
【カイ・シウミン・セフン】
##シウミン##
ジョンインの家に向かう。
チャイムを押しても無反応だ。
思わずドアを叩いた。
「ジョンイナ…いないのか!
ジョンイナ!」
「あの…」
後ろから声がして振り返る。
ジョンインと同じくらいの若い青年が階段から上がってきた。
中性的な顔立ちだ。
部屋番号を間違えたかと戸惑っていると先に声を掛けられた。
「…もしかして、キムミンソクさん?」
「え?」
俺を知ってる…?
「やっぱりそうだ。
可愛らしいからそうだと思った。」
「…君は?」
なんとなく聞いたことがある声だった。
「テミンと言います。
会うのは初めてですよね?」
俺は頷いた。
やはりジョンインの電話に出た人物だ。
色々言いたいことがあり過ぎる。
でも、今は早く彼に会うことが先決だった。
「ジョンインは?」
すると、少し間を置いて言った。
「…ここにはいません。
練習をぶっ続けで行って、今は気絶したように僕の家で寝てます。」
ジョンインは、彼と…?
いや、本人に会って話を聞くべきだ。
「ジョンイナに会わせてほしい。」
「よくそんなこと言えますね。
二股してるくせに。」
「なっ…そんなことしてないっ」
胸ぐらを掴みたい気持ちを抑えながら近づく。
しかし、彼は怯まなかった。
「ホストクラブの前までジョンインはあなたに会いに行ったんですよ?
気付いてましたか?」
「えっ…」
知らなかった…
「気付くわけないですよね。
あなたは他の人しか見てなかった。」
「そんなこと…ないっ」
「それを見て練習に集中出来なくなって、メンバーから外されそうになったんですよ。」
「…ぇ」
「S-MAN氏にSNSを見て声を掛けられるなんて奇跡に近いってこと、わかってますか?!」
俺はいつの間にかドアの前に追い詰められていた。
「あなたの存在が、ジョンインの足枷になってるんですっ!」
「!」
「テミナッ…!」
ジョンインの声がした。
息切れをしていて、どうやら、階段を走ってきたようだった。
そして…
「ジョンイナ、何で…?」
ジョンインは、テミンを抱きしめていた。
「ごめん、ミンソギ…僕と別れて?」

にほんブログ村
##シウミン##
ジョンインの家に向かう。
チャイムを押しても無反応だ。
思わずドアを叩いた。
「ジョンイナ…いないのか!
ジョンイナ!」
「あの…」
後ろから声がして振り返る。
ジョンインと同じくらいの若い青年が階段から上がってきた。
中性的な顔立ちだ。
部屋番号を間違えたかと戸惑っていると先に声を掛けられた。
「…もしかして、キムミンソクさん?」
「え?」
俺を知ってる…?
「やっぱりそうだ。
可愛らしいからそうだと思った。」
「…君は?」
なんとなく聞いたことがある声だった。
「テミンと言います。
会うのは初めてですよね?」
俺は頷いた。
やはりジョンインの電話に出た人物だ。
色々言いたいことがあり過ぎる。
でも、今は早く彼に会うことが先決だった。
「ジョンインは?」
すると、少し間を置いて言った。
「…ここにはいません。
練習をぶっ続けで行って、今は気絶したように僕の家で寝てます。」
ジョンインは、彼と…?
いや、本人に会って話を聞くべきだ。
「ジョンイナに会わせてほしい。」
「よくそんなこと言えますね。
二股してるくせに。」
「なっ…そんなことしてないっ」
胸ぐらを掴みたい気持ちを抑えながら近づく。
しかし、彼は怯まなかった。
「ホストクラブの前までジョンインはあなたに会いに行ったんですよ?
気付いてましたか?」
「えっ…」
知らなかった…
「気付くわけないですよね。
あなたは他の人しか見てなかった。」
「そんなこと…ないっ」
「それを見て練習に集中出来なくなって、メンバーから外されそうになったんですよ。」
「…ぇ」
「S-MAN氏にSNSを見て声を掛けられるなんて奇跡に近いってこと、わかってますか?!」
俺はいつの間にかドアの前に追い詰められていた。
「あなたの存在が、ジョンインの足枷になってるんですっ!」
「!」
「テミナッ…!」
ジョンインの声がした。
息切れをしていて、どうやら、階段を走ってきたようだった。
そして…
「ジョンイナ、何で…?」
ジョンインは、テミンを抱きしめていた。
「ごめん、ミンソギ…僕と別れて?」
にほんブログ村


