体育会系男子の事情79

【カイ・シウミン】


シウミン・・・大学4年
カイ・・・大学1年

---

俺は、プールに戻ると既に勝者チームの姿はなく…既に罰ゲームで掃除をしている先輩たちがいる。

俺が向かうと、皆が一斉にこっちを向いた。

どきどきと…試合とは違う緊張感が走る。







「すみませんでした！」







俺は真っ先に謝った。

そしたら…



「たぁ！！」



ばっちーん！

と、ベッキョン先輩に背中を叩かれた。



「これでチャラ♪

気にすんなって！」

「べ、ベッキョン先輩…」




「カイぃ、大丈夫大丈夫～」

と、レイ先輩は背中をなでなでする。




「れ、レイ先輩…」




殺気立ってない先輩に少し癒される。

そして、チェン先輩に肩をぽんと叩かれた。



「カイ、気にすることないよ。

紅白戦は公式じゃないんだし…これをバネにs」





「そうだ！たかが紅白戦、されど紅白戦…！！

俺は…猛烈に感動している！！」






目が潤んだスホ先輩が…チェン先輩の話を遮り

某元テニス選手のように熱く語る。





「勝敗以上のプライスレスを得ただろ？！

それでいい…それでいいんだカイ！！」





いいんだろうか…？

だって…俺のせいで負けたのに…





先輩たちを見ると…うんうんと頷付く。






ああ、この大学に来てよかったかも…。






「これ終わったらBBQだしねー！」



「そうだ！BBQだ！」



「チェン～僕がチェンのお肉焼いてあげるね…」

「いやいや、自分が焼きますから。」





「ってことで、とっとと掃除おわらすぞー！」

「「はい！」」







みんなの気持ちが一致団結したところで…

掃除は驚くほど早く終わったのである。







そしてBBQ…

楽しくなるかと思いきや…






ミンソク先輩とルゥハン先輩の間に明らかに目に見えぬ亀裂が入っていたのである。

---

少なくてすみません。

明日は…9:00投稿できないと思いますが、必ずや投稿します。


FC2blogranking


にほんブログ村

ＸＯＸＯkaixiuＸＯＸＯ