
シウミン・・・大学4年
カイ・・・大学1年
「何、しようと…してた?」
「る…ルゥハン先輩。」
俺は、びっくりして固まる。
まるで睨まれた蛙。
「ミンソガ…!」
明らかに、走ってきたようで汗だくではぁはぁと、息づかいが聞こえる。
そんな彼がミンソク先輩に駆け寄ってくる。
「ミンソガ…よかった無事で。」
俺が抱き締めてるミンソク先輩をルゥハン先輩は横から見つめ、頭を撫で頬を触る。
Turrrrrrrr…
そして、ちょうどよくルゥハン先輩の携帯が鳴った。
「もしもし、スホ?
うん、見つかったよ。…ああ、合宿所だ。
そのまま寝かせておく。
うん、うん…じゃあ頼むな。」
"見つかった?"
ルゥハン先輩はミンソク先輩を探してた…ってこと?
「何か、あったんですか…?」
「お前のせいだよ。
ってことで返して?」
「え?」
俺のせい?!
一瞬気を抜くと、ルゥハン先輩は、ミンソク先輩を後ろからガシッと掴む。
「な、やめてください!」
「お前がこのまま部屋まで運んで行けるのか?
そんな貧弱な脚じゃ無理だろ?」
「で、でき…」
実際この抱き締めてしゃがんでいる体制から立ち上がるのは難しく
誰かの支えがないと無理だった。
どうすれば、運べるのか…?
と、考えていると…
彼は俺から彼を引き剥がす。
「なっ…!」
彼を一瞬床に座らせて後ろからその手を掴み…
ひょいと、立ち上がりおんぶした。
「お前がいると…ミンソガのペースは乱される。」
そう、捨て台詞を吐かれて。
俺は、彼の背中の上で目覚めた。
「…ルゥハン?」
「あ、起きちゃった?」
俺は、ルゥハンにおんぶされているみたいだ。
ゆっくりと廊下を彼は歩く。
「俺は、一体…?」
「ミンソガ探すのたーいへんだったんだよ?
トイレ行くって行ったのに帰ってこなくてさ。」
「…え?」
俺は、ルゥハンの言葉に耳を疑う。
酔ったことはもちろん、記憶を失ったことも今までなかったと言うのに。
「まさか、車で10分の場所に帰ってるとは思わなかったよ!」
なんと、俺は一人で歩いてきたと言うのか??
「すまん…」
そして、ルゥハンは俺を探してくれていたのか?
「まぁ、一気に飲んだから酔いが回っちゃったのかもね。」
ルゥハンは恐ろしく優しい…。
俺は、多大な迷惑をかけたというのに。
「つーいた。」
4年の部屋に着くと、まだ誰もいないようだった。
彼は俺を降ろして、布団を敷き始める。
「誰もいないのか?」
「今、コーチの車で来たから代行の車探してるみたい。」
「…なるほど。」
ルゥハンは、サッと布団を敷いた。
「ミンソガ、この布団に寝て。」
「ありがとう。」
俺は、よたよたと四つんばで向かう。
そして、布団に仰向けで寝そべった。
「水飲む?」
「大丈夫だ。」
うと…と、しかけたとき何か思い出す。
この会話どこかで…
"お、お水飲みますか?"
"ん…?"
「なぁ、ここに来る前にカイに会ったよな?」
"会いたかった…"
抱きしめてくれて…
それで…
「ミンソガ…」
「ん?」
ぎしっ…
彼は俺の上から覆い被さってきた。
「二人っきりだね。」
申し訳ありません!
まさかの昼ドラの時間に…
言い訳すると、消えたので書き直しでした…ごめんちゃいm(__)m

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