
【シウミン・セフン】
※アイドルに恋をしてはいけませんっ
推しが尊すぎる件
_/_/_/シウミン_/_/_/
副社長とチャンミン部長は入り口に向かった。
「ユノ専務派の誰かが来ると思ってましたが…
まさか、チャンミン部長とはね。」
キムジョンデは冷静に言ったが俺は全く納得できなかった。
「そ、そんなはずない…部長はユノ専務を裏切るわけない‥」
中の様子を見ようと細道から中庭に向かおうとするがジュンミョンに止められた。
「ミンソギ落ち着け。」
「…」
落ち着けるわけがない。
異動がなければ経理部に骨を埋めようと思っていたくらい尊敬していたのだ。
「僕に付いてきてください。」
キムジョンデを先頭に中庭に向う。
俺たちはその後を追った。
中庭から和室の外廊下に向かい、頭を伏せて隠れた。
「いやぁ、チャンミン君みたいな綺麗な男と食事なんて夢のようだ。」
「ははは、何をおっしゃるんですか。」
「君の横にはいつもあいつがいて声を掛けたくても掛けられなかったからね。
僕たち、もっと仲良くしようじゃないか。」
副社長はかなりご機嫌だ。
「…こんなに美味しそうな料理があるので食べながらお話しませんか?」
「ああ、そうだったな!
さ、飲んで飲んで!」
その後は食事をしているのか声が聞き取れない。
(あいつとは?)
(ユノ専務に決まってるでしょ。)
(ああ、確かに。)
ジュンミョンとキムジョンデがこそこそ話している中、聞き耳を立てた。
二人は今回初めての食事のようだ。
ガタッ…と、ローテーブルに足がぶつかったような音がした。
「何するんですか。」
「いいじゃないか、もっと親交を深めよう。」
「やめてくださいっ」
え…
チャンミン部長、まさか言い寄られてる?
「君のこと、ずっと見てたんだ。
あの写真を見て更に興奮したよ。」
「脅してるんですか?」
「脅してないんかないさ。
でも、あの写真が出回ったら君が困るだろう?」
「ああ、こんなに震えて…まるで仔鹿じゃないか…
良いんだよ、僕に身を任せて…」
「これは…」
やばいやばいやばいやばいっ
チャンミン部長がピンチッ!!
助けないとっ
自分の立場も考えずに思わず身を乗り出すと、縁側が軋む音がした。
ギシッ
「そこにいるのは誰だ?!」
ま、まずいっ
こちらに足音が近づく。
パアンッ
障子が開かれた。
ひぃっ
万事休すっ
俺はもう遅いと思いながら頭を隠した。
「…僕ですよ。」
なんと、イーシン部長がニッコリと笑って
副社長と俺たちの間に立った。

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副社長とチャンミン部長は入り口に向かった。
「ユノ専務派の誰かが来ると思ってましたが…
まさか、チャンミン部長とはね。」
キムジョンデは冷静に言ったが俺は全く納得できなかった。
「そ、そんなはずない…部長はユノ専務を裏切るわけない‥」
中の様子を見ようと細道から中庭に向かおうとするがジュンミョンに止められた。
「ミンソギ落ち着け。」
「…」
落ち着けるわけがない。
異動がなければ経理部に骨を埋めようと思っていたくらい尊敬していたのだ。
「僕に付いてきてください。」
キムジョンデを先頭に中庭に向う。
俺たちはその後を追った。
中庭から和室の外廊下に向かい、頭を伏せて隠れた。
「いやぁ、チャンミン君みたいな綺麗な男と食事なんて夢のようだ。」
「ははは、何をおっしゃるんですか。」
「君の横にはいつもあいつがいて声を掛けたくても掛けられなかったからね。
僕たち、もっと仲良くしようじゃないか。」
副社長はかなりご機嫌だ。
「…こんなに美味しそうな料理があるので食べながらお話しませんか?」
「ああ、そうだったな!
さ、飲んで飲んで!」
その後は食事をしているのか声が聞き取れない。
(あいつとは?)
(ユノ専務に決まってるでしょ。)
(ああ、確かに。)
ジュンミョンとキムジョンデがこそこそ話している中、聞き耳を立てた。
二人は今回初めての食事のようだ。
ガタッ…と、ローテーブルに足がぶつかったような音がした。
「何するんですか。」
「いいじゃないか、もっと親交を深めよう。」
「やめてくださいっ」
え…
チャンミン部長、まさか言い寄られてる?
「君のこと、ずっと見てたんだ。
あの写真を見て更に興奮したよ。」
「脅してるんですか?」
「脅してないんかないさ。
でも、あの写真が出回ったら君が困るだろう?」
「ああ、こんなに震えて…まるで仔鹿じゃないか…
良いんだよ、僕に身を任せて…」
「これは…」
やばいやばいやばいやばいっ
チャンミン部長がピンチッ!!
助けないとっ
自分の立場も考えずに思わず身を乗り出すと、縁側が軋む音がした。
ギシッ
「そこにいるのは誰だ?!」
ま、まずいっ
こちらに足音が近づく。
パアンッ
障子が開かれた。
ひぃっ
万事休すっ
俺はもう遅いと思いながら頭を隠した。
「…僕ですよ。」
なんと、イーシン部長がニッコリと笑って
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