坂ダ!

***坂道ダッシュ!☆EXOの妄想BL小説です。***

風紀委員の憂鬱50

【セフン・シウミン】

風紀委員×不良

風紀委員長…ジュンミョン
風紀副委員長…ミンソク
風紀委員…ギョンス

不良level10…セフン
不良level5…チャニョル
不良level1…ジョンイン



[シウミン]



「何か…勘違いしてるんじゃないか?」



ジュンミョンは鼻をずっと抑えていた。

笑っているようにも見せているが、痛みを堪えるように右の頬がゆがむ。



「じゃあ、なんで事故があったことを知ってるんだ?」



ジュンミョンは黙った。



「ジョンインからはジュンミョンには言うなと言われた。

俺も言ってないのに知ってるのは何故だ?」



「現場に偶然居合わせて…」

「いたくせに助けもしなかったのか?

やっぱり最低じゃないか。」

彼は黙ったまま俯いた。





「最低だと?」




小声でぼそりと呟いた。




「ミンソク…その言葉は二度と口にするな。」

「最低な奴に最低と言って何が悪い?」



彼の目がカッと開いた。




「口を慎め!」




ぐっと、首を締め付けられた。




「うっ…」

「この僕がそんな低俗な人間なわけないだろう!」



「ジュンミョン…や」





殺される…そう思ったとき。

Piiii…



携帯が鳴った。

ジュンミョンの携帯だ。



鳴り続ける携帯の着信音を聞いて正気を取り戻したのか、一気に力は緩んだ。





「げほっ…げほっ…」

「ああ、俺としたことが申し訳なかった。

君だから特別に教えてあげる。

"最低"とは極めて質が劣ることだ。」





ジュンミョンの両手は、再び締め付ける。

そう、俺の反応を楽しむようにゆっくりと。



ドクドクと首の脈が速くなる。

リンパも腫れているようだ。




「あ…ぅ…」

「君なら、僕の価値がわかってくれるはずだよね?」




…苦しい。

血液がそこに溜まっていくようだ。




「どんなに…賢くて、かはっ…金持ちだとしても…

お前がしたことは…さいっ…低だ。」






違う!!

俺は、価値のある人間だ!」



「ぐっ…ぁ」




俺の言葉が逆鱗に触れたらしい。

力はより一層強くなる。




「世の中に必要とされている、一握りいや、一匙に等しい。

世の中を回していく中心人物にならねばならない。

セフン、ジョンインなんて…小さな犠牲に過ぎない。」





「ジュン…ミョ…」





俺はジュンミョンの手を振りほどこうとしたが、手を添えるほどしか力は出なかった。




あぁ…

このままじゃ時間の問題だ。



Piiii…Piiii…

今だ鳴り続ける着信音が意識がある証明だった。




「ああ、全く…」





両手から片手で首を押さえられる。

携帯に意識が向かった瞬間、力は緩んだ。





「はぁっ…はぁっ…」



ここぞとばかりに息を吸った。

振りほどこうとしたが、ポケットから出てきたものは携帯ではなかった。





「な…」

小さな注射器だ。





「ミンソクがいけないんだよ?

大人しく僕のものにならないから…」


Piiii…

ゆっくりと近づく注射器の先。



「いやっ…やめっ…」

「大丈夫、体に後遺症になるものは入ってないよ?」



彼は注射器の液体が出るか確認している。

ぴゅっ…と、出るとニヤリと笑う。



ぞくり。

体が震える…



Piiii…



「ただ、本能のまま盛った猿になるだけ…

あ、ミンソクの場合は猫かな?」



再び首が強く絞まった。

片手でも力は強い。



「ぐ…っ…ぁ」

口が勝手に開く。



「ミンソク…素敵だ、そんな姿の君も…」



振りかぶる腕…

注射器の先…


Piiii…


俺はその注射器から…

ぐさっ…





Piiii…

「あぁぁっ…!」





逃れられるわけがなかった。









FC2blogranking

にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村
スポンサーサイト

おまけ拍手
PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する
 

な…なんて

なんて 鬼畜な ジュンミョンさん!
最低って 言われるの 嫌なのね
最低だけど…
お金持ちの お坊っちゃんって
自分の 思い通りに
ならない事も あるって
思わないのかしら…ねぇ

危うし ミンソクさん!
注射 打たれちゃったよぉ
乱れちゃう前に 誰か
助けてぇ〜(>_<)

rabikina | URL | 2017-12-14(Thu)10:37 [編集]


管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

| | 2017-12-14(Thu)12:17 [編集]


Re: な…なんて

rabikinaさん

そうなんです。
最低って言葉が大嫌いみたいです。
お金持ちで、愛想もよくして頭の回転は早いのでだいたい思うように上手くいきます。
人の好き嫌いだってコントロールできてました。
しかし、恋愛においてはそんな簡単ではないですよね。
しうちゃんの近くにいる人を消したとしても…
やさしくしても…相手に思われるわけではないです。

ああ、ついに打たれてしまいましたっっ…
しうちゃん!!

日色 | URL | 2017-12-16(Sat)16:00 [編集]


Re: 鍵コメFさん

そうなの、かなり大変…
ワクワクしてはいけない…けど、気になりますよね?
ジュンミョンさんにしうちゃんがっっ…!!
恐ろしいっ…ちょっと見てみたいっ…

もうすぐ助けに来てくれるはず…
誰でしょうか?
楽しみに待っててくださいm(__)m

日色 | URL | 2017-12-16(Sat)16:05 [編集]