体育会系男子の事情14

【カイ・シウミン】


シウミン・・・大学4年
カイ・・・大学1年

---

びくびくしながら近づいて行くと…
二人が仁王立ちしている。

タオが睨んでるように見えたが…
よく見たらうつらうつらしてる！



ギロッと俺を睨む。

こ、こわ…！！




その目はまるで殺人鬼…

だったが直ぐに寮の方向を向いて走り出す。




「よっしゃーこれで寝れる！」




って言いながら長い脚で階段を三段くらい飛び越える勢いで
大股で寮内に入っていく。




…え？

どうした？？

寝てなかったのか？？




セフンが俺たちに近づいて言う。

セフンもじわじわしててこわい…！




「ミンソク先輩…

ルゥハン先輩が、待ってます。」




「るぅ…？！」

ビビッって声が出てしまった。



何故かミンソク先輩に見られた。




ミンソク先輩は、

「なんか静かだと思ったんだよなぁ…」

と、呑気に言った。




*******


自分達の部屋に入ると、凄い形相の般若…

ではなく…



「ミンソガぁぁお帰りぃ～」



と、無表情のミンソク先輩に寝癖のパジャマのまま抱きついた。



「ただいま。」


それに全く動じない先輩…



「もう、俺を置いてどこいってたの！！

ぷんぷんだよ！」



ぷんぷん…って似合うな、おい。



「え？部屋会って言っただろ？」

「言ったけど…

どこで、何時から何時までで、
寮に何時着って言わなかったよ？」



え？こわっ…なにそれ。

同期には言わねーし。



「…ああ、そうだったな。」



えぇ？！

しかも答えてるの？！




「でも、過ぎるとお前迎えに来るだろ？」

「そりゃ心配だからね。」




…もう突っ込みどころがわからん。




「昨日は…誰にも邪魔されたくなかったから。」

「え？」



ミンソク先輩はルゥハン先輩を背にして俺の方を向いた。



「な？カイ。」

「え…？」



ちらりと、ミンソク先輩の後ろにいるルゥハン先輩を見る。

ちょ…半分般若になりかけてるぅぅう！！！

その姿が全く見えてないミンソク先輩…



「また、部屋会しようなー」

と、呑気だ。



そんな姿をなんとも言えない顔で見ているルゥハン先輩…



「ミンソガぁ、そのときは俺も混ぜてね♪」

「え？

部屋会だからダメに決まってんじゃん。」




「……。」




笑顔で固まるルゥハン先輩…




む、無言こわい！




「カイ…」

「は、はい！」



呼んだのはもちろん…

ルゥハン先輩で…





「俺の部屋で喋ろうか？」




にっこりと笑いながら肩を

ぎゅぅぅぅぅう…

と掴まれた。

---

ミンソガが塩味な件。

お返事が滞ってしまい申し訳ありませんm(__)m

少しずつ対応していきますのでよろしくお願いいたします。



今日から東京ドーム参戦してまいりますー。




FC2blogranking


にほんブログ村

ＸＯＸＯkaixiuＸＯＸＯ