み?」
「望み?」
「うーん…」
家庭教師は考えている。
どうせ、"授業受けて"だろ!仕方なく受けてやるよ!
「君はさ…家庭教師嫌なんだよな?」
「え…?!あ、ああ…」
「じゃあ、毎回テスト作ってくるから、50点とったらそこでやめるとかどうかな?」
「え?!マジで?!」
「ただし、俺は答えを教えない。」
「はぁ?!」
「だって、俺のこと必要ないんでしょ?答案返すから、どうにかして頑張れ。」
「…わかった。」
俺とカテキョの戦いが始まった。
カイ君は、家庭教師が来るのを知らなかったみたいで
物凄く不機嫌だった。
内心、そりゃそーだよなとちょっと同情した。
あーあ…
「ミンソク先生!」とか言ってかわいい男の子を想像していたのに…
中3ってこんな成長するもん?って…ガッカリ。
俺より大人びた顔をしていて、まるでモデル。
中身もさぞ大人なんだろうと思っていたが…
話しかけると…
「君が、カイ君?」
反発しているのか、無言。
「まぁ、とりあえず答案みせて?」
「やだ。俺は家庭教師なんかいらない。帰れよ。」
…思ったより子供だったみたいだ。
かわいくはないけど、どこか安心する。
「…わかった。」
彼はびっくりして振り向く。
「ただし、俺が作ったテスト、100点満点中50点とればな。」
カイ君が、この話に乗るように仕掛ける。
そうしないと、俺も給料もらえないし…
頑張って作った問題ももったいない。
…本当は、じっくり授業した後にしてもらう用のテストだったけど。
仕方ない・・・。
「乗った!!」
簡単に俺の挑発にも乗っちゃうし…
-テスト後-
「う、うそだ…」
彼の大敗…
まぁ…授業受けてからやってもらおうと
思ってたから当たり前なんだけど…
思ったより負けず嫌いだったみたい。
これからもテストして、○つけのみの家庭教師をしなくてはならないらしい。
挑発したのは、俺なんだけど…
嫌々勉強しても成績なんて上がらないと思うし…。
俺が一生懸命作った
問題用紙は、グシャグシャにされて
ぽいってされた。
俺への当てつけかもしないけど…
胸が痛かった。
切ないのか甘いのか…?私のカイシウ不足にお付き合いください。


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【カイ・シウミン】(学生×家庭教師)
カイシウ不足で、一気に書きました…。
少しですが続きます。
春がやってきた。
花粉症の季節…俺には関係ないけど。
今年は少しピリピリしている。
中学三年、つまり受験生の…春だからだ。
だけど。
仲間とダンスをしてる方が
楽しくて、勉強なんか全然しなくなっていた。
でも、なんだかんだ上手くやっていた。
はずだった。
そんな俺に、俺の家族は
家庭教師を導入する。
「こ、こんにちは…」
自信なさげにきた、アイツは
最初からかあさん、ねーちゃん、に歓迎されていた。
「わ~ミンソクちゃん、いらっしゃい♪」
「丸くてかわいい~、あ、ケーキ食べる?」
「お、お構い無く。」
びくびくしながら、こっちに向かってくる。
かあさん、ねーちゃん達…
み~んな、この丸渕メガネをかけて
ちょっと丸い大学生に夢中みたいだ。
はん。
ムカつくやつ。
ちやほやされて
さぞ、楽しいだろうよ。
俺は、絶対歓迎しないからな!!
****************
「君が、カイ君?」
無視。
"カイ君"とか…寒気がするし!!
「まぁ、とりあえず答案みせて?」
ねーちゃん、の時はびくびくしてたのに
俺の前では思ったより堂々としている。
「やだ。俺は家庭教師なんかいらない。帰れよ。」
「…わかった。」
え?!
ビックリして彼を見てしまう。
「ただし、俺が作ったテスト、100点満点中50点とればな。」
「なっ…!!」
「もちろん、1科目でいいよ。」
50点?!
バカにしやがって!!
「そしたら、君の母親に
『彼は頭がいいから今後家庭教師はなんて必要ないです。』
って言ってやる。どうだ??」
俺のことスゲーバカだと思ってるな?!
残念だったな。
はっきり言ってテスト5科目350点超えはしてるし、50点なんて簡単だろう。
「乗った!!」
公式を覚えてれば大抵できる
数学を選択した。
が、あっさり撃沈。
「う、うそだ…」
そんなはずは…
まさかの
まさかの38点…
100点満点なのに…
「基礎はできてるけど、応用が出来てないみたいだな。」
「応用…」
「君のお姉さんから、事前に昔のテストとか見せてもらった。」
あんの…
バカ姉!!
「いや、俺が聞いたから…お姉さんのことは…」
「わかってるよ。で?」
どうせ、ねーちゃんに反抗しても
俺の立場はすごぶる悪い。
「何が?」
「俺が負けたけど。何が望み?」
「望み?」
「うーん…」
家庭教師は考えている。
どうせ、"授業受けて"だろ!仕方なく受けてやるよ!
「君はさ…家庭教師嫌なんだよな?」
「え…?!あ、ああ…」
「じゃあ、毎回テスト作ってくるから、50点とったらそこでやめるとかどうかな?」
「え?!マジで?!」
「ただし、俺は答えを教えない。」
「はぁ?!」
「だって、俺のこと必要ないんでしょ?答案返すから、どうにかして頑張れ。」
「…わかった。」
俺とカテキョの戦いが始まった。
カイ君は、家庭教師が来るのを知らなかったみたいで
物凄く不機嫌だった。
内心、そりゃそーだよなとちょっと同情した。
あーあ…
「ミンソク先生!」とか言ってかわいい男の子を想像していたのに…
中3ってこんな成長するもん?って…ガッカリ。
俺より大人びた顔をしていて、まるでモデル。
中身もさぞ大人なんだろうと思っていたが…
話しかけると…
「君が、カイ君?」
反発しているのか、無言。
「まぁ、とりあえず答案みせて?」
「やだ。俺は家庭教師なんかいらない。帰れよ。」
…思ったより子供だったみたいだ。
かわいくはないけど、どこか安心する。
「…わかった。」
彼はびっくりして振り向く。
「ただし、俺が作ったテスト、100点満点中50点とればな。」
カイ君が、この話に乗るように仕掛ける。
そうしないと、俺も給料もらえないし…
頑張って作った問題ももったいない。
…本当は、じっくり授業した後にしてもらう用のテストだったけど。
仕方ない・・・。
「乗った!!」
簡単に俺の挑発にも乗っちゃうし…
-テスト後-
「う、うそだ…」
彼の大敗…
まぁ…授業受けてからやってもらおうと
思ってたから当たり前なんだけど…
思ったより負けず嫌いだったみたい。
これからもテストして、○つけのみの家庭教師をしなくてはならないらしい。
挑発したのは、俺なんだけど…
嫌々勉強しても成績なんて上がらないと思うし…。
俺が一生懸命作った
問題用紙は、グシャグシャにされて
ぽいってされた。
俺への当てつけかもしないけど…
胸が痛かった。
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