
お誕生日企画
【チャニョル・ギョンス】
_/_/_/ギョンス_/_/_/
「ギョンス…!」
チャニョルはノックもせずに入ってきた。
「何だ?」
「あ、あの…謝りたくて…」
「謝るな。
本当に嫌だったんだろう?」
わりと強く押されて正気に戻った。
少し意地になっていたのだ。
何でこんな近くにいる僕を好きにならないんだって…
「ギョンスなら嫌じゃないよ。」
「え?」
その言葉に一瞬耳を傾けたが、冷静に解釈する。
「ああ、ユ・シンならってことか。」
シンに成りすました僕なら…何でも受け入れてくれる。
でも、好きなのは僕じゃない。
「そ、そうじゃなくて…!」
「わっ」
今度は、チャニョルが僕を押し倒した。
「ギョンス自身が好きなんだ!」
「…無理するな。」
好きなキャラクターを演じた俳優を陶酔してしまうなんて
映画やドラマが好きでのめり込むチャニョルならありえる。
「無理してない!だって告白なんてしたらギョンスはキモいとか言うだろ?!」
「は?キモいなんて言うわけないだろ?」
「言うよっ、ギョンスわりとはっきり言うじゃんっ」
…む。
「僕がそんな冷たい人間だと思ってたのか?」
わりと心外である。
「だ、だって…!」
「真剣に告白してくれればキモいなんて言わない。」
そうだ。
生ぬるい視線に耐えて耐えて、告白するタイミングさえ作ってやったのにっ
「確かに…」
少し冷静になったようだ。
「シン様とか言われる方が嫌だった。」
「う、ごめん…素に戻れる宿舎でも俳優やらせて…」
「そうじゃなくて…
チャニョラが僕を見てないのが嫌だった。」
すると、彼は頭を下げる。
「ごめん、自分の気持ち…隠したくて…」
なるほど…
やっと納得した。
彼は彼で…心を必死に隠していたのだ。
ただ漏れだったが。
何だかごちゃごちゃしてる糸がやっとほどけたようだった。
「じゃあ、キスしていいか?」
「あ、え、練習?」
「…何でそうなる。」
…文脈伝わらない。
「だって、ギョンスは俺のこと…好きなの?」
確かに僕の気持ちは言ってない。
「キスしたら好きになるかも。」
「えっ…じゃあ、する。」
チャニョルは、イケメンだがこーゆーところが可愛いのだ。
「んー…」
目を瞑ってチャニョルの唇が近づいてきた。
「チャニョラ」
「ん?」
「本当はキスしなくても好きだ。」
「?!」
僕からチャニョルの唇を奪った。
「んんーっ」
チャニョルから唇を離す。
押し倒した癖に唇を離すと体を起き上がらせる。
「もう終わり?」
もっとキスしたいのに…
腕を回し、唇を近づける。
「でも、俺…ギョンスとキスしてると、その…」
「その?」
「だ、だからっ、勃っちゃうんだってばっ」
「見せて。」
「え。」
「だから、見せて。」
真剣に言うとチャニョルが涙目になった。
「…ギョンスの…変態!!」
「シン様みたいに紳士がいいのか?」
チャニョルが首を横に振った。
「ギョンスがいい。」
「?!」
今度は僕から彼を押し倒した。
【おわり】
改めてチャニョル、お誕生日おめでとうございます。
寸止めでしたのでいつかおまけ書きますね…汗

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【チャニョル・ギョンス】
_/_/_/ギョンス_/_/_/
「ギョンス…!」
チャニョルはノックもせずに入ってきた。
「何だ?」
「あ、あの…謝りたくて…」
「謝るな。
本当に嫌だったんだろう?」
わりと強く押されて正気に戻った。
少し意地になっていたのだ。
何でこんな近くにいる僕を好きにならないんだって…
「ギョンスなら嫌じゃないよ。」
「え?」
その言葉に一瞬耳を傾けたが、冷静に解釈する。
「ああ、ユ・シンならってことか。」
シンに成りすました僕なら…何でも受け入れてくれる。
でも、好きなのは僕じゃない。
「そ、そうじゃなくて…!」
「わっ」
今度は、チャニョルが僕を押し倒した。
「ギョンス自身が好きなんだ!」
「…無理するな。」
好きなキャラクターを演じた俳優を陶酔してしまうなんて
映画やドラマが好きでのめり込むチャニョルならありえる。
「無理してない!だって告白なんてしたらギョンスはキモいとか言うだろ?!」
「は?キモいなんて言うわけないだろ?」
「言うよっ、ギョンスわりとはっきり言うじゃんっ」
…む。
「僕がそんな冷たい人間だと思ってたのか?」
わりと心外である。
「だ、だって…!」
「真剣に告白してくれればキモいなんて言わない。」
そうだ。
生ぬるい視線に耐えて耐えて、告白するタイミングさえ作ってやったのにっ
「確かに…」
少し冷静になったようだ。
「シン様とか言われる方が嫌だった。」
「う、ごめん…素に戻れる宿舎でも俳優やらせて…」
「そうじゃなくて…
チャニョラが僕を見てないのが嫌だった。」
すると、彼は頭を下げる。
「ごめん、自分の気持ち…隠したくて…」
なるほど…
やっと納得した。
彼は彼で…心を必死に隠していたのだ。
ただ漏れだったが。
何だかごちゃごちゃしてる糸がやっとほどけたようだった。
「じゃあ、キスしていいか?」
「あ、え、練習?」
「…何でそうなる。」
…文脈伝わらない。
「だって、ギョンスは俺のこと…好きなの?」
確かに僕の気持ちは言ってない。
「キスしたら好きになるかも。」
「えっ…じゃあ、する。」
チャニョルは、イケメンだがこーゆーところが可愛いのだ。
「んー…」
目を瞑ってチャニョルの唇が近づいてきた。
「チャニョラ」
「ん?」
「本当はキスしなくても好きだ。」
「?!」
僕からチャニョルの唇を奪った。
「んんーっ」
チャニョルから唇を離す。
押し倒した癖に唇を離すと体を起き上がらせる。
「もう終わり?」
もっとキスしたいのに…
腕を回し、唇を近づける。
「でも、俺…ギョンスとキスしてると、その…」
「その?」
「だ、だからっ、勃っちゃうんだってばっ」
「見せて。」
「え。」
「だから、見せて。」
真剣に言うとチャニョルが涙目になった。
「…ギョンスの…変態!!」
「シン様みたいに紳士がいいのか?」
チャニョルが首を横に振った。
「ギョンスがいい。」
「?!」
今度は僕から彼を押し倒した。
【おわり】
改めてチャニョル、お誕生日おめでとうございます。
寸止めでしたのでいつかおまけ書きますね…汗
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