
【カイ・シウミン・セフン】
##シウミン##
「っ…どうして?」
何が起きたかわからなかった。
テミンを抱きしめながら、俺と目が合った。
「見てわからないの?
もう帰ってよ。」
それは凄く早口で冷たい言い方だった。
早く俺に立ち去ってほしい。
そんな感じがした。
でも、やっぱり信じられなかった。
「…そんなわけない。
ジョンインは、そんな簡単に俺を裏切ったりしない。」
震えそうな声で言い切ると、ジョンインが目を大きく広げ狼狽えたように見えた。
ジョンインには何か他に理由があるはずだ。
「テミンと同じ夢を追いかけたいと思った。
ミンソギとじゃ無理だから。」
俺とじゃ、夢を追えないってこと…?
「…そっか。」
そーゆーことか…
無理矢理笑った。
そうすることで保とうとしていた。
「未練がましく、ごめん…」
彼がテミンが抱きしめている姿を見ていることが出来ず、先に階段から降りた。
かつん、かつん…
ああ、もう…
涙が出そうになり上を向くと、ジョンインが上から下を覗いていて目が合った。
「…ミンソギ!」
ジョンインが下まで降りてきて少しだけ期待した。
抱きしめてくれると信じていた。
しかし、1メートルの距離で止まり話し始めた。
「僕、本当はわかってたんだ。」
「え?」
「ミンソギの視線の先はセフンがいること。」
「…!」
そうだとも違うとも言えないままジョンインは続ける。
「でも、振り向かせたかった。
そして振り向いてくれて…本当に嬉しかった。」
「それって…」
「でも、嫉妬で自分を見失っちゃったんだ。
だからテミンに温もりを求めた。
僕はミンソギに愛される資格なんてないんだ。」
ジョンインから涙が溢れてた。
「ジョンイン…」
それは二人に揺れてしまった
俺の所為だ。
「もう、やり直せないのか…?」
ジョンインはコクリと頷く。
彼なりのけじめ…なんだろうか、
「もっとカッコよくなって戻ってくる。」
そう、笑顔で言われて引き止められなかった。

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##シウミン##
「っ…どうして?」
何が起きたかわからなかった。
テミンを抱きしめながら、俺と目が合った。
「見てわからないの?
もう帰ってよ。」
それは凄く早口で冷たい言い方だった。
早く俺に立ち去ってほしい。
そんな感じがした。
でも、やっぱり信じられなかった。
「…そんなわけない。
ジョンインは、そんな簡単に俺を裏切ったりしない。」
震えそうな声で言い切ると、ジョンインが目を大きく広げ狼狽えたように見えた。
ジョンインには何か他に理由があるはずだ。
「テミンと同じ夢を追いかけたいと思った。
ミンソギとじゃ無理だから。」
俺とじゃ、夢を追えないってこと…?
「…そっか。」
そーゆーことか…
無理矢理笑った。
そうすることで保とうとしていた。
「未練がましく、ごめん…」
彼がテミンが抱きしめている姿を見ていることが出来ず、先に階段から降りた。
かつん、かつん…
ああ、もう…
涙が出そうになり上を向くと、ジョンインが上から下を覗いていて目が合った。
「…ミンソギ!」
ジョンインが下まで降りてきて少しだけ期待した。
抱きしめてくれると信じていた。
しかし、1メートルの距離で止まり話し始めた。
「僕、本当はわかってたんだ。」
「え?」
「ミンソギの視線の先はセフンがいること。」
「…!」
そうだとも違うとも言えないままジョンインは続ける。
「でも、振り向かせたかった。
そして振り向いてくれて…本当に嬉しかった。」
「それって…」
「でも、嫉妬で自分を見失っちゃったんだ。
だからテミンに温もりを求めた。
僕はミンソギに愛される資格なんてないんだ。」
ジョンインから涙が溢れてた。
「ジョンイン…」
それは二人に揺れてしまった
俺の所為だ。
「もう、やり直せないのか…?」
ジョンインはコクリと頷く。
彼なりのけじめ…なんだろうか、
「もっとカッコよくなって戻ってくる。」
そう、笑顔で言われて引き止められなかった。
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