
【カイ・シウミン・セフン】
##シウミン##
事前にヨンホさんが種類分けしてくれていた大量の冷凍タピオカをセフンの車に詰める。
「ありがとうございます。」
俺はヨンホさんに御礼を言うと…
「こちらこそありがとうございます。」
と、頭を下げられた。
「?」
在庫がずっと邪魔だったんだろうか…?
「あんなでれてるセフン初めて見ました。」
「!」
「お幸せに。」
ぱっちんと、ウインクされた。
おおっ
「ちょ、誘惑するなよヨンホっ」
セフンが割って間に入ってくる。
「あはん?
不安なのセフニ。」
「うるさいっ
ミンソギも天然たらしに引っかからないでっ」
「たらしって、おいっ」
ぎゅむ。
セフンは俺を助手席に押し込むように乗せる。
「わ!シット!」
セフンは恨めしそうに見ている。
しかし、ヨンホさんは楽しそうだ。
「じゃあ、ありがとねヨンホ。」
「はい、バイバイ~」
にっこりと手を振ったあと、仕事に戻ったように最後は頭を下げる。
俺たちが見えなくなるまで…
ヨンホさんは、色んなセフンを見てるんだろうな…
羨ましい…
「セフン、ヨンホさんとはいつから知り合いなの?」
「…どうしてそんなこと聞くんですか?」
「どうしてってセフンのこともっと知りたくて…」
あ…、え、黙ってしまった。
もしかして、嫌だった?
「…」
ま、まずい…
なんだか気まずい雰囲気になってしまった。
「疲れてるよな?
冷凍タピオカ運んだら、今日は帰るよ。」
とりあえず今日は帰ったほうがいいかもしれない。
すると、車が路肩に停まった。
「何かあ…んっ」
そして、何かあったかとセフンを見るとそのままキスをされた。
「んん…」
それは最初は強引だったが、徐々に優しくなっていく。
ゆっくりと唇を離された。
余韻に浸ってると、セフンと目があった。
「すみません…」
「え?」
「本当に嫉妬しちゃいました。」
えええ…
全然分からなかった…
セフンは辛そうなのに、嫉妬されてちょっぴり嬉しくなってしまう自分がいる。
「ミンソギが僕に愛想尽かして離れていってしまう気がして…」
「そんなわけないだろ。
寧ろ飽きられるのは俺の方…」
あ、やばい。
余計なことを…!
「確かに母が言ったことは…本当ですけど…
ミンソギは特別ですからっ」
”それにあなた手に入ったらすぐに飽きるわよね?
本当に大丈夫なの?”
ああ、セフンはセフンでこの言葉を気にしていたんだ。
申し訳なく思ってしまった。
「ごめん…あと、俺もちゃんと言わないと駄目だったよな?」
「はい、僕をもっと知りたいと先に言ってください。」
ド直球に言われて思わず笑ってしまった。
「笑い事じゃ…」
「セフンのこと、もっと知りたい。
教えて?」

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事前にヨンホさんが種類分けしてくれていた大量の冷凍タピオカをセフンの車に詰める。
「ありがとうございます。」
俺はヨンホさんに御礼を言うと…
「こちらこそありがとうございます。」
と、頭を下げられた。
「?」
在庫がずっと邪魔だったんだろうか…?
「あんなでれてるセフン初めて見ました。」
「!」
「お幸せに。」
ぱっちんと、ウインクされた。
おおっ
「ちょ、誘惑するなよヨンホっ」
セフンが割って間に入ってくる。
「あはん?
不安なのセフニ。」
「うるさいっ
ミンソギも天然たらしに引っかからないでっ」
「たらしって、おいっ」
ぎゅむ。
セフンは俺を助手席に押し込むように乗せる。
「わ!シット!」
セフンは恨めしそうに見ている。
しかし、ヨンホさんは楽しそうだ。
「じゃあ、ありがとねヨンホ。」
「はい、バイバイ~」
にっこりと手を振ったあと、仕事に戻ったように最後は頭を下げる。
俺たちが見えなくなるまで…
ヨンホさんは、色んなセフンを見てるんだろうな…
羨ましい…
「セフン、ヨンホさんとはいつから知り合いなの?」
「…どうしてそんなこと聞くんですか?」
「どうしてってセフンのこともっと知りたくて…」
あ…、え、黙ってしまった。
もしかして、嫌だった?
「…」
ま、まずい…
なんだか気まずい雰囲気になってしまった。
「疲れてるよな?
冷凍タピオカ運んだら、今日は帰るよ。」
とりあえず今日は帰ったほうがいいかもしれない。
すると、車が路肩に停まった。
「何かあ…んっ」
そして、何かあったかとセフンを見るとそのままキスをされた。
「んん…」
それは最初は強引だったが、徐々に優しくなっていく。
ゆっくりと唇を離された。
余韻に浸ってると、セフンと目があった。
「すみません…」
「え?」
「本当に嫉妬しちゃいました。」
えええ…
全然分からなかった…
セフンは辛そうなのに、嫉妬されてちょっぴり嬉しくなってしまう自分がいる。
「ミンソギが僕に愛想尽かして離れていってしまう気がして…」
「そんなわけないだろ。
寧ろ飽きられるのは俺の方…」
あ、やばい。
余計なことを…!
「確かに母が言ったことは…本当ですけど…
ミンソギは特別ですからっ」
”それにあなた手に入ったらすぐに飽きるわよね?
本当に大丈夫なの?”
ああ、セフンはセフンでこの言葉を気にしていたんだ。
申し訳なく思ってしまった。
「ごめん…あと、俺もちゃんと言わないと駄目だったよな?」
「はい、僕をもっと知りたいと先に言ってください。」
ド直球に言われて思わず笑ってしまった。
「笑い事じゃ…」
「セフンのこと、もっと知りたい。
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