
【シウミン・セフン】
クリスマス企画
おまけです。
##シウミン##
ドドドドド…
クリスマスイブ当日、俺はデリバリーのチキンやピザを並べて暫く座ったまま緊張しまくっていた。
セフンとクリスマス…イブ!
あれから全然合わずに今日を迎えてしまった。
確かにラインや電話でやり取りはしている…が
直接会うのは2週間ぶりである。
家でクリスマス…
やっぱり、キス以上のことをする…よな?
正直、未だに『みんなのセフニ』が『俺のセフニ』だなんて自覚がない。
男が惚れる男、セフニ…
メンバーとしても誇らしかったのに、俺のものなんt
/
ピンポーン
\
き、来たっ…
ドドドドド…!
俺はパタパタと走り玄関に向かった。
「今開ける。」
インターホンを確認する。
セフンが映っていたのですぐにドアを開けた。
ガチャ…
「あんにょん、ミンソギ。」
「え?!」
そこに立っていたのはニッコリと笑う…
「ジュンミョナ?!」
な、何で?!
状況が飲み込めない俺は、ずかずか入ってくるジュンミョンが通り過ぎてもフリーズしている。
「おー?この短時間で食事も用意してるとは…
中々用意周到だなミンソギっ」
「いや、ご友人とホームパーティでもする予定なのかな?」
よくわからないことをジュンミョン褒められて、頭にはてなマークが飛び交う。
申し訳無さそうなセフニが後ろからやってきた。
「ほんとにすみません…」
「ど、どーゆーこと?」
「僕がクリスマスイブをミンソギと過ごすって言ったら、嘘付いてるって疑ってるみたいです。はぁぁっ」
再び思い出したように?イラっとしてかなり機嫌が悪そうだ。
あ、あー…(察し)
“みんなのセフニ株式会社、代表取締役キム・ジュンミョン”と、言うくらいメンバーの中でもセフン大好きの代表である。
いつも隣にいるし、それが定位置と言っていい。
セフンがクリスマスイブに外出すると聞いて女性と過ごすと思ったんだろう。
で、俺に連絡してカモフラージュしてるとまで思っているとは…
頭が良い分、何手何手も先読みしてるけど…
根本的に間違ってるから大変な読み間違いをしている…!!
「ジュンミョナッ」
「おー、いいワインじゃないかっ」
ワインオタクのジュンミョンは、既にテーブルに座っていて、まだ開かないワインをまじまじと見る。
「飲んでもいいのかい?」
あぁぁっ、それはセフニがくれたワイン~!
「ちょ」
セフンがジュンミョンが開けようとするワインを手に取り、テーブルに置いた。
「ジュンミョナ、もういいでしょ?
僕はここでミンソギとクリスマスイブを過ごすってわかったんだから。」
セフンは俺の肩を抱く。
そうなんだよ、夫夫なんだよ俺等は…!
ドキドキドキドキ…
「全く、けしからん。」
はー、と息を吐くジュンミョン…
まさか、交際?を認めないつもりじゃ…!
セフニ大好きジュンミョンなら言いかねなっ
「だから、なんでそう頑なに嘘をつく?
彼女がいることくらいお見通しなんだぞ?
ずっとこまめに連絡しているだろ?」
おおぉぉぅ~?!
「俺とセフニの仲じゃないか…
彼女がいるならちゃんと報告してほしいのに!」
違うと言おうとしたのと、ジュンミョンがまたあのワインに手にとった。
セフニに貰った除隊祝のワインがっ
「ミンソギもミンソギだっ
セフニが誰と付き合ってるのか知ってるのか?!
知ってるなら教えろっ」
気が気ではないっ
「だから、お、俺とだって…!」
「ミンソギも何でそう頑固なんだっ」
あぁ~、全然わかってもらえない~!!
「とにかく、僕たちは二人でクリスマスを過ごすんです。帰ってもらえませんか?」
セフニが割と低めなトーンで言った。
「嫌だっ」
ジュンミョンはいつの間にかワインオープナーを持っていた。
「僕もここでクリスマスイブを過ごさせてもらう!」
ぽんっ
「!!!」
ワインがジュンミョンの手で開けられたと共に…
俺たちのクリスマスイブは幕を開けた。
*************************************
「んん~もうのめにゃい~」
あっさり酔っ払ったジュンミョンは、ソファに溶けるように寝ていた。
「ミンソギ、こっちの部屋でいいですか?」
「うん。」
セフンにお姫様抱っこされてゲストルームに向かうジュンミョンを見ていた。
そのまま部屋のベッドに優しく降ろされている。
俺もお酒が弱かったらあんな風にはこんで貰えたんだろうか…
「どうしました?」
ちょっと嫉妬したとは恥ずかしくて言えまい。
「いやぁ、別に。」
ゲストルームのドアを閉めたセフン。
俺の腰に手を当てて撫でてきた。
ドキィッ
「やっと二人っきりになりましたね。」
ちょっ…
さっきまでのマンネセフニどこいった?!
今、目の前にいるのは色気ダダ漏れセフンである。
雑誌のモデルの時とも違う、なんか熱を感じる視線だ。
ドキドキ…
「うん…」
「飲み直します?…それとも…」
セフンの片方の手が俺の頬に添えられて顔が近づいてくる。
ドキドキドキドキ…
わ、これはキ…
/
セフニぃっ!
\
ビクッ
ジュンミョンがゲストルーム内で叫んだ。
ま、まさか…今のバレ…
/
やっぱりまだ飲めるぅぅ~
\
ほっ…
なんだ、ただの寝言かっ
「…飲み直しましょうか?」
セフンが離れてリビングに向かおうとする。
離れるのが名残惜しくてつい…
手を咄嗟に繋いでしまった。
「あ、ごめ…」
すると、さっきみたいに腰に手を回して一緒にリビングに向かった。
ソファに座り、ジュンミョンに飲まれて半分くらい減ってしまったセフンの除隊祝のワインを注ぐ。
「改めて、乾杯。」
一杯飲んだあと、セフンと俺は無言で…
改めてほとんど今日はジュンミョンと話していて二人では喋っていなかった。
「ずっとこうしたかったんです。」
セフンがもたれ掛かってくる。
「俺も…」
そんなセフンにきゅんとする。
「ほんとに?後悔してない?
「してない。」
「やっぱり離婚とかない?」
「ないない…あ。」
セフンが持たれている頭を上げた。
「あ、って何?」
言おうか迷っていた事を思い出す。
「言ってよミンソギ。」
じっと見つめて逃れることはできないとわかり
観念して言うことにした。
「じゃあ、…本当に結婚する?」
「え?!」
俺は予め用意した婚姻届を差し出す。
正式と言っても原紙ではなく、印刷したものだが。
「今度はちゃんと、正式な入籍ってことで。」
そう、兵役前にやり終えたラブショットとは違う
今回は正式な約束、いや契約をしたいと思ったのだ。
俺は、真っ白な婚姻届にサインをする。
そして、セフンにペンを手渡した。
セフンもさらさらと名前を書く。
「ミンソギ…」
腕を回すと、セフンの顔がぐっと近くなる。
ああ、本当に俺はセフンと…
「乾杯。」
そして、僕たちは当たり前のようにラブショットをしてワインを飲み干す。
「俺ら、本当に夫夫だね。」
「はい。」
心の中でニヤリとする。
そう、これで『みんなのセフニ』は『俺のセフニ』になったのだ。
【終わり】
年末なのにクリスマスのおまけ書いてみました。
今後激重束縛シウミンの片鱗が見える…

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おまけです。
##シウミン##
ドドドドド…
クリスマスイブ当日、俺はデリバリーのチキンやピザを並べて暫く座ったまま緊張しまくっていた。
セフンとクリスマス…イブ!
あれから全然合わずに今日を迎えてしまった。
確かにラインや電話でやり取りはしている…が
直接会うのは2週間ぶりである。
家でクリスマス…
やっぱり、キス以上のことをする…よな?
正直、未だに『みんなのセフニ』が『俺のセフニ』だなんて自覚がない。
男が惚れる男、セフニ…
メンバーとしても誇らしかったのに、俺のものなんt
/
ピンポーン
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き、来たっ…
ドドドドド…!
俺はパタパタと走り玄関に向かった。
「今開ける。」
インターホンを確認する。
セフンが映っていたのですぐにドアを開けた。
ガチャ…
「あんにょん、ミンソギ。」
「え?!」
そこに立っていたのはニッコリと笑う…
「ジュンミョナ?!」
な、何で?!
状況が飲み込めない俺は、ずかずか入ってくるジュンミョンが通り過ぎてもフリーズしている。
「おー?この短時間で食事も用意してるとは…
中々用意周到だなミンソギっ」
「いや、ご友人とホームパーティでもする予定なのかな?」
よくわからないことをジュンミョン褒められて、頭にはてなマークが飛び交う。
申し訳無さそうなセフニが後ろからやってきた。
「ほんとにすみません…」
「ど、どーゆーこと?」
「僕がクリスマスイブをミンソギと過ごすって言ったら、嘘付いてるって疑ってるみたいです。はぁぁっ」
再び思い出したように?イラっとしてかなり機嫌が悪そうだ。
あ、あー…(察し)
“みんなのセフニ株式会社、代表取締役キム・ジュンミョン”と、言うくらいメンバーの中でもセフン大好きの代表である。
いつも隣にいるし、それが定位置と言っていい。
セフンがクリスマスイブに外出すると聞いて女性と過ごすと思ったんだろう。
で、俺に連絡してカモフラージュしてるとまで思っているとは…
頭が良い分、何手何手も先読みしてるけど…
根本的に間違ってるから大変な読み間違いをしている…!!
「ジュンミョナッ」
「おー、いいワインじゃないかっ」
ワインオタクのジュンミョンは、既にテーブルに座っていて、まだ開かないワインをまじまじと見る。
「飲んでもいいのかい?」
あぁぁっ、それはセフニがくれたワイン~!
「ちょ」
セフンがジュンミョンが開けようとするワインを手に取り、テーブルに置いた。
「ジュンミョナ、もういいでしょ?
僕はここでミンソギとクリスマスイブを過ごすってわかったんだから。」
セフンは俺の肩を抱く。
そうなんだよ、夫夫なんだよ俺等は…!
ドキドキドキドキ…
「全く、けしからん。」
はー、と息を吐くジュンミョン…
まさか、交際?を認めないつもりじゃ…!
セフニ大好きジュンミョンなら言いかねなっ
「だから、なんでそう頑なに嘘をつく?
彼女がいることくらいお見通しなんだぞ?
ずっとこまめに連絡しているだろ?」
おおぉぉぅ~?!
「俺とセフニの仲じゃないか…
彼女がいるならちゃんと報告してほしいのに!」
違うと言おうとしたのと、ジュンミョンがまたあのワインに手にとった。
セフニに貰った除隊祝のワインがっ
「ミンソギもミンソギだっ
セフニが誰と付き合ってるのか知ってるのか?!
知ってるなら教えろっ」
気が気ではないっ
「だから、お、俺とだって…!」
「ミンソギも何でそう頑固なんだっ」
あぁ~、全然わかってもらえない~!!
「とにかく、僕たちは二人でクリスマスを過ごすんです。帰ってもらえませんか?」
セフニが割と低めなトーンで言った。
「嫌だっ」
ジュンミョンはいつの間にかワインオープナーを持っていた。
「僕もここでクリスマスイブを過ごさせてもらう!」
ぽんっ
「!!!」
ワインがジュンミョンの手で開けられたと共に…
俺たちのクリスマスイブは幕を開けた。
*************************************
「んん~もうのめにゃい~」
あっさり酔っ払ったジュンミョンは、ソファに溶けるように寝ていた。
「ミンソギ、こっちの部屋でいいですか?」
「うん。」
セフンにお姫様抱っこされてゲストルームに向かうジュンミョンを見ていた。
そのまま部屋のベッドに優しく降ろされている。
俺もお酒が弱かったらあんな風にはこんで貰えたんだろうか…
「どうしました?」
ちょっと嫉妬したとは恥ずかしくて言えまい。
「いやぁ、別に。」
ゲストルームのドアを閉めたセフン。
俺の腰に手を当てて撫でてきた。
ドキィッ
「やっと二人っきりになりましたね。」
ちょっ…
さっきまでのマンネセフニどこいった?!
今、目の前にいるのは色気ダダ漏れセフンである。
雑誌のモデルの時とも違う、なんか熱を感じる視線だ。
ドキドキ…
「うん…」
「飲み直します?…それとも…」
セフンの片方の手が俺の頬に添えられて顔が近づいてくる。
ドキドキドキドキ…
わ、これはキ…
/
セフニぃっ!
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ビクッ
ジュンミョンがゲストルーム内で叫んだ。
ま、まさか…今のバレ…
/
やっぱりまだ飲めるぅぅ~
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ほっ…
なんだ、ただの寝言かっ
「…飲み直しましょうか?」
セフンが離れてリビングに向かおうとする。
離れるのが名残惜しくてつい…
手を咄嗟に繋いでしまった。
「あ、ごめ…」
すると、さっきみたいに腰に手を回して一緒にリビングに向かった。
ソファに座り、ジュンミョンに飲まれて半分くらい減ってしまったセフンの除隊祝のワインを注ぐ。
「改めて、乾杯。」
一杯飲んだあと、セフンと俺は無言で…
改めてほとんど今日はジュンミョンと話していて二人では喋っていなかった。
「ずっとこうしたかったんです。」
セフンがもたれ掛かってくる。
「俺も…」
そんなセフンにきゅんとする。
「ほんとに?後悔してない?
「してない。」
「やっぱり離婚とかない?」
「ないない…あ。」
セフンが持たれている頭を上げた。
「あ、って何?」
言おうか迷っていた事を思い出す。
「言ってよミンソギ。」
じっと見つめて逃れることはできないとわかり
観念して言うことにした。
「じゃあ、…本当に結婚する?」
「え?!」
俺は予め用意した婚姻届を差し出す。
正式と言っても原紙ではなく、印刷したものだが。
「今度はちゃんと、正式な入籍ってことで。」
そう、兵役前にやり終えたラブショットとは違う
今回は正式な約束、いや契約をしたいと思ったのだ。
俺は、真っ白な婚姻届にサインをする。
そして、セフンにペンを手渡した。
セフンもさらさらと名前を書く。
「ミンソギ…」
腕を回すと、セフンの顔がぐっと近くなる。
ああ、本当に俺はセフンと…
「乾杯。」
そして、僕たちは当たり前のようにラブショットをしてワインを飲み干す。
「俺ら、本当に夫夫だね。」
「はい。」
心の中でニヤリとする。
そう、これで『みんなのセフニ』は『俺のセフニ』になったのだ。
【終わり】
年末なのにクリスマスのおまけ書いてみました。
今後激重束縛シウミンの片鱗が見える…
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