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坂ダ!

***坂道ダッシュ!☆EXOの妄想BL小説です。***

2.ミラクル★チェンジ

【セフン・ベッキョン】

「チェンジ」「CHANGE」のさらにスピンオフです。




_/_/_/セフン_/_/_/


僕を演じるベッキョニひょんは完璧だった。
むしろ僕よりなんかカッコいい。


パシャ

パシャ…   


びしっと、決めポーズを決める僕の姿のベッキョニ… 
かと思ったら、ふざけてカメラに近づいている。

そして、カメラチェック…
口に手を添えて僕の姿のベッキョニが一言。


「うっわ、イケメンだな俺。」


(え?!)

ああ、スタッフさんびっくりしてる…!


僕といえば…


「ベッキョンさん、今日はなんか落ち着いてますね。」

「え…」


やばい、なんか疑われてる?


「ベッキョニひょ~ん
大丈夫ですか体調~?」


ガシッ

僕の姿のベッキョニひょんが後からがしっと抱きついてくる。

腕つよっ、て自分の腕だけど!
 

「元気出してくださァァィ!」

そしてくすぐりっ

「え、ちょ、くすぐらないでっ ひゃははっ」


それにはスタッフさんたちも笑ってる。


「仲いいですね~!」

「ちょ、助けてくださいっ」


結局、逃げようと寝転んだら
服が汚れるからと僕がこっぴどく怒られた。














休憩時間は撮影中のジョンイナばかり目で追ってしまう。
撮影が終わったジョンイナはそのままミンソギひょんに一直線だ。


「ミンソギひょん~、僕どうでしたか?」

「ちょっ、近いぞ?」

「もっとイチャイチャしたいです。」

「ば、ばかっ」


はぁ…

バカップル誕生の瞬間に立ち入ってしまった。
周りを見渡しているミンソギひょんと目が合う。
 

はっ、まずいっ


「すみま…」

「ベッキョニッ」


ズンズンと歩いてくるミンソギひょん。


「?!」


あ、そうか…僕はベッキョニひょんだった。


「ごめんっ」

目の前に来たと思ったらパンッと叩きながら手を合わせて頭を下げる。

「え?」

「センイルパーティー、マネひょんに確認したんだけど移動距離が遠くて難しいって。」


…あ、ミンソギひょんが来る予定だったんだ。


「あ、はい…大丈夫です。
仕事ですし…」 

「でも本当に行きたかったし…」


項垂れるミンソギひょん。

ガシッと、手を掴まれる。

ビクッ


「直接行けないけど、他に何かあれば何でもするから!」

ミンソギひょんとほぼ真正面だ。
背が同じくらいだから、なんか不思議だ。


「は、はい…」


その目力に圧倒される。
ベッキョニひょんとはパーソナルスペースが近いのかな?


「ミンソギひょん次撮影ですっ早くっ」

「おー、わかった。」


ジョンイナがミンソギひょんを呼ぶ。


「じゃ!」



まるで軍隊のように45度の角度で敬礼して
ミンソギひょんが走って撮影に向かったあと…



「ベッキョニひょん、今ミンソギひょんと何話してたんですぅ?」
 

いつの間にかいたベッキョニ、いや僕。


「え…あぁ…センイルパーティー行けなくなったて…」

「え?」


一瞬だけ固まる僕の姿のベッキョニ。


「あ、そっかぁ…それなら仕方ないかぁ~」

「…ちょっとショックです?」

「いや、別に俺はエリがいればいいし。」


腕を組み頷く僕ことベッキョニ…


「そうですよね、それ以外なら何でもするからって言ってましたけどお断りし」

「何でも?!」

  
がばっと顔に近づいてくる。


「ちょ、近いっ」

「ああ、ごめんごめんつい。」


ベッキョニってパーソナルスペース近いってわかってたのに、それが自分の姿だからか気になってしまう。



「セフニ!」 

ジョンイナが僕の姿のベッキョニを見て叫んだ。
僕は僕を見た。

するとベッキョニがはっとする。


「…あ、俺か。
どうしたぁ、ジョンイナ?」

「昨日のことだけど…」 

えっ?!

「昨日のこと?」


ま、まずい…

ベッキョニひょんに昨日失恋したこと言ってないから状況わかんないのに…!

 
「うん、ごめん。
謝って済む問題じゃないけど…」

目配せしてるのに全然こっち見ないしっ

「…いいってことよ。
で、飯奢ってくれるんだよな?」


「「?!」」



ラッキー!
昨日の話とたまたま繋がってくれたーー!!



「あ、うん…もちろん!
セフンが好きなもの食べよう!」

「えー、どうしよっかなぁ~」



いや、待てよ?

このままだと…
僕参加出来ないてこと?!



「あー、いいなっ俺も行きたい!」

「「え?!」」


思わず挙手した。


「え、ダメ?」


精一杯ベッキョニのマネしたけど似てない?かな??


「駄目じゃないですけど…」

「うん、いいよん。」

「ぶはっ」


けろっとタメ口なセフン(ベッキョン)に爆笑するジョンイナ。


「あ、じゃあせっかくだしミンソギひょんも誘っていいですか?」

「もちろん!」




僕の姿のベッキョニひょんは即答した。








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