
シウミン・・・大学4年
カイ・・・大学1年
俺たち1年は立ち尽くした。
「ん~?どうしたのぉ?取りに行かないの?? 」
この人は、縄跳びがないことをわかってて言っている。
だからか、俺たちを見つめる瞳が一層輝いて輝いて…
俺らがどう反応するか楽しそうに見える
「さ、探してきます!」
と、セフンが動こうとしたのを止める。
「か、カイ…!?」
「すみません!!」
「…ん?何が?」
何も知りませんよ?って態度なのか…
それとも、俺に言わせようとしているに違いない。
「縄跳びは…」
「縄跳びは?」
「…も、持ってきてないんです。」
「え?なにー?
聞こえない!」
「持ってきてません!!」
2、3年生がざわつく…
「そうかー、じゃあ仕方ないな!」
と、スホ部長がフォローしてくれたが…
「なにそれ。有り得ないでしょ?
どーゆーこと?」
「2年」
と、矛先は1年ではなく2年生へ…
「合宿んときは、どんなことがあっても対応出来るように
お前らがちゃーんとサポートしなきゃいけなかったんじゃないの?
2年生になってタルんでるんじゃねーの?
なぁ、チャニョル??」
「は、はい?!」
「なぁ、チェン?」
「…はい。」
うぅ…俺が怒られるはずが
先輩が怒られていていたたまれない。
嫌な怒り方だ…。
「ってことで、1年2年は海パンもってこい。」
「「え?」」
「お前らのせいで朝練がくだぐだになったんだからそれなりの償いが必要だよな?
"ドーバー海峡"とか…!!」
「ドーバー…」
「海峡??」
1年二人と、俺はぽかんとした。
何を言ってるのかさっぱりだ。
2年生は、顔が強ばっている。
「あー、1年は初めてだからわからないよな?
罰メニューだよ。」
「罰メニュー…??」
「そ。」
と、とにかく島と島の間の海峡の名前ではないらしい。
「海泳いで、島国タッチしてこーい。
…ていう、伝統行事だよ。」
「「えぇ?!」」
「やったことあるのは今だと4年だけだけどな。」
「…!!」
「ルゥハン、大袈裟だな…
そこまでしなくても。」
スホ部長が、またもやフォローしてくれる。
流石部長!
流石守護 !!←
「なんだよ、スホだって
"最近の若いもんは…"とか、不満言ってただろ?」
「え?」
「昨日、酔っぱらって愚痴ってたぞ。
何かしら下級生に不満があるんだろ?」
「う…で、でもだな。」
スホ部長…たまっていたんですね…。
でも、我慢してたんですね…
「痛い目見ないと解んないって
昔と今は違うんだから。」
「そ、そうだろうか?」
…ああ、ドーバー海峡とやらを俺らはやらないといけないみたいだ。
いや、やらなきゃいけない気がする。
1・2年はぞろぞろと海パンを取りに部屋に向かおうとした。
その時…
「む?朝練はもう終わりなのか?」
ミンソク先輩がベンチコートをきてやって来た。
ではまた月曜日(^ω^)

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