
続・ルゥハンとシウミンの一年生の時のお話
俺は、耳を疑いもう一度聞き返す。
「ふ、風呂?」
「うむ。
最初からその予定だったろ?」
俺はあまりの急展開に挙動不審になる。
「最初からそのつもり?!」
こ、こいつ…
俺の身体が目的だったのか?!
なんてオラオラ系なんだ…!
"だから部屋に入れたんだろ?"
と、言わんばかり!!
いきなり、そーゆーことからはじめるってことなのか?
いや、ダメだろ?!
お互いまだちゃんと気持ちも確かめてないのに…!
俺が一人で考え込んでると…奴はすくっと立ち
「ほら、行かないのか?」
と、この俺を急かす。
どきどきどきどきどき…!
「さ、先行けよ。」
ま、満更でもない俺がいる!!
心の準備が出来ず先に行かせてしまったが…
後から行くってなんか…行きづらくないか?!
先に行ってればよかった!!
「おーい、ルゥハン来ないのか?」
洗面所から廊下側に顔をひょこっと出している。
ぎゃっ…!
か、肩が露出してる…!
「おーい、どーした?」
「わ、わかったよ!
今行く!」
まるで生娘な気分だ。
こんなに不安でドキドキするもんなのか?
いや…でもほんとに嫌だったらこいつを追い出してるからな…
ってことは俺、ほんとにこいつのこと…
俺は、覚悟を決めた。
もう…どうにでもなれ!!
俺は、洗面所に向かった。
たった数歩なのに凄く長い道のりな気がする。
ガチャ…
「お、きたな。」
「え?」
そこには…
何故か水着姿のミンソク…
「…なんだその格好。」
「なんでって、とりあえず濡れるかと思ってな。」
濡れるに決まってるだろ!
今からあんなこと、こんなことすんだから!!
なんで隠れてるのかって聞いてんのに!
もったいぶりやがって!!
「よし、早く脱げ。」
「なんで俺だけ裸なんだよ!」
まさか、俺のを見るだけ見て、さっきみたいに俺のモノまで視姦するつもり?!
「何言ってるんだ?
お前も水着着ればいいだろ?」
「えぇ?!」
お互いに水着同士で風呂ってどーゆーここだ?!
ま、まさかそーゆープレイか?!
日常の中の非日常で燃え上がると言う…!
いや、でもな!
そーゆーのはマンネリしたカップルがするものでいきなりそーゆーのは…!
"水着、パツパツだな。"
"お、お互い様だろ!!"
でも…嫌じゃないかも…?
「お、お手柔らかに頼む。」
「もちろんだ。無理はさせない。」
なにそれ、俺のことどこまでときめかせるつもり…?
ドキドキが、聞こえてしまいそうだ。
本日、俺は全てを捧げます…!
「では早速、湯船の中に入りどこまで浸かるかやってみよう。
できるなら、頭全部浸けて…
あ、ゴーグルいるか?」
と、てきぱき今日のスケジュール?をいい始めた。
「え?
な、何の話だよ!」
俺、沈められる?!
「ぬ?
泳げるためにまずは全身をつかるところからのプランだったんだが…」
「え?!」
恐ろしい勘違いに今更ながら気づいた。

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