
~下級生の場合~
(体育会系男子の事情13.5)
【カイ・シウミン】
セフン視点
チャニョル・・・2年
ベッキョン・・・2年
タオ・・・・・・1年
セフン・・・・・1年
え?!
続きは??
と、言いたいところですが一日前の寮の様子です。
ルゥハン・・・・4年
__/__/セフン__/__/
10時30分過ぎ…
ミンソク先輩と、カイが帰ってきた。
カイを見た瞬間怒りより
やっとこの思いから解放される…と、安堵した。
…それはタオも同じで、いつもあるクマがより一層深みを帯びていて
昨日の理不尽さを物語るようである。
-一日前、夕方頃-
「「カンパーイ」」
僕とタオはジュース
二人は、ほろ酔いサワーで乾杯。
二年生の先輩、チャニョル先輩とベッキョン先輩4人で
僕とベッキョン先輩の部屋で部屋会…
つまりたこ焼きパーティーをしていた。
たこ焼きを僕とタオがくるくる回す。
「お前ら下手くそだなぁ!」
と、チャニョル先輩が串を奪い取る。
「す、すみません!」
もう少し置いとけばいいのに、タオがいちいち触るから
形がぐちゃぐちゃになり結局焦げて酷いことになってる。
「ほーれ!」
と、チャニョル先輩が焼いたコロンと丸くできたたこ焼きを
ベッキョン先輩がソースをさっとかけ
青のりをパラリとちりばめ…
マヨネーズを横にぷにゅっと…
おお、なかなか手際がいい…!
タオも目がキラキラしている。
「へい!おまち!」
その様子に満足したように
僕達の目の前に皿を置いてくれる。
「あ、ありがとうございます!!」
タオは早速ぱくっと口に放り込み
はふはふと食べる。
モグモグ…ごっくん。
「にょる先輩美味しいー!」
「そうかそうか。」
笑顔が眩しい…
流石、春休みでも女の子の差し入れが多いわけだ…
普段はNGな呼び方だか、下級生同士ならいいみたいだ。
明日は午後練だからか、
二人はお酒が進みほろ酔い気分で僕たちに接する。
「そういえば、ミンソク先輩も部屋会らしいなぁ…」
と、ベク先輩が呟く。
「多分、焼き肉だよ焼き肉!」
にょる先輩は、喋りながら自ら作ったたこ焼きをパクパク食べてく。
「焼き肉ー!!」
と、いいながらタオもたこ焼きをばくばく…
たこ焼き、焼いた方がいいか?
「3年からバイトOKだからなー
あー、バイトしてぇ…なぁ…」
と、にょる先輩もうとうとしている。
「うーん…」
ベク先輩もなにか言いたげにふらんふらんとしていいた…
そろそろお開きか?
と、思ったら…ベク先輩からありがたき言葉をいただいた。
「明日は掃除はゴミ箱だけでいいからなぁ~」
「え?!いいんですか?」
明日はごみ箱掃除で終わり?!
久しぶりにちゃんと寝れる!
「えー、セフずるいー!」
「タオは、まず最初から掃除はしょってるだろー!」
と、にょる先輩に怒られている。
「だってぇ、忘れちゃって…」
「ノート見ろノート!」
仕事の話しも入ってきて、前より仲良くなったがする。
「じゃあ、そろそろ帰るかぁ…」
と、チャニョル先輩が立とうとすると
パタ…パタ…
と、足音がした。
これは怪談話ではないのだが…
もう、深夜12時を過ぎている廊下を
ゆっくりパタパタと歩く足音がする。
一つ一つの、部屋を確かめるようにドアを開けて、閉める。
まるで徘徊しているようなリズムだ。
パタ…パタ…
僕達の部屋は通りすぎた…
しかし、不思議だ僕の部屋は一番はしっ子で
奥に人はいけないはずなのに…
キィ…
と、思ったらドアが開いた。
「「ひぃ!」」
チャニョル先輩、ベッキョン先輩は
そーゆーのが苦手みたいで僕たちにくっついた。
「え?何?!おばけ?!
ぎぁぁぁぁ!!」
と、タオが後から僕を鷲掴みする。
「おい、お前ら。」
みんな怖くて見ないので仕方なく僕が見ると…
なんと、4年のルゥハン先輩だった。
「る、ルゥハン先輩…」
「「え?!」」
その瞬間みんながドアをみて、直立する。
「ミンソガここにいる?」
「ミンソク先輩ですか?
お、おりません…」
一度目は、チャニョル先輩が答え…
「じゃあ、あいつは?カイは?」
「い、いません…」
二度目の質問は僕が答えた。
「お前らと部屋会じゃなかったっけ?」
なんだ?
その微妙に間違った情報…?!
「み、ミンソク先輩とは…別です。」
ルゥハン先輩の目の色が変わる。
「別?!」
「は、はい。」byにょる
「ふ、二人きり?!」
「は、はぁ…」by僕
普通二人なんじゃないかな?
と、思っていると。
「はぁぁぁぁぁ?!」
と、叫んだあと、暫し無言になった。
「探せ」
「「「え?」」」
「お前らで寮中探せ!」
「い、今ですか?!」byベク
「そーだよ、さっさと探せ!」
まさか、深夜から探す(ふり)をしなればならないなんて…!
「明日の掃除…なしにしようかと思ったけどやめたわ。」
「え?!」
ベッキョン先輩にボソッと言われた。
楽しかったのは一瞬…!
か、カイのせいで…
まさかの飛び火が…!!
しかし、みんな"二人はいない"ってわかってるのに怖くて言えない…
「ミンソガが、俺になんも言わないなんてあり得ない!」
だ、そうだ。
ここにはプライベートもないのか?!
そして、タオが言わなくていい一言…
つまり、油を注いだ。
「外出なのにぃ…」
「今なんつった?」
「え?」
「「タオ!!」」
チャニョル先輩と、ベッキョン先輩が口を押さえる。
が、睨まれてチャニョル先輩が口を開く。
「二人は、外出届け出してます。」
「が、外出…?!」
なんと、知らないとは…
「そゆことです。
じゃ、おやすみです。」
タオの言葉に、僕もチャニョル先輩もベッキョン先輩も…
皆、顔が青くなり…
ルゥハン先輩は、まるで般若…
「お前ら、帰ってくるまで見張ってろ。
…わかったな?」
もちろん、寝ることなど許されなかった。
そのあと、カイがセフンに連絡してるのでしょう…
なにも知らぬ二人…いちゃいちゃ…

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