
【チャニョル・ギョンス】
「僕と君だけの世界」スピンオフ
二人はすでに付き合ってますが…
出会い編です。

「ギョンス」
「ディオ!」
ギョンスは俺たちよりもあとから来て目を丸くした。
「あれ?ナヨンは仕事終わったあとじゃ…」
「だって早く聞きたくて!」
「え?!今日?!」
用事があると言ったのはまさかのナヨンとの約束だったのだ。
「何でナヨンと約束が優先…」
「先約が優先なのは基本だろう?」
ギョンスが当たり前のように言った。
うぅ…そうだけどっ
俺のこと好きって言ってたのにぃ…
「でも、今の約束はチャニョルとだ。
ナヨンは後でいいか?」
そーだそーだ!
と、心の中で唱えた。
「え!?何でよっ私の方が先に来たのに?!」
しかし、ナヨンもここで折れたりはしない。
いつの間にか、今のギョンスの時間をどちらを先に優先するかのバトルになっていた。
はぁ…
と、ギョンスはため息を吐いた。
「わかった。ちょっと外に出てくれる?
チャニョラ」
「え?!」
やっぱり俺が外されるの?!
「何でっ、俺が先に」
「いいからっ」
「ギョンスぅ~!」
先約が先って言ったじゃないかぁぁ~
じゃないかぁぁ~
かぁぁ~
ぐいっ
「後で!」
心の声も叫べず空しく押し出された。

昨日は、チャニョルの自宅から帰るとナヨンからの連絡に気付いた。
『どうしても聞きたいことがあるの。』
多分、チャニョルの話だ。
昨日二人で食事に行った件だろう。
しかも、僕は彼女に協力を頼まれていたことも忘れチャニョルに告白し俺のものになれと言ってしまっていた…
だから朝に先約のあるチャニョルより先に話をすることにしたのだ。
ナヨンに謝らねばならない。
「優先してくれてありがと、ディオ。」
「聞きたいことって何?」
僕は、仕事の時より少し緊張していた。
「…昨日、二人で何を話していたか教えて欲しいの。」
ああ、やっぱり…と、思った。
彼女が感情的にならないようにどう伝えようか迷っていた。
「…」
「…私に言いづらいこと?」
ナヨンは、もしかして僕の気持ちに気づいているんだろうか?
黙っていると肯定と受け取ったらしい。
「そっか…やっぱりそうなんだ。
でも、しょうがないよ…気持ちってコントロール出来ないものだし…」
「!」
やはり僕がチャニョルが好きなことはバレてしまっていたようだ。
「ああ、だから君に協力することは出来ない。ごめん。」
頭を思い切り下げ、謝罪した。
「当たり前よ!…それは仕方がないわ。」
なんてナヨンはものわかりがいいんだと思った。
「でも、私はチャニョルが好きだから…!」
「ああ、わかった。」
正々堂々と勝負…ってことだな。
僕はうん、と頷いた。
「ドラマでは恋人同士だけど…私の演技で勘違いしないでね!」
「…え?」
ガチャ…!
勘違い…??
その意味も分からずナヨンは出ていって直ぐにチャニョルが入ってきた。
「ギョンスぅ~!!」
「わぁっ」
チャニョルはドアにべったりくっついていたらしい。
直ぐに入ってきてダイブしてきた。
「ナヨンと何話してたんだよ!!」
…焼きもちを妬いてくれてるんだろうか?
なんて、思い上がりか?
思わず口角が上がった。
「何でにやついて!!」
「…怒ってるのか?」
「あったり前だろ?!
俺のものになれって言ったじゃん!」
頬を膨らませてまるで子供みたいだ。
「ぶっ」
「なんで笑っ…」
「君が好き過ぎてどうしていいかわからない。」
「!!!!!!!」
そしたらチャニョルの顔が真っ赤になって…
「俺も…好きぃ」
と、返ってきた。

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「ギョンス」
「ディオ!」
ギョンスは俺たちよりもあとから来て目を丸くした。
「あれ?ナヨンは仕事終わったあとじゃ…」
「だって早く聞きたくて!」
「え?!今日?!」
用事があると言ったのはまさかのナヨンとの約束だったのだ。
「何でナヨンと約束が優先…」
「先約が優先なのは基本だろう?」
ギョンスが当たり前のように言った。
うぅ…そうだけどっ
俺のこと好きって言ってたのにぃ…
「でも、今の約束はチャニョルとだ。
ナヨンは後でいいか?」
そーだそーだ!
と、心の中で唱えた。
「え!?何でよっ私の方が先に来たのに?!」
しかし、ナヨンもここで折れたりはしない。
いつの間にか、今のギョンスの時間をどちらを先に優先するかのバトルになっていた。
はぁ…
と、ギョンスはため息を吐いた。
「わかった。ちょっと外に出てくれる?
チャニョラ」
「え?!」
やっぱり俺が外されるの?!
「何でっ、俺が先に」
「いいからっ」
「ギョンスぅ~!」
先約が先って言ったじゃないかぁぁ~
じゃないかぁぁ~
かぁぁ~
ぐいっ
「後で!」
心の声も叫べず空しく押し出された。

昨日は、チャニョルの自宅から帰るとナヨンからの連絡に気付いた。
『どうしても聞きたいことがあるの。』
多分、チャニョルの話だ。
昨日二人で食事に行った件だろう。
しかも、僕は彼女に協力を頼まれていたことも忘れチャニョルに告白し俺のものになれと言ってしまっていた…
だから朝に先約のあるチャニョルより先に話をすることにしたのだ。
ナヨンに謝らねばならない。
「優先してくれてありがと、ディオ。」
「聞きたいことって何?」
僕は、仕事の時より少し緊張していた。
「…昨日、二人で何を話していたか教えて欲しいの。」
ああ、やっぱり…と、思った。
彼女が感情的にならないようにどう伝えようか迷っていた。
「…」
「…私に言いづらいこと?」
ナヨンは、もしかして僕の気持ちに気づいているんだろうか?
黙っていると肯定と受け取ったらしい。
「そっか…やっぱりそうなんだ。
でも、しょうがないよ…気持ちってコントロール出来ないものだし…」
「!」
やはり僕がチャニョルが好きなことはバレてしまっていたようだ。
「ああ、だから君に協力することは出来ない。ごめん。」
頭を思い切り下げ、謝罪した。
「当たり前よ!…それは仕方がないわ。」
なんてナヨンはものわかりがいいんだと思った。
「でも、私はチャニョルが好きだから…!」
「ああ、わかった。」
正々堂々と勝負…ってことだな。
僕はうん、と頷いた。
「ドラマでは恋人同士だけど…私の演技で勘違いしないでね!」
「…え?」
ガチャ…!
勘違い…??
その意味も分からずナヨンは出ていって直ぐにチャニョルが入ってきた。
「ギョンスぅ~!!」
「わぁっ」
チャニョルはドアにべったりくっついていたらしい。
直ぐに入ってきてダイブしてきた。
「ナヨンと何話してたんだよ!!」
…焼きもちを妬いてくれてるんだろうか?
なんて、思い上がりか?
思わず口角が上がった。
「何でにやついて!!」
「…怒ってるのか?」
「あったり前だろ?!
俺のものになれって言ったじゃん!」
頬を膨らませてまるで子供みたいだ。
「ぶっ」
「なんで笑っ…」
「君が好き過ぎてどうしていいかわからない。」
「!!!!!!!」
そしたらチャニョルの顔が真っ赤になって…
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