坂ダ!

***坂道ダッシュ!☆EXOの妄想BL小説です。***

盲目視線07

【セフン➡スホ】


腐っている表現がございます。

苦手な方は、気を付けてください。


シウミン視点『盲目視線02』



_/_/_/セフン_/_/_/



スホひょんは聡明だ。



こんなにも柔らかな物腰で、頑な意思を持った人を僕は知らなかった。

誰もが親しみやすく、天然のような雰囲気を持つと同時に、恐ろしい程の重圧にも負けず、グループのリーダーとしてここまで僕たちを引っ張ってくれた。


最初は、凄く厳しくて苦手だった。

練習生として入った時のことをよく覚えている。




やっと事務所のオーディションに受かり初めて挨拶をしたときだった。




「新しく練習生になったオ・セフンです。

よろしくお願いします…」


練習生の先輩には一人ずつ名前を言って挨拶をしないといけない。

デビューしてる大先輩から自分より早く入った練習生全員だ。



事務所が大きいだけに人数も膨大である。

当たり前だがこの膨大な人数一人一人顔を覚えないといけない。


それはまだ学生だった僕にはとても大変なことだった。



「挨拶がなってない、もう一回。」

「え。」



そう言われてびっくりした。



「聞こえないのか?

もう一回と言ったんだ。」

「よ、よろしく、お願いします…」



そう言ってゆっくりお辞儀すると最後にバッチリと目が合った。



「セフン、人は第一印象が肝心なんだ。

先輩にはちゃんと目を見てからお辞儀するんだぞ?」

「はい。」



洗礼というやつを受けたのかと思った。

凄く怖くて嫌な先輩だと思ったのを覚えてる。



-その後-

「ねぇ、スホひょんって怖くない?」

「え、そう?」



他の練習生にそう聞いても怖いと言う人はいない。

なんで僕だけに怖いのだろう?



最初は怖くて喋るのも嫌で嫌で堪らなかった…

しかし…先輩に挨拶は必ずしなければならない。



「おはようございます。」



怖いがおずおずと挨拶をした。

するとスホひょんは僕を見て


「おい。」

と、声を掛ける。



「は、はい。」


僕は彼に駆け寄った。


「セフン、ちゃんと目を見て挨拶出来るようになったんだな。」

と、頭を撫でられた。




それからは優しくていつのまにかすぐに甘えるようになってた。

同じグループで活動してからはひょんを助けたい、力になりたいと思うようになっている。





スホひょんは真っ直ぐだ。

キラキラしている。





そんな彼をずっと見ていたかったし、少しでも近づきたかったのだ。






しかし一方で、脳内では何度も何度も彼を犯してる。

だからあの日は…

酔いすぎて今まで我慢していたものが全て…弾けてしまったんだ。










「ふぁぁ…」





あったま痛てぇ…

その日は多分…時差ボケとかで何となく具合が悪かったんだと思う。

なのに、調子にのってスホひょんと同じように飛行機でワインを飲んでしまった。

そう、おかわりとか背伸びをしたのだ…



「セーフン。」



やめとけと言われるのは子供扱いされてるようで嫌だった。


「これくらい飲めるし。

うるさいよ、ほんとの兄じゃないくせに。」



あ、しまった。

ひょんは一瞬悲しそうな顔をした。



「そりゃそうだ。」



そうスホひょんは言って笑ってたけど何となく気まずくなってしまった。


空港についてからタクシーまで終始無言。

しかし帰る場所は部屋まで一緒なのだ。



気まずい。



謝らなければならないのはもちろん僕だ。

スホひょんはすぐに許してくれることはわかってる。




でも、それが凄く嫌だった。

子供扱いされてるみたいで。




リビングで飲んで潰れていた…

もう、そのまま寝てしまっていいくらいどうでもよくなっていた。




ああ、いつまでたってもスホひょんにとって僕は弟なんだ。

いつになったらひょんの荷物を僕に背負わせてくれるの?




とくとくとく…



「もうやめとけ。」





いつからそこにいたのかミンソギひょんが俺を止めた。

ああまた、俺を子供扱い?



ぺしっ

ミンソギひょんの手を振り払う。




「僕は成人してるんです、いくら飲んでも僕の勝手でしょ?」



ああ、こーゆーところが子供っぽい…わかってるのに。

ミンソギひょんも僕に呆れているに違いない。



「セフン、もしかして部屋に戻りたくない…とか?」

「…」



言い当てられて固まってしまった。

ああ、僕ってそんなに分かりやすいんだろうか?

スホひょんと何かあったか聞かれるかも。
おまえが悪いって言われるかも。

…身構えていたら思った方向とは違う方に進んだ。




「俺の部屋、来る?」

「え?いいの?」



ぱぁっと、顔が緩んだ。

だってひょんの部屋はほぼ立ち入り禁止だから興味もあった。



「…いいよ?」



ちょっと含み笑いするミンソギひょん。

ミンソギひょんの顔をまじまじと見たのは久々だった。



やっぱり幼い。



部屋が一人部屋になってからひょんの部屋に入ったことはなかった。

そもそもあまり部屋に入れてくれるタイプじゃないし潔癖イメージがあるから流石に僕も遠慮していた。



なんかドキドキする。

ゆっくりと部屋に入ると…



「うわぁ、綺麗…同じひょんでもスホひょんとは大違い。」



そう、いつ掃除してるの?ってくらい綺麗。

ほぼ同じ間取りなのに別世界にいるみたい。

スホひょんと一緒に住んでる部屋は正直服が床に散らばりまくっているからだ。

選んだ服をそのまま置きっぱなしにするからだ。

ミンソギひょんの部屋は服は整頓されてるしパンツだって綺麗に畳んでボックスに敷き詰められている。



「スホと比べるなよ。

あ、ここに座れ。」



ミンソギひょんは座る場所を指定した。

汚されたくないんだろう。



やっぱり潔癖なイメージだ。

冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出してコップに注ぐ…



「はい、お水。」

「えー、水ぅ?」



もっと飲みたいのに、水?

ひょんはお酒が強いから一日中付き合ってくれると思い込んでたのに…



「明日までの休暇を二日酔いで過ごしたいか?」

「うー…」



それは嫌だ…

一日あれば日帰り旅行だって出来るのだ。

頭ガンガンして寝るだけの二日酔いだけは勘弁してほしい。



俺は水を飲んだ…

キンとした水が脳を刺激して麻痺した。











「ここで寝るなよ、布団敷いてやるから。」



その言葉が聞こえて…

目をうっすらと開けると布団を敷いているスホひょんのうしろ姿が見えた。




ああ、あれ?

僕いつの間に部屋に戻ってきたんだろう?



俺はじっとその姿を見ていて…

思わず後ろから抱き締めた。




「ひょん…」

「え?」




「スホひょん…」




僕の中にすっぽりと入ってしまった。

スホひょんの体は意外と小さい。



抱き締めるだけじゃ足りず彼の体を撫で回す。



「ちょ、セフン…何勘違いし…!?」




すると、ずっとずっと我慢していた欲望が一気に噴き出た。



彼のシャツを捲り上げ…

スウェットの中に手を入れた。



「あっ…やめっ」



ずっとこうしたかった。

もう、自分を止めることが出来なかった。

ダメだと思いながら振りほどこうと身を捩る彼を押さえつけた。



「好き、大好き…」



これだけは伝わってほしい。

けっして生ぬるい気持ちではない。




「ぁぁ…」




体がびくりと震えた。

下をまさぐり掴んで扱くととろとろと先走りが手を汚した。



僕に反応してくれて…る?



僕はひょんを押さえつけた。

自分の欲を優先した。



「好きだよ、ひょん。」

「ああっ…セフン…!」




え?

この声って…?




「あっ…あぁんっ…!」




手に生暖かいものがベッタリと付いて正気に戻った。


そしてすぐサーッと頭が冷たくなった。

どうしよう…?




どうすればいいかわからず、俺はミンソギひょんか振り向かないように上から覆い被さった。

怒られると思ってそれを回避したかった。




すると彼は僕の頭をぽんぽんと撫でたあと…

敷いた布団に寝かせた。




何事も無かったように。




ミンソギひょんは、俺の手を丁寧に除菌シートで拭く。

それがくすぐったくて…でも、それに対して必死に堪えた。








そのあとひょんは外に出た。

どうやら風呂に入ったらしい。




ああ、なんで?

どうして怒らないの?

いろんなクエスチョンが頭に散りばめられる。





でも、起きることは出来ずにそのまま考えながら眠ってしまったんだ。










にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村
スポンサーサイト

おまけ拍手
PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する
 

セフン…

覚えていたんですね
気まずい…
体だけだなんて(/ _ ; )
初めは スホさんと
間違えたとはいえ…
しうちゃんの気持ちに
気付いて くれるといいけど…

rabikina | URL | 2018-03-31(Sat)19:36 [編集]


Re: セフン…

rabikinaさん

覚えてましたね…
時既に遅し…
うーん…今のところはスホさんしか見えてないのでしうちゃんの気持ちに気付くことはないでしょうね。
気付くのはしうちゃんに興味を持ったときでしょう…
その前にしうちゃんがセフンを見てるのかもわかりませんけどねぇ…

日色 | URL | 2018-04-02(Mon)07:36 [編集]