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坂ダ!

***坂道ダッシュ!☆EXOの妄想BL小説です。***

風紀委員の憂鬱62

【セフン・シウミン】

風紀委員×不良

風紀委員長…ジュンミョン
風紀副委員長…ミンソク
風紀委員…ギョンス

不良level10…セフン
不良level5…チャニョル
不良level1…ジョンイン



[シウミン]


玄関を出るとスラッとした体型の後ろ姿。

ああ、ジョンインだろうか…

何処で待っているかちゃんと聞いてなかった。


彼はドアの音で振り向く…



「おはようございます。」


え…


「…セフン?」



なんで…?

どうしよう、予想外だ。



「昨日は行けなかったので、朝来ました。」

「…よく起きれたな。」



そう言うのが精一杯だった。



どくんどくん…

動揺している。

セフンがすっと近付くとびくりと勝手に肩が震えた。


「朝から何もしないですよ。

ただ、先輩の側にいたいんです。」

「…何言って」



顔をしかめて…言われたことを聞き流す。

歩いているうちに肩が近づいて、それに気付いて体を離す。



「もっと、離れろよ。」

「嫌です。

言ったでしょ、好きって。」


どっ…

うわっ、好きって…また言った。


咄嗟に耳を塞ぐ。


「あー、聞こえない聞こえない。」


必死に動揺を隠す。


「そんなに沢山好きって言ってほしいんですか?」

「なっ…ちがっ…」



ああ、何言ってもダメだ。

動揺してるのがばれてしまう。

口を閉じた。



歩いてるとなんだかセフンの視線を感じる。

何となくセフンの方から熱を感じるのだ。

うぅ…



やっと駅に着いたと思ったら、椅子は空いてるはずもなく扉の端に立つ。

セフンが俺の前に立った。



俺は顔を上げられずセフンの腰から脚の方を見る。


…近い。

なのに、人が乗り込んでくる度にその距離はどんどんと縮んで行く。

そして、急にセフンが後ろから押されて思いきりブレザーが顔にぶつかる。




ふわっ…

あ…セフンの匂いがする…



くん…

セフンの胸に鼻が押し付けられて…

彼の匂いに支配される。



すん…



あ…ダメだ、まだ薬が残ってるのか?

くらくらする…



ぐっ…

逃れようと思って力を入れて体をずらす。



ぁ…

しかし、もがけばもがくほど体がセフンにぴったりとくっついてしまう。



セフンはそんなに気にしてないようだけど…



ダメだ、離れないと。



なのに、思いとは裏腹にセフンに抱き締められていた。

セフンは俺の体を支えてくれる。

足が浮いちゃうんじゃないかってくらい。




ダメだ、離れないと!




そう思っても体は…勝手に。

セフンがこちらを向く。




ああ、まずい。

セフンにバレかも。




恥ずかしくて顔を隠した。

すると、セフンの脚が擦り付けるような動きをする。



「っ…」



やばい…

声が出そうになった。

思わずセフンの腕をぎゅっと握ると…




「ミンソク先輩、出ましょう。」




セフンが俺を抱えるように出口に向かうと…

何かに引っ張られた。



「何処に連れてく気?」

「どこって…」



「いいからミンソク先輩から離れろよ。」



出入り口で言い合っているのはまさかのジョンインだった。



ドアが開く。



ああ、みんな見てる…

俺は二人を引っ張った。




「とりあえず出よう?」




すると、セフンとジョンインが俺を支えて降りた。

電車は何事もなかったようにドアは締まった。


俺は二人に支えられてベンチに座った。



「大丈夫ですか?」



ジョンインが俯いている俺の顔を見つめる。

ばれないように自然と前屈みになる。



隣にはセフン。



「あ、ああ…」

「顔が赤い、熱ですか?」



頷くと、ジョンインのひんやりとした手がおでこを撫でる。



気持ちいい…

無意識に頭をジョンインに預ける。



「セフン、俺がいるから先に学校行けよ。」

「え?」

「一人居ればいいだろ?」



セフンが俺を見る。

「…ミンソク先輩、俺いなくても平気ですか?」

咄嗟に知らないふりをして何も答えなかった。




狡い。

自分でもそう思う。




黙ったまま暫くすると次の電車がやって来た。




「…わかりました。」




セフンがベンチから立った。

隣に人がいなくなり一瞬で冷えた。





その時、やっとわかったんだ。

"熱"の正体はセフンからの熱じゃなくて…





自分がセフンに向けてる熱だって。









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コメント


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やっと?とうとう?

自分の 気持ちに
気付いたんですね
セフンの香り…
人間の五感って
いろんなところを
刺激するんですね
心も体も!(*^^*)
ジョンインは 可哀想だけど
気持ちが ハッキリしたから
あとは 本能に 従うのみですよねぇ
罪な人です ミンソク先輩 (>_<)

rabikina | URL | 2018-01-02(Tue)16:12 [編集]


Re: やっと?とうとう?

rabikinaさん

ジョンインには当て馬的なことになってしまいましたが…
ドキドキしてる、熱いのはセフンがいるからだとやっと気付いたしうちゃんなのでした。
ジョンインさんはここで紳士になるのかなぁ…
ちゃんと言ってこい!しうちゃん!

日色 | URL | 2018-01-02(Tue)22:13 [編集]