坂ダ!

***坂道ダッシュ!☆EXOの妄想BL小説です。***

盲目視線03

【シウミン➡セフン】



_/_/_/シウミン_/_/_/


俺が見ているセフンは、ずっとスホを見てるセフンだ。

セフンを好きになったきっかけはいつのことだったか…




具体的には覚えてない。




いつのまにかセフンはスホの側にいる。

いないときょろきょろしてスホを探す。
まるで雛鳥みたいに。

最初はさ、それがただ可愛いなって思ってただけなんだ。



見た目はもう大人なのにぴよぴよしてる。

いきなり成長してコンサートでの発言も段々と変わってきて…




そう、俺は遠くから兄のように成長を見守っていた。




いつものようにセフンはスホにくっついている。

それは毎度のことだし誰も気にしてない。



…けど。



スホへの愛情表現がなんか…過多?

他のメンバーとは違うように思えてきた。

そもそもスキンシップが多いタイプだけど、スホだと更に凄いように思えてくる。




それに気付くと…

チクン…




胸にささくれみたいのが出来た。

セフンがスホといるのを見るとジクジクとささくれみたいなものが痛む。




そして今更気付いた。

これは兄心ではなかったんだ…と。





俺は、気づいてから仕事をいつもより積極的にするようになった。

セフンのことだって見ないように努めた。




部屋だってもともと別の階だったから会うことも少なかったし。

同じ階のメンバーでよく会ってるのはチェンとベッキョンだ。



「ミンソギひょん、チェン!

荷物置いたら俺の部屋集合~!」



ちょっと部屋飲みしようと集まるのもこのメンバーだった。

今日もいつものようにベッキョンの部屋でEXO座談会が始まる。



「もっとさ、ちょっと違う雰囲気のEXOも見たいと思うんだよねエリちゃんたちは!」

ベッキョンが子供ビールを飲みながら言う。

あまりお酒は飲まないがこうやって言いたいことを喋るのは好きらしい。

確かに5年も過ぎればEXO特有の神秘性と言うのが薄れてくる。


「脱却したいよね。

このまま個人活動に向かうのは目に見えてるし。」



チェンが意味深に言う。



「うーん…コンセプトそのものを変えるのは難しいよな?

来年か再来年のテーマとかを変えたりは出来るかもよ。」


俺が言った。

このEXOの基板を変えるとなるとそんな簡単ではないだろう。


「ってかそれだと今したいことが出来ないですよね。

事務所の意向には勝てないしその前にメンバーだって納得しないし…」




そうなのだ。

事務所の決めた俺たちの色を簡単に変更することは出来ない。



いや、万が一に通ったとしてもそれで今後が決まる可能性だってある。

みんなを巻き込んで売れなくなるのは恐怖だ。



チェンが言って沈黙が流れた。




「じゃあさぁ~…こんなんは?」

と、ベッキョンが俺たち三人しかいないのに耳を寄せるように手招きする。

俺とチェンはそれに従って近付く。



「僕たちでユニット組みません?」

「「え?!」」



俺とチェンは顔を見合わせた。

ベッキョンのこーゆーところは凄い。



「そこでなら好き勝手やってもいいんじゃね?!

また新しいEXOとして!」

「おおおそうだな!

それなら自由に出来るかも!」



俺はテンションが上がっていた。

そしてチェンを見た。



こーゆー時は、一番冷静なチェンの意向を知りたがる。



「もともと多忙なのにさらに働きたいって言ってる俺達を事務所は見離すだろうか?」



チェンが言った。




「「見離すわけない!」」




俺達はその日ずっとユニットの話盛り上がった。



「でも、まだこれはメンバーにはオフレコにしましょう。」

「え?」

「なぜユニットを組むべきなのか?

具体的になテーマをちゃんと考えて練りに練って…メンバーにも事務所にも納得してもらいましょう。」




ああ、わくわくする。

この後はCBX活動に向けてこのメンバーと走り出すわけだけれども…





そうやって俺はセフンへの恋ごころを忘れようとしていた。





…はずだった。











セフンが俺のことをスホと間違えたあの日から数日が経っていた。

彼が再び俺の部屋を訪れた。



コンコン…

ああ、その時はまだちゃんとノックをしていた。




「はい。」

「ミンソギひょん、今いい?」

「いいよ。」


俺はセフンを前と同じ場所へ導いた。

言うことは何となくわかっている。


「コーヒー飲む?」

「あ、いえ…その、あの日のことについて…

謝りたくて…」




「あの日?」




俺はわざとらしく首を傾げて何のことだろうとしらばっくれた。

そう、"お互いになかったことにしよう…"のサインだった。



なのに、セフンは気づかない。



「俺が酔っ払っちゃって…ミンソギひょんに…その…」



なんでこーゆーときだけ真面目なんだ?

スホといるときはもっと憮然として自由なくせに。



「ああ、あれね。

よかったよ。」

「え?」



彼はきょとんとした。


そう、俺はあれからあれを"おかず"にしてる。

セフンには幻滅されると思うけど。



「最近面倒臭くてさぁ…
抜きたくても抜かないからさぁ、むしろ有り難かった…みたいな?」



「え…?」



おどけて言ったらセフンが引いてる。



おい、気づけよ。

俺だってなかったことにしたいんだ。



なんで俺が気ぃ使ってんだ?



「仕事で疲れると睡魔が先だし…。

このままだと性欲が衰退しそうだし?」



とにかくウケると思って言ってるのにセフンとは年齢差があるためか全然わかってくれない。

俺が親父ギャグを言ってもいつもきょとんとしてるからだ。


ああ、普通に気にしてないとか言うべきだった。


今更後悔してきた。




「え、マジなの?」




ああ、やっぱり…わかってない。




「…あのなぁ」




本気で心配されてこんなこと他のメンバーに言われたらたまったもんじゃないな…と、思っていたら…



「僕がします?」

「え?」




「僕が時々抜いてあげましょうか?」

「な…」




好きな人にこんなこと言われて…

そして、叶わない恋だとわかっていて…




断る理由がどこにあるのだろう?




「いやいやいや!何言ってんだ?!」


俺は正気に戻った。


「なんで?

だって貯まってるんでしょ?」



なんて真面目な顔をしながらセフンは近づいてくる。



やめてくれ!

俺ははねのけられないっ!



後ろから抱き締められた。



「ひょん、清潔でいい匂いするし。

僕、嫌じゃないですよ?」






「へ…?」





嫌じゃない…?

その言葉にドキドキした。


「それに貯めたらダメですよ。

不健康になります。」



ああ、なんか体撫でられて…る?

それが何となくこそばゆい…



俺は猫みたいな気分になってきた。

懐柔されてる。



「そかな…?」

「そです。」




俺にもチャンスはある…のかな?

眠っていた淡い淡い恋心が目を覚ます。




「じゃあ…時々。」






そんな僅かな期待を持ち俺達の関係は始まった。











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コメント


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ちょっ

全然関係ないけれど、リアルセフンのインスタライブのベッドシーンの相手がスホさんで泣ける…。

ミンソクさんの切ない思いが××。

って思ったの私だけ。

「それに貯めたらダメですよ。

不健康になります。」

って皆にいってたら怒る。笑

ああ、このコメント削除しないで~笑

この物語のミンソクさん切なすぎる。;;


roiniy(ooba) | URL | 2018-03-17(Sat)14:12 [編集]


Re: ちょっ

roiniy(ooba)さん

セジュン…尊い。
そうなのよ、仲良しですよね。
今回のは何となくリアルに近付けて妄想してる…(と、勝手に思ってる。)
ので、あ、こんなこと本当にあるかも…
なんて思っていただけると幸いです(´ω`)

確かにみんなに言ってたら怒るわね。
セフンはスホさんとはどうなのかしらねぇ…

日色 | URL | 2018-03-17(Sat)22:16 [編集]


おおー

なんだか
セフシウ 始まったら
セフンの ライブに
スホが…それも 半裸にベッド?
ゾクゾクしました。
セフンも 日色様の お話の
ファンなのかと…(≧∇≦)
切ない しうちゃん
ますます ドツボに (T_T)

rabikina | URL | 2018-03-17(Sat)22:21 [編集]


Re: おおー

rabikinaさん

そうよね半裸でしたよね?!
え…ちょ、朝から何しr…!みたいな妄想を掻き立てるには充分な素材よね。⬅何言ってるんだ。
スホひょんかわいかったわ…⬅え。
なんか腐女子喜ばせてどうすじゃい!って感じでしたね。
しうちゃん切なくなりますね…⬅妄想とごっちゃ。

日色 | URL | 2018-03-18(Sun)23:27 [編集]