
シウミン・・・大学4年
カイ・・・大学1年
俺はトイレから戻ると…
既に俺のチームのメンバーはほとんどシャワーを浴び終えていた。
勝者チームは、先にシャワーを浴びて夕御飯のBBQまで自由時間になる。
唯一いまだシャワーに入っている個室から声が聞こえる。
「ぎょんす~タオルとってぇ」
と、手をふりふりしているが、ギョンスの姿はないのでそこに置いてあるタオルを手渡した。
「はい。」
「ぎょんすぅやっさしい~ありがとうぉ」
大きいタオルで頭を拭いている。
俺だとは気づいてないみたいだ。
「お礼にちゅ~してあげるね!」
「ちゅーはいらん。」
「えー?そんなのこと言わずに…
ってぎゃぁぁぁぁぁ!!」
と、シャワー室のドアを開けた瞬間オーバーリアクションで尻餅をついたチャニョル。
「なんだ?
お化けを見たような態度は。」
全く、失礼なやつだ。
「み、ミンソク先輩!!
い、いつから、そ、そこに?!」
と、へっぴり腰で話し出す。
「うむ。今来たところだ。」
「ぎょ、ぎょんすはどこに…?」
チャニョルがキョロキョロすると、ちょうどぎょんすがやって来た。
ぎょんすは、何があったのかわからず首を傾げる。
「ぎょんす…ってことは、タオルを渡してくれたのは…?」
「俺だ。」
「す、すみませんでした!!」
と、土下座する。
「いや、別に構わんが…
ちゅーはいただけないな。」
「え、ちゅー…?」
ぎょんすがチャニョルを白い目で見つめる。
「ぎょんす!!誤解だ!!」
「いや、間違ってないぞ。
ぎょんすにちゅーしたかったみたいだ。」
「な…」
俺はぎょんすの顔が赤らむのを見逃さなかった。
しかし、ぎょんすはチャニョルをわざと冷ややかな瞳で見つめている。
「あぁぁ…!
ぎょんすぅ!」
まぁ、いずれ誤解も解けるだろう。
最近は友達同士でもちゅーするんだな。
「そんなことより、チャニョル。
ルゥハンを見なかったか?」
「そ、そんなことって…」
チャニョルのか細い声は聞こえず
ぎょんすが答えた。
「ルゥハン先輩ですか?」
「うむ 。
話がしたくてな。」
「すぐにシャワーから出られて…
そのあとをセフンがすぐに追いかけて、さらにそのあとタオが引っ付いてましたよ。」
「…ほぉ。」
不思議な組合せだな。
「憶測ですが…
出て右側に向かったので…多分体育館です。」
「ありがとう。」
俺は、着替えて体育館に向かった。
遅くなりました…

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