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坂ダ!

***坂道ダッシュ!☆EXOの妄想BL小説です。***

風紀委員長(仮)の右腕31

【ギョンス・チャニョル】


風紀委員の憂鬱のスピンオフです。



[チャニョル]


二人で教室を出た。

靴を履き替えて外へ歩き出す。



「ギョンスー、一体どーゆーこと?」

「お前はあいつを調べろ。

何か分かったら報告しろ。」



むぅっ。

また命令口調…!



「あのなぁ…!」

「じゃ、僕はやることあるから。」


部活動でにぎわっているグランドを通りすぎると、ギョンスは校門で早く歩いてさっさと行ってしまった。


な、なんだよぉ~!

今日は一緒に帰るんじゃないのかよぉぉ~!!



俺の扱い邪険過ぎじゃね?!

ったく、俺のことなんだと思ってんだっ!




はー…




ギョンスいないとなんてこの帰路は長い…

俺は駅に向かって長い脚ですいすい歩く。



「あの!」

と、定期を出してると駅前で声を掛けられた。



「チャニョル君、ですよね…?!」

振り向くと他校の制服の女の子だった。

「え?何で俺の名前…」

「雑誌見ました!」

「雑誌??」


すると、携帯の画面を見せてくれる。


『"今月の街で見かけたイケメン君"

☆グランプリ☆

パク・チャニョル君 高校2年生』


あ、あー…

なんかちょっと前にソウル行った時になんか撮られたような…?



知らぬまにグランプリに…!

俺、凄い!



「やっぱり本物だ!握手してください♪」

「わー、髪黒いと雰囲気違いますね。」

「凄いかっこいい~」


なんか一人来たら数人女子が集まってきた。

ぶっちゃけ悪い気はしない。



「ありがと~」

と、言いながらスマイルで握手する。


「読モにはならないんですか?」

「いやいや、俺なんて無理だし。」

「えーこんなかっこいいのにぃ!」

「そうですよぉ~こんなイケメンなのに~」


「「ねー!」」



"かっこいい"

"イケメン"



じーん…

その言葉を聞きたかった…



「だよね?!」

「え?」


「俺、やっぱりイケメンでかっこいいよね?!」


「「え、あ、は、はい…」」


見たかギョンス!←見てない。

俺はこんな存在なんだからな!!


「じゃ、じゃあ…」

と、女子達が離れていくと俺を見てる背が高い男が立っていた…



ん?

オレンジ色の髪…



「セフン…?」


な、なんと言う偶然…

去ろうとするので呼び止める。



「ちょ、ちょっと待って!」


ああ、どうしよ…次、何て言えば!


「の、喉渇かない…?

俺んち食堂やっててさ、タダだし来いよ。」




すると、セフンが頷いた。




*************


セフンとは、殆ど話したことはなかった。

前、髪を黒くしたときに声を掛けられた位だ。



基本無愛想だし、ぶっちゃけほんとの不良だしちょっと怖い。

でも、無言に堪えられなかった。



「学校、来ないのか?」

「…」


あー、なんでこんな直球に!
相手追い詰めてどうする!

慌てて付け足す。



「俺に何か出来れば言ってよ。

力になる。」



そ、そうだ…

こうすれば敵じゃないことはわかるよな?

と、手を握る。



セフンの顔は変わらない。



「…」



やっぱ、無理か…と、思ったときだった。



「…実は」



セフンの口がゆっくりと開く。



「ミンソク先輩に伝えて欲しいことがあるんです。」

「え?」


俺は、ドキドキしていた。

一体何だろう?


「"ジュンミョンには、気を付けてほしい。"と。」



「え?」


俺は、とっても素っ頓狂な声を出した。

しかもジュンミョンって呼びつけ…


「あ…俺とジュンミョンは幼馴染なんです。」

「…え?ジュンミョン先輩と?」


セフンは頷く。


意外…

そんな関係だったんだ。



「あの人は目的の為なら平気で人を踏み台にします。

信じて貰えないかもしれませんが…」

「え…?」


今日の舌打ちを思い出す。

だから本当にそうかも…


「だから、ミンソク先輩に必ず伝えてほしいんです!」


セフンは嘘を付いてるようには見えなかった。

ミンソク先輩を本気で心配しているように見えた。



「…それなら、セフンが伝えなきゃ。

俺が言っても意味ないよ。」

「…僕は、無理です。

先輩をたくさん傷つけてしまったんです。」

「じゃあ、ミンソク先輩に怪我させたのはやっぱり…セフンなの?」


セフンが肩をすぼめる。

ああ、やっぱりそうなのか…


「僕のことなんて…どうせ信じてくれませんから。」

「セフン…」

「だから、お願いします。」



椅子から立って、頭を下げられた。



「…やっぱり、セフンが伝えるべきだ。」

「なっ…だから、無理だって言ってるのに…!」



苛立つセフンの手を握った。



「あれから話したのか?」

「そんなの、出来るわけ…!」

「信じてもらえるように努力してからでも遅くないんじゃないか?

もしダメなら俺からちゃんと伝える。」



するとセフンは…目を見開いた。



「じゃあ…具体的にどうすればいいですか?」



俺の話にやっと聞く耳を立てた。



「とにかく、見た目を変えたほうがいい。」

「何故?」

「変化を表すには、見た目が一番手っ取り早いから。

あとは、ちゃんと伝えろよ。」




セフンは頷いた。

ギョンスにも効果はあったからミンソク先輩にだって効果はあるはずだ。


が、しかし…実際セフンとミンソク先輩の関係を知らなかった俺のアドバイスは…

セフンとミンソク先輩の溝を更に深くしてしまったんだ。






セフン視点『風紀委員の憂鬱38』

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| | 2018-10-18(Thu)12:25 [編集]


仕方ない…

仕方ないよね
チャニョルも 良かれと思って
助言したわけだし…
あんな こんな
関係だとは 思っていないし…
携帯…まさか それが
ジュンミョンを 煽って
しまった とか…

セフンは 知っていたのね
ジュンミョンの事
幼馴染みならね…
くわばら くわばら(>_<)

rabikina | URL | 2018-10-19(Fri)15:09 [編集]


Re: 鍵コメFさん

展開がわかってるから詰まらないかな…
と、心配してましたが"過程"も楽しんでいただけて嬉しいです。
アナザストーリーなんて言えたものじゃないですが、ギョンスとチャニョルの探偵みたいな行動が凄いですね。ジュンミョン結構前からマークされてたのね…
じゃないとあんなタイミングよくね…
と、なりますよね。

そんなことより二人はくっつくのか?!
そこ大事っ!!

日色 | URL | 2018-10-21(Sun)18:19 [編集]


Re: 仕方ない…

rabikinaさん

セフンの行動がとにかく思ったより豪快な謝り方だった…
チャニョルも助言しましたがびっくりしたはずです。
そして、セフン思ったより素直…
チャニョルはあんまり仲良くなかったと思ってるみたいですがセフンは話せる相手として少し心を開いてたのかもしれないですねぇ

セフンは知ってましたね。
でも、信じて貰える立場になくて…(T-T)
って感じでした。

日色 | URL | 2018-10-21(Sun)18:23 [編集]