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坂ダ!

***坂道ダッシュ!☆EXOの妄想BL小説です。***

僕と君だけの世界05

【ベッキョン・シウミン】








「今回のコンビ企画なんですが…
ただコンビを組んで漫才するわけじゃないくて勝敗形式なんですよね。」



初めての打ち合わせは、カメラなどの撮影なしで行われた。
個室の居酒屋で親交を深めることも兼ねてベッキョンから連絡があった。



居酒屋で親交…と、言っても飲むのはウーロン茶だ。

そもそもベッキョンはお酒があまり好きではないらしい。



つまり、マジな打ち合わせである。



「ああ、確か最後はスタジオ&お茶の間の投票形式…だよな?」

「そうなんです。

正直それだと微妙じゃないですか?」



「え?」



俺は首を傾げた。



「数字じゃ人気なんて分かりづらいと思うんです。

観覧席の人の好みだってあるだろうし」



わりと正確かなぁと思うんだけど…

確かに一理あるような気もする。



「いっそのことドームで漫才やっちゃいません?」

「えぇ?!ドーム?!」



俺は思わず叫んでいた。



「コチョクとかどっすか?」

「こ、コチョクって、最大規模のドームだろ?!」




「そです。

大人気になって漫才するのが俺の目標ですっ」


「お、俺らお笑い芸人だぞ?!

アイドルだって数える程しか出来ないのにっ」



期間限定でそんなこと無理に決まってる!!



「だーかーら、僕らが歴史を塗り替えるんです!

夢はでっかく持ちましょう!」




ぱちんっ

ベッキョンがウインクした。




可愛い顔して実はかなり貪欲なやつだ…。

恐ろしい…!





俺は田舎から都会に引っ越してきた。

ベッキョンがいつでも練習が出来るようにしたいと言ったからだ。

家賃は何処も高いので狭くてボロい共同トイレとシャワーのアパートを借りた。





…そして、現在に至る。

最初は辛かったが慣れるものだ。





しかし、ベッキョンが打ち合わせで来たときに言われた。





「え、ミンソギひょんこんなところに住んでるんですか?! 」

「しょうがないだろっ!

お金ないんだから。」



ちょいちょい腹が立つなっ!

と、思いつつ言えない俺。



「じゃあ、うち部屋余ってますから貸しますよ?」

「え?いや、いいよっ!」



俺は首を横に振った。



「ネタ合わせとかいつでも出来るし良くないですか?

…家賃もいらないですし。」



「え、ほ、ほんと?」



家賃タダにあっさり揺らぐ俺。

それにいつもの即席漫才から逃れられるのはありがたい!



だって即席漫才でドームで公演ができるとは思えない。

俺らにはまだ信頼も何もない。
練習の積み重ねが必要なのだ。



「はい。

でも、条件があります。」



「え、何?」



俺はドキドキしながらベッキョンの言葉を待っていた。




「部屋の中では仕事の話はしない。」

「え?なんで?!」



ネタ合わせ、仕事の打ち合わせ…

全部できてラッキーって思ってたのに!



「なんと言うか僕たち、業務的過ぎますよね?」

「ん、まぁ…仕事だし」

「それです、仕事!それがよくない!

僕と話すとき、ミンソギひょんから"仕事ですオーラ"がビンビンに伝わります!」



「えぇ?!」



ズバッと言われてびくっとする。

そ、そんなにあからさまだったかな…

それってこれからの漫才の影響を考えると良くないかも…
ふ、不仲説とかビジネス漫才とか言われる可能性が…!




あああ、つまりそれは…

俺の仕事なくなるっ!!



「ど、どうすればいい?!」


俺はベッキョンに助けを求めていた。

ベッキョンはぽんと肩を叩く。



「もっと親交を深める必要があります。

僕ら。」


「た、確かに!」

「じゃ、家の中は仕事の話はしないってことで、決まり!」




俺はベッキョンの言われるままに頷いていた。





ちょっとずつ二人の世界へ…

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