
【カイ・シウミン・セフン】
##セフン##
仕事中はずっと封筒の中身が気になって仕方がなかった。
別れたとジョンインは言ってたけど、まだ好きだとかヨリを戻したいとか書いてあるんじゃないかなどと良からぬことしか考えてなかった。
封筒の中身を確認したい気持ちに駆られる。
…が、そうしないためにミンソギに約束を取り付けた。
もう、卑怯なことはしないと決めたのだ。
しかし、何故別れたんだろう?
ミンソギが別れを切り出したとしても、ジョンインが納得するはずない。
ジョンインから別れるなんて考えられない。
いや、待てよ?
夢にが叶いそうだからミンソギを捨てた?
もやもやする。
そして、イライラする。
僕はヨンホに連絡し、ジョンインの居場所を確認した。
封筒一枚で終わらせるなんて最低野郎め。
知らぬ間に、僕の中でジョンインは悪者になっていた。
ミンソギは、直接会うことも出来たのに、手紙を見たいと言われて家に行くことになった。
早く見ればいいのに、呑気にコーヒーを入れようとする。
僕は我慢の限界だった。
「開けますよ…」
そして…
ジョンインの短い手紙と、チケットが2枚
「随分勝手ですね。」
何が…集大成だ、二人で見に来い?
無神経過ぎるだろ…!
「やっぱり殴り込みに行くしかっ」
「せ、セフナッ」
苛立って思わず立ち上がったのに、腰を掴まれて動けなかった。
「お、落ち着いてっ」
「でもっ…!」
ミンソギを引きがしてでも、ジョンインに会いに行くつもりだった…が、しかし…
「俺、セフンが好き」
「…てのが、態度に出てたみたいで。」
一気に力が抜けてしまった。
「なんか、横から見てて気づいてたって…」
今、好きって言った…?
「ほん…とに…?」
ミンソギはこくんと頷く。
「だから、別れを告げられちゃったんだ。
ジョンイナは悪くなくて俺が…」
説明が欲しいのはそこじゃない。
「僕のこと好きなの?」
「ぅ…」
真面目に聞いたら、ミンソギの顔がりんごみたいに赤くなった。
ああ、本当なんだ…
「せ、セフン、近い…!」
引き寄せられるように近づくも逃げられてしまった。
「ずっと待ってたんです、ちゃんと教えてよ。」
僕は真剣に言った。
ジョンインと付き合ってるのにまだ諦めきれなくて、ただ普通に話せればいいと思っていた。
「好き、だよ…」
ミンソギの目がうるうるしていて、思わず抱きしめた。
お酒の匂いと、香水の匂いが混ざり合い軽く酔そうになる。
もう、こんなに近づくことは出来ないと思っていたから…
尚更、匂いを強く感じるかもしれない。
このまま時が止まればいいとさえ思ってしまう。
「せ、セフナ…!」
ミンソギは僕を押し返した。
「どうしました?」
嫌がってはないはずなのに…
「まだ、そんな…すぐに切り替えられないよ。」
確かに、ミンソギはいきなりジョンインに振られたのだ。
ずっと待ってた僕とは違うかもしれない。
「…わかりました、ミンソギの気持ちが整うまで待ちます。」
「えっ?」
そして、テーブルに置いてあるジョンインのチケットを手にする。
「でも、これは一緒に行ってもいい…ですよね?」
ミンソギは、コクリと頷いてくれた。

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##セフン##
仕事中はずっと封筒の中身が気になって仕方がなかった。
別れたとジョンインは言ってたけど、まだ好きだとかヨリを戻したいとか書いてあるんじゃないかなどと良からぬことしか考えてなかった。
封筒の中身を確認したい気持ちに駆られる。
…が、そうしないためにミンソギに約束を取り付けた。
もう、卑怯なことはしないと決めたのだ。
しかし、何故別れたんだろう?
ミンソギが別れを切り出したとしても、ジョンインが納得するはずない。
ジョンインから別れるなんて考えられない。
いや、待てよ?
夢にが叶いそうだからミンソギを捨てた?
もやもやする。
そして、イライラする。
僕はヨンホに連絡し、ジョンインの居場所を確認した。
封筒一枚で終わらせるなんて最低野郎め。
知らぬ間に、僕の中でジョンインは悪者になっていた。
ミンソギは、直接会うことも出来たのに、手紙を見たいと言われて家に行くことになった。
早く見ればいいのに、呑気にコーヒーを入れようとする。
僕は我慢の限界だった。
「開けますよ…」
そして…
ジョンインの短い手紙と、チケットが2枚
「随分勝手ですね。」
何が…集大成だ、二人で見に来い?
無神経過ぎるだろ…!
「やっぱり殴り込みに行くしかっ」
「せ、セフナッ」
苛立って思わず立ち上がったのに、腰を掴まれて動けなかった。
「お、落ち着いてっ」
「でもっ…!」
ミンソギを引きがしてでも、ジョンインに会いに行くつもりだった…が、しかし…
「俺、セフンが好き」
「…てのが、態度に出てたみたいで。」
一気に力が抜けてしまった。
「なんか、横から見てて気づいてたって…」
今、好きって言った…?
「ほん…とに…?」
ミンソギはこくんと頷く。
「だから、別れを告げられちゃったんだ。
ジョンイナは悪くなくて俺が…」
説明が欲しいのはそこじゃない。
「僕のこと好きなの?」
「ぅ…」
真面目に聞いたら、ミンソギの顔がりんごみたいに赤くなった。
ああ、本当なんだ…
「せ、セフン、近い…!」
引き寄せられるように近づくも逃げられてしまった。
「ずっと待ってたんです、ちゃんと教えてよ。」
僕は真剣に言った。
ジョンインと付き合ってるのにまだ諦めきれなくて、ただ普通に話せればいいと思っていた。
「好き、だよ…」
ミンソギの目がうるうるしていて、思わず抱きしめた。
お酒の匂いと、香水の匂いが混ざり合い軽く酔そうになる。
もう、こんなに近づくことは出来ないと思っていたから…
尚更、匂いを強く感じるかもしれない。
このまま時が止まればいいとさえ思ってしまう。
「せ、セフナ…!」
ミンソギは僕を押し返した。
「どうしました?」
嫌がってはないはずなのに…
「まだ、そんな…すぐに切り替えられないよ。」
確かに、ミンソギはいきなりジョンインに振られたのだ。
ずっと待ってた僕とは違うかもしれない。
「…わかりました、ミンソギの気持ちが整うまで待ちます。」
「えっ?」
そして、テーブルに置いてあるジョンインのチケットを手にする。
「でも、これは一緒に行ってもいい…ですよね?」
ミンソギは、コクリと頷いてくれた。
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