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坂ダ!

***坂道ダッシュ!☆EXOの妄想BL小説です。***

風と太陽と俺no.111

 【カイ・シウミン・セフン】


##カイ##


ー数日前ー


「おい、キムジョンイン、集中!」
    
「はいっ…!」



しかし、すぐに曲は消された。

 

「あー全然駄目、5分休憩。」


みんなの視線が一気に僕に向かう。  


「あーあ、お前のせいで同じ場所やり直しばっかりだよ。」

「無理ならやめれば?邪魔だよ。」

「…すみません。」


スタジオから出ていくダンサーメンバーに睨まれる。
集中力が掛けてるのはわかっていた。



はぁ…

駄目だ、ミンソギとセフンのことを見てからそればっかりが頭の中で繰り返される。

僕がいない間に二人は…!



「おーいっ」

「ぎゃっ」


テミンが頬にミネラルウォーターのペットボトルを当ててきた。


「元気だせよ?」


どうやら元気づけてくれてるらしい。


「…迷惑かけてごめん。」

「大丈夫大丈夫、あいつらも誰かに当たらないとやってられないんだよ、ね?」


笑顔で肩を優しく叩かれた。


「…うん。」


…今はその優しさが辛い。
全然集中してないのは事実だから。


「…何か心配事?」
    
「うん、まぁ…」


僕は言葉を濁した。
あまりプライベートのことは離したくない。


「…もしかして恋人のこと?」

「えっ…」


「で、浮気してたの?」


実は僕はテミンと少し距離をとっていた。
あまりプライベートの話をしないように。

セフンとミンソギがいるところを見たあと…
テミンは僕を抱きしめた。

あれから少しなんとなく気まずいのだ。
いつも距離感なんて気にしたことがなかったのに。


“して欲しそうな顔をしてた。“

そう言われて、何だか怖くなったのだ。



「違うよ、僕が気にしてるだけ。
ミンソギはそんなことしないよ。」


うん、わかってるそんなこと。
僕が不安なだけ。


すごくすごくすごく…


「…少し、距離をとったら?」

「え?」

 
「はっきり言うけどさ、この世界そんな甘くない。
このままだと切り捨てられるよ。」

「…そう、だけど…」

「いいの?このままで?
ここは夢の第一歩だよ?」



「それに、それで浮気したら
そこまでってことじゃない?」



テミンがじっと見つめる。

そうだ、このチャンスを逃したらもう次はないかもしれない。



「そう…だよな。」


ミンソギはそんなことしない。
だから大丈夫だ。


「うん、僕が全力でサポートするよ。」

「ありがとう。」


 
手を握られて、僕は握り返していた。

僕は不安から目を背けるように…
ダンスに集中することを選んでいた。

ずっとそれからは時間が許す限り踊り続ける。
集中が途切れた時、毎回ミンソギを思い出してしまうから。




“ジョンイナ…”

 


彼が僕を見つめるその熱い視線が
僕がミンソギを見つめる視線に似ていた。

そして、ミンソギがあいつを見つめる視線にも似ていた。






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