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坂ダ!

***坂道ダッシュ!☆EXOの妄想BL小説です。***

【おまけ】風と太陽と俺

【セフン・シウミン】


140話ベッキョンとの勝負に敗北後…
の、セフンとシウミンのお話

18歳未満の方や、苦手な方はご遠慮ください。


##シウミン##
 



「はー…」




ソファに座り、ネクタイを緩めた。

なんか騒がしい一日だった。
まさか、ベッキョン先輩が辞めるとは思わなかったし…それに託すって何?


「ミンソギ。」


知らぬ間にソファの隣にセフンが側にいた。


「うわっ、びっくりしたっ」

「…一緒に帰ってきたでしょ?」



セフンは俺を心配したのか家に泊まりに来てくれた。
 

「こ、こんな近くにいるとは思わなかったんだよ…!」


動悸で胸を擦っていると、セフンがじっと見つめた。


「大丈夫?」 


肩がぶつかるほど近くに寄ってきた。
太平洋のように広い肩に頭をコテンとぶつける。


「…疲れた、色々あり過ぎてキャパオーバーだ。」
 

ぼふっ

今度は胸に顔を埋める。
セフンの匂いを嗅いでると疲れてた気持ちが少し早い和らぐ。


「ミンソギ…」


腰に手を回され、更に密着する。


「…セフン。」

「はい」


セフンの顔が近づいてきて…
段々気持ちが落ち着いてきた。


「…俺、悔しいかも。」

「え?」


セフンの顔が近づいてきたがピタリと止まった。


「負けて悔しかった。
もっと頑張ったら勝てた、かも。」


ああ、今更こんなこと言っても仕方ないのにっ!
悔しさが込み上げてしまった。


「…僕もミンソギと一位になりたかったです。」


うぅっ…セフナには非がないのに不甲斐ないっ


「これをバネにもっと頑張ってみる。」

「そうですね。
これから二人で力を合わせて頑張りましょう。」

 
セフンが微笑んだので俺は嬉しくなった。

 

「よぉし、今日はとことん飲もう!」


どさっ

「え?」



何で俺は押し倒されてるの…?



「僕、ずっとお預け食らってるんですけど?」

「お預けって…んぁっ」


ワイシャツ上から胸の飾りを摘まれた。
慌てて手で口を押さえると、スラックスを脱がされボクサーパンツが露わになる。
 
そのまま上にどかりと乗られた。 
逃げられない状況だ。



なんか恐い…



「せ、セフニ…?」


恐る恐る顔を見るとセフンが拗ねたような顔で見つめている。

キュンッ

か、かわいい…!



「クラブでミンソギに触れられる度に我慢してました。」


セフンはネクタイをシュルンと緩めた首から外して投げ捨てた。


「あ…」


確かに抱きついたりベタベタした気がする。
改めて思い返すと結構挑発的な発言や態度もしてたような…



「責任取ってくれますよね?」



セフンの首筋から肩、胸そして腰を上から下に流すように見つめた。
一瞬で男らしくなる様子に今度は下半身がキュンと疼く。

静かに怒ってるのもまたいい…


「はい…」


頷くと、セフンはボタンを外しながら腰を動かし下半身を押し付けてくる。


嘘、もう…勃ってる?


自らシャツのボタンを外しながら、上半身を起き上がらせ、脱いだ。
 
そして、自分からキスを仕掛け…
ゆっくりと、啄むようなキスをするとセフンが舌を絡ませてきた。


「んぁ…」


そのまま抱きしめ合いながら腰をお互いに擦り付け、高まりを確かめ合う。

唇を離すと、唾液で濡れたセフンの唇が見えた。
視線が下に向かうとセフンが悪戯に微笑む。


「ミンソギ…パンツびしょびしょですね。」


それは、キスをしながら腰を動かしているときから感触でわかっていた。
粘着質な生温かい液体で湿っている。


「セフンもだろ…?」


意地悪なことを言われても全然嫌じゃない。
寧ろゾクゾクとする。


「はい、もう限界です…」


セフンは立ち上がり俺を持ち上げソファからベッドに移動させた。

素直になったところも…好き。

ベッドに辿り着くとセフンが下を脱いだので、俺もボクサーパンツを脱いだ。    



「声、もっと聞かせて…?」














「あぁ…」


俺は脚を開きセフンのモノを受け入れる。
彼のモノがまるで自分の中の一部のように感じる。


「動かしますね…」


セフンがゆっくりと小刻みに動いた。


「んぁ…あぁっあ、あっ」


久々のセックスでこんなに窮屈だったかと思うほど圧迫されながらも、快感で思わず声が漏れる。
気持ちいいのと苦しいのでぐちゃぐちゃだ…
すると、セフンが抱きしめて胸の突起をつまむ。


ビクンッ


「んぁあっ…」


あらぬ方向からの快感に体が痺れるような感覚が走る。


かぷりっ

そしてもう片方は、吸われながら舌をころがされていた。


「あ、あ、セフナ…出ちゃっう…」


セフンの腰の振りが段々と激しくなる。

もう、限界っ…


「あぁっ」

「ミンソギっ…」















「…僕、もっと頑張りますね。」

「え?」


シャワーを浴びて再びベッドに寝転がるとセフンが俺を抱きしめながら言った。


「多分ですけど、ジュンミョナ…
ベッキョニひょんに付いていくと思うんですよ。」

「え、あれでも冗談だろ?」


話を逸らすためにあんなことを言ったと思う…が、ベッキョン先輩の真相はわからない。

もしかしたら、裏のうらをついてやっぱり付いてきてほしい可能性も…あるのか?


「絶対勘違いしてると思うんですよ。
それに、求められると張り切るタイプなんですよね。」

「なるほど…」


流石セフン、店長と長い付き合いなだけある。
ちょっとだけ嫉妬。


「で…その後を信頼してるこの僕に託すんじゃないかって思うんですよね。なので、経営についてもっと勉強しようかなって思います。」

「セフンが店長ってこと?」

「そうです。」


セフンが店長かぁ…
流石セフン、そこまで読んでるとは!

そしたら俺は…


「店長になったら、ミンソギは僕を支えてくれますよね?」

「お?」

「…と、言うか僕がいないところで他のホストや姫とイチャイチャとか許せませんから。」

「えぇ、ちょっと束縛しすぎだろ?」 

おどけて言ったら、真剣な顔をこちらに向ける。


「だめなものはダメです。」


セフン思ったより独占欲強い…?


ちゅっ…

ちゅっ…



セフンが覆いかぶさってきて、額や頬にキスをする。


「ミンソギ、もしそうなったら僕たち一緒に住みませんか…」


そうならなくてもぶっちゃけ住みたいけど…



「うん、もちろん。」



俺は頷いて、セフンは笑顔になった。

セフンとクラブを経営する…とか、なんかワクワクする。
そんな日がいつか来たらいいなと思っていた。




*********************




「おーい、みんな集まってくれ。」




結果、セフンの予想は半分当たって半分外れた。
俺たちホストは店長に呼び出されていた。


「俺はベッキョニのマネージャーをすることになった。」


「「えっ?!」」



俺はセフンを見た。
凄い、考えが当たった…!?


「いやぁ、マネージャーになる気なんて全っっく無かったんだが芸能界は闇が多いだろ?
そんなところにベッキョニを一人行かせられないと思ってな…それに、どうしてもってベッキョニが…くどくど…」



じゃあ、次の店長は…??
ドキドキしながら次の言葉を待つ。



「と、言うことでシウミン、いやキムミンソクに店長を頼みたい。」


「…ぇえ?」



ベッキョンに託されたとき以来また変な声が出た。


「セフンのサポートは素晴らしかった。
僕には出来ない手厚さだ。
これからは、ホスト全員と店全体のサポートを頼む。」


俺が店長…?!


「は、はい…」


有無を言わせない眼力で俺は頷いていた。



「では、解散っ」



俺はセフンの方に向かおうとするが、ホストたちに囲まれた。

やばいもしかしたら批判殺到…か?!



「シウミンさんおめでとうございます!」

「え?」

「店長がシウミンさんなら嬉しいです!」

「シウミンさん僕たちの飲み物とか食事考えてほしいです!」

「え?!」


俺は動揺した。
みんな目がキラキラしている。


「セフンさんのタピオカ企画に愛を感じてました~」

「僕たちも愛してくださいっ次期店長~!」


次期、店長…!
セフンと経営の勉強しててよかった!


が、…



「いつまでベタベタしてるんです?
次期店長。」





その日の夜は、セフンが離してくれず…
大変な一日だった。





【終わり】


最後までありがとうございました!
次回は、シウミンセンイル(カイシウ)『CHANGE』の短編を予定してます。


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