体育会系男子の事情6

【カイ・シウミン】

シウミン・・・大学4年
カイ・・・大学1年

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ウィーン ウィーン…

バイブレーションが鳴る。



うぅ～…もう朝か

掃除しなきゃ…



掃除は部屋の中の床掃除、畳の雑巾がけ…

先輩のゴミ箱のゴミ捨て… してと、



そのあとは水泳部の共用の廊下やトイレ 洗い場などの掃除がローテーションである。

今日は、トイレ。




特に部屋掃除は、寝てる先輩を起こさないように静かにしなければならない。

…ミンソク先輩寝てんのかなぁ？




なんて、カーテンから覗きこんだけど…

あり？いない？？



「おはよう。」

「お、おはようございます！！」



なんと、コーヒーを給湯室で沸かしてたみたいだ。




「俺のことは気にしなくていいから。」




と、畳の部屋でコーヒーを飲む。

き、 気になりすぎる…。




ふぁ～ん…とコーヒーの匂いが掠める度に
緊張し過ぎて余計に掃除に時間が掛かってしまった。



**************


今日は１年生のみで部室、プール掃除。 あとから２年生がチェックしにくる。

それまで一年は座って待っていた。




うーん…

ミンソク先輩って謎。




ミンソク先輩は見た目的にはお寝坊さんキャラが似合ってたのに。


で、俺が

「先輩！起きて！」

なんて、毎日起こしてあげたい感じなのに…


めっちゃ早起きだし、コーヒーにもなんかこだわりがあるみたいだ。

見た目に関わらず、なんか落ちついていて 凄く大人っぽい…気がする。




正直、今だどんな人なのか掴めない…。




「カイ、先輩くるから眠そうな顔するなよ。」

「え？」



眠気は今はないのに…！

か、考え事してただけなのに！



先輩に怒られるのは困るので、セフンに話しかけた。




「今日さぁ…部屋会なんだ。」

「部屋会？

ミンソク先輩と二人で？」

「うん。」



二人…！

なんか他の人に言われると緊張する。



「僕は、セフナと一緒なのー！

たこ焼きパーティーだって！！」

と、タオもその話に参加する。



「一緒？

部屋でやるの？」

そんなのもありなのか！



「そ。僕たちは、合同部屋会だって。

チャニョル先輩と、ベッキョン先輩仲いからさ。」

「へー。」



「カイは、外食？」

「え？わかんない…」



外食ってこともあるのか！

「外食だったら早めに帰れよ？」

「え？なんで？」




「なんで？じゃないよ、ルゥハン先輩とか怖ぇだろ？

触らぬ神に祟りなし！」



「そ、そうだな！」

部屋会ってバレたらちょっと面倒臭そうだ。




キイッと、ドアが開いた。




「「おはようございます！」」




「お、おはよー

結構綺麗に出来てんじゃん！」

と、少し嬉しそうなベッキョン先輩達…




ふぅ…掃除は大丈夫だったみたい。




あとは、練習までちゃーんと挨拶をするだけ！



「「おはようございます！」」



４年生までが来て、挨拶が終わる。



ルゥハン先輩は今日は俺のこと見向きもしないで
ミンソク先輩へまっしぐら！



はぁ…良かった。
今日は祟らぬだろう…！！



なーんて思いながらあと5分くらいで始まる時計を見つめている。

早く始まれ練習！！




その時…！




「あ、カイ外泊届けー」


と、スホ部長がみんなに聞こえる声でずんずん進んでくる。



「え？」


が、外泊…？！

「俺、そんなの…」



「一年は、一応決まりで22時過ぎるときは書かないとダメなんだ。

18時までにな！」



と、まさかの紙を渡された。

なんで、今？！



「ミンソクと部屋会だろー？

はめはずすなよ？」




バシーンと、叩かれた。

背中がヒリヒリする。




しかし、それ以上に痛い視線を浴びていていた…

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部長ぉ…！！


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