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坂ダ!

***坂道ダッシュ!☆EXOの妄想BL小説です。***

風と太陽と俺no.139

【カイ・シウミン・セフン】


##セフン##


「ちょっと、聞いた?
シウミンちゃんすごいらしいわよ。」

「凄いって?」

「とぉっても積極的らしいの!」

「え…?!」

「シウミンちゃんから本気を感じるわ。
猫科の本能が目覚めたのかしら…?
いや、発情期?」

「そ、そんなに?!
前は恥ずかしがってたじゃない。」

「そうね、誘い受ってやつらしいわ…。」
 
「誘いっ…!」

「せ、セフンちゃんはどうだったの?
しつこいとベッキョニでも嫌がってたわよね?」

「それが…ずっと耐えてるみたい。」

「耐え…?」

「なんかもうそれがいいらしいのよ…!」

「み、みたい…!」







僕は、物凄く我慢している。



「セフナぁ、会いたかったぁ。」


吹っ切れたミンソギは小悪魔だ。


「…」


ミンソギは抱きついてきて上目遣いで、いい匂いがする。
なのに、姫がいるから手も出せないっ  

苦痛…だが、我慢だっ

酔ってるミンソギにキスされた日は、ジュンミョンに強く注意されたのだ。
姫に醜態は見せるべからず!と、言うことらしい。

まぁ、かなり盛り上がったので全く問題がなかったのだが…!


「え、セフナぁ機嫌悪すぎじゃない?」


姫が僕に悪態をつく…


「悪くない…です。」


ううう…我慢してるだけだ。
辛い、主に下半身が…!


「シウちゃん、今月のタピオカは~?」

姫がメニューを見ると、僕にピトッとくっついてたミンソギが離れて姫の方に体を向けた。

離れたら離れたで…もやっとする。

「SAKURAタピオカです。
さくらもちゼリーが上に乗ってますよ。」

「飲みたーい!」

「ありがとうございます、では注文しますね!」


ぱっちんと、ウインクしたあと、ドヨンを呼んで注文している。
なんかアイドルに目覚めたような…
そんな勢いである。


「シウちゃん、お願い事聞いてほしいな!」

「はい、なんでしょう?」


するとこしょこしょと耳元で話だす。
もやもやする。
一体何をお願いするつも…


「ほっぺにキスしてほしいなぁ。」


えぇ?!
今日の姫はミンソギ狙い?!


「わかりました。」


ミンソギことシウミンは姫に近づき…
本当にキスを…

ガッ…
僕はミンソギの腕を掴んだ。 


「…ちょっ、何?」


あああ、僕としたことが…!
引き止めてしまうなんて…

「えっと…」


しかし、姫は目を潤ませてその様子を見ていた。


「尊い…」

カシャ…

「え?」
 
今、撮られ…

 
「セフンのそんな顔もいいわ…!」

は、恥ずかしい。
手を眉に添え、表情を整える。


「みんなに布教しなくちゃっ…!」



え…布教?



「セフンは俺のこと好きだもんね?」


まるでわかってるかのようなドヤ顔シウミン…
膝の上の拳を握りしめた。

あと一週間の我慢だっ…







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