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坂ダ!

***坂道ダッシュ!☆EXOの妄想BL小説です。***

風と太陽と俺no.126

【カイ・シウミン・セフン】



##シウミン##


「…ミンソギ」


玄関で靴を脱ぐと後ろから抱きしめられた。
一段上がると、セフンと少し背の高さが近づく。

「セフン、靴脱いで…」


抱きしめたまま動かない。


「セフニッ…んんっ」


振り向くとキスされる。

押してくるから倒れそうになると、後ろから頭を大きな手で支えられて逃れられない。


「だ、だめ…待って」


流されそうになり、パシパシと肩を叩くと体を離したから洗面所に逃げた。
手を洗ってると洗面所に無理やり入ってきた。


「まず、まず手を洗ってうがいっ」

「…わかってますよ。」



素直に手を洗うセフン。

それを確認してリビングに向かった。


“いっぱい触れていいですか…?”

それって、やっぱり、そーゆー…?!


どうしよう…
少し落ち着こう、うん!
 

俺は洗面所を出てキッチンでビールと食べれそうなインスタントや冷凍食品を物色していた。



「セフニ、お腹空いただろ?」



ここは、一旦食欲を満たしてもらえば…いいっ!



「冷凍餃子ならすぐに出来…」


ぎゅっ 
無言で抱きしめられた。

 

「ミンソギがいい。」



かぁぁっ
何でこんなに今日はこんな素直なんだっ!


「ちょっ…!」


抱きしめられて、背中を撫でられてシャツの中にセフンの手が入り込む。
冷たい手が俺の背中の温度で熱を帯びてく。


「ま、待ってセフンっ」

や、やばい…流される前に言わないとっ

「…まだ待つの?」


うっ…

図体は大きいのに、なんだこの寂しそうな顔はっ
仕方なく俺は恥を忍んで言うことにした。


「ただ、俺その…まだ、そーゆーこと最後までしかたことなくて……知識がないんだっ」


ああ、もう…年上なのにカッコ悪い…
恥ずかしくて顔を手で覆った。


「煽ってます?」

「…え?…わぁっ」




俺はセフンにお姫様抱っこされて寝室に運ばれていた。





短くてすみません…

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風と太陽と俺no.125

【カイ・シウミン・セフン】


##カイ##


ツーツー… 


「あ、切られた。」


控室の近くの外で電話をしていた。

チケットはちゃんとミンソギに渡っていたようで安心した…が、


「あー、もうセフンの奴っ」


思ったより、嫉妬深い。
携帯電話に向かって文句を言ってると隣にテミンが立っていた。


「…恋人と来てたでしょ?」


ビクッ


「見えてたのか?!」

「うん、いちゃいちゃしてたよ。」

!!

「流石にそこまで見えないだろっ」

「あは、動揺してる。」

「してないっ」
 

「ばっかだね。
じゃあ手放さなきゃよかったじゃん。」


…それは確かに正論、でもっ


「僕は後悔してないよ。
今日のステージは最高に気持ちよかった。忘れかけてた気持ちが再燃してきた。」


「…両方得ようとか思わなかったわけ?」


  
「二兎追うものは一兎も得ず、だろ?」

「ふふ、そーゆーとこ好き。」


にっこりと笑うテミン。

?!



「おい、飲み会の場所決まったから異動しろー!」

控室の扉が開いて、仲間に声をかけられた。


「お、荷物取ってくる。」


テミンより先に走り出す。


でも、


「ちょーっぴり期待してたんだけどなぁ。」



ミンソギがもし好きだ言って来てくれたら…
全てを僕は投げ出してしまったかもしれない。



「何を期待してたの?」
 

げ、聞かれてたっ


「んー、なんでもないっ」

「ジョンイナ完全失恋ってことでオケ?」

「え?!何だよそれっぐえっ」


後ろからテミンに飛びつかれた。


「大丈夫~、僕が癒やしてあげるから。」


テミンに頭をわしゃわしゃと撫でられた。

ドキッ


「はいはい~、今日はとりあえず飲もう!」




完全に吹っ切れたわけじゃない。
でも、どこか心に区切りがついたように感じた。






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風と太陽と俺no.124

【カイ・シウミン・セフン】



##シウミン##


俺とセフンは人が来る前に移動した。
そして、セフンは駐車場から車を取りに向かう。


「セフニ、車で来てたのか?」

「僕混雑した電車とか無理です。
…と、いうことで、はい乗ってください。」


車に乗ると、すぐに動き出した。


「じゃあ、お酒飲めないな。」


コンサートを見たあとでソジュぐいっと飲む気分になってたのに残念だが仕方ない。


「あ、僕も飲みたいのでミンソギの家で飲みますか?食事は好きなのをペダルで…」

「えっ?!」
 

まさか家飲みになるとは思わなかった。


「大丈夫ですよ、キス以上のことはしませんから。」

「…そんなこと心配してない!」


慌てて否定したが、横顔は笑っている。
冗談だったのに必死に否定してしまった。  


「…ミンソギ。」

「何だよ?」


アプリでペダルできるものを探していたら、セフンが真剣な表情をしていた。      

      
「多分ですけど…ジョンイナはわざとミンソギを手放したと思うんですよね。」                   
      
「え?」

「フリーになった状態、まっさらの状態で自分の事を選んでくれるかどうか…って。」


「…いや、それは流石にない。」


セフンを振り切ってデートに行ったし、告白の返事もしたのは俺だ。
わざと手放すとかはしないだろう。


「だって、わざわざコンサートに僕も誘う理由あります?」

「…え」

「ミンソギが、僕のこと振り切ってジョンインの元に向かうことも期待してたとか?」


「…せ、セフナ、考え過ぎだっ
わっ!」


車が急に路肩に止まりシートベルトがグッと締まった。


「すみません、もう僕…ミンソギのことになると変に考えちゃうみたい。」


切なそうに見つめながら近づき
言い終わると唇が重なった。


「んっ…」


…唇が震えてる。
しかし、押し付けるように強いキスだ。

舌を絡め取られ、それをセフンの口内に引き寄せられる。


「ん…」


その強引さは、不安を払拭させるためのように感じてしまうのだ。



「好きだから、何処にも行かないで?」


あんなに俺に好きって言わせようとしてたセフンが…こんなに不安になるなんて。


「大丈夫…嫌だったら逃げてる。」


そう、ジョンインとのデートの時みたいに。

するとまたキスが降りてきて…
胸を撫でられた。


「ぁっ…」


胸を撫でられながらキスをされて、慌てて俺はセフンを押し返す。


「く、車の中ではダメだろっ」

「車の中じゃなければいいの?」
 

「おい!」


俺は赤面した。
意地悪なことを言われたと思ったのだ。
しかし、セフンはすぐに車を動かした。

そして、前を見ながら手を握られた。
 

「すみません、キスしかしないっていいましたけど…部屋に入ったらいっぱい愛していいですか?」

「へ…」

俺は間抜けな声が出た。


「ミンソギに触れたくて仕方がないんです。」



死ぬほど恥ずかしいセリフを言ってることに気付いてないのか?
セフンは全く笑わずに前を見ながら言っていた。



俺は空腹を忘れ、ペダルを選ぶことをすっかりと忘れてしまっていた。






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【後編】CHANGE?!

【カイ・シウミン】
カイ君お誕生日企画



##カイ##


ミンソギひょんと二人で、深夜の着せ替えパーティが始まった。

 
「どうだ?かわいいだろ?」

僕の姿で何回も着せ替えを繰り返し
そのテーマに合った愛嬌やポーズをしまくるミンソギひょん。


「ぶふっ、可愛くないですっ」


ミンソギひょんはやはり度胸が凄い。
僕だけど、僕ではない不思議な魅力を感じる。
  

「絶対可愛いって~」

僕が否定すると服や小物アイテムを持ってきては、色んなポーズや動きをするのだ。


しかし…僕はもう限界…
 

「…ミンソギひょん、もう眠いです…」    

「え?、あっ…もうこんな時間だっ
付き合わせてごめんな?」

「んー…」

目を閉じると睡魔が一気に襲ってきた。

「おーい、寝るならベッドで寝ろ。」
  
「ん…」


僕はソファから動くことは出来ずに目を瞑る。
すると、ミンソギひょんは毛布を持ってきた。

頭を撫でられると何だか気持ちよくなってしまう。
自分の顔に微笑まれて頭を撫でられてるのになんか変だ…
 

ミンソギひょんのこと…
好き…かも…



しかし、眠気に勝てず僕はそのまま寝落ちした。




##シウミン##


俺の朝はスキンケアから始まる…!


ヘアバンドを装着っ
まずは、顔を洗ってタオルで押し付けるように拭いて…と、そしてここから導入化粧水、トナー、美容液、クリーム…!

「はぁ…」

やりきった感…が、しかし今日はいつもと違う!
鏡で映ったジョンイナの姿の自分をじっと見つめる…

それにしても…
やっぱりいい体だよな…

じぃぃ…

「ジョンイナ?」

びくっ

「じょ、ジョンデっ…ひょん!」

あっぶないっ
呼び付けるところだった!

「随分と早起きだね、デート?」

と、言いながら洗面所に入ってきた。

「いや違うしっ」

「怪しいね、セフニ。」

セフンも後ろにいたらしくこの狭い洗面所に入ってくる。
窮屈だったのかジョンデはそのままトイレに向かった。

「ジョンイナ」

ぴとっ
セフンが後ろからくっついてくる。

「な、なに…?」

「なんかいつもと雰囲気違う?」

ドキィッ!!

鏡越しで目が合う。 
眠そうな色気の年頃の男が二人…じゃないっ!
めちゃくちゃ距離近いんだけどっ


「い、いやっそんなこと、ないし?」   
   

俺は慌ててセフンから離れた。

なんだ、あの感じは…
あの距離感はっ!!
 
ドドドドドド…


ま、まさかセフンとジョンインって…で、デキてる?!
俺は自分の姿のジョンインが寝てるソファに向かった。     

昨日は俺が張り切りすぎたせいで疲れて眠ってしまったのだ。


「ジョンイナ、起きろっ」

「んー…」

もぞもぞして起きる気配がない俺、inジョンイン。

「ちょっと確認したいんだけど…」

「ふぁぁ…なんですかぁ?」


ナイトキャップも付けて、くーたんのパジャマも着て凄いかわいい姿の俺…   

    
「セフンと…つ、付き合ってるの?」

「?……………えぇ?!」


飛び起きる俺…!
髪の毛が無重力状態だ。


「そんなわけないですっ
全然タイプじゃないっ」

「…そうなの?」
  

じゃああのただならぬ雰囲気は一体…!


「付き合うなら…ミンソギひょんがいいですっ」

「え?!」


俺はジョンインの中身の俺に押し倒されていた。
そして…
 

「僕じゃ嫌ですか?」  

「え、いやっ…そのっ…好きだけどっ…体はっ」

「か、体…?」


わーっ、何言ってるんだ俺はっ
 

「ミンソギひょん…僕の体が目的だったんですね…」

俺の顔でうるうるするジョンイナ。

「いや、そーゆーことじゃなく見る癒し!
モチベーションの向上ってことっ!
これ、見ろ!」


俺は、誤解を解くべく禁断のスマホのフォトアルバムを開く。

そこには…
男たちの上半身裸コレクション…!


「な?誤解だから…!」



そう、俺はあくまでジョンイナの身体目的の払拭をしたかった。

しかし、それはさらなる不穏な空気になるとはわかっておらず…


「レイひょん、セフニ…ジュンミョ二まで…?」

震えてるジョンイン?

「おお、みんなすごいよな、骨格とか筋肉の付き方が…!」

と、ジョンイナに熱弁しようとしたが遮られた。


「んっ?!」


い、いま…
き、キスされた??


「ぼ、僕がミンソギひょんをメロメロにしますっ!」

「え?!」



目の前にいるのは…ジョンイン!?



「「戻った?!」」



今解決した大問題の解決を安堵しあった。
さらなる問題が始まっていたとは知らずに…



【終わり】


無理矢理終わります…
最後までありがとうございました!
カイくんおめでとう!
続きはまたいつか短編で…

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【中編】CHANGE?!

【カイ・シウミン】
カイ君お誕生日企画


今度はシウミンがCHANGEしてしまうお話です。



##シウミン##


「え、あれ?」


俺は自分の頭から顔にかけて撫で回した。
ジョンイナにヘアバンドを付けたのに、俺がつけて…


「入れ替わってる…?」


目の前の不安そうな俺の顔がコクコクと頷いている。

「うわぁ~マジか?!俺今ジョンイナ?!
ウエスト細っ、体のラインも凄っ身体薄ぅ!!」


腰のラインや、脚やお尻を触りまくる。
信じられないモデル体型だ。

楽しくて鏡を見ていたら、ジョンイナが手鏡でじーっと自分を見ていた。
  

や、やばい…
ショックでかたまってる?!


「あ、ごめ…」


楽しんでる場合じゃなかったっ
緊急事態だっ


「かわいい…」

「え?」

「何ですかこのもっちりとした白い肌、きゅるんとした瞳!そしてこの身長!」

「身長は余計だろっ」

がしっ

「み、ミンソギひょん…!」
 

俺はジョンイナ、否自分に手を掴まれて狼狽する。
自分ではしない、キラキラした瞳で見つめる俺。


「写真撮っていいですか?」

「お、おお?」


俺が撮られるのか?
俺は今ジョンイナなのだっ
どんなかっこいい、セクシーなポーズも出来る!

…と、思ったが…


カシャ、カシャッ…!

ん?


あれ、自撮り?!
いや、俺を撮るから許可を取ったのか?!
  

「うわぁぁ、かわいいっ
何でこんなポーズが似合うんですかぁっ」
  
「いやいや大げさだろ。」


ビジネス用に自分の可愛さの追求はしてるけど…
それは、求められてるからだ。
個人的にはしてない…と、思う。


「僕はミンソギひょんが可愛くて羨ましいです。」

「え、ジョンイナもかわいいぞ?」

それはお世辞ではない。
普段のジョンインは幼くて可愛いのだ。

「そんなことないです…
僕は、かわいいの需要がないです…」

「需要?」

ぼろぼろ泣くジョンイン…

「ちょ、泣くな俺の姿でっ」

見たくないっ

「ずびばぜん…」

ジョンインは鏡を見た。

「うっ…可愛い。」

カシャ…

「へ?」

「泣いてるミンソギひょんも凄くがわいぃ…です。」


カシャ…

泣きながらポーズも撮ってる…


「ちょ、泣くのか撮るのかどっちかにしろっ」

「…うわぁぁん」


カシャカシャッ…


*******************


「…気は済んだか?」

泣き止んだ俺を見ながら言う俺。
…ああ、ちゃんと後でスキンケアしないとっ

「はい…」


よくわからないけど
ジョンイナは自分の持ってる魅力と見せたい魅力に悩んでると感じた。


「かわいいの需要とか関係ないよ。」

「ミンソギひょんだって本当はかっこいいって言われたいでしょ?!」


ドキィッ…


「え?!ん、ん~まぁ、俺は…さ、良いんだよっ」

 
実は、俺は自分の性癖に気づいてしまったからである。
ジョンイナのように悩み、苦しみ…
そして行き着いた先は、自分が目指すより眺めて癒やされることが眼福なのだ。

だから振り切った感はある。
最初は恥ずかしくて死にそうだったが
今は愛嬌をやったあとのみんなの反応とか、エリたちの反応が楽しくて仕方ない。 


「そんなことよりっ
俺がジョンイナがかわいいこと照明してやるよっ」

 

今はジョンイナのメンタルケア…
いや、自己肯定感の向上が必要だっ





後編で終わらなかったので続きます…

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【前編】CHANGE?!

【カイ・シウミン】
カイ君お誕生日企画

一日遅れてしまいましたが
改めてお誕生日おめでとうございます。
自然体は可愛くて、一瞬で雰囲気が変わるカイくんは魅力的ですね。
映画のようなソロコン楽しみにしてます!


今度はカイ君がCHANGEしてしまうお話です。



##カイ##


シーグリの撮影中、僕はうさぎのぬいぐるみに埋もれたり、うさ耳を付けたり…
思いっきり楽しんでいた。

そう、僕はかわいいをテーマにした撮影は実は大大大だーい好きだっ


自分が“かわいい”そのものになれるからである。


ああ、熊年もあればよかったのにぃ… 
クマは僕のトレードマークみたいなものだ。

子供の頃にかわいいクマを指さされ“ジョンインに似てるね”って言われたことがきっかけである。
その、かわいいになれたことが凄く嬉しかったのだ。

…今思えば肌の色のことだったかもしれないけど。


「カイさんオッケーです。」

「ありがとうございます。」


その場で撮った写真を確認する。


でも…
やっぱり自分の容姿は、可愛いに程遠い。

もっともっと可愛いに近づきたいのに…
自分の容姿が嫌いなわけじゃないけどっ
似合うか似合わなわないかと言われたら…


はぁ~


「上手く出来なかったの?
全部かっこいいじゃん。」

次の撮影のレイひょんが僕のため息を聞いたらしい。

「ん~…もうちょっと可愛くとりたかったです。」

そもそも自分の容姿が気になるとは言えない。

「あはは、ないものねだりだねぇ。」


確かにそうなんだけど…!


レイひょんが僕とバトンタッチで撮影が始まった。
にんじんのぬいぐるみを手に持ち、ふわふわしたうさ耳のカチューシャを付けていた。
レイひょんがつけると羊みたいだ。
しかし服を見ると…ピタッとした体のラインがわかる薄めのニット…で、萌え袖。

なんでだろうエロい…
同じようなアイテムなのに雰囲気でガラリと変わる。

レイひょんは、自分がなりたい自分と実際に撮れた写真の自分が同じような気がする。

いいなぁ…

逆でいうとギョンスひょんは可愛いのにカチューシャつけないしそんな雰囲気を見せないから男らしいオーラがダダ漏…


あ、あれれれれれれ?!


か、カチューシャっ
たれうさ耳付けてるぅ!!

ガタッ

僕は思わず立ち上がった。

し、しかも、絶対やってくれない愛嬌して…!
わぁぁ、指ハートや、手のひらハートもっっ


「か、かわいいっ
じゃあ、このク○ミのカチューシャも」


捨てられることも覚悟してギョンスひょんに手渡すと、無言で装着…!

しかもカメラ目線で…
どや顔がかわいいっ

かわいいを求める需要とかわいいの放出している供給が釣り合っている!


ギョンスひょんの撮影が終わると、僕は携帯を持って近づいた。


「一緒に撮っ…」

「あのさ…!
チャニョルってあんなカッコよかった?」


ミンソギひょんがギョンスひょんに声を掛けたのが聞こえて、全然興味がなかったチャニョリひょんの撮影を見た。


え…誰?!
あのイケメンはっ

元々チャニョリひょんの顔はイケメンである。
しかし、持ってる性格?雰囲気故、それを感じさせない所がある。

思いっきりかわいいウサギになりきると思ったのに…!
シーグリじゃなく、うさぎがブランドの商品に見えるくらいドイケメンに見えてきたっ


「あんなチャニョルなら抱かれてもいいよ~」
  
「えぇ?!」


ドキッ
ミンソギひょんって…男性も好きになれるの?
 

「あははっ今日のギョンスリアクション良すぎ~」

確かに今日のギョンスひょんはリアクションが大きい。

な、何だぁ…冗談かっ
ドキドキ…


「シウミンさん、撮影です。」

「あ、はい。よろしくお願いします。」


うさ耳ヘアバンドを付け、ぬいぐるみやお花など色んなアイテムを持って撮影を開始する。

ミンソギひょんは、僕とは逆だ。
かっこいいを理想としていた。

しかしある時、吹っ切れたようにかわいいにシフトチェンジしたのだ。


『俺は、みんなが求めてる俺になる。』


なーんて、某海賊王みたいなことをお酒の席で言ってたっけ?
その日からもう振り切ったように可愛さをフル放出していた。

 


僕もそう、割り切れたらなぁ…

  


そして、その撮影後…

「ジョンイナ」

「ミンソギひょん」

「これ持ってる?」

手に持ってるのはヘアバンドだ。

「え?!」

「撮影用のうさぎ中に紛れてた!
クマのくーたんに似てるだろ?」

「わぁぁぁっ」

かわいいっ
ミンソギひょんに手渡され、僕はそのヘアバンドを手にした。

「ジョンイナが付けたいかも~って売ってもらおうとしたら、くれるって!」

「あ、ありがとうございます…」
 
しかし、自分がくーたんヘアバンドを付けた姿を想像する。
そんな、可愛くない…かも…

「あれ、あんまり好みじゃなかった?」

その様子を見てミンソギひょんが察する。

「いえ、すっごく…嬉しいです。」

「何だぁ、感動してたのかっ」

ミンソギひょんが無理矢理僕にヘアバンドを被せた。  

「いや、僕より、ミンソギひょんの方が…いたっ」


勢いで髪の毛が絡んだのか、頭が電気が走ったような痛みを一瞬感じ目を閉じた。


「大丈夫か?」

「うん、大丈…」



その声はミンソギひょんの声ではなかった。
レコーディングで聞く僕の声とよく似て…

 

「「え?」」



目を開くと、そこにはくーたんのヘアバンドを付けた僕が心配そうに僕を見つめていた。






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【後編】チェンジ?!

『ギョンス・チャニョル』
ギョンスお誕生日企画


##ギョンス##


シーグリの撮影が早く終わり、メンバーはそれぞれ皆他の仕事や練習に向かった。
チャニョルと僕は現在、車で昨日のロケ地の露店に向かっている。


「ちょ、どーゆーこと?
つ、付き合っちゃったことになってるよね?!」
   

外見が僕の姿のチャニョルが、車を運転しながら言った。

「…あまりにも非現実的だから、誰も信じないと思ったんだ。」 

「いやでもっ、メンバーならわかってくれるでしょ?!」


はぁ、辛い…


「ギョンス?」


何で、入れ替わりなんてしたんだろう。


「ちょ、黙らないでよっ」


チャニョルが大好きなあまり…
チャニョルそのものになりたいと常々に願い…
神様がチャンスをくれたというのに…


「ギョンスぅ…なんか言ってぇ」


昨日は興奮のあまり、全裸になり舐めるように鏡で全てを見回したのに…

さらに、眠ったときはチャニョルの匂いに包まれて幸せな気分だったのに…


「はぁ…」


車が止まった時、僕は僕の目を見つめる。


「な、何…?」


僕は自分の瞳の奥の彼を見ていた。
彼を鏡越しで見ることしか出来ない。
もっと近づきたいのに。


「はぁ…つまらん。」

「ひ、酷いっ見つめてきたのはそっちなのにぃ!」



僕は彼をそこまで好きじゃなかったってこと…?

首を傾げたら、僕の姿のチャニョルも同じことをしている。

不思議だ。
自分の顔なんて見慣れてるのに…
ころころ変化する顔が飽きない。


「ふふ」
 
「あー、笑うなよもー」



暫くすると、ロケ地近くに到着した。



「ここらへん、何だけどなぁ…」

露店は夕方から夜に掛けて賑わい始めるが、まだまだちらほらしかいないようだ。

「まだ少し早いみたいだな。」

「じゃ、コーヒー買ってくるっ」

「ああ…」


車から降り、僕の姿のチャニョルがコンビニに向かった。
ドタバタと走る姿がやはり“チャニョル”そのものだ。

ああ、かわいい。
ずっと見ていたい。

おや?
可笑しいぞ?

てっきりチャニョルの外見が好きだと思っていたんだが…まさか…



中身も好きだったのか…?



「ぎょ、ギョンス…な、何してるの?」  

僕は自然と自分を自分で抱きしめていた。
傍から見たらチャニョルが一人で縮こまっているように見えただろう。
 


「君が愛しいと思って。」

「ええぇ?!」

「でも、なんかしっくりこない。」


ナルシストが自分を愛するような苦しみを感じる。
チャニョルに一番近くなったのに、一番遠い…


「入れ替わる前の方が、チャニョルに近づけたのかも…」 

「へ?」


再び僕の瞳越しにチャニョルを見つめた。


「ギョンス、ち、近い…」


震えて、目が塞ぎがちで…
外見は僕なのにチャニョルがそこにいる。


おかしい、こんなこと…
まさか、君の外見も中身も好きだったなんて…
 

「キスしていい?」

「え?!」


僕は、そっと…唇を重ねた。













その後…


「おっはよ~ござま~すっ」

「お、チャニョラ。戻ったか?」   


皆さん、朗報です!


「え?!」


ドッキーンッ     

僕とギョンスは元に戻りました!


「調子だよ、ちょーしっ
ギョンスと付き合ったからって、緊張してたんだろぉ?」


ドドッキーンッ 

そして、お、お付き合いを本当にすることになりましたっ
   

「おぅ、おおっ。」


ベッキョンの奴、全然違うのに所々言い回しが妙に当たってるから心臓に悪いっ


「ってか、ギョンス寝てんじゃない?
起こしてやれよ、王子のチッスで。」

「うん…?!」 


ドドドッキーンッ


「うん!じゃねぇ、惚気んなっ」

「言ってないしっ」


背中をばしばし叩かれたあとギョンスの部屋に向かう。

  
「ギョンス、起きてる?」


もぞもぞ動くミノムシ…
毛布をそっと剥ぎ取った。


「…起きてない。」

「起きてるじゃんっ」

「…キスしないと起きない。」  

「も、もぉぉ~」


ちゅっ


そうなのです。
ギョンスと僕はあの後のキスで元に戻りました。


「ほら、起きてっ」

「…足りない、もっとしろ。」

 



ギョンスってば…好き!





【おわり】

改めてお誕生日おめでとうございます。素敵な一年になりますように。

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【前編】チェンジ?!

『ギョンス・チャニョル』
ギョンスお誕生日企画

お誕生日おめでとうございます。
休暇で日本に来てくれてるのかな?
ミステリアスで魅力的なギョンス!
今年はexoのギョンスも沢山みたい!


##チャニョル##


「『exo’s ラーメンジャン拳★散歩!』はじまるよー!」

「イエーイ、ジャンケンに勝ったらラーメンが食べられるってわけだねっ」

「そうなんだよ、勝たないと食べられないっ
過酷過ぎるぅ」

俺とベッキョンで進行を務めることになった新バラエティ。
その日のバラエティ番組、ギョンスは端の席に座り皆がわちゃわちゃしてるのを見て笑っている。


「で、ぎょんす、愛嬌やってよ。」


黙って食べていたらやっぱり、ベッキョンにいじられるギョンス。
これはバラエティでも定番化している。


「いやだ。」

「お願い一回だけぇ~」  

俺も懇願する。

「嫌だったらいやだ。」

「でもぉ…」


バンッ…!

ギョンスが、テーブルに手を叩きつけた。


(((ビクッ)))


皆を黙らせ頑なにやらないギョンス…!


「じゃあ、代わりに俺がやろっかな!」


何故かリーダーが愛嬌をやって、面白くないっ
みたいな雰囲気で次の進行に向かった。

ああっ…もったいない…もったいなさ過ぎるよギョンス!
俺が同じ顔だったら、あんなことやこんなことするのにっ

見た目が可愛いのに損してるっ!!!


ピーンッ
俺は、良からぬことを考えた…!


ふ、ふ~ん♫


ロケの帰り道、露店ででハンギ○ドンのカチューシャを買った。
名前がちょっとギョンスに似てるから。
猫とかうさぎのモチーフじゃないから付けてくれるかもと思ったのだ。
一応サ○リオモチーフの全部買ったけどねっ


僕は、意を決した。
今は部屋に誰もいない。
俺とギョンスだけだ…!


「ギョンス、あのさ…これ付けて…!」


無言なのに拒絶な顔で圧凄い。


「仕事でもしないのにプライベートなら絶対にするわけ無いだろ。」

「そう言わずにぃ~」

「やだって言ってるだろっ」


無理矢理つけ…ようとしたがギョンスにひゅるりと交わされ後ろから回り込まて俺に装着されられた。
   

バチッ

静電気のように頭が痺れた。


「ん?」

「んん?」


目の前に俺がいる?????


「…何してるんだ、バカチャニョラッ」

と、自分自身に言われてる自分。


「え、何がどうなってんの?!」


目の前の俺が、カチューシャを外す。


「ちょっと来いっ」

「いててっ」


俺(中身ギョンス)に耳を引張られ鏡の前に立たされた。


「これを見ろっ」

「えぇ?!」

え、よくわかんない。

「動いてみろっ」

仕方なく手を振ったら振るのはギョンスだ。
ニコニコしても、口を開けても…ギョンス?

「おい、俺の顔で変なことするなっ」

「えぇーーーーー?!
入れ替わっちゃったの?!」

「うっるさい。とにかく落ち着け。
どこで買った?このブサイクなカチューシャは?」

「ブサイクとか言わないでよ、これはロケの近くの露店で買ったんだよ。」

「露店?!」

「ああ、どうしよ…車で行ってみる?」

「…いや、もう深夜だ、流石にやってない。」

「確かに…」


「時間を作って今日買った時間と同じ時間に行こう。」

「そうだね。」


…と、言うことで今日はお開きになった。


「おい、部屋が逆だ。」


本来の自分の部屋に戻ろうとすると、俺(中身ギョンス)からストップがかかる。

「あ、でも…中身は同じだからいいんじゃない?」

いくら外見がギョンスでも、いつもと同じ部屋で過ごしたほうがいいと思ってしまった、

「…僕のベッドでいいのか?」

ドキッ

「えっ…」


何、どーゆーこと?!
なんかドキドキしちゃうっ!

「脚、伸ばせなくないか?」


あ、そーゆーことかっ


「確かにギョンスベッド小さいもんね。」

「おいっチャニョ…」

「おやすみぃ~!」


ばふっ
俺はギョンスベッドにダイブした。


「はぁ…」


自分の所為とはいえなんかやばいことになっちゃったなぁ…

スマホのカメラ機能で顔を見る。

俺、今…ギョンスなんだっ



パァァァァッ!!
 

この顔で愛嬌をやってみたかったんだっ


きゃるんっと、笑顔に。
オメメぱちぱちっ
ほっぺむにっ
ほっぺハート
最近は、手で耳を作ったりするんだっけ?

にょきっ
  
うわぁぁ、ギョンス(中身自分)の愛嬌可愛い~

たんのしぃ~!!
もっと研究したいっ





その日は、ちょっと夜更かしした。





ー翌日ー

まだ戻ってない…
俺は…不安よりも好奇心が勝っていた!

よーし、ギョンスになりきりツアー
はっじまっるよぉぁっ


「ベッキョニ、おはよん♥」

「え、おはよ…?」

「今日はいい天気だね。」

「ギョンス、どうした?
頭でも打ったか?」

察しが良いベッキョン。

「そんなことないよ。てへっ」

…マジで嫌な顔してる。

「…ミンソギひょん、なんかギョンスが変だよっ」

ベッキョンの察しが良すぎてミンソギひょんに報告される。


「え?」

「ミンソギひょん、おはようございます!」

「おはよ…いつも通りかわいいぞ?」

「えへっ」


ミンソギひょん、全然気づかない~!
きゃははっ
楽しい楽しい!


「おはよございます。」

「おい、チャニョラッ、ギョンスが変だからどうにかしろ。」

「は…?」


その瞬間部屋が凍りついたような感覚に襲われた。

殺すような目つきでチャニョル(中身ギョンス)はギョンス(中身俺)を睨みつける。

 
ゾゾッ…!


「な、なんでもないっ
少し寝不足だったみたいだ。」




慌ててギョンスを装った。




*******************


今日は、シーグリの撮影だ。
来年の干支のウサギのぬいぐるみを持ったり、カチューシャを付けて自由に撮影する。


ギョンスは愛嬌を頑なにやらない。 
特にこの被り物は嫌いだ。

しかし…!
ギョンスの中身は俺だっ
ああ、被りたくてうずうずする!

…でも、ギョンスが怖いっ

 
「これ被れ。」


ベッキョンが渡してきた干支のたれ耳うさぎのカチューシャ…

よ、よしっ…
やってやる!!


「「?!」」

休憩中メンバーが立ち上がった。

「か、かわいいっ
じゃあ、このク○ミのカチューシャも」

ジョンインがクロ○のカチューシャを持ってくる。
確かにあれもウサギだった。

それも無言で掛けて…
カメラ目線、どやっ
  

撮影が終わるとカチューシャを当たり前のように付けているミンソギひょんとバトンタッチする。


「あのさ…!」


ミンソギひょんがキラキラした目でこちらを見ている。


「チャニョルってあんなカッコよかった?」

「…え?」


俺は自分(中身ギョンス)を見た。
カチューシャはせず、手のひらサイズのウサギのぬいぐるみを顔に寄せてフフッと微笑む様…

「あんなチャニョルなら抱かれてもいいよ~」

「えぇ?!」

どきゃぁっ

「あははっ今日のギョンスリアクション良すぎ~」


なんだ、冗談かっ
心臓が変な方向に飛び出しちゃった気がしたよっ


「おい、チャニョラぁカチューシャつけろや」

「やだ。」


ああ、俺(中身ギョンス)ベッキョンに言われても頑なに拒んでるぅ~


「何だよ~今日はノリわりぃなぁ~」

「そうかな?」

「そだよっかっこいいオーラ出すなっ」

「出してませんけど?」


……出てるよっ
なんか俺なのに俺じゃないしっ!!


うわぁぁぁっ
何か、中身がギョンスなだけでこんな俺のオーラ変わるのか?!

か、かっこいい…!←自分です。


「…はぁ」


俺(中身ギョンス)はため息を吐いた。


「チャニョラ、皆には言っとこうか?」

「…え」

中身が入れ替わってること…
言うつもり…?

このままじゃ皆に迷惑かけるもんね…
二人の秘密みたいで楽しかったのに…


「…そうだね。」


「何々、何の話ー?」

ベッキョンが俺らの話を聞いていたようで突いてくる。

「ま、まさかっ」

「え、まさかの?」

ジョンインとセフンもやってくる。

「…やっぱり変だと思ってたんだよなぁ。」

鈍いと思ってたミンソギひょんまで?


「やっぱりバレてました?」

「バレるよそりゃ、こんなコソコソ二人でしやがってぇ」

「そうだぞ、ちゃんというべきだ。」

「そうですよね。」

なんだ、もうバレてるなら隠す必要ないや。



「つき合ってるんでしょ?」



ずっと話してなかったレイひょんが言った。

「…え?」

「二人、何となく似てきたもんね。
チャニョルにギョンスのアンニュイさが追加されたら最高だよ~」

と、ジョンデひょんが言う。

「ギョンスもやっと、バラエティ慣れしてきたもんね。」

「え、だからちがっ…ぃだっ!」


ガンッ

俺(中身ギョンス)に足を思い切り踏まれた。


「…!」


無言で俺(中身ギョンス)に睨まれてる気がする!!



なんでーーーー!?




結局その日は、カップル宣言みたいな日になってしまった。





凄い考えたけど、結局何もひねりのないタイトルになってしまった。

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風と太陽と俺no.123

【カイ・シウミン・セフン】



##シウミン##


セフンとはその後、何事なかったかのように過ごしていた。


『気持ちの切り替えはすぐに出来ない。』


そう言ってしまったからだ。   
何の話をしていいかわからないまま、コンサートの当日を迎えてしまった。

その日は仕事をお互いに休んだ。
セフンと当日関係者入口で待ち合わせした。
 
久々に二人きりだ。
緊張している。

「ミンソギ…」

「ん?」

既に2階席や天井席にも沢山の人が溢れていた。

「人、すごいですね。」

「…うん。」


ジョンインはこんな凄い場所でダンスをするんだ。

「ミンソギ、あの…」


セフンが言いかけたとき、音楽が大きくなった。
照明も薄暗くなり、ペンライトの光が引き立てられた。
そして…メインステージの画面に映像が流れ…
コンサートが始まる。

俺はミニョンがアイドルになった時に用意していた双眼鏡で暗闇の中動く数人を探し出す。


あっ…!

ジョンインだ。
仮面を被ってるから合ってるかわからないけど…一人だけお腹を見せる服を着せられてるから目立つ。

クラブで見た時も凄かったけど…体が靭やかに動く。
体も絞ったのか短期間で更にスタイルが良くなってる。

ジョンインはバックダンサーとして
名前を呼ばれていた。
その時にやっと、顔がアップになった。

踊ってるときの挑発的な笑顔で、歓声が聞こえた。
確実に今のでファンになった人もいるに違いない。

そしてテミンも名前を呼ばれ、ジョンインと二人でダンスバトルのような自己紹介が始まる。


…なっ!


勘違いかもしれないけどテミンがこっち見たような気がする。
余裕たっぷりじゃないかっ

時間は、あっという間に過ぎた。
ジョンインは緊張が解かれたのか泣いてしまっていた。

最後のMC前に退出をお願いされた。
出口が混み合う前に出たほうがいいらしい。
あと一曲残っていたのは残念だが、それに従うことにした。


「最後まで見たかったですか?」

「うん…」


もう見ることが出来ないなら見たかったなと思った。
多分そのままKING S-MAN率いるダンサーメンバーと遠征に行ってしまうんだろう。


「そういえば、始まる前に何か言いかけたよな…んっ」

セフンの方に顔を向けたら、言い終わるうちに唇が降りてきた。


「ちょ、ここ外だぞっ」

「誰も見てないですよ。」


慌てて口を手で押さえたが、アンコールの最中でほとんど人はいない。

音漏れを聞いてる人は数人いたが、こちらなんて見ていなかった。


「でも…!」

「僕だって不安なんです。
あの日から今日まで全然話もしてないし。」

「…確かにそれは悪かった。
どんな顔して話せばいいかわからなくて…ごめん。」

俺は、頭を下げるとそこまで怒ってなさそうに気難しい顔をしているセフン。
 
「仕方ないですね。
今からご飯奢ってくれるなら許しますよ?」


そのふにゃとした笑顔に安堵した。



「…ああ。」


すると、丁度良く携帯が鳴った。
慌てて出る。


「ジョンイン?!」

『ミンソギ、もう会場出ちゃいましたか?』

「え?あ、うん、まだ近くにいるけど…」 

『よかった、打ち上げ参加しませんか?』

「え、打ち上げ?!
流石に部外者だし…」


挨拶はしたかったけど…


『大丈夫ですよ、是非来てくださ…「行かないよ!」

 
ブチッ

電話を奪って更に掛かってきた着信を切り、電源を落としたセフン。


「せ、セフナ…流石にちょっとそれは…!」

「ジョンインに弄ばれてますよっ」


「えぇ?」


セフンは冗談を言ってるように見えなかった。


「僕を選んだこと、後悔してる?」

自信なさげなセフン…
少し前まではこんな顔しなかった。
俺がそうさせてしまってる…


「セフン」


俺は外にも関わらず、セフンの服を掴み自分から口に触れるキスをした。
びっくりして目を大きくするセフン。



「不安にさせてごめん。」



そして、人が来る気配がするまでセフンを抱きしめた。






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風と太陽と俺no.122

【カイ・シウミン・セフン】
  

##セフン##


仕事中はずっと封筒の中身が気になって仕方がなかった。 
別れたとジョンインは言ってたけど、まだ好きだとかヨリを戻したいとか書いてあるんじゃないかなどと良からぬことしか考えてなかった。

封筒の中身を確認したい気持ちに駆られる。
…が、そうしないためにミンソギに約束を取り付けた。


もう、卑怯なことはしないと決めたのだ。


しかし、何故別れたんだろう?
ミンソギが別れを切り出したとしても、ジョンインが納得するはずない。
ジョンインから別れるなんて考えられない。

いや、待てよ?
夢にが叶いそうだからミンソギを捨てた?

もやもやする。
そして、イライラする。

僕はヨンホに連絡し、ジョンインの居場所を確認した。
封筒一枚で終わらせるなんて最低野郎め。
知らぬ間に、僕の中でジョンインは悪者になっていた。

ミンソギは、直接会うことも出来たのに、手紙を見たいと言われて家に行くことになった。
早く見ればいいのに、呑気にコーヒーを入れようとする。

僕は我慢の限界だった。


「開けますよ…」


そして…

ジョンインの短い手紙と、チケットが2枚


「随分勝手ですね。」


何が…集大成だ、二人で見に来い?
無神経過ぎるだろ…!


「やっぱり殴り込みに行くしかっ」

「せ、セフナッ」

苛立って思わず立ち上がったのに、腰を掴まれて動けなかった。

「お、落ち着いてっ」

「でもっ…!」

ミンソギを引きがしてでも、ジョンインに会いに行くつもりだった…が、しかし…

「俺、セフンが好き」

「…てのが、態度に出てたみたいで。」


一気に力が抜けてしまった。


「なんか、横から見てて気づいてたって…」

今、好きって言った…?

「ほん…とに…?」
 

ミンソギはこくんと頷く。


「だから、別れを告げられちゃったんだ。
ジョンイナは悪くなくて俺が…」

説明が欲しいのはそこじゃない。

「僕のこと好きなの?」

「ぅ…」


真面目に聞いたら、ミンソギの顔がりんごみたいに赤くなった。

ああ、本当なんだ…


「せ、セフン、近い…!」

引き寄せられるように近づくも逃げられてしまった。


「ずっと待ってたんです、ちゃんと教えてよ。」


僕は真剣に言った。
ジョンインと付き合ってるのにまだ諦めきれなくて、ただ普通に話せればいいと思っていた。



「好き、だよ…」
            


ミンソギの目がうるうるしていて、思わず抱きしめた。
お酒の匂いと、香水の匂いが混ざり合い軽く酔そうになる。

もう、こんなに近づくことは出来ないと思っていたから…
尚更、匂いを強く感じるかもしれない。
このまま時が止まればいいとさえ思ってしまう。


「せ、セフナ…!」


ミンソギは僕を押し返した。


「どうしました?」

嫌がってはないはずなのに…


「まだ、そんな…すぐに切り替えられないよ。」


確かに、ミンソギはいきなりジョンインに振られたのだ。
ずっと待ってた僕とは違うかもしれない。


「…わかりました、ミンソギの気持ちが整うまで待ちます。」

「えっ?」

そして、テーブルに置いてあるジョンインのチケットを手にする。



「でも、これは一緒に行ってもいい…ですよね?」



ミンソギは、コクリと頷いてくれた。






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