fc2ブログ

坂ダ!

***坂道ダッシュ!☆EXOの妄想BL小説です。***

変態の事情12

【ルゥハン→シウミン】


続・ルゥハンとシウミンの一年生の時のお話








"ルゥハンがきたら楽しいだろうなぁ♥"




ミンソクが呟いた言葉が呼応する。




あれってさ…俺に寮に入ってほしいってことだよな?

あいつ、実は俺のこと好きだったのか?





さりげないメッセージ過ぎるだろ!





ま、恋愛偏差値が高い俺は見破れるけどな!

俺も次の授業のために移動して席に着いていた。




「あー、ルゥハン君おはよ!」

「おはよ。」


と、ノートをいつも貸してくれる女子がやって来た。

俺が好きなロングストレートの、スラッとした美人系。


「ねー、今週の土曜日サークルの飲み会があるんだけどルゥハン君来ない?」




なんて言われて上目遣いで俺を見る。

正直めんどい。

しかし、ノートを借りてる手前突っぱねることも出来ない。




「ルゥハン君には、是非来てほしいな…。」





あ。

こいつ俺に気ぃあるな。





「んー、考えとく。」


ま、即答するほど飢えてないけどな。


「ほんとー?

じゃー連絡先交換しよ♪」

と、言ってライン交換する。




少しだけわざと近づくと、彼女は少しだけ頬が赤く染まり…

ああ、やっぱり俺に気があるんだなって一目瞭然だ。




そうそう、この余裕。

俺は好かれてるんだから、落ち着いて接すればいいんだ。






ミンソクの前でもやってみよ。

だってあいつ、俺のこと好きなんだし?






********

─昼休み─



1人1レーン使える訳でもないのでそれなりに気を使いながら泳がなくてはならないし一般は恐ろしく遅い。

だから、この時間帯は水泳部は滅多に入ることはなかった。




今日は比較的空いていて、俺とミンソクで1レーン使うことができた。





「ほら、入れるか?」

彼は、先に入り手を差し出す。

「…そ、そんな手とかいらねーし。」



どんだけ俺に触りたいんだ?



さりげなく手を差し伸べるとかさ、この俺を女子扱いするなっての!




「お前、いつまで立っても入ってこないから。」

「なっ…!

お前がそこにいるから入れないんだよ!」



…と、いいつつ1人でも入る勇気はないんだけど。



「いいから、とりあえず入れ。

話はそれからだ。」

と、この俺の手を強引に引っ張り…!




「わっ…!!」




ザブンッ…!!

体が水の中に入る。

やばい…!




「わっ…ゃ…!」





俺は必死に彼を掴んで…

彼が俺を抱きしめる。





「ルゥハン、大丈夫か?」





「はぁ…はぁ…

おまっ…いきなり手ぇひっぱるとかふざけ…!!」



って、足がついてやっと安心したときに彼を見たら…



「すまん。

…荒療治過ぎたな。」




なんて、少ししょげて顔を俯かせて…




なんだよその顔!!

俺が悪いみたいだろ?!




「と、とにかく!

今日はここまで!!」




俺は彼より先にプールから出る。



スタスタスタスタ…

つるぅっ!!




焦りすぎたのか、足が滑る。




天井のフラッグがスローモーションで見え

俺は後ろに向かって落ちていることに気付いた。





やばい…!

俺は咄嗟に目を瞑って後頭部の激痛を待った。





あれ?

俺は、ゆっくりと目を開ける。






彼は俺の肩をがっしりと掴んでいた。






「大丈夫か?」

ミンソクが目の前にいた。






とくん…とくん…






そりゃ、トキめいたよ。

悪いか?!










少女漫画風…


FC2blogranking

にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村

XOXO799XOXO

おまけ拍手
PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する
 

そりゃ〜

好きになるしか
ないですよねぇ〜
私だって
速攻で 堕ちます
( カイくん ごめんなさい…
カイペン)
なんだか
変態さんに なる気持ちも
分かります (^_^;)
しうちゃん
自覚のない
小悪魔ちゃん(≧∇≦)

rabikina | URL | 2016-02-17(Wed)13:00 [編集]


管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

| | 2016-02-17(Wed)15:23 [編集]


小悪魔ミンソク

ルゥの素晴らしい勘違いから始まったルゥの恋!
無自覚の小悪魔ミンソクにトキメイちゃいましたか笑
これからどんどん変態になって行くんですね笑笑

豆ぽん | URL | 2016-02-17(Wed)17:33 [編集]


こんばんは(●´∀`●)/

まだまだ
シウちゃんに対しても
俺様思考ですね(*´-`)笑

これがどうやって
柔らかくなっていくんでしょう?
シウちゃんに対してだけですけど 笑

楽しみに待ってますヾ(=^▽^=)ノ

a | URL | 2016-02-17(Wed)21:19 [編集]


くっ!

どこまでも男前なしうたん。
抱きついてもびくともしない。
終いには倒れかけた男子を支えちゃうなんて。
そりゃ乙女じゃなくても恋に落ちる(^q^)


こうやって鹿はしうたんという恋沼にハマって行くわけですな(笑)
わかる、わかるよ!!
あんな時々カワイイ表情する子が実は男前なんて!シウペンには痛いほどよくわかる♡(๑¯ ³¯๑)

男前しうたんと恋煩い般若。次回も期待しています!

mei | URL | 2016-02-18(Thu)00:01 [編集]


Re: そりゃ〜

rabikinaさん

ってことで、ときめきましたね。
もう変態まっしぐらになりそう…

カイくん…今ごろは中学くらいかな?
しうちゃんみたいなおにいたまが出来るとは思ってもないはずです。

日色 | URL | 2016-02-18(Thu)01:16 [編集]


Re: カギコメFさん

おはようございます。
そうですね…しうちゃん達は甘くなかったですが…
かいくんは最後の最後にチョコもらったからよかったのかな?
と、思います(笑)

ホワイトな日まではうーん…
あまあまにあるのか?もしかしたら忘れてて書かないかもです←すみません。

まぁ、ルゥハンは今まで手玉に取るような?恋愛をしてきたのかしら?と、推測します。
恋愛は弱味を見せたら立場が弱くなりますわね。

かいくん全く登場しませんので…。
ここで、ルゥハンの純愛変態ぶりを書けたらと思います。

日色 | URL | 2016-02-18(Thu)07:10 [編集]


Re: 小悪魔ミンソク

豆ぽんさん

そうですね。
勝手に勘違いして勝手に意識して勝手に変態になるのだと思います。
ま、罪作りなしうたんがいけないのでしょう…
何も知らないって罪。

日色 | URL | 2016-02-18(Thu)07:12 [編集]


Re: こんばんは(●´∀`●)/

aさん

まだねぇ…いつ変わるのかしら?
私もどうしようか迷ってますわよ。←え。

しうちゃんに好かれてると思ってますので…
今はまだ上から目線なのだと思います。

日色 | URL | 2016-02-18(Thu)07:14 [編集]


Re: くっ!

meiさん

しうたんにとっては…
ただ、助けただけなんですがね。
助けられた側にとってはときめかないわけないわけです。

しうたんは無遠慮にやたら近いので、意識しているルゥハンにとってはドキドキでしょう…
それが誤解を生み変態と化す。

日色 | URL | 2016-02-18(Thu)07:19 [編集]