
君の狼になる。続編
歌番組が終わって、セフンに話しかけられた。
「ベクひょん、仲直りしてくれたんですね。
ありがとうございます。」
ぼ、棒読み…
「違うんだぞ!さっきのは…スキンシッ」
「でも、テレビ局でキスはちょ…もがっ」
「わー!」
と、セフンの口を塞ごうとするがするりと逃げられた。
「しうひょん♪」
セフンの視線の先にはしうひょんがいたのだ。
何という俊敏さ…
「セフナ、ハロウィンの衣装の件だけど…ちょっといい?」
「はい!もっちろん!」
と、たたたと行ってしまう。
ん?
ハロウィン…?
そ、そうだった!!
************
僕はベッドに寝転がりながら携帯を見ながらあーでもないこーでもない…と、考え込んでいた。
明日は、事務所のハロウィンパーティーだと言うのに何の仮装にしようか決まっていない。
僕ってばちょっと欲張りなところがあるから一つに決められなかったのだ。
医者もいいし…定番の吸血鬼なんかもいい。
カラコンとかしたらばっちしじゃね?!
って去年やったし。
うーん、でもなぁ…着ぐるみきてもかわいくね?
楽すぎ?
「ねー、しうひょんは?」
タオがスーツケースに荷物を積めながら声を掛けてきた。
「しうひょんは、今日はセフンと食べて帰るって。」
二人でハロウィンの衣装どーするとか決めるのかな?
いつもは僕だってチャニョルに相談するんだけど…
いやいやいや、ダメダメ!
今回は秘密って決めたんだ。
ビックリしてほしいし。
考え込んでると荷物をスーツケースに積め終えたのかベッドを覗き込んできた。
「はぁ~いーなー、タオもみんなとやりたかった。」
「お前はあっちでハロウィンだろ?
あとで写メ送ってよ。」
「ラジャー!」
タオは中国で大々的なパーティーをするらしい。
最近はタオはあっちの仕事が多い。
一緒の仕事はめっきり減ってしまった。
…それはちょっと寂しい気もする。
どかどかどか!
「あ。にょるひょん来た。」
ガチャと、ドアが開く。
「はぁ~いい湯だったぁ~」
バスタオル一枚巻いたチャニョルが立っていた。
しうひょんがいないからって豪快になる…
チャニョルの悪い癖だ。
風邪を引かないように…と、言いたいけど!
「あんさぁ、裸でこっちくんの止めてよ。
おっさんかお前は!」
「ベッキョンは思春期のJKだね。かわいい♥」
「ぬわんだとぉ!!」
そもそも恋人にそーゆー姿みせるか?!
普通!!
「ちょーっ!やめてやめてぇ」
と、タオが僕たちの真ん中を制する。
「だらしないbodyの癖に晒しやがって!」
「え?!それ、どーゆー意味!?」
そしてチャニョルの腰に巻き付けてるタオルがパラリ…
「きゃぁぁぁー誰かぁ!!
だらしなbodyがぁぁぁぁ!!」
※叫んだのはタオです。
タオが乙女チックに叫ぶもんだからスホひょんが状況にびっくりして
そのあと来たディオに鼻で笑われ散々だった。
そして、またもや…
「べ、ベッキョンナ…」
肩を触った瞬間ペシンッと、叩かれた。
「もう、知らん!」
嫌われた。
喧嘩ばっかだな(笑)

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