
【チャニョル・ベッキョン】
君の狼になる。続編
仕事が終わって事務所のハロウィンパーティが始まった。
「ベクひょん…迷いに迷って結局パジャマですか?」
黒渕眼鏡に黒スーツ、セフンが僕に問いかける。
多分、某スパイ映画の主人公である。
「文句あっか?」
うさぎのアイマスクをクイッと挙げる。
僕はセフンを睨み付けた。
「それにしては手抜き過ぎじゃ…」
「うるせー!」
すると後ろに影が…
振り向くとチャッキーに扮したしうひょんが僕を神妙な顔で言った。
「…いや、それは究極のハロウィン衣装だ…。」
「「え?」」
セフンと声が被る。
「チャニョルの心をくすぐるには十分過ぎる…」
「え…あ、いや…そーゆーわけじゃ…!」
しうひょんはなんかちょっとかなり勘違いしてる…!
「ああ、なんで俺思い付かなかったんだろう…!
確かに仮装としては少し手抜きと思われがちだけど最終的には的を得ている…!」
「最終的…?」
寝る?
チャニョルと、そのまま…?
「ち、違います!違います!!
そんなんじゃないです!!」
って言ってもしうひょんは全然聞いてないし!
「俺もパジャマに…すればよかったな。」
残念そうなチャッキー…ではなくしうひょん。
「うわぁぁ、ダメです!
誰にも見せたくないですからやめて!」
「まさか、パジャマ嫌か?」
「見たい…ですけど、今はチャッキーがいいです!」
「え、ほんと?」
と、セフンとしうひょんが言い合ってるのを見てたら急に恥ずかしくなってきた。
こ、これ…実は究極に恥ずかしい格好?!
かぁぁぁ…!
それにしてもチャニョルが来ない。
何してんだ…?
って携帯を見たら
"ごめん、飲み会があるからハロウィンには間に合わない!"
ってラインが来ていた。
*************
半強制参加のハロウィンは終わりを迎えようとしている。
「ベッキョン~先輩たちと二次会行くけどどーする?」
チェンと、スホがお誘いを受けてこれから飲みに行くらしい。
チャニョル、結局帰ってこないのか…
このパジャマ姿をみることもない。
別に見せたかったわけじゃない…けど!
「…行っちゃおう、かな。」
俺はタクシーの中にいた。
あぁぁ!!
怒ってる!
絶対怒ってる!!!!
ベッキョンとのラインは、既読だけ表示して返事はなかったのだ。
ああぁ…
でも、監督とのキックオフ飲み会なんて抜けられるわけもないし!
お酒もいつもよりちょっと多めに飲んでしまったから頭がふわふわする。
日にちが跨ごうとしているとき、やっと宿舎に着いた。
「ただいま~!」
宿舎は真っ暗…
ひょっとして、誰もいないのか…?!
「誰か~いるぅ?」
他の部屋は真っ暗だ。
しかし、自分の部屋に一筋の光が見えた。
ガチャ…
するとそこには…
ベッキョンが俺のベッドに座ったまま寝ていたのだ。
パジャマなんて珍しい。
そしてアイマスクも。
かわいい。
パジャマ萌え…
「ベッキョン~ベッキョナ~
寒いよ、風邪引くよ~?」
ぺちぺち顔を叩くと目をうっすら開けた。
「ん…チャニョ…?」
「うん、チャニョルだよ~?」
すると上半身を起き上がらせて目を擦った。
「う~ん…」
「ごめんね。遅くなって…」
すると、ふるふると首を横に振る。
「仕事だし…」
「そうなんだけど、ベッキョンの仮装見たかったから…」
写真を送ってくれ!って頼んだのに
"直でみてください。"
って…マンネは意地悪だ!
ベッキョンは両手を拡げた。
「これ。」
「え?」
「これが、仮装。」
えぇ?!パジャマ姿ぁ?!
「う、嘘でしょ?!」
「だめなの?」
「そんな無防備な姿!駄目に決まってる!!」
するとベッキョンは笑っていた。
「あはは」
「なんだよ!笑い事じゃない!!
あぁ~勿体ない!!」
「別に減るわけでもなし…」
「減るよ!むちゃくちゃ減る!」
って言って抱き締めた。
「そいえば、みんなは…?」
自棄に静まり返っている。
「明日は休みだから飲み行ったり、外泊してる。
ギョンスと僕とカイだけ帰ってきたんだ。」
ベッキョンだったら、絶対飲みに行ってわいわいするタイプなのに…
「ってか誘われたでしょ…?」
「…うん。
最初行くって行っちゃったし…今も電話鳴りっぱなんだ。」
「えぇ?!だめ!絶対駄目!」
抱き締めてる体を離した。
ベッキョンと目が合う。
…も、もしや怒ってる?
そ、束縛し過ぎた…?!
うざって思われたか?!
あぁ!
今からでもここは、「行ってこい!」とか言って快く行かせるべき?!
あぁ、でも嫌だ!
行ってほしくない…!!
脳内でてんやわんやしていたらベッキョンの方から…むちゅっとキスを軽くされた。
「へ…?」
「お前の為に、誘い断ったんだからな…」
「え?」
ベッキョンの顔は真っ赤だった。
「責任と…んっ…!」
どさり…
俺はパジャマで無防備な彼を押し倒した。
やっとここまできた…

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「ベクひょん…迷いに迷って結局パジャマですか?」
黒渕眼鏡に黒スーツ、セフンが僕に問いかける。
多分、某スパイ映画の主人公である。
「文句あっか?」
うさぎのアイマスクをクイッと挙げる。
僕はセフンを睨み付けた。
「それにしては手抜き過ぎじゃ…」
「うるせー!」
すると後ろに影が…
振り向くとチャッキーに扮したしうひょんが僕を神妙な顔で言った。
「…いや、それは究極のハロウィン衣装だ…。」
「「え?」」
セフンと声が被る。
「チャニョルの心をくすぐるには十分過ぎる…」
「え…あ、いや…そーゆーわけじゃ…!」
しうひょんはなんかちょっとかなり勘違いしてる…!
「ああ、なんで俺思い付かなかったんだろう…!
確かに仮装としては少し手抜きと思われがちだけど最終的には的を得ている…!」
「最終的…?」
寝る?
チャニョルと、そのまま…?
「ち、違います!違います!!
そんなんじゃないです!!」
って言ってもしうひょんは全然聞いてないし!
「俺もパジャマに…すればよかったな。」
残念そうなチャッキー…ではなくしうひょん。
「うわぁぁ、ダメです!
誰にも見せたくないですからやめて!」
「まさか、パジャマ嫌か?」
「見たい…ですけど、今はチャッキーがいいです!」
「え、ほんと?」
と、セフンとしうひょんが言い合ってるのを見てたら急に恥ずかしくなってきた。
こ、これ…実は究極に恥ずかしい格好?!
かぁぁぁ…!
それにしてもチャニョルが来ない。
何してんだ…?
って携帯を見たら
"ごめん、飲み会があるからハロウィンには間に合わない!"
ってラインが来ていた。
*************
半強制参加のハロウィンは終わりを迎えようとしている。
「ベッキョン~先輩たちと二次会行くけどどーする?」
チェンと、スホがお誘いを受けてこれから飲みに行くらしい。
チャニョル、結局帰ってこないのか…
このパジャマ姿をみることもない。
別に見せたかったわけじゃない…けど!
「…行っちゃおう、かな。」
俺はタクシーの中にいた。
あぁぁ!!
怒ってる!
絶対怒ってる!!!!
ベッキョンとのラインは、既読だけ表示して返事はなかったのだ。
ああぁ…
でも、監督とのキックオフ飲み会なんて抜けられるわけもないし!
お酒もいつもよりちょっと多めに飲んでしまったから頭がふわふわする。
日にちが跨ごうとしているとき、やっと宿舎に着いた。
「ただいま~!」
宿舎は真っ暗…
ひょっとして、誰もいないのか…?!
「誰か~いるぅ?」
他の部屋は真っ暗だ。
しかし、自分の部屋に一筋の光が見えた。
ガチャ…
するとそこには…
ベッキョンが俺のベッドに座ったまま寝ていたのだ。
パジャマなんて珍しい。
そしてアイマスクも。
かわいい。
パジャマ萌え…
「ベッキョン~ベッキョナ~
寒いよ、風邪引くよ~?」
ぺちぺち顔を叩くと目をうっすら開けた。
「ん…チャニョ…?」
「うん、チャニョルだよ~?」
すると上半身を起き上がらせて目を擦った。
「う~ん…」
「ごめんね。遅くなって…」
すると、ふるふると首を横に振る。
「仕事だし…」
「そうなんだけど、ベッキョンの仮装見たかったから…」
写真を送ってくれ!って頼んだのに
"直でみてください。"
って…マンネは意地悪だ!
ベッキョンは両手を拡げた。
「これ。」
「え?」
「これが、仮装。」
えぇ?!パジャマ姿ぁ?!
「う、嘘でしょ?!」
「だめなの?」
「そんな無防備な姿!駄目に決まってる!!」
するとベッキョンは笑っていた。
「あはは」
「なんだよ!笑い事じゃない!!
あぁ~勿体ない!!」
「別に減るわけでもなし…」
「減るよ!むちゃくちゃ減る!」
って言って抱き締めた。
「そいえば、みんなは…?」
自棄に静まり返っている。
「明日は休みだから飲み行ったり、外泊してる。
ギョンスと僕とカイだけ帰ってきたんだ。」
ベッキョンだったら、絶対飲みに行ってわいわいするタイプなのに…
「ってか誘われたでしょ…?」
「…うん。
最初行くって行っちゃったし…今も電話鳴りっぱなんだ。」
「えぇ?!だめ!絶対駄目!」
抱き締めてる体を離した。
ベッキョンと目が合う。
…も、もしや怒ってる?
そ、束縛し過ぎた…?!
うざって思われたか?!
あぁ!
今からでもここは、「行ってこい!」とか言って快く行かせるべき?!
あぁ、でも嫌だ!
行ってほしくない…!!
脳内でてんやわんやしていたらベッキョンの方から…むちゅっとキスを軽くされた。
「へ…?」
「お前の為に、誘い断ったんだからな…」
「え?」
ベッキョンの顔は真っ赤だった。
「責任と…んっ…!」
どさり…
俺はパジャマで無防備な彼を押し倒した。
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