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坂ダ!

***坂道ダッシュ!☆EXOの妄想BL小説です。***

体育会系男子の事情84

【カイ・シウミン】


シウミン・・・大学4年
カイ・・・大学1年







─次の日─




「全員乗ったかー?

しゅっぱーつ!」




早朝…

俺たちは帰る支度をしてバスに乗り込んだ。

昨日はBBQのあと一年以外は二次会をそれぞれ学年別でしたようだった。



「うぇー気持ちわりぃ…

ぎょんす、水!」


「べく、ぎょんすを使わないで…うっぷ。」

「うぎゃー!エチケット袋早く!!」




「2年うるさい!」




二日酔いの先輩もちらほらいる。



はぁ…

ついに合宿が終わった。

悪夢のような合宿が。





そのままうとうととして…眠りに入りそうだったが…

一番前の席から四年生がいる一番後ろの席をチラ見した。




ミンソク先輩とルゥハン先輩は別々の座席に座っている。




ふと、昨日のBBQの出来事を思い出した。

ルゥハン先輩は俺を睨んだがすぐに視線を外したのだ。

本当は近づいて突き放したかったに違いない…
しかし、それをしなかった。



なぜだろう?



やはり、ルゥハン先輩は…ミンソク先輩に告白したんだろうか?

そして…フラれてしまった?



心のどこかでほっとしている自分がいる。



「うぅ~ん…おせふぅ…」

と、後ろの席を向くとすぴょすぴょ眠っているタオ。

セフンは携帯に夢中だ。



「セフン、何してんの?」

「んー?」



ゲームでもしてんのかな?

と、おもったら…



「ぶっ…!」



携帯のアルバムが昨日のルゥハン先輩の写真集みたいになってる…

それをなんかムービー風にしてるし。




「わ、勝手にみるなよ!

師匠のベストショットを!!」

「お前、いつの間に師匠になったんだよ。」





「ふぅ…カイ、見てなかったのか?

師匠の泳ぎを…!」

「…俺も泳いでたからな。」




「あ、そうか。」




今更気付いたみたいだ。

俺のこと全く見てなかったのか?

けっこーショックなんですけど…。




「そんな凄かったのか?」

「そりゃあ…地獄から這い上がる天女だったさ!」

「…なんだそれ。」





なーにが、天女だよ!!

般若って言ってたくせに!!






後ろを向いていたのを戻して自分の席に座り直す。

ふぅ…と、気持ちを落ち着かせる。




ふーん…

そんなに凄かったのか…。





般若だ、悪魔だ言ってたセフンをここまで変えるとは…






「ん~?

師匠のこと気になってきたか??」



セフンが俺の隣に座ってきて話したくてうずうずしている。





「そんなんじゃねーし…」




セフンが俺の耳許で勝手に喋り出す。

「スホ先輩によると…

ルゥハン先輩は今まで本来の動きが出来てなかったらしい。」

「え?」





今までだって充分速かったのに。





「しかし、絶対絶命のピンチに這い上がる天女…!

そう、奪われた羽衣を手にしたに違いない…!」




「は、羽衣?」




セフンが言ってることはちょっとチンプンカンプンだったが…






ルゥハン先輩が逆に何かを手放したことに
俺は気付いていなかった。










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| | 2016-04-04(Mon)12:26 [編集]


Re: 鍵コメFさん

そうですよね…
私もあまりにも衝撃的でびっくりです。

そうですね。
少しでも癒せたらと思ってます。
妄想ばんざーい!!

ルゥハンの手放したもの…それは!!←カッコよく終わる

日色 | URL | 2016-04-05(Tue)07:31 [編集]