fc2ブログ

坂ダ!

***坂道ダッシュ!☆EXOの妄想BL小説です。***

変態の事情1

【ルゥハン→シウミン】


「体育会系の事情」シウミンとルゥハンの過去編です。

最初に本編を見ていただき"知りたいな…"
と、思ったら読んでください。


※注意
いきなり読むのはオススメしません。
(多分つまんないと思う…)



それでも大丈夫よ!って方へ



題名に期待されてしまうかもしれませんが至極真面目な話仕上げになっております。
なんとなく考えていたのを形にしてみました。



ルゥハンの1人語りです。
よろしくお願いいたします。







それはいつも通り、部活終わりに一緒に帰っている日でした。



「ルゥハン」

「なにー?」



ミンソガは、無表情で俺を見る。
でも、それはいつものこと。

彼は、あまり顔に出ないタイプだから。





「パンツ、タンスから荒らしたのお前だろ?」




ぎくっ…




「何のこと?」



素知らぬ顔をする。



そんなことミンソガにバレたら俺…
生きていけない…!!





「…俺のこと、まだ嫌いなのか?」




いつも無表情なミンソガだけど
今は少しだけ苦しそうな顔をした。




な、何言ってんの?!

俺が?!嫌う?!」



まさかの展開に慌てる。



「だって、嫌がらせ…だろ?」



「違う違う!違うよミンソガ!!

俺は!!





俺は、ミンソガの肩をぎゅっと握った。





その少しだけ顔を歪ませたミンソガは …

一年生のあの時を思い出させる。













特待生の中の、更に特別枠で入ってきた俺は 学生寮はおろかいろいろな規則さえ免除で入学した。



だってそれが条件だから。



同期や先輩からはどう思われてもよかった。
俺は、思い切り練習できるし結果を出せば文句は言われない。
それくらいの自信はあったんだ。


そんな中で、一般生で寮に入ったやつがいると聞いた。



キム、なんちゃら。



名前なんて覚えてない。
覚える必要もない。

俺は、寮に住んでないから関係ない。

と、思っていたけれど… 同期ってのがネックだった。



校内の学年リレー とにかく遅いから嫌でも目につくし足を引っ張られる。
俺の足枷になる。


それが、先輩達にもわかったみたいで やたら学年リレーをやりたがり毎回一年生はビリ。


「お前も一年だろ?」


いちいち寮まで行って入ったこともない、風呂掃除をさせられるのだ。
潔癖な俺はたまったもんじゃない…








ゴシゴシゴシゴシ… 静寂の中の掃除…


「みんな、ごめんな…。 次は頑張るから…」

鈍足の、キムは言った。



「大丈夫だよ、次は勝てるさ!」



と、いいこちゃん優等生のスホは言う。

腹立つなー。 そーゆー青春気取り?



俺は、大きなため息を吐くと言った。



「勝てるわけねーだろ?

俺が2回泳いだ方がまだマシだよ。

申し訳ないと思ってんならやめれば?」




「る、ルゥハン!」


スホが俺を止めるが無視した。





「…そうだよな。」




お? 俺の一言効いたか?

次は、"辞める"の一言がほしい!




「でも、やめない…ごめん。」




大きな目を俺に向けてはっきりと言ったのだ。

なんかカチーンときた。




「お前がやめなかったら

俺がやめてやるよ。」




「る、ルゥハン?!」




俺は、風呂掃除をやめて飛び出した。











一週間ほど、俺は、部活に出なかった。

ある意味、あいつがやめなきゃ部活に出ないって言う…ストライキだ。



そして、暫くして顧問、部長に俺とキムは呼び出された。



顧問は、俺が如何に必要かってことを話したあと…


「ミンソク君、申し訳ないんだが… 退部してもらえないだろうか?」

「わかりました…。」




俺は、無表情の彼の顔が歪むのをみて
心の中で、ニヤリと笑う。




俺は、わかっていたんだ。

こう言えば、あいつがやめることになるって。




「でも… 最後に、チャンスをくれませんか?」

彼は俺を見つめる。



「ルゥハン、俺と全種目勝負して 一つでも俺が勝ったら…留まることを認めてほしい。」



悪あがき。



つまり、"頑張ったで賞"が欲しいんだろ?

これくらい頑張ったから仕方ないって言うアレ。




やめさせるよ?

俺は。






「いいよ。 でも負けたらすぐにでも退部してね?」





俺は、とびきりの笑顔を見せた。






地味に土日に続けられたら…と、思っております。


FC2blogranking

にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村

XOXO799XOXO

おまけ拍手
PageTop

変態の事情2

【ルゥハン→シウミン】

すみません、リレーや鈍足な話は全て水泳の話です。
分かりにくい文章で申し訳ないです。







とりあえず、その茶番は一週間後練習の後の予定だ。



結果は、明日でも同じなのに…

ま、荷物を片付けるとか必要だしね。




久しぶりの練習で荷物を置きに向かうとスホの声がする。




「え?!じゃあ、負けたら部活辞めるのか?!」

「ああ。

一週間後だ。」





昨日顧問に呼ばれたときの話をしているみたいだ。




「なんで、そんなこと勝手に…!」

「すまん…。」





スホ、相談されなかったみたいだな。
キムの独断ってことね。


ってか、無謀過ぎるからそうだと思ってたけど。




「ルゥハンが言ってることは正しい。
みんなに迷惑をかけてことには代わりなないから。」

「ミンソク…!」





「俺、頑張るから。」





「ミンソクは、俺らのもうメンバーだ!」

と、ガシッとスホが彼を抱き締めた。




「青春だねー。」




俺は、笑顔で彼らの前に現れる。




「る、ルゥハン…」




大きな目で彼は俺を睨む。

大きいからか潤んでいるようにも見える。




「主人公にでもなったつもり?

そんな喋ってる暇あったら泳いだら?」



「俺ら一年が、最初に泳げないの知っててそんなこと言ってるのか?」

スホが、俺に言い返した。




「あー?そーだっけぇ?

知らなかったな♪」

そう言って荷物を置いて屋内プールに向かう。




俺は特別だから、先輩のしがらみなく泳ぐことができる。

なんで、そんな先輩を敬らなきゃならんのかわからないよね?





俺は、誰もいないプールで泳ぎ始めた。










暫くすると、キムは入り口やプール掃除をし始め…

じっと、俺を見ている気がする。





一瞬目があった。

…やっぱり勘違いじゃない。





100mクロールを何本かした後、イライラしてプールから上がった。





「何だよ。」

「え?」

「じろじろみるなよ。

文句あんのか?」




水浸しのまま、ジャージを着ている彼に掴みかかる。




「いや…綺麗だなって。

まるで、人魚だ。」




「は?」

彼は、俺の体を見ながら話す。




「ターンの時、水の抵抗が少なくスーって前に進むよな?

人魚もそうなんだ。

ほとんど力を使ってないのにスーっと前に進むことができる。」




俺は、彼が何を言いたいのかわからなかった。




「どんな体してるのかなって…

やっぱり側面が細い…?」




と、俺の横腹に触れてくる。





「ばっ…やめろ!!」


俺は、彼の手を叩き落とす。




すると、彼はバランスを崩してよろめき…






ざぶんっ…!!





彼は、プールにそのまま落ちてしまった。






すみません、今日はここまで…m(__)m


FC2blogranking

にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村

XOXO799XOXO

おまけ拍手
PageTop

変態の事情3

【ルゥハン→シウミン】


体育会系男子の事情
ルゥハンとシウミン一年生の時のお話







ざぶんっ…!!



ジャージを着たまま落ちた彼…

「わぷ…ぁっ…」




バシャバシャと、彼は手を動かし必死だ。



はぁ…

着衣したくらいで、このザマかよ。




「ん…はっ…うぷっ…」





ん?なんか様子が変だな…

今にも沈みそう?




「る…」

彼と目が合う。




俺は咄嗟に手差しのべ…







「何やってんだ!!」

その一言で、手を引っ込めた。






スホは、手を差しのべて…

ぐいっと彼をプールサイドに手を掴ませる。



「はぁ…はぁ…」




それでも、彼はなかなかプールから出ることが出来なくて…

身体をずるずると前に引きずる。





チッ

…被害者面しやがって。






「ミンソク、お前そんなのつけてたのか?!」

「…」





見ると、彼は筋トレ用の重りを足首に巻き付けていた。

流石の俺も、少しビックリしてしまった。

あれでプールの中に…?






「そんなの意味ねーのに。

ばっかじゃねーの?」







「ルゥハン!」





スホの叫ぶのを無視して…

俺は、シャワー室に向かった。



******



シャワーは、いろんな音を掻き消す。



ああ、イライラする…。

あーゆー、影で努力とか?

スゲームカつく。





意味ねーんだよ、陸とは違うんだから。

意味ないのに…。





"いや…綺麗だなって。

まるで、人魚だ。"





くそっ…

女扱いされてスゲー腹立つ…



…はずなのに。







きらきらした瞳が、頭から離れない。













いつのまにか一週間がたった。


俺は、あれから学校のプールに寄り付かなくなり
今日の練習が、久しぶりとなる。





だってあいつに会いたくなかった。

手を差し伸べた時の事を思い出すから…





俺以外の一年はまだ練習できないらしい。




皆の視線はいつもは気にならないはずなのに…。

遠くからの彼の視線だけは気になる。




イライラする…。

なんなんだ一体…!!




俺はわざわざ、プールから上がりつかつかと彼の元へ向かう。

「おい。見るなって言っただろ。」



俺は彼を睨む。

しかし…彼は全く怯むことなく答える。




「…何をそんなに怒ってるんだ?」

「怒って…?!」




彼は、俺に対してびくびくしない。

それも苛立たせる一つだ。




「人魚って言ったことか?」

「くっ…おまっ」





「それはお前の弱点だな。」

「は?」




「ルゥハンの弱点

見つけたよ。」





「一年、今から練習開始。」

「「はい!」」


練習が終わった2年に呼び掛けられ彼は、走っていく。





「じゃあ、練習終わったらな。」





彼は、プールへ向かう。

そう、今日の放課後は彼の退部が決まる日。






また明日
お返事ぼちぼち返信致します…m(__)m


FC2blogranking

にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村

XOXO799XOX

おまけ拍手
PageTop

変態の事情4

【ルゥハン→シウミン】


体育会系男子の事情
ルゥハンとシウミン一年生の時のお話






放課後

…時はきた。




顧問、コーチと一年生だけしか残っていない。

そりゃそうだ…見所のある勝負ではない。




「全種目ってことだが…各種目の距離は、くじ引きで決める。

ってことでいいな?」




コーチが、再度確認する。




「はい、もちろんです。」

あいつは、はっきりと頷く。




「…それ、選べねーの?」




全種目って…正直めんどくさいのにさらに距離が長ければ、それだけ時間が掛かる。




…出来ればとっとと終わらせたい。




すると、彼は俺を見て言うんだ。




「なんだよ…怖いのか?」

「…は?」




怖い?

この俺が、お前なんかを?

冗談じゃない!!





「…勝手にしろ!」

「じゃあ、くじ引き形式で。」





彼は、淡々とウォーミングアップを始めた。

言い切った出前、勢いで返事したことに気づく。




…何考えてるんだ、こいつ?

まさか、俺に勝てるって本気で思ってるのか?





そう言えば何か言っていた事を思い出す。




"それはお前の弱点だな。"




あれは、ハッタリじゃないのか?





"ルゥハンの弱点

見つけたよ。"






俺の弱点?

なんだ?

何を見つけた??




いや、そんなわけない…ハッタリだ。

そもそも、10秒単位違うんだから勝てるはずない。




距離が書かれた紙をコーチが適当に引き…




「じゃあ、ハンフリー(50m自由形)からな。」

「はい。」





そして、彼の退部へのカウントダウンは始まった。











自由形50、背泳ぎ400、平泳ぎ100、バタフライ400…

と、くじ引きで引いた距離て種目を続けていき
残ったのは個人メドレーのみになった。





俺の不安は無意味だった。

彼は、面白いくらい歯が立たなかったのだ。




「はぁ…はぁ…」

俺は水から這い上がる。





「次で最後だな。」

「…ああ。」




その横顔は、少し憂いを帯びていて…

やっぱり俺の考え過ぎだったんだ。

と、確信に変わる。





「退部届け、先に出しとけば?」



心に余裕が出来た俺は、彼に笑顔を向けた。


「それはまだ、わからないだろ?」





…まだ余裕ぶっている姿にムカついた。

最後にコーチがくじ引きを引く。




面倒臭い。

最後は、イチコメ(個人メドレー100m)でぱぱっと終わりたい。





「最後は、400mだ。」





ヨン?!

チッ…まぁしかたない。






400m個人メドレー、これで彼の退部が決まる。





****


ピッ

ホイッスルが鳴り俺と彼は飛び込んだ。




やべっ、スタート失敗した。




しかし、命取りではない。

彼相手にそこまで神経質にならなくても大丈夫だと言う余裕があった。




俺は、隣を全く気にしていなかった。




しかし…




あれ?

ターンの時に折り返しで目が合うはずの奴がいない。




え?

どこだ?




え?




そう、彼は真横にいたのだ。




「かはっ…!」




俺は、一瞬パニックに陥った。

足が前に進まなくなって、沈むような感覚に教われる。

足が痙攣していると気づいたのは…






「ルゥハン!」






彼が、俺の目の前に向かってきたときだった。







終わらなかった…m(__)m
来週です。


FC2blogranking

にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村

XOXO799XOX

おまけ拍手
PageTop

変態の事情5

【ルゥハン→シウミン】


体育会系男子の事情
ルゥハンとシウミン一年生の時のお話





****



「いーち、にー、さーん、しー」

「「ごー、ろーく、しーち、はーち」」






午後から始まる、水球部の掛け声が聞こえた。


「う…ん」






気づいたら、俺はプールサイドに上がっていて…
隅っこでストレッチするときのマットの上に寝ていた。




「お、気づいたか?」

「…はい」




目を開けるとコーチが居て足をマッサージしている。

「どうだ、足の状態は?

病院に行って診てもらうか?」





俺は、起き上がった。

コーチは手を離し俺は足を触り確認する。




「いえ、大丈夫です。

…それより。」

「ん?」



「えっと…キム…は?」

「キム?」

「泳いでた…あの、」




やばい…名前、覚えてねぇ。

キムなんて何人もいるし…俺は頭を片手で触り悩ませていると



「ああ、ミンソクか?」

「は、はい。

ミンソクはどこに?」



俺は、キョロキョロと回りを見渡す。

今は、既に水球部が始まっていてプールはバシャッバシャッと音をたてて騒がしい。





一瞬だけ見えたんだ。

多分、あいつが俺を…





「ああ、帰ったよ。」

「帰った?!」





なっ…

なんだよ…そんなにあっさり帰るもんなのか?





「今なら…まだ、寮にいるんじゃないか?」

「寮…?」




…ま、いっか。

どーせ、明日も来るんだろうし。






お礼くらい、言ってやる。

ミンソク…ね。

ついでに名前も覚えといてやるよ。





ん?




「すみません、"今なら"って…どういう意味…」




かさっ

コーチのジャージのポケットから、何か紙のようなものが落ちた。




「あ…」




プールサイドは当たり前だが水浸しで…

じわりじわり…と、水を含む紙切れ…






そう、彼の"退部届"だった。












ドタドタドタ…!

俺は、水泳部の寮の中に入り、ミンソクの部屋を探す。




「ミンソク!」

俺は次々とドアを開ける。




"どーゆーことですか?これ。"

"責任取るんだそうだ。"




「ミンソク!どこだ!!」

ビックリしている顔を無視してすぐ次のドアを開けていく。



"え?"




「どこだよ!!」




"「自分のせいだ」って言ってたぞ。

お前が溺れた理由"




「…どうした?」



彼は、段ボールに荷物を積めていた。
あまりの冷静な口振りに息が一瞬止まる。




"「退部します。」って聞かなくてな。

受け取るしかなかったんだ。"





「ど、どーゆーことだよ!!」


「何が?」

彼は、俺をじっと見つめる。




「俺は、溺れてなんかない!!」




ああ、言いたいことはそれじゃない。

…それじゃないけど!



そう言うと、彼は再び荷物を積める。



「お前の要求通りやめるんだ理由はどうあれ構わないだろ?」

「よくない!俺の沽券にかかわる!」




チッ

かっこつけて辞めやがって…!

なんなんだこいつ!!



俺は、しゃがんで座ったままこっちを見ようともしないのか気にくわなくて後ろから肩を握る。




「おい!無視してんじゃねーよ!」

「あっ…!!」




え?

俺は咄嗟に、手を離す。

彼は、一瞬苦痛に顔を滲ませたと思ったら軽く手を肩に乗せた。




「な、なんでもない…

気にするな。」



気にならないわけがない…。

俺は彼のシャツの背中をまくる。


「お、おい!何す…!」

「…!!」





彼の背中は、引っ掻いた傷が沢山あった。

抉られて血が滲んでいるところもある。



さっきまで、なかったよな?

まさか…




「俺が…?」




ああ…思い出した。




"はぁ…はぁ!!"

足が役に立たない俺は彼にしがみついて…
必死に息を吸おうとして

彼の肩を押さえつけて上に這い上がろうとして…!




水が…水が俺を裏切ったんだ。




その時のことが鮮明になってきてガタガタ体が震える…

止めようと腕を握っても止まらない。





治まれ…!!





ぎゅう…

と、抱き締められた。





「…すまない。

嫌なことを思い出させたな。」


「み、ミンソク…」





何故だか、彼に抱き締められると震えは止まる。




なんだろ…

こんな風に抱き締められると安心する。




彼が離れようとすると…腕を掴む。

「ま、まだ離れるな。」





彼は頷いて、背中をポンポンと叩く。

俺はまるで、子供扱い。




普通ならムカッとして離れるはずなんだ。

なのに…



とくん、とくん…



「責任とれ。」

「え?」






「そんな理由で勝手に辞めるなんて

許さない。」






俺は、少しだけ体を離し…

彼を見つめて…




バタバタ…!!

何人かがドアから倒れてきた。





「ミンソク!」





振り向く先には、スホがいた。

知らぬ間に出入り口にはギャラリー…2年、3年、4年までいる。

なんでいつの間にこんなに増えて…



「ミンソク!よかったな!!」

と、真ん中に無理やり入ってくる。



心の中でチッと舌打ちする。



「…スホ、なんでお前ここに。」

「お前が、怒鳴ってやって来たって聞いたからな!

心配に決まってんだろ!」




ばっとスマホを見せられた。

さっきまでのやりとりが録画されている。



「なっ…」

「暴力とか振るったら即辞めさせてミンソクが辞めるのを阻止しようと思ってたけど

まさか、お前から言うとはな!」




く…

気づかなかったなんて不覚…!!



「ルゥハン…本当にいいのか?」



スホが真ん中にいると言う違和感で手を離すと
彼は俺をじっと見つめる。




その目、マジでちょっと…

苦手だ!




俺は、視線を逸らした。




「いいも悪いも…ないだろ?

とにかく、荷物は積めるな!」




ガンッと、段ボールを足で蹴り

集まっている入り口から逃げるように外に出る。





ああ…!

ムカつく…!!

なんなんだよ!!







触られた場所が熱くて…

ドキドキが止まらない…!!








ちっいいところで…


FC2blogranking

にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村

XOXO799XOX

おまけ拍手
PageTop