
妖精さんは僕のものスピンオフ第2弾!
【ベッキョン・チェン】
melody fairy:遊園地発信のアイドルグループ
"歌のお兄さん"をコンセプトにした、親子をターゲットに活動する。
children:melody fairyのファンの名称
ベッキョン:歌手の卵
スホ:俳優の卵
セフン:人気モデル
チェン:ミュージカル俳優
レイ:中国で活躍中のタレント
[ベッキョン]
初回のめっちゃ夏祭りは大成功に終わった。
その日からネットでのファンクラブ会員や遊園地の来る人が明らかに増えたらしい。
気がつけばもう、"めっちゃ夏祭り"は遊園地の人気パレードと並ぶ混雑になっていた。
「チェン~、カイみたいに僕もステージにチェンを連れていきたいよ。」
「また言ってるっ!俺は嫌だからね。」
「だってぇ~…」
べりっ
「ちょい!くっつきすぎだっつの!!」
二人を引き剥がすのが最近俺の仕事。
日に日に仲よくなっていくレイとチェンを見るのが流石に辛くなってきた。
レイと目が合う。
にっこりと微笑む。
…もしかしたら、俺がお邪魔虫なのか?
なんて思ったりもする。
だってレイといる方が明らかに雰囲気は柔らかいし言いたいこと言ってるような気もするし…
カプでずっと一緒にいる時間が増えてるから尚更?
「ベッキョナ~酷いよ。」
「レイが変なこと言うからだよ。
変なことはしないでね。」
チェンがレイを見て笑ってる。
俺はほんとに二人の邪魔…
してるわけじゃないよな?
とくんと胸が痛くなる。
俺が漫画の所謂…ライバル役?
ズキン
そう思うと二人の間に挟まるのがちょっと憂鬱になってきたのだ。
***********
-数日後-
俺は、練習の合間…チェンを見ていた。
「はぁ…」
「最近絡んでこないね。」
「え?」
レイが俺をじっと後ろから見ていた。
「ぎゃっ」
思わず後退りする。
「いや、べ、別にっ」
「ふーん…」
そう言って隣に座った。
う…なんか緊張する。
レイとこんな風に二人でいるなんて…
「レイ…俺、聞きたいことがあるんだけど。」
「いいよ、なんでも聞いて。」
ああ…
ここで言っちゃっていいんだろうか?
「チェンと本当にカップルだったり…する?
な、なーんてっ!」
つい…なーんて!
と、言ってしまった…!
俺のバカッ
ほんとのことなんて言うわけ…
「あー、僕はもうすでに振られてる。」
「え?!
あ…そ、そうなの…?」
レイはなんてことないように頷いた。
「うん。」
ほっとしたようなそうでもないような…
だってそれでも気まずくなく仲良しだ。
「毎日"愛してる"って囁いてるけどね~。
ガード固くって。」
「あ、愛をさささささっ…?!」
ちょっと心が追い付いてないっ!
「チェンには、本気だと思われてないみたい。
でも、本気だよ?」
「お、俺だって…本気だっ」
はっ…
思わず口を食い縛ってるところを見られた。
「あ~やっぱり好きなんだ!」
レイはにこにこしていた。
「わ、悪いかっ」
「んー?悪くないむしろライバルがいると燃えるから。」
「はぁぁ?!」
「おーい、集合しろ~」
スホひょんが号令をかけた。
レイが握手を求めてきた。
?
「ベッキョンの気持ちが分かってよかった。」
「へ?」
「お互い正々堂々と闘おう。」
レイは笑顔を俺に向けてきた。
「え、ああ…!」
その手を握ると…
「いだだだだだっ」
思いっきり手を潰すように握られた。
「なーんて言うと思った?
絶対負けないよ?」
やっと振りほどかれた。
ジンジン痛いっ!
「こ、このや…」
するとずんずんスホひょんがやって来る。
「お前らーっ何やってンだッ!!
練習するぞっ」
「「はーいっ」」
これから、俺たちはチェンをモノにするべく…
正々堂々…いや、卑怯なやり方も込みで戦うことになった。
【終わる】
鍵コメC様。
リクエストありがとうございました。
途切れ途切れになりほんとに申し訳ありませんでした。

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【ベッキョン・チェン】
melody fairy:遊園地発信のアイドルグループ
"歌のお兄さん"をコンセプトにした、親子をターゲットに活動する。
children:melody fairyのファンの名称
ベッキョン:歌手の卵
スホ:俳優の卵
セフン:人気モデル
チェン:ミュージカル俳優
レイ:中国で活躍中のタレント
[ベッキョン]
初回のめっちゃ夏祭りは大成功に終わった。
その日からネットでのファンクラブ会員や遊園地の来る人が明らかに増えたらしい。
気がつけばもう、"めっちゃ夏祭り"は遊園地の人気パレードと並ぶ混雑になっていた。
「チェン~、カイみたいに僕もステージにチェンを連れていきたいよ。」
「また言ってるっ!俺は嫌だからね。」
「だってぇ~…」
べりっ
「ちょい!くっつきすぎだっつの!!」
二人を引き剥がすのが最近俺の仕事。
日に日に仲よくなっていくレイとチェンを見るのが流石に辛くなってきた。
レイと目が合う。
にっこりと微笑む。
…もしかしたら、俺がお邪魔虫なのか?
なんて思ったりもする。
だってレイといる方が明らかに雰囲気は柔らかいし言いたいこと言ってるような気もするし…
カプでずっと一緒にいる時間が増えてるから尚更?
「ベッキョナ~酷いよ。」
「レイが変なこと言うからだよ。
変なことはしないでね。」
チェンがレイを見て笑ってる。
俺はほんとに二人の邪魔…
してるわけじゃないよな?
とくんと胸が痛くなる。
俺が漫画の所謂…ライバル役?
ズキン
そう思うと二人の間に挟まるのがちょっと憂鬱になってきたのだ。
***********
-数日後-
俺は、練習の合間…チェンを見ていた。
「はぁ…」
「最近絡んでこないね。」
「え?」
レイが俺をじっと後ろから見ていた。
「ぎゃっ」
思わず後退りする。
「いや、べ、別にっ」
「ふーん…」
そう言って隣に座った。
う…なんか緊張する。
レイとこんな風に二人でいるなんて…
「レイ…俺、聞きたいことがあるんだけど。」
「いいよ、なんでも聞いて。」
ああ…
ここで言っちゃっていいんだろうか?
「チェンと本当にカップルだったり…する?
な、なーんてっ!」
つい…なーんて!
と、言ってしまった…!
俺のバカッ
ほんとのことなんて言うわけ…
「あー、僕はもうすでに振られてる。」
「え?!
あ…そ、そうなの…?」
レイはなんてことないように頷いた。
「うん。」
ほっとしたようなそうでもないような…
だってそれでも気まずくなく仲良しだ。
「毎日"愛してる"って囁いてるけどね~。
ガード固くって。」
「あ、愛をさささささっ…?!」
ちょっと心が追い付いてないっ!
「チェンには、本気だと思われてないみたい。
でも、本気だよ?」
「お、俺だって…本気だっ」
はっ…
思わず口を食い縛ってるところを見られた。
「あ~やっぱり好きなんだ!」
レイはにこにこしていた。
「わ、悪いかっ」
「んー?悪くないむしろライバルがいると燃えるから。」
「はぁぁ?!」
「おーい、集合しろ~」
スホひょんが号令をかけた。
レイが握手を求めてきた。
?
「ベッキョンの気持ちが分かってよかった。」
「へ?」
「お互い正々堂々と闘おう。」
レイは笑顔を俺に向けてきた。
「え、ああ…!」
その手を握ると…
「いだだだだだっ」
思いっきり手を潰すように握られた。
「なーんて言うと思った?
絶対負けないよ?」
やっと振りほどかれた。
ジンジン痛いっ!
「こ、このや…」
するとずんずんスホひょんがやって来る。
「お前らーっ何やってンだッ!!
練習するぞっ」
「「はーいっ」」
これから、俺たちはチェンをモノにするべく…
正々堂々…いや、卑怯なやり方も込みで戦うことになった。
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