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坂ダ!

***坂道ダッシュ!☆EXOの妄想BL小説です。***

恋するオトメン1

【ディオ・チャニョル】

いきなりですが…
壁床ドンシリーズです。

もし、わからない…って方がいらっしゃったら「短編まとめ」から
壁ドン床ドン(カイシウ)をどうぞ。


不定期更新です。


※ディオ視点のみ





恒例の廊下ツヤだしをしている時

二人が後ろでぼそぼそ言っている。



しうひょんと、カイだ。




「か、カイ…いやだよ俺…」

「ダメです。」




もう…

この二人は!!





「や…」




俺はついに声をかけた。



「あの!!

別でやってもらえますか?」





「「え?」」




あ…

俺の勘違い??





よくわからないけど、カイがしうひょんをお姫様だっこをしようとしていて…

ひょんがそれを阻止している?




…みたいな構図だった。




「ほら!カイ…うるさくするから…」

「だって、ひょんが廊下で転んだらどうするんですか!!」

「そ、それはあのとき急いでただけだって!!

それより…俺をだっこしてお前が腰痛めたらどうするんだよ!!」






「…あの。」


すみません…掃除の邪魔です。





「しうひょん…

俺のこと…思ってくれたんですね。」





「ば、バカ…当たり前だろ??

す…好きなんだから…





「ひょん…!!」


がばぁ…と抱きしめるカイ。

しうひょんも満更ではない。




「ひょん…俺待てないです。」

「…お、れも…」





「あのー、すみません…(さっさと)部屋に行っててもらえますか?」





この二人…

俺の存在かんっっ・・・ぺき忘れてるな!!

いっそ清々しいくらいだ!!




「ご、ごめんディオ!!」

しうひょんが謝ったあと、二人は部屋へと消える。





疲れた…





「はぁ…」

ため息をしたのは俺ではなかった。




ん?




横を振り返ると…

少女漫画に出てきそうな風貌で

カイとしうひょんがいたはずの壁を見ていた。





「あの二人…付き合ってるのかな?」

『ううん、ニョルの勘違い・・・

そうに決まってる・・・!!』





わかるかと思いますが・・・

どっちもチャニョルが喋っています。

一人二役です。





「・・・大丈夫?」

「きゃあぁぁぁ!」

「うるせぇよ。」




「ぎょ、ぎょんちゃん!!」





つい、チャニョルには冷たくしてしまいます。

なんでかって?


「小さくて見えなかったぁ!」




ウザいから。




「ねぇねぇ・・・ぎょんちゃん

二人って・・・付き合ってると思う??」




「うん。」

「なんで!!」

「え?雰囲気でわかるけど・・・」



まぁ、俺はその前も目撃してるからなぁ・・・





「で、でも・・・カイは俺とちゅうしたんだよ!!」




「え?」

「だ、だから・・・しうひょんと付き合うわけない!!

ふぇ・・・ふぇぇん」



チャニョルが泣きだしました。

「あーもー!ツヤだし終わったらリビングで話聞くから。」




「ほんと?」




泣き止むの早っ!!




****************


・・・ということで、話を聞きました。



「そのキスは無効だなぁ・・・」

「な、なんで?!」



「だって、明らかにハプニングじゃない。」

「・・・」

「カイもごめんって謝ったんだろ?」

「・・・好きで・・・

「え?」




「"好きでごめん"って意味かも知れないじゃん!!

ダメだってわかってても・・・

その中のほんの少しの奇跡を求めちゃうんだよ・・・」




チャニョルはでかい図体を小さくしてうつむいた。

「ああ・・・そゆこと。」






チャニョルのそんな乙女なとこ・・・


嫌いじゃないな。





「でも、現実は受け止めなきゃダメだよ?」

「もー、ちょっとくらい、優しくしてくれたって・・・。」



チャニョルは

ちょっと機嫌が悪そうにこっちを向く。





「俺はその場限りの言葉で、優しくするつもりなんてない。」




その、言葉に・・・

チャニョルの怒りのボルテージは上がってしまったみたいだ。



目が真っ赤になり・・・

大きい目がさらにでかい。



「ぎょんちゃんのバカ!!言わなきゃよかった!!

嫌い嫌い大っ嫌い!!




うるさい・・・

って思ってんのに。




なんでだ??




俺を叩こうとする手首を掴んで・・・



「!!!!!!!」



むちゅぅ・・・と、キスをしていた。





「ぎょ・・・ぎょんちゃん?!」






すっごく可愛く感じるんだよな。





「そんなに優しくしてほしいなら・・・

おもいっきり優しくしてやるよ。」




チャニョルは目をパチクリしていた。





床どんに出てくる乙女ニョルです。
ドニョル?!そんな男前ぎょんちゃん、乙女にょるのお話です。
(不定期更新。)

お友達のまめさんと、だいぶ前に萌え話が盛り上がって・・・
それをベースに書かせていただいてます^^
やっと書きだしたよ・・・まめさん!

↓次回は変更しますね・・・

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恋するオトメン2

【ディオ・チャニョル】






「"いたずらなEXO"本日、5話配信!

見てね!!」



と、いつもの"V"で可愛くセルカ!

宣伝ってのもありますけど…

俺自身わくわくしている!!




最近の楽しみは…

EXOみんなで撮影した、ミニドラマをひとりで堪能すること!!




"いたずらなEXO"とは簡単にいうと

頭がいい秀才なカイ君におバカなヒロインが恋に落ちちゃう

ドタバタ・ラブ☆コメ♪←音符重要!





そう!

主役はカイ!!

カイと疑似恋愛できちゃう!



ヘッドフォンして…

いざ主人公に感情移入ぅぅ…!



【いたずらなEXO5話】



学校での登校中…

ヘッドフォンをしながら歩くカイにまとわりつくヒロイン…



「カイくん!好き好き好き好き!!」

「…」

「好き好き好き!!」

「…」

「ねぇー!なんか言って!」




ヘッドフォンを取られて

かなりいらっとしているカイ。





「お前、ウザい。」





きゃぁぁぁぁぁぁ!

冷たいカイもいい!!





「カイくんって照屋さんなんだね♪」



「…」




バカなくらい、純粋な主人公!!

ああ、俺みたい!!





そんなヒロインが、ある日ぱたっと姿が見えなくなります。

…気にしてないふりをしながら、気にしてしまいます。




ついに、カイくんから教室へ…

廊下を歩いたら、




なんと、ぎょんちゃんにヒロインが

抱き締められているのです!




きゃぁぁぁぁぁぁ!!バカバカ!!

何見られてるの!!




続く…


【いたずらなEXO 5話終了】




はぁぁぁ…

このあとの展開は知ってるんだけども…

ヒロインになって見る視点は堪らないよね♪




ああ!

このドキドキを…

カイに伝えないと!!




ぱかっとヘッドフォンを外す。




「あ、今日の見てたんだ。」

きゃあ!!

ぎょ、ぎょんちゃん!!」





「俺まだ見てないんだよね。

どうだった?」




ぎょんちゃんが、くりっとした瞳で見つめてくる。





ドキドキドキドキ…





「ん?どうした?」





少し首を傾げて…

かわいい…





「か、かっこよかった!」

「え?」

「か、カイが!」





ドキドキドキドキ…

見ていられずに、目を積むって必死にそう言うと、何も返事がないことに気づく。



??




再び、ぎょんちゃんの顔をみると

明らかに不機嫌だった。





「へぇ…そうなんだ。」





「ぎょ、ぎょんちゃん??」

「夕御飯あるからいつでもどーぞ。」





明らかに冷たくなって

部屋を出てしまう。




パタン…

と、彼が外に出ると…




うわあぁぁぁぁぁ!!

顔、顔近かった!!




はぁ…

ま、まだドキドキ言ってる!!

し、心臓破裂しちゃうかと思った!!




そう、俺はあのかわいいかわいいぎょんちゃんに



"そんなに優しくしてほしいなら

優しくしてやるよ。"



と、言われて



き、キスされちゃったんです!!

あの事件から数日経ってるんですが…

ぎょんちゃんは何も言ってくれません!!





でも、今日みたいに

二人のときは優しいんです。

いつも意地悪だから調子くるっちゃう…





もーもー、どうして良いか分からず平静を保ってるわけですが…

さっきはビックリするくらい冷たかった…





俺、なんかしちゃったかな?





夕御飯を食べに廊下に出ると…

カイがいました。




今日のミニドラマの感想言わなきゃ!

と、思っているとしうひょんもいました。



「ひょん♪ドラマどうでした??」

「え?う、うーん…」

「俺、セリフ入った演技初めてなんですよ?

ちゃんと見てくださいよ!」





「…あんな冷たいカイ、俺やだ。」

「え?」




「思いが伝わらないって…辛いな。」

「ひょ、ひょん!」




カイはしうひょんをぎゅうっと

抱き締める。





「俺らは、ちゃーんと通じあってますから!」





「わ、わかったから!

…ご飯食べに行こっか?」

と、言ってしうひょんの方からカイと手を繋ぐ。





後ろからは丸見えの

恋人繋ぎ…





ああ、やっぱりそうなんだ。





俺はやっぱり、ヒロインになれないみたい。





お腹が空いていた気がするけど

俺は部屋に戻ってふて寝してしまった。









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恋するオトメン3

【ディオ・チャニョル】






"かっこよかった!カイが!"



と、チャニョルに言われて正直イラッとしてしまった。




虫酸が走るほど優しくしているというのに…!





あー、いじめてやりたい!!




どうして良いかわからないこの気持ちを全てパスタに託す。

「今日のごはん何?」

しうひょんと、カイがやって来た。





「キムチパスタです。」

「わー!俺好き!!」

と、パスタをキラキラと見つめるしうひょん。


「よかったですね!ひょん!」

と、キラキラしうひょんを見つめるカイ…





これを見て、どうやったら

"好きすぎてごめん"

に、なるのかわからない。





どんだけ、ヒロイン脳なんだ…あいつ!





わらわらと、人が集まってきて、キムチパスタを食べ始める。




ん?あれ?




「「いただきまーす」」

と、いいみんなが食べはじめて気づいた。





「チャニョルは?」

「えー、さっき部屋にいたよ?

それより、このキムチパスタ…」





ベッキョンが喋り終わる前に

部屋に向かった。








こんこん…

ノックのあとに足音が聞こえる。





「チャニョル、寝てるのか?」





ぎょんちゃんだ…

ご飯食べに行かなかったから心配で来てくれたのかも…

ぎょんちゃんは、俺のベッドに話しかける





ね、寝たフリ、寝たフリ…!!





「チャニョルの好きなキムチパスタだよ?

食べないの?」







ぎょんちゃんのキムチパスタ?!

い、いや…食べたいとか…

そーゆー訳じゃないし!!





ぎゅるるる~…





キムチパスタと聞いて、さっきまで忘れていた食欲が蘇る…!!





「ぷはっ…身体は正直だね。」

ぎょんちゃんにクスクス笑われる。





こんなときに…限って!!





もー!

恥ずかしい!!







「まだ、寝たフリ?」




ばっ!!




「わぁ!」





一瞬気を抜いていたからか、くるまっていた毛布を剥がされた。






9時には間に合いましたが…少なくてすみません。



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恋するオトメン3.5

【ディオ・チャニョル】






毛布を剥ぐと…

でかい身体を丸まらせたチャニョルがいた。



ああ、こんなに小さくなるんだ…



と、つい笑ってしまう。



「もー!」



顔をみると真っ赤にしたチャニョルが

起き上がって俺を見た。




「ぎょんちゃん、笑いすぎ!!」

「なんで?かわいいじゃん。」




でかいけど。




一瞬、呆けたあと…

かぁぁぁぁ…と、リンゴみたいに紅くなる。

なんか、いちいちかわいく思えてしまう。





ん?





「ってか、泣いてた?」

「えっ…ひゃっ」





目尻を触ると…

涙の跡が付いている。




「な、泣いてないよ?!」

よくわからないけど

泣いていたことを隠すチャニョル…





「どうした…?」

「な、何でもないよ…!」

と、いいながら

だばーっと涙が流れるチャニョル。





「だ、大丈夫か?!」

「大丈夫じゃないよぉ…ふぇぇん」




よくわからないけど、

涙は止まらない。




「どうした?!どっか痛いのか?!」

お腹が空きすぎて痛いとか?!




「胸が痛い…」

「胸?!」




もしかしたら、ホントに病気?!

どんっ!





「ぎょ、ぎょんちゃん?!」





気づいたら、俺はチャニョルを押し倒していた。










ななな!

何が起こってるの?!





なんで俺、ぎょんちゃんに押し倒されちゃってるの?!




「ぎょんちゃん!や、やめ…」

「いいから、黙ってて!」





ぎょんちゃんの力は思ったより強い…!

ど、どうしよ?!

どうしよ!!




ドキドキドキドキドキドキ!!





「胸のどこが痛む?」

「え?」




そりゃ…

「左胸…ってぎょんちゃん!!

ぎょんちゃんは、俺のシャツを捲って

左胸を触る。





「や、やだ!ぎょんちゃん!!

ダメだって!!」





なんでこんなことに?!

ど、どうしよう!!

ドキドキして顔がみれないよ!!




「ダメって、そんなこと言ってる場合じゃないだろ?!」




そんなこと?!

ぎょ、ぎょんちゃん…って強引すぎる!!




だ、ダメ!

やっぱりダメ!!





「ぎょんちゃん!や…」

「救急車、呼ぶか?!」

「へ?!」




救急車??




「何処が痛いか、はっきり言えよ。」



あ…

まさか…

勘違いしていらっしゃる?!



ま、まずい!!

失恋で胸が痛いとか言ったら…




「あ、あの…!!

じ、実は…治った!!」




怒られることを恐れ…

必死に隠すことに撤する!!




「…治った?!」

「そ、そうなの!

さっきまできゅきゅきゅ~んて、なってたけど!!


きゃあ!!





ぎょんちゃんは、

俺の左胸に耳をあてる。





どどどどどどどど!!




「…心臓の音、早くない?」



う…

確かに速い…!!



「そ、それはぎょんちゃんが、こんなことするから!!」

「こんなこと?」




と、言ってたら

ドアが開いた。


キイィ…



「おーい、残りのパスタどうす…ぶはっ!!」

ベッキョンが、目をまん丸くする。




「お、お前ら…ここでな、なにやって!!」

「なにって…」




ベッキョンの驚きに

ぎょんちゃんは何もわかってないみたいだった。




「いや、いい!!

怖いから聞かない!!」

「へ?あの…」

「あーあーあー…聞こえない聞こえない!!




バタンとしまった。

「…どーゆーことだ?」



ぎょんちゃんは全くわかってないみたい。

ヒントを教える。




「男同士でベットでこんなことしてたら

誰だってびっくりするよぉ。」




「え?…あ。」

ぎょんちゃんはやっと状況が飲み込めたみたい。

体を離して…距離が少し遠くなる。




「明日…絶対みんなにばれるよ。

ギョンちゃんが俺を襲ってたって(笑)」




わざと明るく言ってみた。

「ご、誤解なのにね!!」




「ああ。」

「そう、だよね!」

ぎょんちゃんの言葉にちょっぴり悲しくなってしまう。

お前なんか襲う気ないって…





「さっきは…必死だった。

本当に病気かと思ってたから…」

「え?」





「もう一回聞くけど…無理してないよな?

大丈夫…だよな?」





「顔色は…悪くなさそうだけど。」

じっと…俺の顔を見る。





なんなの!この人!!

俺はぎょんちゃんをすっぽりと抱きしめた。



「ぎょんちゃん…慰めて?」

「え?」



「今日は…長い長い片想いから解放された

…失恋記念日なの。」




「だから…ね?」




折角片想いから解放された…

失恋って辛い…誰か側にいてほしい。




「要するに…

シたいってこと?」





ば、バカ!!ちちち、違うよ!!

なでなでしてほしいの!!」




「…なんだ。」




と、いいながら・・

小さな手で俺の頭をずっと撫でてくれた。





「俺のものになったら…

もっと優しくしてあげるのに。」







失恋して…痛いはずの胸が…





ぎょんちゃんのどぎまぎするような言葉で

いっぱいになっていた。









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恋するオトメン4

【ディオ・チャニョル】





―翌日―


コソコソッ

「昨日、チャニョルがさ…」

なんて誰かが言ってるような気がする・・・!




ドキドキドキドキ…!


どうしよう…

もう噂になっちゃってる?!






朝からぎょんちゃんの顔がみれないよ!!

なんていいながら、横顔とかは盗み見しちゃうんだけど……




こっちを振り向く時も

ふいっと逸らしてしまう。




ぎょんちゃんの




"俺のものになったら

もっと優しくしてあげるのに"





発言が、ヘビロテ!!

実際…撫でてくれただけでもすっごい優しかったし。




もっと優しいって何?!




もわんもわんもわん… ※妄想によくある雲の音。






『ぎょんちゃん…俺、初めてで…!』

『……大丈夫、優しくするから。』





「きゃーーー!!」



ボンボコボン!!!※雲が破裂した音



「だ、大丈夫か?」





ぎょ、ぎょんちゃん!!




両手首を捕まれ、顔を伺われる。




ち、近い!!




俺は、とっさに目を瞑った。

「おい、ちゃ…」





「や、やめて!」

「…え?」





まだ、俺には刺激が強すぎる!!

だっ、だって…ぎょんちゃんが…

ぎょんちゃんが近づくと…





どくんどくんと…

苦しい!






「…わかった。」






え?



目を開くと…

ぎょんちゃんはもう違う方を向いていた。





それから

ぎょんちゃんは、全然俺の方を向いてくれなくて…





向いてくれなくて…

あれ、俺…何でだろう?





さっきより…

きゅうって…胸が締め付けられるように苦しい。










「おは…」



チャニョルは、朝から俺を避ける。

昨日は慰めて?

なんて可愛いことを言っていたくせに。





もしかしたら…服を脱がせたことが原因かもしれない。

確かに…好きじゃない奴にあんなことされたら嫌だったかも。






"や、やめて!"





でも、流石にあんな避けられ方したら凹む。





「…はぁ。」





いつもは顔を真っ赤にするくせに…

あんないやがらなくても…





…少し、距離をおいた方がいいんだろうか?





***************



「ちょっといー?」


仕事中、ベッキョンが話かけてきた。

よくわからないけど、人気を避けた場所に連れていかれる。



「なあ、痴話喧嘩継続中??」

「痴話喧嘩?」





別に喧嘩してるわけじゃないんだけど…

と、思いながらベッキョンに聞いてみる。




「昨日仲直りしたんじゃないの?

チャニョル、なんかニヤニヤしてたし。なのに今日はしょんぼりしてるよ?」



チャニョルのこと

何でもわかるんだな…




「…なら、ベッキョンが優しくすればいいだろ?」




別に、優しくするのは

俺じゃなくてもいいのかもしれない。




「えー?無理無理!」

「…なんで?」

「可愛くないじゃん。」

「…かわいいだろ?」






「…え?」

「…かわいいだろ?」






「あ、そうかギョンス、目が悪かったんだよな?」






…目が悪いと、

かわいいのは何か関係があるだろうか?









ふと見ると、ぎょんちゃんはベッキョンと姿を眩ましていた。




な、何?!

何で?!二人で?!




ダメだと思いながら追いかけ

二人の会話を盗み聞きする。





こーゆー時役に立つ耳!!

耳をダンボに、して聞く。





「じゃあ、俺はかわいい??」


ベッキョンが、ぎょんちゃんに聞いている。





な、何?!

何その質問!!





「…まぁ、かわいいかな。」

「んふふ…でしょ?」





ベッキョンは嬉しそうに笑う。





ちょ…

確かにベッキョンは可愛いけど・・・!

おててもスベスベで俺も羨ましいんだけど!!


で、でも・・・


やだやだやだやだ!!


聞きたくない!!






そこは…俺の場所なのに!






「ぎょんちゃん!!」



「「え?」」





二人が振り向いた。

俺は必死だった。





「やめてよ!俺以外の人にかわいいって言わないで!

ぎょんちゃんの…バカ!!





二人が目を丸くして見ている。

はっ…俺ってば…

何でこんなことを…!!






顔が熱くなるのがわかる。

は、恥ずかしい!!





ぎょんちゃんが、無表情で俺の側に歩いてきた。

な、何?

恐い…!!





「ほら、やっぱりかわいいだろ?」

と、ベッキョンの方を向いて言った。




え?





そして、俺の側まで歩いてくる。


「わかった。

もう、言わない。」


と、耳元で囁く。






何…

なんなの?!

その笑顔!!






ベッキョンが、

「なんだこれ…」

と、小さい小さい声で言ったのは聞かなかったことにした。









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