体育会系男子の事情21

【カイ・シウミン】


シウミン・・・大学4年
カイ・・・大学1年

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寮は、シャワー室とお風呂場に分かれていて
風呂場は6人くらい入れるスペースである。



しかし、水泳部以外の部活も共同なので
満員だと並ばなくてはならない。

今日は、丁度二人お風呂から出てきて…



ま、まさかの二人きり…？！



先にいってます！とはいったものの…
シャンプーとか持ってくるの忘れたから脱ぐくらいしか出来ない…！！

おろおろしてると…


「お、ラッキー貸し切りだったか！」

と、ミンソク先輩がやって来た。


「もたもたしてると誰かくるから早く入ろう。」

「は、はい…！」


ミンソク先輩は、背中を向けてガバッと脱いだ。

天子の羽と言われる肩甲冑が浮き出て…
腰のラインをに釘付けになる。



い、今さらだけど…

俺、ミンソク先輩の体みるの初めてじゃね？！

(逆は何回もありますが…)



どどどどどどどど…

鳴りやめ心臓…！！



「ぬ、カイ着替えないのか？」



振り向くと、まだ服は腕に絡まってる状態なので鎖骨までしか見えない…

胸らへんは…筋肉で膨らんでいて…



そ、その下には…




ゴクッ…

いやいや、ごくって何？！




「は、着替えます！着替えます！！」

俺も背中を向けて、ガバッと脱いだ。



「ん。先入ってるな！」

と、いつの間にか全部脱いで中に入っていくミンソク先輩。

そして…




何考えてるんだ"俺の俺"！

起き上がろうとしてんじゃねーよ！




バカやろぉぉぉ！！




隠すものがないので明日の部活のことを考えたりして治めようと試みる…

が、お風呂ではミンソク先輩の鼻歌が聞こえてきて…




うぅぅ…上手く治まらない！！




いっそ、ここで抜いてしまおうか？！

と、考えた矢先…！！




ガチャ

「おー！カイじゃないか！」



と、笑顔のスホ先輩が来た。

そして、横にある着替えを確認すると…



「お！ミンソクだ！」

と、スーパーマン並に服を脱ぎ捨てて中に入っていった。




…………。





本人無自覚なのか、散らかった下着…

とりあえずまとめて置いといた。

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「カイ」

「……」



風呂から上がると、ベットの方の明かりが薄暗くて
既にカイがベットに寝ているようだった。



シャー…

俺は彼のベットのカーテンをゆっくりと開ける。

その様子にぴくっと体を動かした。



「カイ、起きてるんだろ？」

「…起こしたんでしょ？」



さっきとは違うTシャツを来ていて
髪の毛もさらさらしている。

む、俺が風呂入ってる間にシャワーしている！！



「なんで風呂に入ってこなかったんだ？」

俺はベットに寝ているカイに話しかけた。



「……やっぱり、シャワーでいーかなーって思ったんす。」



ぬ？

なんかちょっと機嫌が悪そうにも見える。



「スホが来たからか？

二人きりじゃないからふて腐れていたのだな？！」




「ち、違います！！
俺、熱がりだからどーせ風呂入っても逆上せちゃうし…！」

「ほぅ…そうか。」




カイは、熱いお風呂が苦手…と。




「すみません…。」

カイが申し訳なさそうに謝ってきた。
別に謝って欲しいわけではない。




「いや、仕方ない。

背中流しはまた今度だ。」

「は、はい…。」




ただ、もっと仲良くなりたいだけ…




俺は、カイのベットの布団に入りこんだ。
カイが、びっくりして振り向く。



「なっ！！

何してんすか！」

「何って一緒に寝ようと思って。」



カイが、上半身を起き上がらせた。


「ね…寝ません！！

自分のベット行ってください！！」



バタバタするカイが可愛くてつい、羽交い締めにしてしまう。

「や、やめてください…！」



真っ赤な顔のカイ…

嫌がっていると言うより…



「恥ずかしいのか？」

「ちがっ…！」



か…かわいい！



「あーもう…！！」



と、いいながら背を向けてだんご虫のように丸まってしまった。



なんだそれ…

なんだそれ、かわいい！

可愛すぎるぞ、カイ！！




「カイ、もっと顔見せてくれ。」

後ろから抱き締めながら
ぎゅっと閉まった脚や体を開かせようと試みる。



手を絡ませ…

彼の閉じた脚を脚で開かせ…



「ば、やめっ…！」



それはもう、プロレス状態…



「やだっ…！」




嫌がってるのにやめてあげられない。

だって、こんな姿でさえもかわいいから。




「あーもう、本気で怒りますよ！！」

彼はいきなり起き上がり…




「え？」

俺動きを止めるようにのし掛かってきた。

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お風呂はお預けでした。


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