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坂ダ!

***坂道ダッシュ!☆EXOの妄想BL小説です。***

僕と君だけの世界02

【ベッキョン・シウミン】






-5年前-


"こんにちは~ルゥハンです!"

"ミンソクです!"

"あ~お腹すいた~あ、こんなところにパオズがっ!"



"ガブッ"

"おい!それ俺のほっぺだから!"




《パオズ!》



きゃぁぁ~




俺はかつてルゥハンとコンビで漫才をしていた。


***************



出会いはSMアカデミー練習生のみで行われる毎年恒例の発表会だった。



ああ、今回も微妙だった。

俺は一人項垂れていた。


失敗はしなかったが、そもそものネタがいまいちなのだ。


「君のほっぺぇ、パオズみたいだね。」

「おいっ誰がパオズだっ」


その時、今より5キロ以上太っててふくよかだった俺はつい言ってしまった。


「わ、突っ込まれたw

ツッコミ希望?」


思わず顔を上げた。


「違っ…!」



うわっ

俺はビックリして固まった。



あ、練習生の中でも一際目立ってる奴だ。

アイドル枠や俳優枠でも声が掛かってるって噂の確か…



「俺、ルゥハン。君は?」


「キム・ミンソク…」

「ミンソク!俺さ、ボケたいんだよねぇ、コンビ組もうよ~」

と、ぐいぐい来たのがルゥハンである。

ビックリするくらい人懐っこい…



「いや、でも俺は…」



ピン芸人でやりたい。



多分自分はツッコミ要素はないし…

強いて言うならボケがいい。



「大丈夫!

俺に任せてくれればっ!絶対売れるよ!!」



…眩しいくらいキラキラしてる。

特に目立ってるだけある。
そもそものオーラが違う。

そして、他の練習生の視線が痛いほど突き刺さっていた。



練習生同士の会話で絶対売れるとか戯れ言に過ぎない。

でも、彼の言葉は他の練習生を挑発しているように聞こえるかもしれない。




「う、売れる?」

「うん、僕ら二人なら必ず!」



イケメンで才能がある奴が相方になってくれるなんて…美味しすぎないか?!

という下心が少し湧き出てきた。



でも、ピン芸人をやりたい。

でもぉ…



ぐぅぅ…

それで腹は膨れない。



俺はルゥハンの手を握った。



「ツッコミ出来るかわかんないけど…

よ、よろしく。」



「わぁぁいっ」



コンビを組んで半年…

"パオズ!"の流行語で俺たちは一躍有名になった。

芸歴が浅いのにバラエティに引っ張りだこになった。

そして脇役などのドラマにもちょこちょこ出るようにもなった。



「え、ドラマ?!」

「うん、主役だって!」

「すすす凄いねルゥハン!」



その時は手放しで相方の昇進?に喜んでいた。


低迷気味のテレビ業界の中でルゥハンのドラマは大ヒット!

しかし、それから彼の俳優としての仕事が増え始め…どんどん個人の仕事が増え、すれ違いも増えていった。




そして、事態は起こるべきして起きた。




「ミンソギ、ごめん…俺、俳優として仕事をもっとしていきたい。」

「え…」


ルゥハンが俳優業を中心にやりたいと申し出た。


「芸人の仕事より、映画やドラマの仕事をもっとしたいんだ。

監督やプロデューサーに言ってミンソクにもドラマや映画の仕事を…」


「いや、俺は…いい。」

「え?」



「俺がやりたいのは俳優じゃない。」



ああ…

何となくわかっていた。



俺は芸人の仕事をしたかった。

逆にルゥハンは芸人の仕事で映画やドラマの仕事が出来ないこともあって悔しい思いをしていた。



わかっていたのに、最終的に送り出してやれず…

ルゥハンに言わせてしまったのである。



「お互いの道が違うなら、仕方ない。

解散しよう。」



「ミンソギ、俺は…!」




俺は笑顔で言った。




「今までありがとう。」


俺はピン芸人として、ルゥハンは俳優として別々の道を歩んだのである。




しかし、人気の相方を失った代償は大きかった。

全部相方任せにしてしまったのが原因だ。




そしてなにより、ピン芸人自体が難題だった。

いろんなピン芸人動画を見てもあまり参考にならなかった。

みんな個性があり自分だけの世界観があるからマネ出来るものではない。



真似してもそのスタイルになってしまう。



ボケってどうやるんだ…?

笑いって何処で起きる?




ルゥハンの相方として知名度はあったものの仕事はどんどん減るばかりだ。

俺は、一度芸人としての仕事を休業することにした。




コーヒーショップで暫くアルバイトをして自分を見つめ直していたのだ。

そして、人間観察をしてネタ帳を書く日々を過ごしていた。



コーヒーショップに毎朝来るおじさんが新聞を読んでいる。



"ルゥハン、大河ドラマ主演!"

新聞一面に掲載されているのをレジから見つめていた。



凄いな…なんだか遠くに行っちゃったみたい、なーんつって!



これ、自虐ネタ使えるか?

痛すぎる?




ピピッ

そんな時…



「ん?誰…?

え…放送作家のヒチョル氏?!」


俺は仕事中にも関わらずメールを見た。


『お久しぶり~

"ピン芸人期間限定コンビ企画!

最強に面白いのは…誰だっ!"

の、オーディションがあるんだけど興味ある?』





いきなり…チャンスが舞い降りた。








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コメント


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(≧∇≦)

どうも ミンソクさんと
お笑い芸人さんが
繋がらなくて
どうなっていくのか
興味しんしん です。
やっぱり ルゥハンさんは
旅立ってしまうのですね(>_<)

rabikina | URL | 2018-12-20(Thu)21:09 [編集]


Re: (≧∇≦)

rabikinaさん

しうちゃんは、人を笑いでしあわせにしたい!
という事でお笑いをしたような…←おい。
繋がりませんよね、私もです。
だから努力して頑張ってます。
ルゥハンさんは演技の道へ…
今はドラマや映画で忙しい模様…

日色 | URL | 2018-12-25(Tue)00:06 [編集]