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坂ダ!

***坂道ダッシュ!☆EXOの妄想BL小説です。***

盲目視線06

【シウミン➡セフン】



_/_/_/シウミン_/_/_/


ある程度明日の準備してからスホとセフンの部屋に向かった。


「はぁ…」


実は、何年も一緒にいたのに二人で飲むのは初めてである。

まさかスホは…セフンの気持ちに気づいたんだろうか?



いや、俺の気持ち?

どぎまぎとする。



それ以外だったら一体俺と何が話したいのかさっぱりだった。

なんでわざわざセフンが遅くなる日をを見計らったのか…?



トントンと、ドアを叩くと…



「はーい。」


すぐにドアを開けるスホ。


「お、来たか入って入って!」

「お邪魔します…」



おずおずと部屋に入る。

一升瓶が、テーブルにどんっと置いてある。



「希少なお酒ってこれ?」



日本酒かな?

漢字は難しくて読めない。



「そう!獺祭といってな…俺が好きなアニメにも出てて…ずっとどんなのか飲みたくて飲みたくて堪らなかったんだ…!」

と、力説する。



「へぇ…」


ただ本当にこの希少なお酒を飲みたかった…だけ?


「いいの?

そんなに希少なのに…。」



俺はそのお酒の価値を知らない。

アニメにも日本酒にも詳しくない。



「セフンの方が…」

と、言って口を閉ざす。



何言ってるんだ俺は。



「セフンはダメだよ俺が酔えない。」

「え?」



俺とだったら酔ってもいいってこと…?



「それに、ミンソギと飲みたいんだ。

お祝いとして。」



「え?」



お祝い?

俺は首を傾げた。



とくとくと日本酒をスホが注ぐ…



「CBX成功おめでと、ミンソギ。」

「ありがと。」


日本酒をお猪口に入れて乾杯した。


「…こうやって飲んでみたかったんだ。

でも俺はそんな強くないからさ。」

「…確かに。」


「なんだよ確かにってー!」

と、肩をバシバシと叩かれた。



スホは、体を第一に考えてるから次の日が休みの日や打ち上げぐらいしか飲まない。

基本ほんわかして緩いけどほんとにゆるいところは見せない。

自己管理が出来てるから二日酔いで具合が悪くなることなんて見たことがないのだ。



くいっと飲むと…

日本酒なのに何となくワインのような香りがふわりと香る。



「美味いな。」

「だろー?

あ、つまみも美味しいのも揃えてる!」



スホはにこにこして嬉しそうだった。

ああ、後ろめたいから悪い方向にしか考えてなかったけど…



「…ずっとお祝いしたいと思ってたんだ。」



スホはそーゆー奴だった。

懐も心も広い…

でも…



「なんで俺だけ?」



普通に考えたらチェンやベッキョンがいたっていいはずなのに…



「言っただろ?

俺も酔いたい。」



また、くいっと飲んだ。

俺よりペースが早い。



「まさか、羽目を外したいだけか?」

「そうかも…って違うぞ!」

「わかってるわかってる。」



冗談で言うとあははと笑う。



「別にみんなの前で羽目を外したっていいじゃないか。

…少しくらい。」


俺も同じように飲んだ。

じんわりと喉を通る…ふわりといい香りがする。


「後輩の前ではかっこいいキラキラリーダーでいたいんだ。」



そんなのみんな認めてる。

羽目を外したって誰も気にしないのに…



「凄いよ。

俺には出来ない。」



素直にそう思ったからそう言った。



「俺だってミンソギみたいなこと、出来ないよ。」

「え?」



「CBX、凄いと思う本当に。」



獺祭というお酒の一升瓶を見つめた。

そして俺を見る。



「俺はずっとEXOのことばかり考えてる。

来年、いや…5年後10年後生き残るために。」



俺は黙って聞いていた。



「新しいグループが出る度に心臓に悪い。」



ああ、また飲んだ。

ペースが早い。



「スホ、もうちょっとゆっくり飲めよ。

俺の方が心臓に悪い。」

「ふふ、俺ミンソギに心配されてる…」



よくわからないが嬉しそうだ。



「リーダーとして、EXOが衰退していくのはみたくない。

でも、それはいつか訪れる。

俺がなんとかしないと…いけないんだ。」



また一口飲んだ。

もう色白の頬が赤い…



「…まさか、ずっと一人で苦しんでる?」

「ああ。」

「誰がに…相談しなかったのか?」



首を横に振った。



「これはリーダーの宿命だ。

俺がなんとかしなきゃいけない。」



みんな、スホの重圧に気づいてる。

そう、あのマンネのセフンだって…




「リーダーの宿命って、なんだよ。」



だんだん、スホに苛立ってきた。



「お前はそうやって自分を犠牲にしてるって思ってるけど…

メンバーはそんなこと望んでないんじゃないのか?」


「え…ミンソギ?」



ああ、どうしよう…止まらない。



「お前が…メンバーを信頼してないんじゃないのか?」

「なっ…なんだと?」




その言葉はスホの勘に触ったらしい。




「そうやって自分で背負ってばかりで…

だからセフンの気持ちにも気づかないんだよ!」



俺は、スホの胸ぐらを掴んでいた。



「守ってばかりがリーダーじゃないだろ!!」



そしてドアが開いた。





「…何してるんですか?」





そう、セフンが帰って来た。














スホの胸ぐらを掴んでる俺。

状況的に…。



ああ…最悪だ。



「何してるか聞いてるんです!」


掴んでいた胸ぐらを離した。

すると、セフンがスホを保護するように俺と引き離した。



ああ…



「ち、違う…これは」

「何が違うんですか?」



被害者と加害者…そう見えたんだろ?


でも、そんなことより…

一目散にスホの方に向かったセフンにショックを受けた。



俺とスホの距離を引き離してる。

俺は握りこぶしをして堪えた。



出るな、出るな…堪えてくれ。



「そうだ、セフン何か勘違いしてる。」



スホが言うと大人しく聞くセフン。

俺のことなんてもう見てない。



一気に力が抜ける。



「ミンソギとお酒を飲みながら語ってたら話がヒートアップしただけなんだ。」

「…ほんとに?」

「ほんとだよ。」



二人はお互い向き合って…

俺は蚊帳の外…




「なぁ、ミンソギ?」




なぁセフン、俺たちの関係って…

こんなもんなんだな?




「ミンソ…?」




ぽたっ




「ごめん、俺酔ってるから帰るな。」





バタンッ




すぐに走り出した。

振り返らずに。










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コメント


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くぅー

胸が… 心が痛い…
ねぇ しうちゃん…

私たち(?)も
現実 EXO ちゃんたちに
片想いしてるようなもんだから
ズキッ とか きゅーん とか
凄く分かります。
はい 通常運転で
のめり込んでます(≧∇≦)

rabikina | URL | 2018-03-25(Sun)13:04 [編集]


ミ、ミ、ミ、ミンソガ〜〜(இдஇ; )
セツナイ…セツナイよ〜〜
誰かミンソクちゃんを守ってあげて〜〜(இдஇ; )


いつも読ませて頂いてました!
土日が待ち遠しい〜

| URL | 2018-03-25(Sun)17:21 [編集]


Re: くぅー

rabikinaさん

く、苦しいですか?
でも、苦しいまま来週はセフン視点です…←えぇ?!
しうちゃんこのままどうなるのでしょう…
少しでも心が軽くなるといいのですが…

日色 | URL | 2018-03-26(Mon)07:43 [編集]


Re: 名無しさん

いつも読んでいただいてありがとうございます!
切ないなんてお言葉恐縮です。
胸が締め付けられる…そんな気持ちで書いてみました。
セジュンはセフンからのスホ愛を感じる。
セジュンはしうちゃんに気づいてくれるのか?
それともしうちゃんを助けてくれるナイトは現れるのでしょうか…?

日色 | URL | 2018-03-26(Mon)07:51 [編集]