
二人のなれそめスピンオフ…
やっとこさのレイ編
※少々腐ってますので気をつけてください。
それは、俺の勘違いではないはずなんだ。
─ある日の部活後─
「チェン~おかえり!」
「た、ただいま帰りました…。」
ぎゅ…
と、体を身構える。
「あ、今日の寮飯カレーだったよ!」
あれ?
い、いつもはここで抱きついてくるはずなのに…
「ほんとですか?」
「うん、美味しかったぁ。」
食べたカレーを思い出しているのか天井を見ている。
ふわほわ加減も変わってない。
なのにどうして…?
どうしてなんだ??
「じゃ、早速食べに行ってきます。」
「行ってらっしゃあぃ。」
ドアを閉めて、食堂に向かいながら考える。
今までスキンシップが激しいって思ってたからこれでいいんだ!
と、思いつつも…
なんかちょっと、寂しい気もする。
「チェン~どったの?」
と、チャニョルも食堂に来ていた。
「いや、別に…」
「えー、そうかなぁ
八の字眉だけど、口角上がってないから完璧落ち込んでんのかと…」
「え…?」
俺、落ち込んでるのか?
何に?
「俺もさぁ…ギョンスのおしり触りたいって言ったら怒っちゃってさ…グーで腕を殴られた。
みてみて!青くなってる!」
と、俺にうっすら青い腕を見せてくる。
「…それは、そうだろうね。」
はいどうぞとは、ならないと思う。
「えーなんでよ!!」
「普通は嫌だろ。」
嫌…?
「そ、そんな…
だっていきなりしても怒られるのに…俺は一体どうしたら…!」
チャニョルから犬の耳が生えてそれがペターンと垂れた。
そうか、これが落ち込んでるの図。
静まったチャニョルの横でカレーをすくいながら考える。
普通は嫌…なのに、俺は逆にレイ先輩が触ってくれないからショックなのか?
確かに、ただのスキンシップだけだったら嫌じゃなかった。
け、けど…!
レイ先輩が俺のおしりをあんな風に触ってきてるなんて…
やっぱり変じゃないか!
*********
暫くしてカレーを食べ終わり食器を返却口へ返す。
俺は、あのときのことをぼぉっと思い出していた。
もちろん最初は怒りもあったけど、それよりも恥ずかしさが勝っていた。
"も~みも~みってね。"
先輩の声と共に思い出す…おしりを揉みほぐすような力強い触りかた。
割れ目をだんだん広げさせられるような…なんかとっても変な気分になる触りかた。
あ、バカ!
俺ってば…!
気づいたら少しだけ主張し始めて隠すようにジャージを羽織ってチャックを締め付ける。
とりあえずシャワー入らないと!
急いで部屋に戻ると、レイ先輩が…いる!
「あ、チェン~早かったね。
おかわりしなかったの?」
レイ先輩は到って普通だ。
そ、そうか…先輩にとっては挨拶がわりみたいなもの…!
「お、お風呂入ってきます!!」
ああ!
平常心保てない!
だから…
だからかもしれない!
次の日にあんな…
あんな破廉恥な夢を見てしまったのは!!
*********
カーテンから明るい日の光が漏れる…
ああ、朝だ…起きなきゃ。
『チェン…』
レイ先輩の声がする…
いや、起きるわけない先輩は俺より早く起きないんだから…
うつ伏せになっていると…おしりを撫でられた。
それから、だんだん触りかたが"撫でる"から"揉む"動きに変わる。
その手は、少しずつ腰を浮かせていて主張し始めた前のモノを触りだす。
「んっ…ぁ…」
「チェン…かわいいよ…」
その手は…あろうことか俺のモノをやんわりと握り上下に扱き出した。
「ぁん…や、やぁぁ…!」
俺は、久しぶりの気持ちよさに声を出してしまう。
「チェン…起きてないよね?」
頬を撫でられて、体がびくりと震えた。
「ぁ…んぁ…」
「チェン…」
気持ちよくて…
もっとしてほしくて…
俺は無意識に、握られたままのモノを擦るように腰をゆっくりと振る。
「大丈夫、楽にしてあげるよ…」
「や、ぁ…!」
どくんっ…
ぱちっ…
目覚めると、いつもどおりの朝でした。
一番に下半身をおそるおそる確認してしまいましたが…
何もなってなかったんです。
綺麗なままでした。
正直ほっとした反面、レイ先輩にイかされてしまった夢をみたなんて…
恥ずかしくて死にそうです。
”チェン、かわいいよ”
かぁぁぁ!
いくら夢でもレイ先輩になんてことさせてるんだ!
でも、気づいてしまった。
俺は…先輩に触れてほしいことに。
間に合わずすみません。


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