
シウミン・・・大学4年
カイ・・・大学1年
結局、俺は誰にも相談できないまま1日が経ってしまった。
「おはよ。」
「おはよ…」
「はよ…」
起きない同士、皆で布団を剥ぎ合い無理やり起きる。
ああ…
寝てしまった。
悩みながらいつの間にか結局寝てしまうなんて…!
やっとこさで、3人起きると洗面所に向かう。
朝、冷たい水道で顔を洗い、歯磨きをするためだ。
ぺしぺし…
ほっぺを叩く。
ああ、情けない…。
肌艶々じゃねーか、俺。
しゃこしゃこしゃこ…
一方、鏡越しでタオを見ると歯磨きしながら、決め顔してる…
はぁ…せめてタオみたいにクマができるくらい寝不足状態だったら悩んでる感じなのに…って違うか。
…もともとだな。
「カイ、悩み事か?」
「え?」
さらに一方、セフンは俺のことを鏡越しで見ていたみたいで声をかけてきた。
ま、まさか…俺が悩んでるってばれるなんて…!
「ミンソク先輩のこと…」
どきっ…
ま、まさかばれてるのか?
「セフン、実はおr」
「…部屋替えのことだろ?」
「え?」
「俺ら知らなくてさ…ごめんな。
ずっと悩んでたんだろ?」
「う、まぁ…それはそうだったんだけど。」
タオも、こっちを見てくる。
や、やばい…
それに関しては既に答えを出してたんだけど…
「…なるべく協力する。」
「え?!」
ま、まさかそんなことを言ってくれるなんて…!!
やばい…持つべきものは同期!!
「お前は、ルゥハン先輩のこと黙らせられたら…な?」
「え?」
ぽんっと肩を叩かれる。
「お前だけ幸せになって、僕らが苦しむなんてあり得ないからな?」
タオも、ぽんっと肩を叩いた。
「な?」
「…ですよね。」
ど、どっちにしろ縄跳びについてどうにかならないと…
俺に明日は…ない!
-朝練-
ジャージ姿の水泳部が、校門の前に集まっている。
「今日は、俺が仕切るのでよろしく。」
「「はい!」」
うむ。
みんな、朝から元気でよろしい。
「とりあえず、海までみんなでジョグ
一年生前でな。」
と、並んで走らせる。
片道約3Kmほどで、海の近くに出ることが出来るのだ。
俺は一人でリュックサックをしょいながら走ろうとすると、
「ミンソク、それは…?」
と、スホが声を掛けてくる。
「ん?もちろん秘密だ。」
「なんだ?気になる!」
走りながら喋ってきて…
少々うるさい。
「着いたらわかる。
楽しみにしていてくれ。」
「部長の俺にも秘密なのか?!
ミンソクのいけず!!」
と、ジョグなのに早く走り去った。
それに、追い付こうと2、3年が更に走り出す。
"何事だ?!"
と、カイを含む一年も走り出した。
なっ…ジョグがダッシュになってしまった!
海に着くまで体力を残してほしいのに!!
おもいっきり予定をスホに狂わされて朝練はスタートしたのである。
すみません、12時過ぎましたm(__)m

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