fc2ブログ

坂ダ!

***坂道ダッシュ!☆EXOの妄想BL小説です。***

風と太陽と俺no.136

【カイ・シウミン・セフン】




##セフン##


始業前、ホスト全員にが集まり店長の話を聞いた。


「ベッキョンとシウミンがセフンのペアを競うことになった。期間は一ヶ月で勝敗はより多く指名されたほうがセフンのペアなる。少し騒がしくなると思うがよろしく。」


その瞬間、周りがざわついた。


「え…No.1と勝負?」

「勝負ついてるっしょ…」


小さい声がコソコソと聞こえる…


「ってか、シウミンってカイが辞めたから寝返って…」

僕はギロリと睨む。


「ひゃっ…」


チャニョリひょんがわくわくしながら肩を組んでくる。


「セフンモテモテだね~」

「…ベッキョニひょんの戯れですよ…」


あー…もう、なんでこんなことに…


「ま、俺もギョンスにモテてるけどねっ
話聞きたい?ギョンスが俺の為にねぇ」


ただのノロケか。


「聞きたくないです。」

「ひどっ」


「あの~」


誰かが手を上げた。


「僕もそれ、参加したいでぇすっ」

「え?」


ジョンウである。
最近、天真爛漫さと不思議キャラでメキメキと売上を上げてきている期待の新人。


ジュンミョンが首を傾げた。
僕も不思議だ。


「セフンとペアに??」


店長が言うと首を横に振る。


「僕はユータとペアになりたいんですっ
だから…」

と、現在ユータとペアのジェヒョンを見た。
ジェヒョンは、カイの後からずっとNo.4をキープしている新エース…! 


「あ、あー…なるほど。
それは…ジェヒョンの意見を聞いて…」

「あっはは」

するとジェヒョンは天井を見て笑った。

「望むところです。」

「ちょっと待ってー!
それは、僕もユータとペアになりたいっ」


今度はテヨンが挙手した。


「それなら、俺もショータローとっ」

「僕も参加したいっ」

と、なんだか騒がしくなる。


何か、みんなを巻き込んだ企画になっているような?
ベッキョンを見るとニヤニヤして手を組んでいる。
なんだか楽しそうだ。



「わ、わかった!
誰が誰とペアになりたいのか、今日中に私にメールしてくれっ解散っ」



ジュンミョンは、ざわついた店内をやっとのことで治めた。




何と、クラブromantic universeのホスト全員を巻き込んだペア争奪戦が始まったのである。








にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村

おまけ拍手
PageTop

風と太陽と俺no.135

【カイ・シウミン・セフン】


##シウミン##


「えっ…」


僕は目を瞬かせた。   
何が、どうなって俺は挑発されているんだろう?

「いや…そんな恐れ多いことは…」


流石に人気No.1のベッキョン先輩に楯突くわけにはいかなかった。


「本当に付き合ってるのはミンソギなのに?」

「え?!」


声を出したのは店長である。


「つ、つつつつ付き合ってる?!」

「雰囲気でわかるでしょ?」

「むむぅ?!」


ドS雰囲気なベッキョンにタジタジな店長…


「ってか、嫌じゃないん?
仕事とはいえ、他の奴といちゃいちゃして。」

「仕事だとわかってますから。」


落ち着け、落ち着け。
わざと煽ってるんだ。


「えー、もしかしたら心変わりするかもよん?」


イラッとした。
まさか、俺のこと言ってる?



「あはっ、自信ないんだ?」



小馬鹿にしたように笑われ…
俺はあっさりと感情がむき出しになった。



「やります。」

「「え?!」」


セフンと店長二人が声を上げる。


「No.1のベッキョンを蹴落として
セフンと正式なペアになってみせます。」


傍から見たら、俺は心変わりした奴かもしれない。
でも…今選んだ道が間違ってないことを証明したい。

と、その瞬間は思っていた。











「ああああ…」


なぁんで、あんな挑発に乗っちゃったんだぁっ

あの時、言ったあとにぱっと可愛く笑ったベッキョン先輩の顔が忘れられない。
やられたっと、思ったときは遅かった。

一人反省会を行っていると、着替え終わったセフンが後ろから肩を叩く。


「ミンソギ、やっぱり撤回しましょう。」

「なんで?」

「ベッキョナのお遊びに振り回されてはだめです。」


お遊び…確かに暇つぶしかもしれない。


「いや、撤回は…しないっ」

「えっ」


これは、自分との戦いなのだ。
セフンとの仲を認められるチャンスだ。
  

「で、でも…負けたらお願い聞かないと…」

「あ?」

「いや、ミンソギが負けるとは思ってないですけどっ!」



はっ…ベッキョンに言われた追加事項…!

“ご褒美がないとつまんないよな?
勝った方のお願いを一つ聞くことにしよっ”


「ああああっ…」


また俺は頭を抱えた。

確かに圧倒的に俺が不利…
ジョンインが辞めたからってまたセフンに…
みたいな、悪いイメージしかない。


「ミンソギ、大丈夫です!
僕がいますから!」

「セフン…」


俺はセフンにきゅんとする。
と、ダメダメ。


「いや、セフンの力は借りない。」

「え…?」



「俺の力で姫たちにセフンとのペアを認められるように頑張ってみる。」



俺は、ベッキョンという高い山…を、超えて自信を持つために頑張る決意をした。






にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村


おまけ拍手
PageTop

風と太陽と俺no.134

【カイ・シウミン・セフン】

※すみません。
セフン視点なのに途中でシウミン視点になったりゴチャついたのを修正しました。m(_ _)m


##セフン##



「セフン、冷凍庫は…」



マンションに着くと冷凍タピオカをしまうより先に僕はミンソギを抱きしめた。


「ん…セフニ」


離れるのが一秒でも惜しくて啄むようなキスを繰り返し、ミンソギを壁に追い込む。


「はぁ…」


唇を離すと…
艶めいた唇から軽くキスをされる。


「セフニ、リビング行こうか?」


僕は名残惜しいがコクリと頷いた。

冷凍タピオカ粉を冷凍庫にしまったあと、ミンソギを僕の膝に乗せて抱きしめた。

多分僕は、欲しい物は何でも手に入っていた。


「僕は、4人兄弟の末っ子で甘やかされて育ちました。」

「うん。」

「欲しい物は何でも譲ってもらったし…
だからこそ、執着もなかった。」

「うん。」

「この冷凍タピオカも何時でも飲めるって思ったらそのままでした。」
  

「そっか…」


ミンソギは暫く黙ったままだった。
やっぱり引かれただろうか?
僕を軽蔑した?


「それってさ、近くにあるから安心してるんじゃない?」

「え?」

「タピオカは好きなままだよな?
飽きて捨てたわけじゃない。」

「そうですけど作るより、買うほうが楽だって気付いて…」


なんかタピオカの話になっちゃってる。
話の軌道を修正しないと…


「セフンはそのままでいいんだよ?」

「え?」


ミンソギはこちらを振り返り、僕の頬に手を添えた。


「ミンソ…」


抱きしめようとしたが突然ソファから立ち上がった。


「よーし、早速タピオカ作ろうか?」

「え」


今から?!

少しガックリとしたが、使ったことのないかけたままのエプロンを身に着けたミンソギが可愛くて何も言うことは出来なかった。









「よし、あとは25分待つ…と。
大粒のタピオカの解凍は根気だな。」

「ミンソギひょん、すみません後は僕がやっておくので…」

「何言ってる?
二人で作りたいんだよ。」


「!」


そう言われると少し嬉しくなってしまう。


「飲み物は3種類くらいがいいかな?
王道のミルクティーと、セフンが好きなチョコ味、あとは…うーん。」


出来れば売上が同じくらいにしたい。
人気の味を調べるか?
などと考えていると…


「3つ目は毎月変えるのもいいですよね?
秋はさつまいも味とか冬は…」

「あ、それいい!
じゃあ、今から12ヶ月分考えよっか?!」


「え。」


腕を捲くるミンソギ。


「よーっし!今日は徹夜だなっ」
 


余計なことを言ってしまったと思った。



ー翌日ー



僕とミンソギは店長に来てもらうように連絡していた。


「シウミンとセフニ?
どうしたこんな早く。」


早くと言っても、お昼過ぎである。
正直タピオカを死ぬほど見てもう見たくないレベルに達していた。


「店長、セフンのタピオカの件ですけど…」

「おお…大粒のタピオカ22番?を選んでから随分経ってたな。」

ミンソギは店長に原価や、ミルクティーとチョコ味は固定で、季節に合わせた味を提供するなどの簡単な資料を渡す。


「俺とセフンで共同で作りました。
ぜひ飲んでください。」


予め茹でておいたタピオカを透明なカップに入れ、その後にサンプルの飲み物を入れた。


「ああ、ありがとう。」

そして、タピオカを食し、暫く難しそうな顔をしながら言った。

「うん、美味しい…これなら提供出来そうだ。」

「やったぁっ」


ミンソギと僕は手を合わせる。


「でも…」


店長は顔を曇らせた。


「セフナはベッキョンとペアだからどうしたらいいものか…」

「…!」


確かにそうだ。
ミンソギは今僕とペアじゃない。
特にペアが決まっているわけではなく、ペアがいないホストに付いて固定ではない。



悲しいことに僕とベッキョニを目的とした姫は大変多く…
いきなりミンソギとペアになったら炎上しそうだ。


「いいんじゃない?」


なんと、そこにはベッキョンがいた。
いつもぎりぎりに来るのに…!



「ああ、僕が呼んだんだ。」



なんとジュンミョンが呼んだらしい。


「もしかしてって思ってな。」

「「もしかして?」」

「いや、あの…二人が…その…」


しどろもどろなジュンミョニ。


「ジョンインがやめて、更に二人が辞めるんじゃないかってー心配してたんだ。」

「「!」」


全部ベッキョンが代わりに喋ってくれてる。


「いや、そんなことしないですよ。
流石に相談しますしっ」

「そーか、そーかっ
それならよかった!」


ジュンミョニは、やっと安堵したようだった。  

しかし…



「最近刺激がねぇんだよなぁ。」


なんと、いつもと違う雰囲気のベッキョニ?が舌なめずりをする。


なんか嫌な予感…しかない。




「シウミン、セフンとのペアを掛けて俺と競う気ある?」



ベッキョンが挑発的な視線と態度で
ミンソギに向けて放った。






にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村

おまけ拍手
PageTop

風と太陽と俺no.133

【カイ・シウミン・セフン】


##シウミン##

事前にヨンホさんが種類分けしてくれていた大量の冷凍タピオカをセフンの車に詰める。


「ありがとうございます。」


俺はヨンホさんに御礼を言うと…

「こちらこそありがとうございます。」

と、頭を下げられた。


「?」

在庫がずっと邪魔だったんだろうか…?

「あんなでれてるセフン初めて見ました。」

「!」


「お幸せに。」


ぱっちんと、ウインクされた。
おおっ


「ちょ、誘惑するなよヨンホっ」


セフンが割って間に入ってくる。


「あはん?
不安なのセフニ。」

「うるさいっ
ミンソギも天然たらしに引っかからないでっ」

「たらしって、おいっ」


ぎゅむ。

セフンは俺を助手席に押し込むように乗せる。


「わ!シット!」


セフンは恨めしそうに見ている。
しかし、ヨンホさんは楽しそうだ。


「じゃあ、ありがとねヨンホ。」

「はい、バイバイ~」


にっこりと手を振ったあと、仕事に戻ったように最後は頭を下げる。
俺たちが見えなくなるまで…

ヨンホさんは、色んなセフンを見てるんだろうな…
羨ましい…


「セフン、ヨンホさんとはいつから知り合いなの?」

「…どうしてそんなこと聞くんですか?」

「どうしてってセフンのこともっと知りたくて…」


あ…、え、黙ってしまった。

もしかして、嫌だった?


「…」


ま、まずい…
なんだか気まずい雰囲気になってしまった。


「疲れてるよな?
冷凍タピオカ運んだら、今日は帰るよ。」


とりあえず今日は帰ったほうがいいかもしれない。

すると、車が路肩に停まった。



「何かあ…んっ」



そして、何かあったかとセフンを見るとそのままキスをされた。

「んん…」

それは最初は強引だったが、徐々に優しくなっていく。

ゆっくりと唇を離された。
余韻に浸ってると、セフンと目があった。

「すみません…」

「え?」

「本当に嫉妬しちゃいました。」



えええ…
全然分からなかった…

セフンは辛そうなのに、嫉妬されてちょっぴり嬉しくなってしまう自分がいる。



「ミンソギが僕に愛想尽かして離れていってしまう気がして…」

「そんなわけないだろ。
寧ろ飽きられるのは俺の方…」


あ、やばい。

余計なことを…!


「確かに母が言ったことは…本当ですけど…
ミンソギは特別ですからっ」



”それにあなた手に入ったらすぐに飽きるわよね?
本当に大丈夫なの?”



ああ、セフンはセフンでこの言葉を気にしていたんだ。
申し訳なく思ってしまった。



「ごめん…あと、俺もちゃんと言わないと駄目だったよな?」
 
「はい、僕をもっと知りたいと先に言ってください。」


ド直球に言われて思わず笑ってしまった。


「笑い事じゃ…」




「セフンのこと、もっと知りたい。
教えて?」







にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村

おまけ拍手
PageTop

風と太陽と俺no.132

【カイ・シウミン・セフン】



##セフン##


「それにあなた手に入ったらすぐに飽きるわよね?
本当に大丈夫なの?」


「なっ…」



僕は咄嗟に声が詰まった。
今までは本当にそうだった故に言い返す言葉がなかったからだ。



「大切にしてもらう必要はありませんっ」



声を発したミンソギを見た。


「それに、飽きさせないように頑張ります!
ではっ、失礼します!」

「!」


思いっきり頭を下げたあと、僕の手を引いて外に出た。


「ミンソギ…あの」

「っ…はぁ!
き、緊張したぁっ」


そのあと、こっちを見て早口で言う。


「ミリさん俺のことお姫様だと思ってない?
大切にするとか、いつの時代だよっ
それに、セフンはセフンのままでいいしっ!!」


…!


「でも、どうしよ…
今ので嫌われちゃったかな?」

「あははっ」


喜怒哀楽のコロコロ変わるミンソギの顔に僕は思わず笑ってしまった。


「あー、笑うなよっ
本気で心配してるのにっ」

「大丈夫です、養子縁組を本気で企てるほどですから。」


そうだ、仕事の時はわからなかったけど
母はミンソギを手放したくないらしい。
あっさり切り捨てるような母が意外な行動だ。



「ほんと?」



その目を開いて不安そうな顔が凄く可愛くて思わず

ちゅっ…

思わず触れるだけのキスをした。


「わぁ、不意打ちやめろ。」

「可愛くてつい。」

「っ…バカッ!」



真っ赤なミンソギ。



「僕がミンソギのこと飽きるわけ無いです。
自分からこんなに欲しいと思ったのは初めてです。」



もう一度キスしてもバチは当たらないだろう。
顔を近づけたその時…



「oh…廊下なのに空気がhotですねぇ。」

「「ヨンホ?!」さん」


出た扉からいつの間にか居るヨンホ。

慌てて離れる。


「ぬ、盗み見するなよっ」

「坊ちゃま達は、このあとタピオカを取りに行かれるとと思いまして…」

と、手で握っている鍵をチラつかせた。


「そうだった!タピオカ取りに行くんだった!」


ミンソギがヨンホの方に向かった。
ああ、折角の雰囲気がっ!


「何してるんだセフン、行こう!」

「はい…」



僕はミンソギの後に続く。




“あなた、今のままで本当にミンソクちゃんを大切に出来るの?”




しかし僕は、母に言われた言葉が脳裏にまだ残っていた。







にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村

おまけ拍手
PageTop

風と太陽と俺no.131

 【カイ・シウミン・セフン】


##シウミン##


駐車場に車を停めると、そこにヨンホさんがやってくる。


「ヨンホさん、久しぶりです!」


俺は気軽に話しかけたが、にっこりと微笑み頭を下げた。


「オ・ミリ氏がお待ちです。
さあ、こちらへ。」

「は、はい…」


執事のモードのヨンホさんだ。
俺とセフンの前に立ち、道案内をしてくれる。


「ヨンホ、いつも通りでいいよ。」


セフンが言うと、すぐに振り向いた。


「ミンソクさん、久しぶりです。
やっとセフンのSweets heartになったんですね!」

「へっ…?」


すいーとはーと…

懐かしい、これは以前セフンの家に泊まったときにヨンホさんに言われた…

かあぁぁ…

思わず顔が熱くなる。


「本当にあの時のセフンを思い出すと…
胸が張り裂けそうに…」

「あの時?」

「ミンソクさんが帰ったあt」


「もー、変なこと言ってないでさっさと歩けっ」


セフンが前に押してヨンホさんを歩かせたので、結局最後まで聞けず、扉までたどり着く。



「こちらでございます。」


トントントントン…

ヨンホさんが、ドアを叩くと…


「どうぞ。」


と、ミリ氏の声が聞こえた。

途端に緊張が走る。


「ミンソクさん、僕は二人の味方ですからねっ」


振り向いてウインクされ思わずドキリとしてしまう。


「は、はい…」


そんな俺の肩を叩くセフン。


「ミンソギ、開けますよ。」


ヨンホさんが後ろに下がり、僕とセフンはその扉がを開けた。

ガチャ…


「失礼します。」


一人用のソファに座るオ・ミリ氏


「どうぞ座って?」



その隣にある3人くらい座れるソファへ目を向けたので、俺とセフンは席に座った。


緊張、したのも束の間。


「ミンソクちゃん久しぶり。
もう会えないかと思ったわぁ~」

「お、お久しぶりです。」

手を握られて見つめられている。

「セフン、ミンソクちゃんが来るなら先に言いなさいよ。急に話があるとか言うからびっくりするじゃないっ!で、付き合ったの?!
その報告よね?!」


完全出鼻をくじかれてる。 


「は、はい…」

セフンは俺を見た。
俺は頷く。



「え…最高じゃない。」



ミリ氏は目を見開いた。


「ヨンホ。」

「はい。」
 

外にいたヨンホさんが、どこからか資料を持ってきた。


「ミンソクちゃん、早速なんだけど
養子縁組の書類にサインいただけるかしら?」

「…え?」

「ちょ、ママっ!!」


セフンが慌てて前に入る。


「えー、だってセフンと別れたらこの縁終わっちゃうじゃない~だから今のうちに!っ」


「なっ…」


さらっと別れた後の事言われてセフンの口がぽっかり開いている。


「って、駄目に決まってるだろ?
パ、父にも聞いたの?」

「大丈夫よ…?」

ミリ氏は目を逸らす。


「だから、そんな安易に養子縁組しないでよ。」


セフンの最もな意見で真顔になる。


「安易じゃないわ…
私はミンソクちゃんみたいな可愛い子が欲しかったのよ…」

「そ、それはありがたいお話ですが…
今の家族と縁を切ってしまうことになるので申し訳ないです。」


頭を下げる。
  



「セフン」




すると、セフンに矛先が向かった。




「あなた、今のままで本当にミンソクちゃんを大切に出来るの?」






イリチル ジャニさんお誕生日おめでとうございます~!
素敵な一日を過ごしてください!

にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村

おまけ拍手
PageTop

風と太陽と俺no.130

【カイ・シウミン・セフン】



##シウミン##


一週間後の休みの日に俺はセフンと彼の実家に行くことになった。
セフンが車を出してくれたので、一緒に向かう。

そして、門の前に着きインターホンを押すためにセフンが降りた。


俺も慌ててドアを開けて外に出た。
門の奥に中庭、そしてその奥に豪邸…
足が怯む。


「ミンソギ、それは?」
 

車から降りた時に紙袋をセフンが目を向けた。


「菓子折りだ。」


何が好みなのか全くわからない。 
しかし、買わないという選択肢はなかった。

 
「そんなのいいのに。」

「よくないよ。
ただでさえ、印象よくない。」


就職しないかと誘われて、サインする直前でセフンに止められたのだ。
もしかしたらあの時サインしていたら一流企業に就職出来たかもしれないが、セフンの監視役になっていたかもしれない。
あれ以降会ってないからどんな顔をして会えばいいのかわからない。


「僕は、交際を認めて貰うために行くわけじゃないんです。」

「え?!違うのか?!」


じゃあ何で会うんだ…?!


「…報告です。
後からばれるとまた突然現れたりするので。」


確かに神出鬼没である。
クラブに、現れたときみんなの慌てようは半端なかった。


「それに認めて貰わなくても、別れるつもりはありません。」


ドキッ。


「…お。」


門の前のインターホンを押そうとした時だった。


いちゃいちゃしてないで早く入ってきたらどう?


何と、どこからかわからないが声が聞こえた。
多分何処かに監視カメラがあったようだ。



「見てたなら、門を開けてよ。」



セフンがなんてことない様子で監視カメラに話しかけ、インターホンを押した。



すると門が開いた。

さ、最悪だ。

全部聞かれてたのか?!




セフンと俺は車に再び乗り、中庭に向かった。





ベッキョンおかえり~
You Tube見ました!
可愛くてごめんも、萌々キュンもかわゆくて!
exoは年を取らないですね…!

にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村

おまけ拍手
PageTop

風と太陽と俺no.129

【カイ・シウミン・セフン】



##シウミン##


目を覚ますとセフンが隣に眠っていた。
体がベトベト…じゃない。
もしかして寝ている間に体を拭いてくれた?

嬉しいけど恥ずかしい。 

俺は、ジョンインの荷物に目を向けた。
やはり、セフンが起きる前に見えないところに置くのがいいだろう。
しかし、体が動かない。


ぎしっ…

転がるように移動すると、セフンの長い腕が伸びベッドに引き戻された。


「もしかして起きてた?」


ゆっくり目を開けるセフン。


「…ミンソギがいないと寒いから出て行かないで。」


…う、かわいい。


「うん、わかった。」


今日は仕事だけど、夜からだからまだ時間はたっぷりとあった。


セフンは眠そうで、気だるそうな顔だ。
頭をぽんぽんする。


「?…なんですか?」

「何となくしたくなった。」



黙ったまま、何も言わない。





首を傾げる。



すると抱きしめられた。
すっぽりとセフンの中だ。



「はぁ…僕の完敗ですね。」

「え?」

「先に好きになったら負けってやつ。」

「…ああ、あれか。」



忘れてた…
みんな惚れさせようと必死だったっけ?


ぶくく…
セフンが笑い出した。


「…僕とジョンインが話してたら、ミンソギが“俺も二人をメロメロにさせる”とか言って…」    

「そんなこと、いっ…たな。」


今思えば、判定が難しい。
何であんなこと言ったんだろ…
腹が立って勢いで言ったのかもしれない。


「あの時から多分もうメロメロでした。」
  
「!」



メロメロって…もう、何でこんなかわいいんだ。
食べちゃいたいっ

食べられてるのは俺だけどっ

ぐぅ

今更だけど、食欲をお腹が思い出したらしい。
そうだ、昨日は何も食べてない!


「何食べたいですか?」

「なんだろ」


今なら何でも食べられる気がする。
 

「ピザ、チキン…」


セフンが携帯で色々調べてくれてる。

うーん…


「そうだ、セフン!
タピオカを完成させようよ。
材料は家にある?」


あの後、結局進展せず終わってしまったから
今度こそ完成させたい。


「あ、はい…実家に。」

「実家か。」


セフンの母、オ・ミリ氏を思い出した。


「一緒に行ってもらえませんか?」

「え…?」




「母に、紹介したいので。」




ええぇ…

緊張が走った。






べくちゃん除隊まであと一日?!
楽しみすぎます!
世界が明るくなりますね!

にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村

おまけ拍手
PageTop

カイ君100%

※お話ではありません。
カイ君のソロコンの独り言のようなレポです。




カイ君のソロコンに行ってきました。
踊ってる姿はかっこよくて、喋ってる姿はぎゃわいかったです。 

最初は、スーツベストからはじまり、一旦休憩ののち、スーツを羽織り、体の線が見える萌え袖、タートル腹チラニット(オフホワイト)、
(どこでこんな絶妙なぎりぎりの服売ってるんだ。けしからん。←ありがとう。)

そして、てろっとしたとろみシャツのボタンは2個も外され鎖骨が露出されていました。
(お腹はお休み)
そして、アンコールのあとは腹チラならぬ、腹見えのブルーシャツに…!

布面積が減るとともに、カイ君のテンションも上がるし会場の悲鳴も増えていく…
と、言う感じでした。(なんの解説)

カイ君の日本語お勉強タイムがかわいかったです。
でも、何でそんな日本語?と言うのもありました。看板でも見たんだろうか?
個人的には「おみじゅ」(水)と、「ぢゃんねん」(残念)と「ちゅばさ」(翼)が可愛すぎて悶えました。


バラエティ慣れしてるからか一人でも凄いよく喋るし、会場の雰囲気を読み取るのも上手だし(いい間違えたりするとすぐ軌道修正してました。)、通訳の方も上手く巻き込んで?お話してました。 

私達がカイ君に会えて嬉しい姿を見た明らかに嬉しそうなカイ君…に、更に喜ぶ私達…と永遠に続いてほしい幸せなループになっていました。 

眼鏡を掛けてかっこいい姿もお見せ…
しようとするも、眼鏡のレンズないっていいながら眼鏡の中に手を入れたり、お茶目過ぎる場面のせいでかわいいしか残ってなかった。

こんなにカイ君をガン見していたの初めてだと思うのですが、凄くマイナスイオンを感じました。
ひたひたと癒やされる…

ダンサーさん達も、可愛くてかっこよかったです…!
明日が仕事という現実も忘れ素敵な一日でした。


ってか、かわいいしか言ってないですね。 
すみません…

最後まで読んでいただきありがとうございました!
 


日色

おまけ拍手
PageTop