
【カイ・シウミン・セフン】
##カイ##
ツーツー…
「あ、切られた。」
控室の近くの外で電話をしていた。
チケットはちゃんとミンソギに渡っていたようで安心した…が、
「あー、もうセフンの奴っ」
思ったより、嫉妬深い。
携帯電話に向かって文句を言ってると隣にテミンが立っていた。
「…恋人と来てたでしょ?」
ビクッ
「見えてたのか?!」
「うん、いちゃいちゃしてたよ。」
!!
「流石にそこまで見えないだろっ」
「あは、動揺してる。」
「してないっ」
「ばっかだね。
じゃあ手放さなきゃよかったじゃん。」
…それは確かに正論、でもっ
「僕は後悔してないよ。
今日のステージは最高に気持ちよかった。忘れかけてた気持ちが再燃してきた。」
「…両方得ようとか思わなかったわけ?」
…
「二兎追うものは一兎も得ず、だろ?」
「ふふ、そーゆーとこ好き。」
にっこりと笑うテミン。
?!
「おい、飲み会の場所決まったから異動しろー!」
控室の扉が開いて、仲間に声をかけられた。
「お、荷物取ってくる。」
テミンより先に走り出す。
でも、
「ちょーっぴり期待してたんだけどなぁ。」
ミンソギがもし好きだ言って来てくれたら…
全てを僕は投げ出してしまったかもしれない。
「何を期待してたの?」
げ、聞かれてたっ
「んー、なんでもないっ」
「ジョンイナ完全失恋ってことでオケ?」
「え?!何だよそれっぐえっ」
後ろからテミンに飛びつかれた。
「大丈夫~、僕が癒やしてあげるから。」
テミンに頭をわしゃわしゃと撫でられた。
ドキッ
「はいはい~、今日はとりあえず飲もう!」
完全に吹っ切れたわけじゃない。
でも、どこか心に区切りがついたように感じた。

にほんブログ村
##カイ##
ツーツー…
「あ、切られた。」
控室の近くの外で電話をしていた。
チケットはちゃんとミンソギに渡っていたようで安心した…が、
「あー、もうセフンの奴っ」
思ったより、嫉妬深い。
携帯電話に向かって文句を言ってると隣にテミンが立っていた。
「…恋人と来てたでしょ?」
ビクッ
「見えてたのか?!」
「うん、いちゃいちゃしてたよ。」
!!
「流石にそこまで見えないだろっ」
「あは、動揺してる。」
「してないっ」
「ばっかだね。
じゃあ手放さなきゃよかったじゃん。」
…それは確かに正論、でもっ
「僕は後悔してないよ。
今日のステージは最高に気持ちよかった。忘れかけてた気持ちが再燃してきた。」
「…両方得ようとか思わなかったわけ?」
…
「二兎追うものは一兎も得ず、だろ?」
「ふふ、そーゆーとこ好き。」
にっこりと笑うテミン。
?!
「おい、飲み会の場所決まったから異動しろー!」
控室の扉が開いて、仲間に声をかけられた。
「お、荷物取ってくる。」
テミンより先に走り出す。
でも、
「ちょーっぴり期待してたんだけどなぁ。」
ミンソギがもし好きだ言って来てくれたら…
全てを僕は投げ出してしまったかもしれない。
「何を期待してたの?」
げ、聞かれてたっ
「んー、なんでもないっ」
「ジョンイナ完全失恋ってことでオケ?」
「え?!何だよそれっぐえっ」
後ろからテミンに飛びつかれた。
「大丈夫~、僕が癒やしてあげるから。」
テミンに頭をわしゃわしゃと撫でられた。
ドキッ
「はいはい~、今日はとりあえず飲もう!」
完全に吹っ切れたわけじゃない。
でも、どこか心に区切りがついたように感じた。
にほんブログ村


