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坂ダ!

***坂道ダッシュ!☆EXOの妄想BL小説です。***

風紀委員長(仮)の右腕54【完】

【ギョンス・チャニョル】


風紀委員の憂鬱のスピンオフです。



[ギョンス]


はぁ…

午後の授業を受けながらさっきの出来事が頭の中でぐるぐると回る。



"俺は風紀委員を辞めようと思う。"



やはり、焦りすぎた。

時間が必要だったのだ。



そして、言い方にも問題があった。



何故あの時


"ミンソク先輩が復帰するまで

代理を務めます。"

"いつでも大丈夫ですから"


と、言えなかったのだろう。


あの言い方じゃすぐにでも戻ってこいと言ってるようなものだ。


先輩は責任を重んじる人だ。

簡単な気持ちで委員長を引き受ける人ではないのだ。



そう考えると、僕はなんて軽率だったんだろう。


ミンソク先輩が適任だと思っている一方…

先輩とまた今まで通り仕事がしたかったのだ。

傍らで彼を見ていたかった…



バタバタッ

授業が終わるとチャニョルがやってきた。



「ギョンス、今日は委員会だから俺は…」

「その前に、一緒に付いてきてほしいところがあるんだ。」



「え?何処に?」

「3年の教室。

ミンソク先輩に謝りたい。」




やはり、先輩は僕の憧れだから。




*************


「さっきまでいたんだけど…」


3年の教室まで行くと、ミンソク先輩の姿はなかった。


「下駄箱行ってみよっか?

もしかしたらいるかも!」

「ああ」


チャニョルがそう言って一階に向かう。

3年の下駄箱を覗いたがミンソク先輩の姿はなかった。


「もう帰っちゃったかぁ…」

「委員会まで、あと15分ある。

もう少し待ってみよう…」


5分経過した頃だった。


「あ。」



チャニョルの声に振り向く。

ミンソク先輩と、セフンが一緒に歩いてきた。



なんでセフンと…?

風紀委員を辞める理由はまさか…セフン?



「先輩、お忘れですか?

今日は委員会ですよ。」


咄嗟にそう言ってしまった。


「…ギョンス」



ミンソク先輩が僕を見つめる。

すると、セフンはミンソク先輩の手を引っ張ってそのまま内履きのまま外に出た。



「ミンソク先輩…ダメです!」



僕は叫んだ。

セフンとどうしてそうなったのか、何を言われたかなんてわからない。

でも、"まだ間に合うかもしれない"そう思ったのだ。

あの頃のミンソク先輩がもう、戻って来ないような気がしたから。


ミンソク先輩は立ち止まった。



「…ごめん。」



ミンソク先輩はそう言って…

セフンと外に出ていってしまった。

タタタタタ…



「ギョンス?」


チャニョルが僕の顔を覗きこんだ。


「ミンソク先輩の意志ははっきりしていた。」

「え?」


「もう、僕の付け入る隙はなかった。」



笑ってみた。

先輩の家に行ったときはまだミンソク先輩の心はぐらついてたのに…


「ギョンス…」

「もう、5分前だな。」


視聴覚室へ行こうとするとチャニョルが僕の手を掴んだ。


「俺が心配なのはギョンスだよ。」

「え…」

「無理して笑うなよ。」

「無理してなんか…」



奥底の心を、読み取られたような気がした。

知らぬ間にたがが外れたのかもしれない。

チャニョルの手を自然と握り返していた。



「チャニョラ…ほんとは、謝ろうと思ったんだ。」

「うん。」



「謝ろうと思ってたのに…」

「うん、知ってるよ。」




なんだろう…

さっきまで不安で苦しかったのに…

その繋がってる温かな大きな手があると凄く安心できた。




「委員会、ギョンスも休んだら?

伝えに言ってくるからここで待っ…」



その離れる手を僕は掴んだ。

離したくなかった。



「行く。」

「でも…」

「風紀委員長がいないこの風紀委員を守れるのは僕しかいない。」



僕が笑うとチャニョルも笑った。



「俺は、ギョンスの味方だから。

全力でサポートする。」



その言葉で、僕は更に安心する。




「行こう。」




そして、これからミンソク先輩が戻るまで仮の委員長を暫く務めることになった。


【完】


ギョンスとチャニョルがやっと相棒になりました。

シウミン視点『風紀委員の憂鬱66』

期間開けようと思ったのですが…
チャニョリんの誕生日まで時間がないので
「風紀委員長の右腕」(仮)⬅無くなった。
すぐに続きますのでよろしくです。

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コメント


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淡い

ギョンス…憧れと 淡い想いも
あったのね…
でも チャニョルが 側にいてくれて
良かった!
いつのまにか…やっと
ギョンスの 右腕に なれましたね
憧れは 憧れで! (*^^*)

チャニョルも
もう 26歳なんですね(韓国では27かっ)
EXO も 大人になりましたね
嬉しいような 寂しいような (*^^*)

rabikina | URL | 2018-11-24(Sat)17:36 [編集]


気づいた

思わず離れていく手を掴んだギョンス。
相棒としての第一歩ですね。
それにしてもチャニョル執事のような感じ…?
やっと相棒右腕だからここから恋人になるのはまだまだ時間かかりそう。
ギョンスはチャニョルのこと好きというより心の安定剤レベルにしか認識していない様子。

レベル的に言えばぬいぐるみクラスですな…
癒しです。
男らしくギョンスをサポートして守って是非是非素敵なカップルになってもらいたいです。

続きに期待ですっ。

それにしてもギョンスのミンソクさん崇拝が神レベル。↽私視点で。^^

roiniy(ooba) | URL | 2018-11-24(Sat)17:46 [編集]


Re: 淡い

rabikinaさん

そうなんです…
淡い恋心…(敢えて書きませんでしたけど…)
読み手によって色々解釈してくれたらなぁと思ってました。
チャニョルはこれからどんどんギョンスにとって唯一無二の存在になってくるでしょう…

27日で数え年27歳みたいですね!
覚えやすいっ確かに歳とったな…私も…遠い目

日色 | URL | 2018-11-25(Sun)22:51 [編集]


Re: 気づいた

roiniy(ooba)さん

ぬいぐるみクラス…
心の安定剤☆チャニョルです!
なんか凄い癒し男子ですね。
ギョンスもチャニョルのことを大事に大事に思うようになります。
チャニョルには伝わらないのですが…
ちぐはぐしてるので前途多難そうです…

ギョンスは冷酷非情なミンソク先輩が憧れだったみたいですね。
今やセフンにより腑抜けにされて可愛くなってしまったので少し残念みたいです。。

続きまで行けばちょっとはでれギョンスが見れるかなと思います。。。

日色 | URL | 2018-11-25(Sun)22:57 [編集]