体育会系男子の事情【完】ｶｲｼｳ【カイ・シウミン】
シウミン・・・大学4年
カイ・・・大学1年
部活前…
とっくに部室に向かったカイを呼びに来たルゥハン
「あ、コーヒー飲む？」
…を招き入れる。
***
カイの反応が気になってしまって
ルゥハンに今日のコーヒーを飲んでもらったのだ。
「ルゥハン…コーヒー不味かったか？」
「何いってんの？！
ミンソガが淹れるコーヒーだから
特別！いつもスッゴく美味しいよ！」
…ぬ？
「…ほんとか？」
「え？！」
「本当に美味しかったか？」
ずいっとルゥハンの目を見つめる。
実はいつもより、いい豆使ってるはずなのに…
いつもと同じとは…！！
「み、ミンソガ近い…！」
「あ、すまん。」
知らず知らず前に出てたな。
「 もっと近くてもいいけど…まだ朝だし…ごにょごにょ…」
「何か言ったか？」
「し、強いて言うなら…ちょっと濃かったかな？」
お、なんだ…わかってるじゃないか。
「そうなんだよ。苦かっただろ！？」
「うん。苦かったよ…ミンソガの。
わっ。俺ってば！バカバカ！」
「そうそう、
今回は濃厚なんだよ…俺のスペシャルブレンドだから。」
「スペシャル…！！」
ぱたり…
なのにカイはなぁ…
コーヒー苦手なんだもんなぁ。
うーむ、そうか…
と、考えこんでしまってルゥハンが横で倒れていることに気づかなかった。
「「おはようございます！！」」
やっと4年生が来た。
俺はビビりながらくる先輩達を見つめる。
「おい、ルゥハン先輩…いいことあったっぽいぞ？」
「え？」
セフンが耳打ちしてくる。
「鼻の下伸びてる。」
「え？セフンより？！」
タオがひょこっと出てくる。
「おい！静かに！」
と、ベッキョン先輩に言われ口を閉ざす。
3、4年生は筋トレに向かう。
いつもよりなーんかベタベタしてる気がする。
確かに…
それはこれでもかってくらいの笑顔…
顔面破壊されてる。
それはミンソク先輩関連なんだろうか…？
むぅ…
なんだ？
"むぅっ"てなんだ？！
お、落ちつけ！
今日は思いきって泳ぐしかない！！
「そこの一年、ちょっと待て」
泳ごうと、すると引き留められた。
ジャージ姿の男の子が来た。
ん？
水泳部の人？
めがぎょろぎょろしてる。
眉毛も太い…
「あ、はい…俺っすか？」
「君、感情で動くタイプだね？」
なっ…！！
「昨日チラッとみたけど、フォームは綺麗なのに、毎回毎回形が違うから気を付けないと…」
「だ、誰ですか？！
あなたは！！」
「ぎょんすぅぅ！！」
と、チャニョル先輩が後ろから走ってきた。
「来るな。」
「だってぇえ、昨日は全然構ってくれなかった！」
と、抱きつく勢いだかその少年に近い姿の人は
全力で、嫌がる。
「触るな、濡れる。」
結局、チャニョル先輩の腕の中にすっぽり入ってしまう。
「おー、ぎょんすー！」
ベッキョン先輩もタオもこっちにきてわらわらし始めた。
…みんな知り合い？
「マネだよ。」
「え？」
「マネのぎょんちゃん。
こと、ギョンス先輩。」
セフンが、ボソッと言った。
「へぇぇ…」
知らなかった…。
「お前、泳がされてて気づかなかったんだな…」
と、セフンが苦笑した。
「あ、なんかアドバイスされてた？
僕も"ユルすぎ"って言われた。」
感情で動くタイプ…って。
まぁ、確かに毎回感情の起伏が激しいから落ち着いてやらないと…
と、とにかく…
今日はルゥハンの機嫌もいいことだし
落ち着いて練習に取り組むことにした。
***********
「「お疲れ様でした！」」
と、全体の挨拶が終わり…
2、3、4年生方はシャワー室に向かう。
俺らは今日は軽く掃除して…終わり！！
ほーっと胸を撫で下ろす。
ようやく、1年生の順番になりシャワーを浴びながら
「今日は、夜食べに行く？」
「お前の奢りな」
「さんせーい！」
なんて壁越しでみんなで話していたら…
シャーと、カーテンが開いた。
「うわああぁぁぁ！！
なにすんだって…ミンソク先輩！！」
シャーっとカーテン、第二回！
しかも、またもや掴んでるし俺！！
「カイ、早く準備しろ。」
「え？」
「今日は、ほんとの部屋会だ。
行くぞ！」
と、泡だらけの体にシャワーをぶっかけられてタオルを投げ込まれる。
「ほんとの…部屋会？」
「そう、二人きりだ。」
と、裸のまま手を引かれる俺。
二人はカーテン越しからその様子を見ていて…
ぽかーん…
としていた。
ぎょんちゃんは、常にジャージです。(残念)
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シウミン・・・大学4年
カイ・・・大学1年
部活前…
とっくに部室に向かったカイを呼びに来たルゥハン
「あ、コーヒー飲む？」
…を招き入れる。
***
カイの反応が気になってしまって
ルゥハンに今日のコーヒーを飲んでもらったのだ。
「ルゥハン…コーヒー不味かったか？」
「何いってんの？！
ミンソガが淹れるコーヒーだから
特別！いつもスッゴく美味しいよ！」
…ぬ？
「…ほんとか？」
「え？！」
「本当に美味しかったか？」
ずいっとルゥハンの目を見つめる。
実はいつもより、いい豆使ってるはずなのに…
いつもと同じとは…！！
「み、ミンソガ近い…！」
「あ、すまん。」
知らず知らず前に出てたな。
「 もっと近くてもいいけど…まだ朝だし…ごにょごにょ…」
「何か言ったか？」
「し、強いて言うなら…ちょっと濃かったかな？」
お、なんだ…わかってるじゃないか。
「そうなんだよ。苦かっただろ！？」
「うん。苦かったよ…ミンソガの。
わっ。俺ってば！バカバカ！」
「そうそう、
今回は濃厚なんだよ…俺のスペシャルブレンドだから。」
「スペシャル…！！」
ぱたり…
なのにカイはなぁ…
コーヒー苦手なんだもんなぁ。
うーむ、そうか…
と、考えこんでしまってルゥハンが横で倒れていることに気づかなかった。
「「おはようございます！！」」
やっと4年生が来た。
俺はビビりながらくる先輩達を見つめる。
「おい、ルゥハン先輩…いいことあったっぽいぞ？」
「え？」
セフンが耳打ちしてくる。
「鼻の下伸びてる。」
「え？セフンより？！」
タオがひょこっと出てくる。
「おい！静かに！」
と、ベッキョン先輩に言われ口を閉ざす。
3、4年生は筋トレに向かう。
いつもよりなーんかベタベタしてる気がする。
確かに…
それはこれでもかってくらいの笑顔…
顔面破壊されてる。
それはミンソク先輩関連なんだろうか…？
むぅ…
なんだ？
"むぅっ"てなんだ？！
お、落ちつけ！
今日は思いきって泳ぐしかない！！
「そこの一年、ちょっと待て」
泳ごうと、すると引き留められた。
ジャージ姿の男の子が来た。
ん？
水泳部の人？
めがぎょろぎょろしてる。
眉毛も太い…
「あ、はい…俺っすか？」
「君、感情で動くタイプだね？」
なっ…！！
「昨日チラッとみたけど、フォームは綺麗なのに、毎回毎回形が違うから気を付けないと…」
「だ、誰ですか？！
あなたは！！」
「ぎょんすぅぅ！！」
と、チャニョル先輩が後ろから走ってきた。
「来るな。」
「だってぇえ、昨日は全然構ってくれなかった！」
と、抱きつく勢いだかその少年に近い姿の人は
全力で、嫌がる。
「触るな、濡れる。」
結局、チャニョル先輩の腕の中にすっぽり入ってしまう。
「おー、ぎょんすー！」
ベッキョン先輩もタオもこっちにきてわらわらし始めた。
…みんな知り合い？
「マネだよ。」
「え？」
「マネのぎょんちゃん。
こと、ギョンス先輩。」
セフンが、ボソッと言った。
「へぇぇ…」
知らなかった…。
「お前、泳がされてて気づかなかったんだな…」
と、セフンが苦笑した。
「あ、なんかアドバイスされてた？
僕も"ユルすぎ"って言われた。」
感情で動くタイプ…って。
まぁ、確かに毎回感情の起伏が激しいから落ち着いてやらないと…
と、とにかく…
今日はルゥハンの機嫌もいいことだし
落ち着いて練習に取り組むことにした。
***********
「「お疲れ様でした！」」
と、全体の挨拶が終わり…
2、3、4年生方はシャワー室に向かう。
俺らは今日は軽く掃除して…終わり！！
ほーっと胸を撫で下ろす。
ようやく、1年生の順番になりシャワーを浴びながら
「今日は、夜食べに行く？」
「お前の奢りな」
「さんせーい！」
なんて壁越しでみんなで話していたら…
シャーと、カーテンが開いた。
「うわああぁぁぁ！！
なにすんだって…ミンソク先輩！！」
シャーっとカーテン、第二回！
しかも、またもや掴んでるし俺！！
「カイ、早く準備しろ。」
「え？」
「今日は、ほんとの部屋会だ。
行くぞ！」
と、泡だらけの体にシャワーをぶっかけられてタオルを投げ込まれる。
「ほんとの…部屋会？」
「そう、二人きりだ。」
と、裸のまま手を引かれる俺。
二人はカーテン越しからその様子を見ていて…
ぽかーん…
としていた。
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