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坂ダ!

***坂道ダッシュ!☆EXOの妄想BL小説です。***

キスフレ。①

【シウミン・セフン】



フンちゃんお誕生日記念です。

色めかしいせふんちゃんを書いてみたいと思います。











「ひょん、キスしたい。」










セフンがじっと見てきて…舌をペロリと出した。

俺は目を閉じた。




ふに。

セフンの唇が当たる。




「ん…」





セフンが俺に覆い被さってくる。

俺の唇をセフンの唇がはむはむと挟む。



「ん…」

「ひょん…」



唇を舌で抉じ開けられて俺の口内にセフンの舌が浸入する。


「んぁ…ん…」






セフンは俺をじっと見つめた。










「僕ね…毎日お祈りしてるんです。

exoの…みんなの幸せを…」

「ああ、知ってる。」







セフンは、みんなが好きで…

俺もその中の一人に過ぎない。








【キスフレ。】








─ちょっと前─




「ミンソギひょ~んおめでとうございます~!」

「ありがとう。」




その日は、ホテルのレストランを貸しきってメンバーみんなが俺の誕生日を祝ってくれていた。




「ひょおぉんおめでとうございますぅ。

僕よりかわいいシウミニひょんがまた歳をとってしまったぁなんてぇぇ。」




「あいつもー酔っぱらってるぞ!

さっきすげー飲んでんのみたもん!」




チャニョルがセフンを茶化す。




「そ、そんな飲んでませんからぁ!

もー、ひょんのバカ!!」

「なにー?!

来月プレゼント渡さねーぞ!!」





「嫌ですぅっ!」





「「あははっ!」」





セフンは二十歳を過ぎて少しずつお酒を嗜むようになっていた。

飲み方は、大学生のコンパみたいな飲み方で酔いに浸っている。




「きもちいぃ~」

貸しきりのカウンターテーブルが冷たくて気持ちいいと頬をペタりとくっつける。





「セフン、酔っぱらってますねぇ。」

横に座っているギョンスが呆れている。

「…そうだな。」





俺は、おつまみを食べながらゆっくりとお酒の味わうのが好きだ。

飲み方が合うぎょんすとカウンターで飲んでいた。





しばらくするとセフンは目がトロリとしてきて、いつも以上に顔もふにゃりとして…



「にょるひょ~ん」

横に座っているチャニョルの頬にキスをして…

「わーバカ、ちゅーすんなって!」

「えへへへ」

「セフナぁ俺にもちゅ~は?」




「ベッキョニひょぉん」

と、ベッキョンのほっぺにもちゅっとキスする。





「こいつほんとに酔うとキス魔だな!」

二人は面白いのかにゃははと笑っている。




「お酒飲むとたのしぃ~んだも~ん。」

俺と目が合うとふにゃぁと笑った。





お酒の種類とかは気にしないようだ。

ただ酔うと言うことの心地よさを知ったようだった。




見ていたら俺と目があった。




「セフン、大丈夫か?」

「らいじょぶですぅ。」




大丈夫じゃなさそうだな。

どうしようか…?

と、考えていると…





「おい、そこらへんでやめておけ…」

と、スホがセフンからグラスを奪った。




「ひょ~ん!」

「お前は、自分の中の限度を知らないのか?!」



「僕、exoで本当に、本当によかったですぅ。

ひょんがひょんでよかったぁ~」

「そうかそうか…ってわぁ~!」





スホの白い頬にちゅっちゅっとキスをするセフン。




「あはは、こいつ酔うとキス魔になるんですよ。」

「俺たちも被害者!」

「おまえらぁ!!」





と、逃げていくふたりを追いかけてしまった。





「うーん…」


一人になるセフン。


「…どうします?これ。」



ぎょんすは、明らかにめんどくさそうだった。



「チャニョル呼んできましょうか?」





「いい…俺がぱぱっと

部屋に置いてくるよ。」

「え?

主役がそこまでしなくても…」

「大丈夫大丈夫」





「おーい、セフン、行くぞ。」

「うーん…」





俺はセフンの肩をかけてホテルのエレベータに乗った。

思った以上に重い。





「おい、鍵どこだ?」

「うーん…?」




俺は、セフンのホテルのカードキーでドアを開けた。




ピッ…

「ほら、着いたぞ。」





どさっ


ベッドはすぐ側にあるのでそのままベッドに倒れ込ませる。





「うぅ~」

「朝、迎えにいくから。

鍵持ってくぞ。」



すぐに帰ろうとすると…


「うーん…苦し」




首もとがが苦しいのか、ワイシャツのボタンをはずそうとしている。

手が上手く動かないみたいで結局無理矢理引きちぎろうとしている。




「あーもう…」




と、仰向けに寝そべっているセフンのワイシャツのボタンに手を添えると…




ふわり…

後ろから長い腕に包まれた。




「えへへ…ひょん、捕まえましたぁ」




そして…セフンが俺の頬にキスの雨を落とす。





んちゅ

んちゅ





完全に…酔っぱらっている。





「ばぁか、やめろって…くすぐったい。」

「ん~、ひょんのぷにぷにのほっぺにちゅ~したかったんですぅ。」




俺は、構うことなくセフンのボタンをはずそうとしているが動いてるためうまくいかない。





「ちょっと!

じっとしr……っ!」






ぷに。







怒ってセフンの方を向いたら…唇と唇がぶつかった。








ちと続きます。

せふんちゃんのふにふにな唇にぽちっとな。




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キスフレ。②

【シウミン・セフン】


おふなのお誕生日記念。







僕はキス魔だ。

もちろん自覚がある。






お酒が入ると奔放になってメンバーの誰にでもキスをしたがる。

そして、酔っていると大抵のことは許してくれることも知っていた。






ミンソギひょんはいつもガードが硬い。

だからチャンスだったんだ。






「ん…」




ひょんは固まっていた。

僕は、そのまま口を開いて角度を変えながらキスをする。




ひょんは口を塞いだままだ。





「やめ…んぅ」





口を開けたのをいいことに舌を滑り込ませた。

それは、ただの酔った勢い。






「ぁ…ぁふ。

せ…ふ!」





覆い被さってるひょんは僕が体を抱き締めているため起き上がることはできない。

嫌がるひょんの力が抜けていく…





ひょんの声が段々熱っぽくなり…

「ぁ…はぁ…ん」





甘い甘い吐息に変わる。

とろりとした瞳のミンソギひょん。






「ひょん、キスって気持ちくないですかぁ?」







キスは…蕩けるほど気持ちいい。

だから好き。








「ん…?」




ミンソギひょんの瞳が見開く。

どういう状況だったのか思い出したようだった。





ぐいっ!

どすん。




ひょんは、ぐっと離れようとベッドを必死に押したが僕が抱き締めているため反動でまたこちらに戻ってきた。



「…離せ。」

「嫌です。」





ミンソギひょんは僕の腕の中。

離したくない…

こんなチャンス滅多にない。





「ひょん、僕とキスフレになりませんか?」

「は?」





ひょんは、凄い形相で僕を見た。

まずい…いい雰囲気だったのに。





「だってぇ、ひょんのふわふわでぽよよんでしたぁ。

もっとぽむぽむしたいですぅ。」

「はぁ?!」





かわいくて、食べちゃいたい唇の持ち主のミンソギひょん。

もっともっとキスしてみたい。





僕には…

必要だと思うんだ。





僕のわがままに付き合ってくれる…そんな人が。











「ん…ぁ、せふっ…」






Turrrrrrrr…

その時携帯が鳴り…





「は、離ってば!!」






マネひょんの電話に出たあとセフンを見たら…

すぅ…すぅと、可愛らしく寝息をたてていた。















Pi…

PiPiPiPi…






「はぁ…」


昨日のことは夢でありたい。






*********





「おはよぉございますぅ。」







何事もなかったような朝だった。

セフンは自分で起きてきたし、移動の車の中でもスホの隣ですやすやと寝ていた。





昨日は寝惚けていただけだったのだ。

あんなに飲んでいたし…何もかも忘れているのかもしれない。








そう、あれは夢。

何もなかった。









「ギョンスギョンス~これみて!」




移動中の車の中で前に乗っているベッキョンがギョンスに前を見るように促す。

チャニョルがスマホにくぎ付けだった。





何を見ているのか気になったのでギョンスとひょこっと覗くと…





《キスで人は好きになるのか?!》




初めて会った男女がいきなりキスをするすこし刺激的なweb限定の実験バラエティを見ていた。




ドキリ…






「うぉー」

「やべぇ!」



チャニョルがとにかくうるさい。



「お前、うっさいよ!

聞こえない!

あ、ひょんも見ます?」




と、イヤホンを片方渡された。

…なんとキスの艶かしい音が聞こえる。




そう、しっとりとしたリップ音だった。





うわぁ…

「…悪趣味。」





俺が言う前にギョンスが言ってくれた。

ギョンスがイヤホンをはずして明らかにドン引きしている。





モニターの一般人のキスを見てるのが耐えられないみたいだ。





「なんだよー、ドラマだってキスシーンあるだろ?

勉強勉強!」




「勉強って…」


そう言われるとギョンスも何も言えなくなる。

目を凝らして二人のキスを見つめている…と、言うかにらんでいるようにしか見えない。




「てかさぁ、キスで人を好きになると思う?」

「なるだろ!!

なるなるなる!!」






「あー、うっさい!!」


チャニョルがベッキョンに近づき、ベッキョンがチャニョルの顎を抑え込む。






「ひょんは?

ひょんはどう思います??」




なんでか3人が俺をじっと見つめ答えを待っている。




「…ないな。」

「えー?!」




チャニョルが愕然とする。




「そしたら、俺らの仕事、務まらないだろ?」

「あー、なるほどですな!」

と、ベッキョンは納得したみたいだった。






そう。

あるわけない。





キスしたら好きになるなんて。








俺は…

昨日セフンとあんなキスをしてしまったんだから。






俺はスホにぴったりと寄り添って寝ているセフンを見つめた。










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キスフレ。③

【シウミン・セフン】


甘ったるいセフンとキスに弱いしうちゃんのお話。







うちのマンネは愛されている。




「セフナ~どうした?

昨日の元気はどこいったぁ??」

「うぅ…」



ぐてぇと、してるセフンにベッキョンが駆け寄る。

車からスホに引きずられるように連れてきてもらったためか
その一声で、みんなどうしたどうした?とセフンに駆け寄る。





「セフナ~大丈夫か?」

「二日酔いかぁ?

無理するなよ?」

と、体を擦ったり、撫でたりみんな一声かけている。




いろいろ茶化すわりには

なんだかんだみんな心配なのである。




「まーったく!あんなに飲むからだ!

しじみカプセル飲め!」

「ひょぉぉん…

大きな声出さないでぇ」





「…と、あれ?

どこいったかな?」




ごそごそごそ…

と、バックの中を漁っているがどうやら薬が出てこないみたいだ。




スホの声に堪えられず耳を押さえている。

「ミンソク、ちょっとコレ頼む。」

「え?!」




一瞬、明らかに嫌な顔をしてしまった…

回りを見たら既にみんな先に向かってしまったことに気づく。




「ミニ薬箱とる間だけだから。」

「わ、わかった。」

と、セフンを肩で抱く。





「ひょぉん…」

と、元気なく声を出すセフン。




「…大丈夫か?」

コクりと頷く。





俺はスホがバックの中をゴソゴソと探すのを見守っていた。

バックの中も荒らされてるのか…バックinバックでも買えばいいのに。

と、スホに心の中で訴える。




セフンはずしりと…重い。

昨日のホテルまでのことを思い出してしまいそうだ。

横にいるセフンに顔を向けられなかった。






むちゅ…






俺は頬の感触にビックリしてセフンの方を向いた。

ぺろっと自らの舌を舐めるセフンと目が合う。

耳元で囁かれた。





「不意討ちチッスです。」





「なっ…」

「あ、あったぞ!!

しじみカプセルぅ!!

青色の猫が未来のポケットから道具を出すごとく叫びだした。



「ひょ~ん、ありがとうございます。」



セフンは、そのままスホにくっついて楽屋まで向かったのである。



そして後ろを振り向き…

ふにゃっと笑った。






やっぱり、夢じゃなかった…






***********


セフンは、そのあともどさくさ紛れにキスを仕掛けてきた。




「ひょ~ん、お陰で二日酔い直りましたぁ。」

と、後ろからくっついてくる。



むちゅ…

ビクッ




然り気無くうなじにキスをされた。




「セフン!」

すると、楽屋にいる皆が振り向く。




やば…




「どうした?

ミンソク。」

と、スホに声を掛けられた。




「な、なんでも…」

と、言ってるときにセフンが声を遮る。




「ひょん…ビックリさせてしまぃましたか?」

と、俺を後ろからぎゅぅうと抱き締めてきた。


「ごめんなさいぃ…。」


しおらしく謝ってくる。

謝るならしなければいいのに…。


「し、仕方ないな…。」

結局俺も許してしまう…





…と、思ったが。





「仲直りのちゅーですぅ。」

「は?!」





むちゅう…

と、また頬にキスされた。





みんなの反応が気になったが…なんでか喧嘩にならずによかったよかったみたいな反応で…
流石にこれ以上怒ることは出来なかった。






そう、彼は周りから酔わなくても"キス魔"だと容認されてきたのである。












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キスフレ。④

【シウミン・セフン】


甘ったるいセフンとキスに弱いしうちゃんのお話。








比較的ラフでカジュアルなブランドの服の撮影が始まった。

最初は、個人やペアで撮影が始まる。




はぁ~~





俺は休憩中ぐったりしていた。

実は地味にセフンと攻防を続けていたのだ。

力ずくでかつ、やんわり離そうとしていたら変な力を使ったみたいで腕が痛い。






「ひょん!」





ビクッ

逃げようとしたら、ベッキョンだった。





「な、なんだ…ベッキョンか。」

「ひょん、顔が固いですよぉ。」





むにっと、ほっぺを握られた。

さらに不意討ちでな脇腹をむにっと触られた。




"おわっ!"

と、声には出なかったが表情に出るのを見てベッキョンがにまぁと笑う。




「ひょん、休憩なんてあってないようなもんですからね!」





「…え、あ。」




周りをみると撮影風景を何台かのカメラで撮っていることを忘れていた。
俺が仏頂面だからさりげなく言いに来てくれたのだ。

ベッキョンはカメラがあればどこでも笑顔を絶やさない。

ってかカメラを事前に何個あるのかチェックしてるのに

"あれ?こんなところにカメラが!?"

って感じだ。




そーゆーとこ、尊敬する。

だから不意討ちをくらってもちょっと甘くなってしまうのかもしれない。




「大丈夫ですよ、セフンは撮影中ですから!」

「あ、そうか。」





気を張っていたが、ほっと胸を撫で下ろす。

またベッキョンがにやにやし始めた。





ベッキョンは俺の肩にコテンと頭を乗せる。




「セフンは構いたいくて仕方ないんでしょうねぇ。」

「ん?」

「いっつも俺とチャニョルに構われてますけど…
構う方が好きなんですよ、実際。」





まぁ、何となくわかる気がする。

ちょっかいかける方が好きそうだ。





「で、今はひょんがターゲットなんですよ。」

「…随分迷惑な話だな。」




顔がめんどくさそうに見えたのかぶはっと笑われた。




「だからぁ、俺に免じて少しだけわがままに付き合ってあげてくださぁい。」

と、ベッキョンが俺の腕に手を絡めてきた。




「…そだな。」

「ひょん~」




と、腕を抱き締めながらゆらゆら揺らされた。






…ふぅ。

後輩ってなんて厄介な奴らばっかりなんだ。






要は"怒らないでマンネのわがままに付き合ってくださいね、ひょん。"

ってことなのである。






結局、exoのメンバーはセフン贔屓である。





俺が結局セフンの気紛れに耐えなければならない。





「ひよぉぉん!」

「おせふー」




カッコよく撮影してたセフンはいずこ…
ふにゃってるセフンがこっちにきた。


だきっ…

と、したのは俺じゃなくベッキョン。


「おー、セフン筋肉付いてんなぁ」

むにむにとセフンの腕を触っている。




「お、わかりますかぁ?!」




と、楽しそうに話している。

ベッキョンはセフンからって言うより自分から触ったり叩いたりしてるみたいだ。




なるほど…

セフンは触れば触られない、ってことなのか?




「あ、じゃあ俺撮影始まるからじゃね!」

と、ベッキョンは行ってしまった。




そして、ちょっと寂しそうなセフンの横顔をみて…

覚悟を決める。










僕はちょっとむっとしていた。




僕の時はあんなにめんどくさそうなミンソギひょんは
ベッキョニひょんの時は全然嫌がらないしされるがままだ。

ぴとってくっついても、手をぶらぶらさせたって嫌がらない。




むー…



ミンソギひょんって…

なんだかんだかわいいもの好きだしね。




僕ってひょんにとって可愛くないのかな…?




「ひよぉぉん!」


僕は撮影が終わると二人の元へ向かった。

「おせふぅ~」



返事したのは、やっぱりべっきょにひょんだった。

ミンソギひょんはただ見てるだけだ。





ベッキョニひょんは、さっきミンソギひょんにしたみたいに腕にくっついてきた。




「おー、セフン筋肉付いてんなぁ」

「お、わかりますかぁ?!」





こーゆーとこ自然というか

あざといというか。←




なんか嫌みがないんだよなぁ…

筋トレ然り気無く頑張ってるのを誉められるのも嬉しかったりするし。




「あ、じゃあ俺撮影始まるからじゃね!」

と、あっさりと去る。


え?と、言う名残惜しさ…

コミュ力のファンタジスタに相応しい。




あーあ…

ミンソギひょんもあれくらいだったらなぁ…

なんて思っていると。






むにっ





後ろからいきなり、前触れもなく!

ミンソギひょんに脇腹を触られた。



僕は後ろを振り向きながら言う。



「ひょん」

「ん?」

「いきなりどうしたんですか?」

「え?」




ベッキョニひょんが然り気無ければ…

ミンソギひょんはぎこちなさ過ぎて不自然だった。




「…何となく?」

と、あさっての方を向く。



なんだなんとなくって。

敢えて触ったくせに。



しかし、もしかしたら…

ベッキョニひょんの行動を見よう見まねでやったのかもしれない。




慣れてないことをやるひょん…

うん。

なんかすごく…なんだこれ?





ふるるるるる…





なんとも言えない感情が芽生える。





”悶え震える…?”

っていうか…





萌える?





「ひょん。」

「ん?」

「今、すごくキスしたいです。」







「は?!」






「ちょっとトイレいってきまぁす!」

と、ひょんを引きずった。












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キスフレ。⑤

【シウミン・セフン】


甘ったるいセフンとキスに弱いしうちゃんのお話。







俺達はトイレの個室の中に二人で入った。





「せ、セフン!

今ここどこだと思って…!!」





「シー」

ぷにっ。

と、人差し指を唇に押さえ付けられた。




ビクッ…

その人差し指は下唇を撫でる動作に変わる。

すりすり…




「や、やめ…!」



指から逃れようと口を開けたら…



ちゅぷん…

「ん…んぁ…」



2本の指を入れられて上顎の窪みをすりすりと撫でられた。

指で撫でられると、びくんと体が反応してしまう。




「ん…んぅ…」





ちゅぷん…





指を抜かれると、そのまま唇が覆い被さってきた。

セフンの舌がぬめりと自分の口内に入ってきた。




「ぁ、ぁふ…」




さっきと同じ場所を舌で何度も撫でてくる。

そこはどうしてもダメで…体がむずむずとしてくる。



阻止しようと舌で押さえつけようとすると…




「ぁ…んっ…!」




舌と舌が絡まりあって…唾液が卑猥な音を立てる。





くちゅ…

くちゅ…




逃げようと思っても逃げられない。

俺は壁を背にしていたが…脚の力が抜けて、ずるずると下に落ちていく。






ふわり…

それをセフンが阻止した。






彼が俺の脇を持って支えていたからだ。






「ひょん、キス…気持ちよかったですか?」





彼の顔が近づく…

俺はそのまま彼の唇を見つめる。












「ん…」




彼は虚ろな瞳でコクリと頷いていた。

その瞳が物欲しげで…

つい、癖で己の舌を舐めてしまう。






もっと、もっとキスしたい。






近づいたが、両手で胸を力なく押された。



「ダメ、だってば…」

「どうして…?」

「どうしてって…仕事。」




きゅん…と、してしまう。




手は拒否しているのの…

僕に抱き締められたままのひょんがあまりにも可愛すぎて。

目を剃らすとほんのりと紅い頬が丸見えだ。






駄目だ…

反応全てが愛らしい。







「じゃあ、終わったらキスしてくれますよね?」

「え?」

「…終わったらしてもいいってことでしょ?」




「なっ…」

「ですよね?」




半ば強引だとわかってはいたが、抱き締めた体を離さないままひょんの言葉を待った。






嫌だって言っても…

ダメっていっても逃げないように。






「…仕事中はもうしない。

約束出来るか?」






僕はこくんと頷く。







それは、"キスフレ"の始まりだった。













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