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坂ダ!

***坂道ダッシュ!☆EXOの妄想BL小説です。***

マグネット【おまけ】

【セフン・シウミン】

書くの忘れ…やっと書けたおまけです。


_/_/_/セフン_/_/_/


今日はミンソギひょんの部屋に遊びに来ている。


「ビビ~」

「わんっ」


ミンソギひょんの膝の上に乗るビビ。


「久しぶり~会いたかったよ~」

「わぅ」


わしゃわしゃされてる…


あああっ

そこにいるはずなのは僕のはずだったのぃっ…!






-数日前・部活後-


「セフナ、今度の休み空いてる?」


ミンソギひょんが練習後こそっと声を掛けてきた。


「あ、空いてます!」


テストが終わって久々のデートのお誘い。

二人きりで会いたいって言おうとしたけど…


「ミンソギひょん…あのふたr」

「わーい、じゃあビビに会えるの楽しみにしてるね!」



「は、はい!」



そんな顔見せられたら…

二人きりなんていえないしっ…!!



-回想終了-



とほほ、と…思っていたらエリがやってくる。



「あ~エリやぁ」

「にゃ」



腕をぎゅっと前足で掴まれる。

可愛い…僕を癒してくれる。



「わんっ!」

「シャー…」



が…二匹は僕らの腕の中で睨み合っていた。



「「あああ。」」




隣に座ってた僕たちは離れた。




「エリー、めっ。」

ひょんが怒るけどツンとするエリ…



「あ。」



僕から離れてドアの隙間へ…

ビビはひょんの胸の中に入り込む。


「ごめんね、ビビ。」


と、触って貰ってる。

き、気持ち良さそうにしてぇ~!



「び、ビビ!」

「え?」



僕は立ち上がり、ビビを優しくミンソギひょんから床に降ろした。



「頑張れっ」

と、ドアに向かって指を差す。

ビビはとぼとぼとドアに向かう。



「せ、セフン?」

「じゃ、失礼します!」



「え?!」



そして僕は、ビビが座っていたミンソギひょんの膝の上を枕のようにして…ごろんとした。



_/_/_/シウミン_/_/_/



俺はセフンの行動にびっくりしつつビビの視線も感じていた。

ビビがこっち向いてるんだけど…。



「あ、あの…?」

「僕だってひょんと一緒にいたいんです。」

「え?」

「ビビばっかり、ズルい。」


セフンが俺の手を握って自分の頬に当てる。


「もっと触って?」



ドッキン…

やばい、心臓爆発するかと…


俺はセフンの頬を撫でて久々のボディタッチにドキドキしていた。

エリがセフンに好き好きアピールしてるのみると…なんだか羨ましく思ってしまうのだ。


あんなに俺は素直になれない。



羨ましい。

俺ももっと触れたい。



「…そんなの、俺もだよ。」

「え?」


俺は精一杯素直になってみた。


「じゃ、キスしていい?」

「え?」


セフンは起き上がる。

そして…



ふに。



「ん…」


ゆっくりと唇が近づいた。

開いた隙間から舌が入ってきて…

「ぅ…」



どうしていいかわからず目を開けるとセフンが俺をじっと見てる。



「かわいい…」

「じっと見すぎ。」


「膝に乗って?」

「え、ええ?」


恥ずかしい…無理っ!!


「エリもしてたから出来ますよね?」

「な。」



セフンが手を広げるもんだから俺はつい、セフンに抱き締められながら彼の膝に乗っかった。

彼を見下ろす。



そして…


「ん…」


覆い被さるようにキスをする。


「あっ…」


すると、セフンの手が俺のTシャツを捲っていて…

胸が露出された。

乳首を磨り潰すように指で撫でられる。


「っ…そんなとこ」



女子じゃないのに…!



「嫌ですか?…」

「…わかんない。」



セフンに弄られるって思うとなんかむずむずする。



「ひっ……」


そして、下もセフンの手が…パンツの中に!

流石に止めようとした…が、掴まれてる。



「そ、そこはだ…!」

「ひょん、どうしてほしい?」



「……へ?」



意地悪セフンだ…

ほんとはダメだ、こんなこと。

でも、触って欲しい。



「あぅ…」



黙ってると擦られた。

ヤバい気持ちいい…



「このままでいいの…?」



よくないに決まってる。

もう体が期待して先走りが凄い。




俺は涙目で訴えた…




「もっと弄ってほし…ぁぁん」



セフンは俺の乳首をパクリと口の中に入れて舌先で乳首の先端をこねくりまわしながら、手は俺のを上下に扱き…



「あ、あぁぁ」


俺はセフンぴっとりとくっついた。

ぶるっ…



「あぁぁっ」




暫くして俺はセフンの腹を汚す。

体が気だるくなりセフンに抱きついた。




「はぁ、はぁ…ごめん…」

「大丈夫です。」


にやにやしてる。

余裕ぶって…!


「大丈夫じゃ、ないだろ。」

「え?!」



「わかってるんだから…!」

「ぎゃっ…ミンソギっ!」



セフンはずっとズボンが盛り上がってた。

それが当たって興奮してしまった…ってのもある。

脱がすと…



うわっ…

でかっ。



「…触ってくれます?」

「…う?」



セフンの手で握らされる。

熱くて、凄い…



「マジマジ見ないでください…」

「ひゃんっ…」



そしてセフンは俺の萎えたのをまた起こすように弄りだし…



「ダメっ…イったばかりだから…ぁぁん」

「気持ち良さそうですよ?」



セフンは俺のと自分のを重ね合わせ…

俺はまた、気持ちよくなってしまったのである。



_/_/_/セフン_/_/_/


「もうすぐ親帰ってくるからっ」


お互いのを抜いたあと、ミンソギひょんは先にシャワーを浴びてと急かした。

ああ、続きは無理だったみたい…残念。

ささっと浴び終えるとひょんがバスタオルを持って待ってた。



「はい、バスタオル。」

「あ、ありがとうございます。」


ミンソギひょんがにこにこしてる。


「どうしたんですか?」

「ちょっと来て!」



「え、あの…」



バスタオルで軽く拭いたままリビングに向かう。



あれ、そういえば二匹はいずこ…?

自棄に静か…



「おーい、エリ、ビビ」

「しーっ」



ミンソギひょんが人差し指を唇に宛てる。



音がしない。

寝ちゃったのかな?



すると…



「へ?」



仲睦まじく…

ね、寝て…




「セフン、やったね。」




二匹もどうやら仲良くなった模様です。




【おわり】


仲良くなったらなったで帰り引き離すのが大変になったらしいです。

おまけやっとかけました!
ここまで読んでいただきありがとうございましたm(__)m

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マグネット19【完】

【セフン・シウミン】


_/_/_/シウミン_/_/_/


-数日後-


セフンの家に招待されて舞い上がっていたけど…



「みゃぅ…」

「エリ、大丈夫だよ~」


セフンの家に着いたが全然リュックから出てきてくれない…


「…ごめんエリ無理かも。」



ビビと会う以前に、出てきてくれることが問題だった…

仕方ないので開けたまま置いておく。



「こちらこそすみません…。

僕、猫のことわかってなくて…」

「いや、そんなことないよ。

俺が連れて来たくて連れてきたんだから。

セフンと会いたがってたし…」



そう、いつかビビとも仲良くしてくれたらいいな…

なんて俺も同じ事を思ってた。



ほんとはその前に…セフンともっと二人きりになりたい…

なんて言えるはずないんだけど。



「あれ、ビビは?」

「ビビもリビングに行っちゃいました。」


「…そうなの?」



まさか、既に仲悪いとか…?



ぎしっ

考えてると、セフンが隣に座った。



ドキッ…!

ああ…

今、セフンの部屋で二人きりになってる?



「ミンソギひょんには、言ってなかったんですけど…」

「な、何?」


わ、近い…

俺は自然と目を閉じ…


「実はビビ、一度エリに会ったことあるんです。」

「え?」


俺は目をパチパチと瞬かせた。


「散歩中…首輪着けてなかったので不確かですが。」

「えぇ、そうなの?」


エリはたまにふらりとどっか行っちゃうこともある。

まさか既に会ってるとは…!



「あの日のエリにビビ、軽くあしらわれてるんです。」

「え?」



あああ、エリはそーゆーとこある。

怖がってツンツンしちゃうとこ…



「ミンソギひょんみたいな猫だなって…思ってた」

「…俺みたい?」




「あ。」




セフンがまずいって顔をした。





_/_/_/セフン_/_/_/



まままままずいっ!

あのときのことを振り返ったらぽろっと出てしまったっ!



「あのっ違いますっ!」

「…何が?」


お、怒ってる?!


「ふてぶてしいとか、ツンツンしてるとかそーゆーことじゃなくてっ」

「へぇぇぇ、そう思ってたんだ。」


うわぁぁっ

なんか変な方向にっ!


「いや、だからあの…誤解です誤解!」


僕をミンソギひょんの両肩を掴んだ。


「今は…そう思ってた分、可愛いって言うか…甘えられるともう凄くきゅんとします。」



そうなんだ、今はあのエリが可愛くて堪らないのだ。



「か、可愛い…?!」

「はい!」



ミンソギひょんの顔が赤くなってる。



「あ、甘えるって…例えば?」

「例えば、膝に乗ったりとか」

「膝っ…?!

そ、それはちょっと…」



ミンソギひょんの顔が更に赤くなる。



「あ、腕をぎゅって掴んで離さないとか!」

「う、腕くらいなら…」

「え?」



すると、ミンソギひょんが僕の腕をぎゅっと掴んだ。



「ど、どうだ?」

「ええ?」


どうだって言われて…?


「あのときのエリの真似ですか?」

「…え?エリ?」

「は、はい…?」



「今の、エリのことだったの?」

「はい?」




掴んだ腕が緩んだ。

僕をじっと見つめる。




「で、俺のことは?」

「え?」




「俺のことは、どー思ってたの?」




ミンソギひょんはじっと僕を見る。

う…


「いや、特に」

「正直に…な!」




また掴んだ腕に力が入る。

こ、怖い…




「実は…なんか…苦手と、いうか…。

合わなそうって思ってて近づかなかったんですけど…」

「うん。」


多分、あの日ビビがミンソギひょんに吠えなかったらこんなに近づいてない…かも。


「でも、ビビとエリのお陰で…先輩にもっと近づきたくなっちゃいました。」



そうなのだ、これが正直な気持ち…

ミンソギひょんが笑う。



「ほんと、ビビのお陰かも…

セフンに何話せばいいかわかんなかったし。」

「そんなに?」

「うん。ビビとの時だって最初不機嫌そうに見えたもん。」


「あの時は…ふ、不機嫌とかじゃなくてっ」


ビビがミンソギひょんにビックリするくらいなついてて…

するとミンソギひょんが笑った。


「わかってる、先輩だし緊張するよな?

俺も何となく…喋らなかったし。
それくらいがちょうどいい距離間かなって思ってた…」

「お互いにお互いの距離間を保ってたってことですかね?」



お互いの境界線が見えてるみたい…な?

僕はそんな風に思った。



「それって磁界みたいだな。」

「じ、じかい?」



「磁石の話。」



じしゃく…?

きょとんとしてると、ミンソギひょんはぴっとりとくっ付けてた僕の腕を離し、空間を空ける。


「例えば、S極とS極のようにくっつけようと思っても反発して狭間が生じる。

だから俺たちに空間が出来るんだ。」


「ほぉ」


「でも、N極が入り込むとSとSでも近づけるんだよ。」


N極と言う存在がビビやエリだったってことかな?

ぼやーっとそんなことを思った。

今思えばスホひょんもジョンインもかも?



「ねぇセフン、SとNは分裂できないことは知ってる?」

「それくらい知ってます。

折っても折っても…SとNになっていくんでしょ?」



小学生レベルの理科の話だ。

SとNは切り離すことが出来ない。



二つを折ってもまた端と端でSとNになるのだ。

だから、僕とミンソギひょんはずっと相容れない…って思ってた。

理解できないままだと思ってた。



「ならさ、仮にSとSで反発しあっていたとしても、どちらもお互いNを持ってることになるよね?」



「あ…」



僕は目を見開く。



「俺らは最初はSとSだったかもしれないけど…何処かでSとNに慣れたのかなぁ…なんて?」



ミンソギひょんが照れた。



「ミクロまで粉々になると磁力も、弱まっちゃうらしいけど…。」



僕はミンソギひょんに近付いた。



「無になるのは…やです。」

「え?」




「ミンソギひょんとやっとこんな近づけたのに…」

「セフン…」



ミンソギひょんの目がうるうるしてる…

これはチャ…





「シャーー!」





と、思ったら…お互いエリが入っているだろうリュックを見た。


「あわわっ、ビビっ!」


なんと、ビビがリュックの中に入ろうとしていたっ

むぎゅっ




「せ、セフン!ちょっと待って!」



ミンソギひょんが僕に抱きついた。

正確には立ち上がるのを阻止した。



ち、近い…

やばい…


ドキドキドキドキ…


色んなドキドキが混ざりながら殺伐とした雰囲気の二匹を見つめていた。

威嚇に戦いたビビにエリが近づき…なんとリュックから出てきた。



そして…後ずさるビビ…

こちらを向き…?



「みゃあ!」

「わんっ!」



「「うわわっ」」



なんでか二匹ともこっちに向かってきた!



「みゃあ!」

「え、エリ?!」




「わ、ビビ~」

「わんっ」




さっきまでひょんは僕に抱きついてたのに…!

あっさりとビビに引き離された…





今度は二人っきりでデート…!

と、心の中で誓った。





【おわり】


やっと完結…色々詰め込みました…汗
いちゃいちゃ書けなかったのでまた今度書きます(´ω`)

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マグネット18

【セフン・シウミン】


_/_/_/セフン_/_/_/


ミンソギひょんと別れたあとすぐ家に帰った。

そしてベッドに横たわる。



どさっ…



き、キスしちゃった…

唇をふにっと指で撫でる。



僕は冷静になろうと努めていた。

しかし…にやける。



"みゃぁぁっ"



あのとき、エリが鳴いてくれてよかったかもしれない。



今日のミンソギひょんは可愛すぎた…





"俺もぎゅっと…されたい…"




はぁ…

キスじゃ止まらなくなってた…かも。




てぃんとん♪

あ、携帯…


「わんっ」

「うわぁぁっ」




どさっ

ビックリしてベッドから落ちた。




「び、ビビぃ、ビックリさせないでよ。」



ビビは尻尾を振って床に座ってる。



携帯を見ると…

わ、ミンソギひょんだ…!




『明日、一緒にお昼食べない?』




えええ、うわ、うわ…マジかっ!

で、昼休みデート?!





⏩⏩早送り⏩⏩


チャイムが鳴ってすぐに屋上に向かう。



「ごめんな、いきなり…」

「い、いえ…」



喜んでるとは恥ずかしいので出来るだけ冷静に接する。

ミンソギひょんは下を向いたままこちらを見ないでパンを食べている。


一口がデカい…かわいい。

キスしたい…



「あ、あの…」

「はい…」



ミンソギひょんがやっとこちらを見る。

はっ…僕としたことが!

真面目に聞かないと。



「あの…昨日…」

「え?」



「き…」

「き?」



「昨日のき…」



??

僕は首を傾げる。



「…ごほっごほっ」

「だ、大丈夫ですか?!」



背中を撫でて、お水を渡す。



「ご、ごめん…大丈夫。」




ん?

なんか顔が赤い…?




「あ、そういえば…エリは大丈夫でしたか?」

「え?…うん、セフンに会えたからご満悦だよ。」




「嬉しいなぁ…」




そのあとミンソギひょんが焼きもち妬いてくれてかなり嬉しかったけど…

続きがしたくなかったかというと嘘になる。



そう、今だってキスしたい。



「ミンソギひょん、今度デートしませんか?」

「えぇ?!」


リアクションにビックリする。


「え、嫌ですか?」

「い、嫌じゃない…」



ま、また俯かれた…

下心みえみえ…か?



ふむ、二人きりなんてまだ早すぎる?



「え、エリは犬、大丈夫ですか?」

「え?」





「二匹、仲良く出来ますかね?」





僕は、ミンソギひょんを家に招待することに…しました。








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マグネット17

【セフン・シウミン】


_/_/_/シウミン_/_/_/



告白された夜…

俺はエリと一緒にベッドで寝ていた。



「エリ…俺セフンに告白されちゃった。」


当たり前だがエリは何も言ってくれない。


「俺だってセフンのこともちろん好きだけど…」



"キスしていいですか?"



「そーゆー"好き"ってゆーのは…違くない?

ねぇ、どうすればいいのエリ?」

と、抱き締めようとするとすり抜けられた。



「みゃ」



ずしっ


「ぎゃっ!」


思いっきりお腹を踏まれる。


「お、重い…」

「みゃ」

「エリ、退いてぇ」



まぁ、次の日以降のセフン態度次第…かな?

言われたらちゃんと言おう。




"俺は、そーゆ好きではない。"って…




しかし、何もないまま一週間が過ぎた。

セフンとは部活で会っているが何もない。



今日も何もないまま帰ってきた

…はずだった。



「ただいま」

すると、目の前に妹と鉢合わせた。

「あ、お兄ちゃんちょうどいいところに。

エリをお散歩に連れてって。」


「え?散歩?」

「みゃぁぁ~」


すでにベスト型リードを装着済みだ。


「ほら、もう外出たい出たいって…じゃ、頼んだ!」

と、背負ってたリュックを渡される。


そして、散歩中エリが急に走りだし苦しいだろうと緩めに調整した猫のリードはすっぽぬけ…



セフンに出会ってしまったのである。



どどどどどど…

俺は、心臓が嫌な鳴り方をしていた。

セフンに返事を聞かれるんじゃないかと身構えていた。



「みゃ」



しかし…

エリは本当にセフンお気に入りらしい。
ずっとセフンの腕の中で気持ち良さそうにしているのだ。

離れたくないのかエリはセフンの腕をぎゅっと掴んだ。


「え、エリ…?」


セフンとエリは見つめ合う。


「みゃぁぁ」


なんだよ、二人の世界?


「ミンソギひょん、もうちょっと…抱っこさせて貰ってもいいですか?」

「…え?」

「ちょっとだけ…

ダメですか?」


セフンに見つめられてドキッとする。


「ちょっと…だけ、なら…」


なんだこれ…胸が。

しかし、セフンはすぐにエリの方を向いた。


「よかった。

エリ久しぶりだもんね。」



「みゃぁ」



セフン、なんかでれでれしてるし…

なんかすごいムカムカしてきた。



はぁ…

明らかに分かりやすいため息を吐く。




「…セフンはさ、好きなのは俺じゃないのか?」

「え?」

「エリばっかり構って…俺の返事はどーでもいいのか?」


なんかバカバカしくなってきた。

俺は一週間ずっといろいろ考えてたのにセフンはエリのことばっかり見てるし…!



「ミンソギひょん…もしかして妬きもち?」

「はぁ?!ちげーし!」



弾かれたように反応するとセフンはにやついている。

それが更に俺をいらだだせ…



「何笑って…」

「好きです。」


思いもよらないタイミングでの告白。

思わず息が止まった。


「ずっと返事待ってました。

でも、怖くて聞けなかったんです。」



「え…」



俺は、少しセフンのことを誤解してたのかも…

ずっと何も言わなかったのは俺を待っててくれたんだ…



でも、俺の答えは…まだはっきりとしてない。

すると、エリが俺をじっと見てる。



「…突っ立ってるのもなんだし、うちに来い。」

「え?!」



俺は、セフンとちゃんと二人で話したかった。

エリがセフンと仲良くしてるのを見てると少し感情的になってしまいそうだったから…



「エリはリード付けてもまた脱げちゃうかもだし、リュックの中にも入ってくれないから…今みたいに逃げられたらもう心臓に悪い。」


「ああ…そうですよね。」



俺は多分、今凄くイライラしてもやもやしてる。

とにかく冷静になりたかった。



「でも…返事を先に聞かせてください。

ダメだったら潔く帰ります。」





セフンはエリをぎゅっと抱き締めてる。



ああ…だからセフン…

なんでエリばっかり…



「…えっと」




俺はセフンに近付いた。

そして、セフンを抱きしめると…乱されっぱなしの心が落ち着く。




「あぁ、もう…認める。

妬いてるよ…」

「え?」



「俺もぎゅっと…されたい。」



俺はセフンの背中に腕を回した。



「み、ミンソギひょん…?」



セフンの抱きしめる力が強くなる。



「みゃぁ」

押し寿司になってエリがするりと横から出てく。



セフンと直に体がくっつく…

ぴとりっ



セフンの胸板と自分の胸板がくっついて…どちらのものなのかわからない鼓動が聞こえる。



「ミンソギひょん…」




セフンの体が少し離れ唇が目の前にくる。

あ、キスされ…る?




ちょんと、唇が当たった。




「みゃぁぁっ」

「「あ。」」




地面を見るとエリが…

はっ、逃げる?!

俺は即座に離れエリを抱っこしてリュックの中に入れた。



「みゃ」



ほっ…

嫌がられたけど中に入ってくれた。



「ミンソギひょん…」



セフンに見られてる。



「せ、セフン…?」



セフンの唇を見てどきどきとしてきた。

やばい…



「急にすみませんでした。

また、明日…」


セフンはぺこりとお辞儀をして帰った。





「あ、え…」





い、嫌だと思われた…?!








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マグネット16

【セフン・シウミン】


_/_/_/セフン_/_/_/


「げっ、セフン!」


"げっ"って言われた…


「…お疲れ様です。」

「お、お疲れ…今帰り?」

「はい。」



…気まずい。



「あ、エリを捕まえてくれてありがとう。

猫のベスト型リード付けてたんだけどすっぽり抜けちゃってさ…ほらエリ、帰るよ!」



リュックを降ろした。

ミンソギひょんが背負っていたリュックはペット用のリュックだったみたいだ。



「セフン、エリをこの中に入れてくれる?」

「…あ、はい。」



なんだ、もう帰っちゃうのか…

久々に喋れたのに…



「みゃ」



ぎゅっ…

エリの前足が僕の腕をぎゅっと掴む。



「え、エリ…?」



僕はエリを見つめた。

エリも僕を上目使いで見ていた。



「みゃぁぁ」



ああ、エリ!

チャンスをありがとう…!



「ミンソギひょん、もうちょっと…抱っこさせて貰ってもいいですか?」

「…え?」

「ちょっとだけ…

ダメですか?」


「ちょっと…だけ、なら…」


ミンソギひょんが渋々OKする。


「よかった。

エリ久しぶりだもんね。」


エリに目を合わせた。


「みゃぁ」


ああ、可愛い…!

僕は完全にエリの虜になっていた。





しかし…





はぁ…

と、ため息が聞こえたのでミンソギひょんを見た。

あ、ヤバい…不機嫌?



「…セフンはさ、好きなのは俺じゃないのか?」

「え?」

「エリばっかり構って…俺の返事はどーでもいいのか?」



え?

えぇ?



「ミンソギひょん…もしかして妬きもち?」

「はぁ?!ちげーし!」



あ、まさかの図星…?



やばい…

嬉しくて…にやける。



「何笑って…」

「好きです。」



ミンソギひょんが固まる。



「ずっと返事待ってました。

でも、怖くて聞けなかったんです。」


「え…」




そうなのだ。

返事を聞くのが怖かった。



待ってる間はある意味幸せだったのだ。



「…突っ立ってるのもなんだし、うちに来い。」


「え?!」



ビックリして声が出てしまった。



「エリはリード付けてもまた脱げちゃうかもだし、リュックの中にも入ってくれないから…今みたいに逃げられたらもう心臓に悪い。」



「ああ…そうですよね。」



期待した自分がバカだった。

ミンソギひょんにはエリしか見えてないのだ。



「でも…返事を先に聞かせてください。

ダメだったら潔く帰ります。」


と、言うかダメなのに一緒にいるのが持たない。

無理矢理キスとかしちゃうかもしれない。



「…えっと」



ミンソギひょんは僕に近付いてきた。

そして…





ぎゅっ

エリを真ん中にして抱き締められた。







やっとくっついた…

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