fc2ブログ

坂ダ!

***坂道ダッシュ!☆EXOの妄想BL小説です。***

【中編】CHANGE?!

【カイ・シウミン】
カイ君お誕生日企画


今度はシウミンがCHANGEしてしまうお話です。



##シウミン##


「え、あれ?」


俺は自分の頭から顔にかけて撫で回した。
ジョンイナにヘアバンドを付けたのに、俺がつけて…


「入れ替わってる…?」


目の前の不安そうな俺の顔がコクコクと頷いている。

「うわぁ~マジか?!俺今ジョンイナ?!
ウエスト細っ、体のラインも凄っ身体薄ぅ!!」


腰のラインや、脚やお尻を触りまくる。
信じられないモデル体型だ。

楽しくて鏡を見ていたら、ジョンイナが手鏡でじーっと自分を見ていた。
  

や、やばい…
ショックでかたまってる?!


「あ、ごめ…」


楽しんでる場合じゃなかったっ
緊急事態だっ


「かわいい…」

「え?」

「何ですかこのもっちりとした白い肌、きゅるんとした瞳!そしてこの身長!」

「身長は余計だろっ」

がしっ

「み、ミンソギひょん…!」
 

俺はジョンイナ、否自分に手を掴まれて狼狽する。
自分ではしない、キラキラした瞳で見つめる俺。


「写真撮っていいですか?」

「お、おお?」


俺が撮られるのか?
俺は今ジョンイナなのだっ
どんなかっこいい、セクシーなポーズも出来る!

…と、思ったが…


カシャ、カシャッ…!

ん?


あれ、自撮り?!
いや、俺を撮るから許可を取ったのか?!
  

「うわぁぁ、かわいいっ
何でこんなポーズが似合うんですかぁっ」
  
「いやいや大げさだろ。」


ビジネス用に自分の可愛さの追求はしてるけど…
それは、求められてるからだ。
個人的にはしてない…と、思う。


「僕はミンソギひょんが可愛くて羨ましいです。」

「え、ジョンイナもかわいいぞ?」

それはお世辞ではない。
普段のジョンインは幼くて可愛いのだ。

「そんなことないです…
僕は、かわいいの需要がないです…」

「需要?」

ぼろぼろ泣くジョンイン…

「ちょ、泣くな俺の姿でっ」

見たくないっ

「ずびばぜん…」

ジョンインは鏡を見た。

「うっ…可愛い。」

カシャ…

「へ?」

「泣いてるミンソギひょんも凄くがわいぃ…です。」


カシャ…

泣きながらポーズも撮ってる…


「ちょ、泣くのか撮るのかどっちかにしろっ」

「…うわぁぁん」


カシャカシャッ…


*******************


「…気は済んだか?」

泣き止んだ俺を見ながら言う俺。
…ああ、ちゃんと後でスキンケアしないとっ

「はい…」


よくわからないけど
ジョンイナは自分の持ってる魅力と見せたい魅力に悩んでると感じた。


「かわいいの需要とか関係ないよ。」

「ミンソギひょんだって本当はかっこいいって言われたいでしょ?!」


ドキィッ…


「え?!ん、ん~まぁ、俺は…さ、良いんだよっ」

 
実は、俺は自分の性癖に気づいてしまったからである。
ジョンイナのように悩み、苦しみ…
そして行き着いた先は、自分が目指すより眺めて癒やされることが眼福なのだ。

だから振り切った感はある。
最初は恥ずかしくて死にそうだったが
今は愛嬌をやったあとのみんなの反応とか、エリたちの反応が楽しくて仕方ない。 


「そんなことよりっ
俺がジョンイナがかわいいこと照明してやるよっ」

 

今はジョンイナのメンタルケア…
いや、自己肯定感の向上が必要だっ





後編で終わらなかったので続きます…

にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村

おまけ拍手
PageTop